フレフレ少女
監督:渡辺謙作
出演:新垣結衣/永山絢斗/柄本時生
2008年/日/114分/☆
批評 これは酷い
野球部のエースに恋をした少女が、紆余曲折の末、応援団に入り、なぜか団長としてがんばって行く話。
もはや欠点だらけ。
主人公の少女が「小説好きの夢想的性格」を抜け出す過程がきちんと描かれていないし、恋に焦がれて恋気分が崩壊して行く様もやたらと唐突。
なんの努力もせずにただ砕けているだけだし、そこから先に進むのも自分の意見を言えなかったからという消極的なもの。
にもかかわらず、やたらと前向きな台詞がある等、心理変化はカット割と共にとでも言う気だろうか。
意味が分からん。
最後の応援シーンも、相変わらず黄色い甲高い声で騒いでいるだけにしか見えず、あまり特訓の成果が出ているように見えない。
ただ声が大きくなっただけか?
けどこれ、喉で出している声だよね。腹筋じゃなくて。
この最後の応援シーンは、カメラワークや編集にも工夫が無いのが丸分かり。
登場人物のまともな描写がないのに、登場人物のフラッシュカット入れって何を考えているのかさっぱり分からない。
ただひたすらつまらない映画であった。