−20日−
ロジャー・スポティウッド「シックス・デイ」☆☆。
思ったよりまともな完成度でした。少なくともアディア的には決して悪くないし、生物クローニングを単純に“悪”だと決め付けずに、技術を悪用することが“悪”であるとした脚本には敬意さえ表そう。
しかし、それであるからこそ三流パルプ SF みたいな低俗なアクションシーンでお茶を濁してほしくなかった。
見所は、火薬生成シーン。「Cool!」
押井守「アヴァロン」☆☆。
映像作家としての押井守の限界点が見られたように思う。
映像理論が今までの集大成。「すべての映画はアニメになる」とか言っているようだが、この映画から感じられるのは「結局私はアニメーションしか撮れない」という現実。
そうか!だから「これが私のフィールドだ」なのか。「この映画が私の実力の現実だ」。
見所はポーランド陸軍全面協力によって実現した「ハイドンD」の戦闘シーン。
...外は雪です。明日「シベ超2」を見に行くのはあきらめざるをえなさそうです。