カノジョは嘘を愛しすぎてる
監督:小泉徳宏
出演:佐藤健/大原櫻子/三浦翔平
2013年/日/117分/☆☆☆
批評 中途半端
天才作曲家 (プロデューサー扱い?) と、たまたま知り合った女子高生の恋物語。
全体的に中途半端だと思う。
その腕故にスタジオミュージシャンによる代演でデビューすることになるバンド。
耳の良かった男は、スタジオミュージシャンと入れ替わり離脱し、裏方のプロデュースに回り、バンドは売れっ子になる。
まずこの話が、ほぼなんの伏線にもなっていない。
途中で出てくる高校生バンドのデビューの話との比較があるのかと思いきや、それも無い。
売れっ子バンドの中で、後から合流した男は「疎外感を持っている」という台詞があるものの、それだけ。なんの伏線にもなっていない。
主人公とヒロインも、途中でパパラッチされているのに、それにも懲りず、最後にまた公共の場でキスしてる。
学習能力ゼロの馬鹿?
ありとあらゆる伏線が中途半端に放置されるか、突っ込みどころ多数の行動で、なんだかうやむやに終局を迎えてしまう。
なんじゃこりゃ。
原作未了だから仕方ない?
映画しか見とらん人間に、そんな言い訳は無意味だ。
考慮してほしければ、冒頭に書くんだね。
「原作未了のため中途半端です」と。
ところで、漫画だと「聞けば分かるすごい曲」って読者の脳内で補完できるけど、実際に聞かせなきゃいけない映画だと、いろいろと難しいねぇ・・・