エイトレンジャー
監督:堤幸彦
出演:横山裕/渋谷すばる/村上信五
2012年/日/110分/☆
批評 ・・・分からん
経済混乱の末、二極化した日本。
幼少期の学力テストを元に、見捨てられた側の世界で、正義を行うヒーロー協会の物語。
何が面白いのかさっぱり分からない。
見捨てられた世界と、裕福層の二極化というが、見捨てられた世界は普通に「現代」で、裕福層は未来っぽいというくらいで、社会基盤から町並みから、見捨てられた、混乱している、高い犯罪率の世界という感じがまったくしない。
ヒーロー協会の資金源は謎だし、スーツ・・・は、まぁそういうもんだとしても、区画間移動が制限されているらしいのに、どうやって関西から関東に?とか、そもそも警察はどうやって硫酸の海 (どうやって海を硫酸化したのかという部分は、そういう設定なんだということで無視する) をわたっているんだ?とか、テロリストの頭目が海から上がってくる過去のシーンはなんなんだ?
教育も満足に受けられないという貧困層の人たちも、かなりの教育水準にあるんだが?等、謎は尽きない。
台詞で語られる世界と、映像的に見せられる世界が、これだけ徹底的に違うというのは、ある意味凄いと思う。
コメディなんだから細かいことは無視するべきなのか?
物語り面で見ても、主人公の親子の物語も、失踪した父親とばかりが注目され、生きている母親との物語はまったく描かれないバランスの悪さは疑問だ。
職務のためなのか正義のためなのか、あっけなく家族を捨てているのも、なんなんだかなぁ。
果てしなく際限なくどこまでも突っ込み続けられるかを競う映画なのか!?もしかして!?