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ミッション:8ミニッツ
監督:ダンカン・ジョーンズ
出演:ジェイク・ギレンホール/ミシェル・モナハン/ヴェラ・ファーミガ
2011年/米/93分/林完治/☆☆☆

批評 量子論タイムトラベルは魔法のようだ(いろんな意味で)

 死ぬ間際8分間の時間を量子論的に再現。
 その中の一人に入り込む技術が生み出された。
 「大規模テロ予告」を出した犯人は、列車爆破テロの実行犯。爆破された列車から、犯人にヒントは探し出せるのか・・・

 量理論的タイムマシーン (例:マイクル・クライトン「タイムライン」) と、繰り返し型タイムトラベル (例:ケン・グリムウッド「リプレイ」等) の融合作品。

 同じ状況から初めて、主人公の行動によって大きく未来が変わって行く様を描いている。


 正直、あまり目新しさは無い。


 主人公の置かれた“状況”が特殊なくらいだろうか。
 けどこれも、アレだよなぁ。

 ということで、いろいろな映画や小説から組み合わせて作り上げた、ツギハギ作品の印象で、しかもそのツギハギが、正直、滑らかなものとは言いがたい。
 さらに、物語を引っ張っている「敵の正体」が、実にあっけなく、拍子抜け。

 けっしてつまらないわけではないのだが、なんというか、「これこそがっ!この作品の、肝っ!」という部分が無いので、見終わっても印象に残る部分が少ない仕上がりであった。

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