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新日記
2000年 6月
−29日−
 昨日のスタイルの日記は続けないのであしからず。だって書くのにめっちゃ体力いるんだもの。
 それと、明日の更新は行わない(予定だ)。ちと旅に出るのでな。

 毎度おなじみ、上野駅の本屋を襲う。北村薫「ターン」が文庫化されているではないか!!ハードカヴァーで持っているので買う気はないのだが、帯に書かれた文字は、私の目をくぎ付けにした。

 映画化決定!今秋公開!

 オイオイ本気かよ...
 「時と人」というテーマで構成した三部作(物語的なつながりはない、あくまでもテーマ的なもの)の第二部なんだが、第一部のほうが映像化には向いていると思うんだがなぁ。
 監督は平山秀幸(「愛を乞う人」)か。まぁ格別ヘタな監督ではないが、上手いといえるほど上手い人でもない。
 主演、牧瀬里穂(ってこうだっけ?)。終わったな

 ダン・シモンズ「ハイペリオン」読破。
 一休みということで、田宮俊作「田宮模型の仕事」を読み始める。まだ大して読んでいないが、田宮模型のファン、ファンだった人、そしてなにより模型を愛するすべての人に読んでもらいたい内容だ。


−28日−
 就職してからというもの、最低映画への有罪判決のUPペースが明らかに落ち込んでいるのは、土日に全力で遊ぶと時間が残らないからなのさ!!まぁ、言い方を変えると全力で遊んでいてWebページの更新が滞ってるといえるかもしれないね。
 そうそう、“映画批評”と“新日記”と“最低映画への有罪判決”の文章は、なんであんなにテンションや書き方が違うのかって聞かれたんだ。その回答はね、それぞれ書いてるのが別人だからさ!!
 ちなみに、今日は「最低映画」を書いている人格。他の人には“ハンター”と呼ばれてるハイテンションな人が書いてみたよ。ほら、いつもとちょっと書き方が違うだろ?

注・今回のネタはあまり突っ込んで考えないように。


−27日−
 更新履歴を改めて見て驚く。ぜんぜん映画の批評をUPしてねぇじゃねぇか!!
 い、いかん。このままではこのWebページは“日記系”と分類されてしまう
 あくまでもここは、映画酷評HP「欲望だけが人類を変える」なんだ。と、いうことでその事実を忘れないように急遽二本書いてみた会社で。まぁ昼休みになんだけど。やろうと思えば仕事中(以下検閲削除)
 しかし、なんだな。昼休みもPCに向かってキーボードぶったたいていると(私の我流キータッチは、本当にぶったたくような方式である)まじめに仕事をしているように見られるらしい。ま、勝手に勘違いしてくれ。私はそんなにまじめなヤツじゃねぇぜ。


−26日−
 ガイィィィィィン!!<土星が脳天を直撃した音
 なんてこった...CDR二号機を買おうか、新マザボで4号機建造計画を進行させようか悩んでいたとき、突如として脳天直撃な事態を思い出した。
 SF大会の申し込みやってねぇじゃねぇか!!
 しかも今年のゲストには、恐るべし水木一郎の名前が!!谷甲州の名前が!!
 だがなぜだ!?秋山瑞人の名前がない!!
 そういや三年前の大阪にはMIOが来てたっけと思いつつ、すべての購入計画は御破算においこまれ、SF大会の申し込みをせねば...ってオイ!!文章がいつもにもましてグシャグシャだよ、なにが書いてあるんだか分からないよ!!混乱してるよ、バベルだよ!!まぁそのくらい混乱してるということで。
 月末までに申し込めだとぉ!?
 今週末までかよ...誰か、私に時間をくれ!!


−25日−
 一昨日に続いて映画に行く。休日の映画鑑賞といえば二本立てが基本!!少なくとも私としては。
 なんつーか、本日は狙ったとはいえ惨敗

 一発目、金子修介「クロス・ファイア」
 なんつーか、まぁ☆☆ってとこかな。まぁなんとか、ね。ほら...東宝シンデレラ売り込み映画だし、さ。ここは、東宝シンデレラでまともにモノになったのがほとんどいないという事実には目をつぶろう。
 誰が本当の悪役なのかさっぱりわからないのは私の理解力のせい?それとも原作いじりすぎて物語が錯綜した脚本のせい?

 二発目、ブライアン・デ・パルマ「ミッション・トゥ・マーズ」
 「2001年宇宙の旅」「未知との遭遇」「アビス」の歪な融合を見たいならドーゾ
 ところでどなたか、空気漏れが発生している航宙船のエアハッチが閉じないは、どう解釈すればリアルになるのか教えてください。

 「ホワイトアウト」は、予告編のテンションの高さが全編で維持されてるなら面白いかも。


−24日−
 「ホワイトアウト」の公開日が迫ってきている
 う〜む、原作を読み終わったときにこれの映像化は無理だと思ったんだがなぁ。そもそも織田裕二がやるような主人公か!?
 寡黙で、過去に影を持ち、冷静に自体に取り組む。
 ...どう考えてもイメージと違う。
 おそらくひどい完成度だろうが、行くことだけは決定。どうせ今のところ、日本映画で期待できる作品はあがっていないんだ。すこしでも可能性がある作品なら片っ端から行ってやる!!
 金曜の会社帰りの時間を狙えば、それなりに見に行けることもわかったしな。


−23日−
 システムをよみがえらせねばならない。それはわかっていたのだが、会社帰りに私を呼んだのは映画館だった...
 きがつきゃ、今日で「エイニー・ギブン・サンデー」の一番館公開終了じゃねぇか!!と、思っていたのだが、最終回に間に合わず急遽予定変更。来週いっぱいで終わる「アメリカン・ビューティー」に行く
 今年の第三位だね。「遠い空の向こうに」「シュリ」ときて第三位。
 視点が固定されていないのと、登場人物を突き放したような脚本・演出のため若干とっつきにくいのが欠点か?


−22日−
 なめるなWindows!!
 自宅に帰ってくると、Windowsの暖かい洗礼が私を襲った
 なぜかキーボードの“D”が入りっぱなしになっている。ウィルスにしちゃぁやってることがちゃちいし、キーボードが壊れたにしちゃぁ、セーフモード、MS-DOSモード、BIOSで正常に動作することに説明がつかない。
 仕方ないから再びHDフォーマット、Windows再インスト!!
 畜生。前回からまだ一週間もたってねぇじゃねぇか

 なお現在、全デヴァイスが入っていないためすげぇ使いにくいシステムになってます。
 明日もこのシステムで更新できるのか!?と、いうよりも、このシステムで更新する気力を奮い立たせられるのか!?楽しみに待て!!


−21日−
 ATAPI接続の安物なら20000円を切るものさえあるCDRの現状に、すべてを忘れて暴走するYaNac。
 そこに敢然と立ちはだかったのはCPU交換で眠っていたCerelon300A(OverClock可能)とXb10の余剰パーツ!!
 新PC完成に足りない部品はマザボだけという誘惑は、CDR二号機と遜色のないシロモノだった。
 今度こそ、二つ購入することはできない新たな苦悩がYaNacを襲う

 次回「欲望だけじゃ給料増えない」
 君は、生き残ることが出来るか?
 続かない!!


−20日−
 本屋襲撃!谷甲州「激闘!東太平洋海戦4」が出ているかどうかのチェック!!
 出てないのでスゴスゴと出口に向かうと、レジの脇に置かれたそれに目が留まった“本を買った人は、ご自由にお持ち下さいオーラ”を発しているその空間に置かれているのは本に挟むしおり
 「Kanon」(Windows用エロゲー)の某キャラの絵が描かれたそれには、こう書かれていた。


 栞のしおり
 そんなこという人、嫌いです


 あぁ、そのために文庫本買ったさ、あぁ買ったさ!!私は所詮馬鹿さ!!
 ちなみに某駅構内の本屋ではない。


−19日−
 時間はかかったが、なんとか「ARMS」12巻までを買い集めた。
 これから先、きちんと話がまとまるのかはかなり疑問だがまぁいい。とりあえず、結果的に最後に買った10巻を電車の中で読んでいると。あまりにもカッコエェ台詞が。

 誰のためでもない、自分自身の何かのための戦争だ!!
 うつむくな!!おまえ自身の戦場を生きろ!!
 そうしなければならない理由が、おまえにはあるはずだ!!
 守るべきものがあるのなら、決して立ち止まるな!!

 こうやって書くとクサイな。だがこのシーンはめっちゃいいよ。魂に響いたね。

 そんなことを思っていると、ひさびさに中学校時代の友人と出会う。もちろん電車の中で。
 そして言われた。「お前は変わんねぇなぁ」
 おぉよ!!!(URL教えたけど...見てるか?)


−18日−
 Hiroma(
眼球)の所属劇団、Bo−tanz(僕らは陽気なボータンツ)公演「from Under the Junk Metal -the 2nd ed.-」を見に行く
 むろんHiromaも出ている。人にして人の道を外れたる、外道の役で。

 作品としては、前二作に比べて少々のパワーダウンを感じる
 個々のエピソードの冗長性が大きく、少々中だるみを感じてしまったことと、前作から一部継承した設定が、なにもそうまでしてつなげる必要があったのか疑問となる部分があったこと、一部でシリーズ全体を通した帳尻合わせとしか思えないことをやっていること、そして最大の欠点は、ラストの予想がついてしまうこと
 ラストの予想がついてしまうことで、その直前からのタメがただ単にもったい付けているだけに感じてしまったのだ。

 まぁ結構きつめのことを書いたけど、全体としてはなかなか面白かったです


−17日−
 朝起きると、Windowsが物言わぬ存在になり果てていた...悲しかった。
 HDフォーマットして、Windows入れ直して、各種デヴァイスドライバぶち込んでetc.etc.

 ...半日作業なんだよね、環境の再構築作業って。仕方ないからやったけどさ。
 再インストールの作業を横目に部屋の掃除とかしてみちゃったりしたけどさ。
 なんつーの?再インストールした後でめんどくさいのって、表示設定を全部変えなきゃいけないことなんだよね。
 この作業がめんどくせぇの私だけか?

 と、いうことで今日も映画批評のUPはなしデス。


−16日−
 私の職業は、破壊工作員なんだそうだ
 会社に潜入し、PCにウィルスを仕込み、ファイアーウォールを無力化し、サーバーにセキュリティーホールを作り出す。
 端末一台を破壊するたびにボーナスが出て、会社の回線を駆使してペンタゴンに侵入。あらゆるデータを奪い去り、わざと痕跡を残して責任を会社に押しつける。
 しかし、そのころには成功報酬を受け取り、いままでの痕跡を消して別の人間になりすまし、また別の会社で同じ事を繰り返す
 それが私の職業なんだそうだ
 う〜む、私の知らない間に、私ってばいつの間にそんなスゲェヤツになったんだ...
 それにしてもだ、会社でする会話なのか?これが


−15日−
 我がPCとして、一年間以上に渡りネット端末として稼働し、その後予備役に投入されていたPC9821-Xb10(我が家最速の98x1)の退役を決意した。
 いや、現行システムの総合信頼性が劇的に上がってきてXb10がなくとも、他のシステムで十分に補えるようになってしまったんだな。部屋の整理なども真剣に考えねばならない(新しい本棚が欲しいのだよ)現状を鑑み、退役とあいなった。
 う〜む、私の保有したPCではもっとも短命な機体となった
 なお、この文章を読みながら期待している輩には悪いが、売らないつーか売れるだけの資産は残らない
 なぜなら、CPU、MEMORY、HD、CD-ROM、FDD、各種拡張カードと言った再利用可能パーツはすべて抜く。おそらく生き残るのは電源ユニットを含む筐体と、マザーボードだけだ。っと、もちろんだがCバスのスロットボックスも抜き出す。
 それでも欲しいってヤツには、ただであげよう。なにに使うのかしらねぇが。


−14日−
 今日は、素晴らしい店に出会った。東京は五反田に5月にオープンした某大手古本屋チェーン店に出向いたわけだ。
 そこで合計700円(税込735円)分の古本を買ったわけだ。
 そこで私は1000円札を出した
 出てきたおつりは735円だった
 クックック。すげぇぜ「B○○K ○FF」(一応伏せ字!?)。

 そういや一昨日、読んでいない本が溜まっていて、それでも本を買っていて、ちょびっと後悔していたような気もするが...
 ま、気のせいだろう。


−13日−
 ここのWebページで、というよりも、私はWeb上で政治・宗教絡みの発言することは可能な限り控えていた
 知っている人は知っていると思うが、私の思想はちと過激で、ヘタするとピーな事態になりかねないからだし、政治的な発言に関しては、選挙権を持つものとして可能な限り実名で戦うのがスジじゃねぇかと思ってきたからだ。
 けどな、今回だけは言わせてもらうことにする
 森総理大臣
 あなたは一国の総理大臣です、今までのアホな発言の数々、某東京都知事の発言と合わせて、腹を痛くして楽しませていただきました
 だがな、「PC出来るヤツが陽の当たる人、出来ない人は日陰の人」発言はどうだろ?
 お前は日陰の人か?それとも出来ると勘違いしているただのボケナスか!?


解答「ボケナス」


−12日−
 「ハイペリオン」にかかりっきり(まぁ途中で「タイムライン」は読んでいたが)になっている間に、読んでない本が溜まってきている
 ...おかしい、4・5月でそうとう読んだはずなのに。
 このままでは、またしても読んでいない本が溜まってゆく。しかし「ハイペリオン」が面白すぎて読むのを止めることが出来ない!!
 困った...今月は「覇者の戦塵」の新刊も出るハズなのに。読む本が、読まねばならない本が溜まってゆく。
 なのに、なのになぜだ!?上野駅で、気がつくと本を買っているのは!?
 と、いうことでA.C.クラーク「失われた2001年宇宙の旅」とA・アシモフ「ファウンデーション」(銀河帝国興亡史1)Get!!
 さて...いつ読めばいいんだろう?


−11日−
 なんということだ!!
 X68kの資料をDLしようと、某サイトにアクセスする。そこにすげぇ意地の悪い神が存在していた

niftyの会員じゃなければDL出来ません

 畜生がぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!
 これではX68kの素晴らしきエミュレータを堪能できないではないか!!
 いちいちそのためにUGに踏み入れるのも面倒なので、やむをえん。

 niftyで接続している方、お願いですからDLして、私に下さい!!


−10日−
 小湊鉄道五井駅に行く。詳細は、系列HP
「鉄の血!」を見てもらえれば分かる。
 う〜む、良いものを見た。

 さて、昨晩ICQで交わされた話を大公開!!しようかと思ったが、相手が可愛そうなので止めておくとしよう
 誰なのかは分かっているよな、Mr?大学の関係者のお前の事だよ。クックック。

 全然、まったく、完全に関係ない話だが、明日あたりにもWindowsの再インストール作業をやらねばならない予感
 なぜって?
 ...最近、よく真っ青な顔で迫ってくるんだよね、Windowsがさ。


− 9日−
 7月15日公開予定の「ジュヴナイル」という映画がある
 今、この映画に大期待。絶対に面白い分けないんだけど、すげぇ期待
 いやね、どの映画批評を読んでもゴミという結論なのよ。寒い役者の演技と、寒い演出と、寒い脚本つー、最低映画の三台要素をすべて兼ね備えている状態なんだけど、ただ一誌だけべた褒め。

 某CG系雑誌のコーナーで、映画をCGという側面からのみ語るコーナーがある。そこのコーナーでの良い映画ってぇのは、CGがどのように制作され(ソフトとか予算とか期間とか)、結果、いかに優れたものになってるのか?で決められる。金を掛けて、期間を掛けて制作されていてもダメダメなCGならバツ。逆に、そこそこのCGでも、低予算、短い時間で作ってあれば評価が高いというワケだ。

 そこでジュヴナイルの3DCGべた褒め

 ...ただそれだけを期待して、私は映画館に向かう決意を固めた


− 8日−
 祝・5000HIT突破!!!
 まぁ、なんにもねぇけどな。

 一部で勘違いがあるようだが、私が映画館に行くのは、映画を見るのは、決していちゃもんつけるためではない
 私は映画館で感動し、涙したことがある。劇場から出ると、手のひらに汗をかくどころか、手のひらに爪の跡が残っていたことがある。思わず劇場の座席から身を乗り出して、スクリーンに見入った活劇映画がある
 信じられないかもしれないが、これらはすべて事実だ。
 私は、劇場でのけぞるほどの衝撃を受けた多くの映画を越える映画を、衝撃を受けたいだけなのだ。

 麻薬中毒患者が、より強い快楽のために薬を求めるのに似ていると言えるかもしれない。
 つまり、なにが言いたいかと言うと、私は映画という快楽を追い求めるジャンキーだって事だ。


− 7日−
 困った。本当に困った
 4月に、週一回の更新といいつつ連日更新を続けてきた私だが、今日ばかりは本当に困った。
 完全にネタがない本当にない!

 う〜む、ここまで完全にネタがないと、いっそ清々しいぞ!!

 というくらいない。
 実のところ、今日の日記の制作は異様に時間がかかっている。実に書き直し五回目。
 その五回総てが、書いてる本人さえよくわからんネタ。つーか無理矢理にひねり出したことが見え見え。いくらなんでも、これはねぇだろッツー内容だったさ。
 まぁ、なんだ。こんなこと書いてるのも、どうかとは思うんだがな。
 それでも更新するのは

 ネタは無し それでも気合で 更新し(季語なし)
 って感じだからだ。


− 6日−
 マイクル・クライトン「タイムライン」は、量子論的に作られたタイムマシンで中世ヨーロッパに行くってぇ話で、前半は量子論と、量子コンピュータ、そして量子タイムマシンの説明やら開発話に徹するんだが、そこにすげぇデジャヴを感じた
 細かい話は割愛するが(これをやると文章量が増えるし、物理の授業になるおそれがあるからな)、量子論的な時間解釈では、可能性として存在するすべての世界が、この世界と平行して存在している。たとえば、ケネディーの暗殺されなかった世界というのが、空間的には同じようにここに存在しているのだ(分かりにくいな)。

 この説明でピンときたヤツは、間違いなくセガサターンでギャルゲーやってたか、PC98x1でエロゲーの洗礼を受けたヤツだ。
 そう、PC98x1の傑作「YU-NO この世の果てで恋を歌う少女」で出てくる理屈とよく似ているのだ。
 YU-NOでは、“遺跡”で説明していた転移システムを量子論的な機会として説明しているわけだ。しかも細かいところでYU-NOの方が気が利いてるんだ。エネルギー的な限界で、本来の時間軸とずれすぎると揺り戻しが発生するとか、時空間Aの自分がBに移動すると、Bの自分はCに、というように存在がズレ、パラダイムシフトが発生するとかな。
 つーことで、「タイムライン」が面白いと感じたヤツは「YU-NO」をやれ


− 5日−
 帰宅する。部屋に入りPCの電源を入れようと、いつもの間隔で手を伸ばす。
 いつもの場所に電源はない。ミドルタワーの癖が抜けていない。

 苦笑しつつ、電源を入れる。
 今までよりも豪快なファンの音が部屋を満たす。続く独特の音が、M/Bの起動を知らせる。

 BIOSの画面。表示される「PentiumIII 550MHz」の文字に、こみ上げる喜びを見る。
 明らかに速くなったWindows98の起動速度。Celeronとはまるで違う圧倒的なパワー差。動作クロックでは僅か50MHzだったが、やはり二次キャッシュの容量差は大きい。

 あぁ、なんて素晴らしいんだ、我が新装備!!

 本日は、いつもに比べ静かな文章で、明らかな自慢話をさせていただきました
 え〜...そこ、石投げない!キミ、掲示板荒らさない!!あぁ許して、メールボックス爆撃はやめてぇぇぇぇぇ!!!(ポートスキャンとか、Webページハックとかもやめてね)


− 4日−
 CPUかCD-Rか!?悩み悩んで一週間。そこで第三の選択ケースが急浮上。そこからさらに一週間悩む。
 そしてたどり着いた今日。私はケースを買うことにしていた
 ミドルでも、ましてやサーバーケースではない、フルタワーケースを買おうと考えてアキバに向かった

 なのに...なぜだろう。アキバで下車したのは覚えている。改札を出て、店を巡ったのも覚えている。そこで記憶がとぎれる。
 気がつくと、駅のホームにいた。右手に巨大なフルタワーケースバックの中にはなぜかPrntiumIII 550MHzが...

 ク、速えぇぜPIII


− 3日−
 欲求不満を解消するかのごとく、昨日に続き映画に行くしかも二本
 市川崑「どら平太」☆☆☆☆
 或る小藩に赴任してきた一人の悪名高き町奉行、どら平太。しかしその評判は、平太が意図的に流したものだった。
 一度も奉行所に姿を現すことなく、平太は悪を成敗する!!

 役所広司と片岡鶴太郎のコミカルな演技に対して、宇崎竜童と菅原文太が全体をシメるという絶妙の配役。
 物語も、かなり「用心棒」を思い出させるが全体としては手堅くまとまって面白い。
 ちなみに市川崑は「四十七人の刺客」で新しい試みをことごとくミスしたが、どうやらそのミスに気がついた模様。映像としては昔からの方式に戻ったが、そっちの方が時代劇にあってて良いね。

 フランコ・ゼフィレッリ「ムッソリーニとお茶を」☆☆☆☆
 第二次大戦を背景にムッソリーニ率いるファシスト党の圧制下、それでも自分たちのスタイルを変えずに生きる5人の英米婦人の姿を画く。

 時間整理がイマイチな感じを受けたが、テロップを見逃さなければ(まず見逃せない出方をする)だいたいの時間経過を終えるので問題は無かろう。
 各キャラの人間的な整理不足を、役者の演技力でカヴァーしているのは...やっぱり狙ったんだろうな。そうでなきゃ、もうちょっとどうにかするだろう。

 う〜む、両方ともなかなか面白かった。昨日の口直しには、まことふさわしい映画であったようだ。


 そうそう、昨日のネタの出もとはAbogadoPowers「Esの方程式」。言葉の意味としては、確立統計学や微積などでは波動関数が収束しないと解がでないが、量子学的には波動関数が収束すると解が消滅してしまうという話。
 詳しく知りたければ量子論の本を読んでください。っていうか、説明がメッチャ面倒なんです。


− 2日−
 久しぶりに、一ヶ月以上ぶりに映画館に行く。仕事帰りの最終回。もちろん駆け込みだ。
 飯田譲治「アナザヘヴン」 ☆☆
 まぁなんつうの?噂通り、こいつはPC98系ギャルゲーヲタクなんじゃねぇか?と思わせる内容。
 猟奇殺人犯の名前、柏木千鶴に始まってまぁ色々と。江口洋介(主人公)がいつ

「波動関数は収束する!!」
(n_2・OguKazu以外にこのネタが分かるヤツいるか?)

 と叫んで敵と対峙するかドキドキでしたよ、いやホントに。
 スティーヴン・キング「IT」とかもネタになってるし、そういうのを探して楽しむ分には面白いか?
 全体的にはヒドイけどな。ま、所詮は飯田譲治ということか...


− 1日−
 「本の雑誌」という書評誌がある。いわゆる全国の大手新聞には、いわゆる書評欄がある
 それらで高い評価を受けた一連のシリーズがある。
 全四巻。一冊一冊がハードカヴァーの中でも厚い部類に入るその本はしかし、それであるが故にさけられることが多いのも事実だ。
 むろん、その厚さと価格は私の理性を押しとどめるには十分な破壊力を持っていた。

 ダン・シモンズ「ハイペリオン」

 ついに手を出してしまった。そして冒頭20ページにして、面白すぎるぞ、この本!