オブリビオン
監督:ジョセフ・コシンスキー
出演:ム・クルーズ/モーガン・フリーマン/オルガ・キュリレンコ
2013年/米/124分/戸田奈津子/☆☆
批評 もやもやもやもやもやもやもやもや
以下、重大なネタバレになりうる部分有。
いくよ?
無問題?
んじゃ、ネタバレありで行くんで、見る気がある人は以下はやめといたほうが良い。
人もいるはずという内容。
「もうすぐ任期が終わる」
「入れない区画がある」
「指令は絶対」
「施設維持が任務」
これ「月に囚われた男」とまるで同じだよね。
こちらは超大作なので、低予算映画のそれとは異なり、画面は豪華だし、“壊滅した地球”という舞台の違いもあれど、基本的にそのまんま。
挙句に“墜落した宇宙船から助けられた人”(この助けられた人の処理も異なるが) を鍵に現状への疑念が募る、という構成もまるっきり一緒。
「月に囚われた男」に、私が知らないそっくりな下ネタがある可能性もあるが、この映画を見ていると、あまりにも合致する部分が多くて、見ていて「なんだかなぁ」という気分になってしまう。
さらに「数千の戦闘用の“君”」はどこに消えたの?「少なくとも60体以上の、独立動作する管理用の“君”」はどこに消えたの?フライトレコーダーは、なぜ後部にあったのに分離後のコックピットの音声を記録できたの?最後の子供はいつの間に仕込んだ(下品)の!?等、突っ込みどころは極めて多い。
それでも、「月に囚われた男」を見ていなければ、もっと楽しめたかもなぁ。
という出来であった。