トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン
監督:マイケル・ベイ
出演:シャイア・ラブーフ/ジョシュ・デュアメル/ジョン・タートゥーロ
2011年/米/154分/-/☆☆☆。
批評 オスプレイからダイバーが下りるシーンの 3D 映像の迫力が素晴らしい
アポロ計画の真の狙いは、月に落ちたトランスフォーマーの宇宙船技術を拾いに行く事だったっ!
という衝撃のオープニングで、「キューブが人類の知りうる全ての情報」という第一作の設定完全無視なのが分かる。
シリーズ物の宿命。
余計なキャラが出てきて停滞気味になる展開も、過去作品と関連させている (本筋とは関係のない) お遊びも、ベイの手にかかれば無理矢理に、全て強引に強烈な速度で前に進む。
細かいことは気にするなっ!!
見ろ、これが馬鹿映画だっ!!
お前だも好きだろう!?
そんな声がスクリーンの向こうから聞こえてくるようだ。
とはいえ、オートボットが、ディセプティコンの攻撃から人間 (個人) を守るシーンが入っていたり、日常の風景に突然トランスフォーマーが入り込んできて (無関係の一般人が) 驚く、と言ったシーンを入れ込むことで、日常が破壊され非日常に切り替わる瞬間が画かれていた初代の面白さには及ばない、というのが正直な感想だ。