スリーピー・ホロウ
監督:ティム・バートン
出演:ジョニー・デップ/クリスティーナ・リッチ/ミランダ・リチャードソン
1999年/米国/106分/☆☆☆☆
批評
冒頭、イカボッドがNYの裁判所で捜査命令を受け取るシーンと、最後のNYでの花吹雪シーン(ちょっとCGが鼻につくものの、美しいシーン!!)をのぞき、ほぼ全編モノクロに近いくらいまで色を飛ばした色彩感覚は、さすがティム・バートン。
映画そのものの雰囲気は、私の友人haseが言う“横溝的”という表現が、正鵠を得ているといえる。
大きな旧家の支配する閉鎖的な村、非協力的な村人、次々に起きる猟奇的殺人事件。これで双子の婆さんが出てきて「た〜た〜り〜じゃ〜」と叫べば「八つ墓村」以外の何者でもなかったんだが...
冗談はさておき、映画のデキはナカナカ高いと言える。今までのティム・バートンの作品に比べ、気取ったところが無くなった分だけ、見やすいし、わかりやすい。
最後のどんでん返しは、ミステリーファンなら間違いなく分かるだろうが、そこにいたるまでに古典的な手法を使いまくっていることから、思わずニヤニヤしながら楽しめてしまうこと間違いなし!!
とりあえず、クリスティーナ・リッチは可愛いねぇ。(<−馬鹿)