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新日記

2010年 6月

 
 1日 [THE MENTALIST]

 CS 放送は SUPER! DRAMA TV で放送の始まったTV ドラマ「メンタリストの捜査ファイル」第壱話を見る
 元ニセ霊能力者、現捜査コンサルタントの主人公が、卓越した観察眼で殺人事件の犯人を捜し出す物語。

 背景に、連続殺人鬼の物語が流れるが、第壱話の事件は、それとは別に、一応完結している。
 基本、壱話完結でバックグランドストーリーが別にある構造のようだ。
 今後、どのように物語を転がすのか次第ではあるが、とりあえず、見続けるの決定の面白さだな。



 
 2日 [「過去の延長ではない、挑戦を続けるべきだ」と、彼は語る]

 「クリント・イーストウッド 我が映画人生」見了
 米で TV 放送された番組だと思われるが、私から見れば、CS 放送ザ・シネマで放送されていたドキュメンタリ番組だ。

 硫黄島二部作製作直後に撮影された番組らしい。“イーストウッド映画論”とも言うべき内容。

 非常に面白い。
 「映画も写真も、芸術では偶然が味方にならなければ傑作にはならない」
 という理論は、独特と言われるイーストウッド撮影方法の理由を物語る、言葉だろう。

 そうか、「許されざる者」から20年近くたつのか・・・



 
 3日 [TV 番組を見る]

 忙しくなると、席に座ったりして、ちょっと気が抜ける瞬間、口から恐るべきひと言が出てくる。

 「あぁ、映画館に行きてぇ」

 という精神状態だ。
 録画済み映画がすぐには出てこないので、録画済み TV 番組消費

 NHK のTV ドラマ「龍馬伝」が二ヶ月分たまっているので、どかどか見る。
 人斬り以蔵が捕まったところまで見た。

 あと、一ヶ月分くらいかな?
 まぁ気長に見よう。

 明日は、TV ドラマ「メンタリストの捜査ファイル」第二話かな、見るのは。



 
 4日 [要約:私に映画を見せろ]

 それが人種差別だろうと、食人肯定映画だろうと、戦争肯定映画だろうと、あらゆる言論、表現は自由であるべきだ。
 時代や文化によって、人種差別も食人も戦争も肯定されていた物だ。

 他の時代、他の文化、他の思想、他の思考。

 小説や映画は、それらを理解する上で大きな手助けになる。

 にも関わらず、その感想や、主義、主張を、見る前に、一方的に押しつけられなければならないのはなぜだ?


反イルカ漁映画「ザ・コーヴ」東京公開が中止に

> 配給のアンプラグドによれば、度重なる抗議の電話が劇場にあったこと、
> 市民団体の抗議による街宣活動がメイン館となる東京・シアターN渋谷宛
> てに行われたことが上映中止の理由だという。



 
 5日 [「座頭市」「孤高のメス」「告白」「プランゼット」劇場にて鑑賞]

 映画館へ。
 さぁ、映画館へ。

 阪本順治「座頭市 THE LAST」☆☆
 まぁこんなもんか。
 がんばっているのは分かるんだがね。

 成島出「孤高のメス」☆☆☆☆
 これは予想していなかった見事な出来。
 大きな不満点は、最後の手術シーンで、演歌が最初にしか流れない事。
 夏川結衣の別れ際の台詞を活かすためにも、ここではぜひ流しっぱなしにして欲しかった。

 当初予定では次が「プランゼット」だったのだが、諸般の事情により時間が生まれる。
 ならば、もちろん映画館だ。

 中島哲也「告白」☆☆☆☆☆
 これも予想していなかった見事な出来。
 まともな人間がどこにも居ない歪んだ世界で繰り広げられる、壮絶なる復讐譚。
 中島哲也のトリッキーな演出が、こう化けるとはっ!!
 あ、パンフレットに載っている木村佳乃のインタビューに間違いがある。劇中に出てくるのはレゴじゃなくてダイヤブロックだ。ダイヤブロックの方がマイナーだからなぁ。

 粟津順「プランゼット」☆☆☆☆
 特撮映画の CG 復活が、前作「惑星大怪獣ネガドン」だったとすると、アニメと特撮の融合が本作だと思う。
 「超時空要塞マクロス」と「機動戦士ガンダム」(ファーストと逆襲) は凄いなぁ。

 すでに終電は目前だ。
 撤収っ!!



 
 6日 [引きこもる]

 起きてすぐ、CS 放送は GAORA で放送を開始した INDYCAR-SERIES 2010_Rd07 を見る所に始まって、ほぼ部屋の中だけで過ごす。

 INDYCAR Race って、可能な限りバトルを発生させるようにルールが設定されていることもあって、毎回毎回、すさまじいレース展開になる。
 バトルの強烈さでは、F1 や FORMULA NIPPON よりも凄い。

 燃えるねぇ・・・

 INDYCAR Race が終わってからは、やらねばならないことを次々に実施。
 する予定だったのが、昨日の疲れが残っているのが明白で、時々、時間が、飛ぶ。

 ま、そういう日もあろう。
 やらねばならない作業が終わっていないのが問題だ。
 さて、どうしよう・・・



 
 7日 [青空に遠く酒浸り]

 安永航一郎「青空に遠く酒浸り」2巻(徳間書店/漫画)購入

 前巻に引き続く暴走っぷりが、流石は安永航一郎と言うべきか。
 後書きであかされる衝撃のコメントに、まさに笑撃をうける。


 このシモネタとバカネタの嵐が、元は「よつばと!」を目指していたなんてっ!!


 ん~、どこまで本気なんだ。
 ところで、安永航一郎の漫画本とは思えない速度で2巻が出、今月中に3巻も出るらしいが、4巻は数年後に出るってオチじゃなかろうね!?



 
 8日 [国税査察官]

 面白と言う人がいたので、再放送を録画していたTV ドラマ「チェイス 国税査察官」を見る

 国税査察官と、脱税指南者の攻防戦を描いたドラマ。

 敵役 (脱税指南者) が、なにをどう役立てようと主人公 (国税査察官) に接近したんだか分からない。
 そもそも、何かの役に立ちそうだと接近した割に、娘を破滅させてたりしたら、気付かれて役に正せる事など出来ないと思うのだが。

 さらに、敵が仕掛ける相続税を利用した財産乗っ取りだが、きっかけに偶然要素が強すぎると思う。
 復讐劇として、これでは弱いと思った。

 つまらないとは思わないが、「あとちょっと」に届かなかったというのが正直な感想だ。
 残念。

 次は、7月放送のゼネコンによる談合を描いたドラマ、「鉄の骨」を見る予定。
 国内のドラマは、NHK のばかり見ているような気がするなぁ。



 
 9日 [「鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST」をまとめて見る]

 間に合ったっ!!
 なにに?
 よく分からん。

 ようやく、今週放送分までの「鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST」見了

 弐ヶ月分ほどたまっていたので、けっこうな量になっていた。

 今週放送分で、コミックになっている所を追い越した模様。
 TV 第壱話冒頭こそ独自だったが (ひっかけでカットバックなのかとさえ思っていた)、途中から完全に漫画版と同じ展開に。

 最初の TV アニメ版で原作通りにやったマース・ヒューズ准将死亡から先をアニメ化するのが、今回のアニメの目的だったのかねぇ。



 
10日 [がんばれ日本のモータースポーツ!!]

 髪が伸びほうだいなのである。
 ということで、会社帰り散髪に。

 ついでに、週刊「AUTO SPORTS」(三栄書房/モタースポーツ)購入

 まだ特集記事の全文さえ読み終わっていないが、SUPER GT では、HSV と GT-R がんばれってことのようだ
 まぁ、このままだとねぇ。

 日産「GT-R」はエンジン換装後、駆動系への負荷傾向が変わってトラブル続き。
 ホンダは、投入した新型車両「HSV-010」がまったく“まとまって”いない状態。

 安泰なのは、去年から大きな変更が無いトヨタ「SC430」だけだからねぇ。

 がんばれ、日産っ!!
 がんばれ、ホンダっ!!



 
11日 [病院でかすかに聞こえる第九が素晴らしい]

 人に貸していた DVD が返ってくると、ついつい見たくなるよね?
 特に、貸す前に見直していないとっ!

 ということで、今敏「東京ゴッドファーザーズ」を見る。

 クリスマスイヴから元日にかけて起きる、まさに「奇跡」の物語。
 今敏の作品としては、おそらく初めて極端な表情を使い、キャラクタをアニメ的に動かした作品だと思う。
 そうすることで、あまりにも都合よく起きすぎる偶然や奇跡を、作品に溶け込ませることに成功しているあたり、侮れない。

 次の作品が楽しみである。
 ・・・その前に、あれだ。
 「千年女優」も見直したくなってきたぞ。



 
12日 [「はやぶさ」も「ル・マン」も、ほぼ同じ時間に・・・]

 我らの工学実験探査機「はやぶさ」はいよいよ明日帰還
 「はやぶさ」が帰還する頃、そのレースも終わる・・・


 どちらも日本では TV 放送ねぇし。(NHK はやるのか?)


 と思っていると、どちらも Streaming 放送をしているらしい。
 「はやぶさ」は明日だが、レースはいまだっ!!
 英語は分からんが、見られんよりはるかにマシだっ!!

 ということで、つい先ほど開始したル・マン24時間耐久レースを見始める

 ・・・???
 Streaming 中継が、突然自転車レースに切り変わった?テニス?あれ?なんで?

 よく分からん。
 別の Streaming 中継に切り替え、ようやっと見始める。

 見ているのは、justin.tv SPEED CHANNEL

 解説が英語なのはともかく、CM が入るのが、なんとも。
 見られんよりは、遥かにマシなのだが。

 明日の「はやぶさ」は JAXA 公式で Streaming を実施する模様
 サーバー容量が原因で、見られないとかいうオチになりませんように・・・



 
13日 [工学実験探査機「はやぶさ」、地球に帰還]

 工学実験探査機「はやぶさ」本日地球に帰還
 本体は大気圏再突入により熱破壊。
 再突入用カプセルは、パラシュートの散開が、間接的とはいえ確認された。

 ということは、後はカプセルを発見し、開ければ最後の工学的な成果が分かる。

 入っていようが入っているまいが、答えが出ればそれが成果だ。

 理学の人は入っていてから先が重要なわけだがな。
 おかえりなさい。
 そしてお疲れ様でした。

 ・・・駄目だ。他の言葉が出てこない。



 
14日 [終わらせないよ、まだ]

 無事に「はやぶさ」のカプセルも発見、回収されたとのこと。
 耐熱シールドも発見されたという事なので、地球に戻ってきた全ての部品が回収されたことになる。

 開けてみて、中を確認して、工学的には本当には終了。(いや、シールドとカプセルの熱解析があるのか)
 理学的には、入っていればまだ「先」がある。


 まだ、「はやぶさ」は“終わって”いない。


 結局は失敗に終わってしまった火星探査機「のぞみ」の経験が投入された今回の成功。
 なにか勘違いしている人が多数いるようだが、「こんなこともあろうかと」と投入されたものの多くは、過去の失敗から学んだものだ。
 継続して行われた経験の先にあるのが、今回の成果だ。

 忘れてはならない。

 今回の偉大な成果を、ただ「すごい事」とするのではなく、次の「すごい事」に繋げる事を。


 「はやぶさ」を、終わらせてはならないっ!!

 下は、youtube に上がっていた、「はやぶさ」と「カプセル」の大気圏突入時の映像。
 砕け散るのが「はやぶさ」で、突き進む光点がカプセル本体だと思われる。




 
15日 [今日の相手は独生まれの色白美人]

 月曜日、帰り際に交わされた職場での会話。

「じゃぁ、YaNac さん (実際にはもちろん本名だ) この環境での試験は明日で、大丈夫?」
「明日は休みですっ!!有給ですっ!!中止はしません!!」(今年、すでに取り消しを食らっているので宣言せねば危険なのである)
「デートですね!?」
「えぇ、独生まれの色白美人とっ!!」

 ということで、本日は独生まれの色白美人のデートを覗き見に行く。
 残念ながら、私がデートするのではない。
 他の男とデートするのを、私が覗き見に行くのが真実である。

20100615 撮影:D70s「PORSCHE 911GT3R(Type997)」
20100615 撮影:D70s「PORSCHE 911GT3R(Type997)」

 富士スピードウェイで、日本初走行となった独生まれの色白美人 PORSCHE 911GT3R(Type997)。
 迫力の水平対向エンジンサウンドっ!!
 迫力のリアウィングっ!!

 うひょぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!

 なお、レースには SUPER GT Rd5 SUGO (7/24-25) で、痛車チームと評判の GOODSMILERACING with COX (初音ミク X GSRポルシェ) でデビュー。
 そのときは、もちろん痛車にっ!!



 
16日 [疲労回復せず・・・]

 昨日の疲れが全く取れていない。
 仕事が忙しくなくて良かった・・・

 疲れ切っているので、本屋に行くのを断念。

 仕事から戻ってから、グダグダする。


 ぐ~だぐ~だ。


 明日は生き返っている予定だったのだが、気温 / 湿度共に高く、どこまで回復できるのやら。



 
17日 [36度炎天下 アスファルトも溶け出してる]

 岡本喜八「日本のいちばん長い日」の、皇居前のシーンは無許可撮影。
 長谷川和彦「太陽を盗んだ男」の、国会議事堂前や皇居前での撮影は無許可。
 ジェラール・クラウジック「WASABI」の都内撮影は、一部が無許可。

 上記三本は封印した方が良いということなのだろう。
 岡本喜八「日本のいちばん長い日」以外、人に勧める事は無いと思うが、封印は悪だ。


 分かる人だけ、分かってくれ。


 てな事を思いつつ、いまだに体力は万全には遠い。
 映画館に行きたいのだが、今日も出撃は止めておこう。


 暑さ対策 (朝晩は十分に涼しいが) に、扇風機を出す。


 日中の熱で温暖化した部屋の温度を冷却するため、扇風機は必須装備なのである。
 夏が、近づいてきているなぁ。

 もうすぐ、THE HIGH-LOWS「夏なんだな」の歌詞が似合う季節だ。



 
18日 [TV番組を放送で見る。スポーツ中継以外では久しぶりだなぁ]

 BSフジで放送された「はやぶさ」の特集番組、「おかえり「はやぶさ」 川口リーダー緊急出演 いま明かす7年の苦難」を見るべく帰宅を決定
 映画館へ直行する予定だったのだが、ま、そういう事もあるさ。

 番組そのものは、分かりやすく説明した良い出来だったと思う。
 しかし、次へのつなげるには、「はやぶさ」に終始してしまうのは良くないと思う。
 宇宙科学に興味を持ってもらうきっかけなんだから、理学的な成果や「2」をやればどんなことが分かるのか?という事を、理学分野の人に語らせるべきなのではなかろうか。


 「はやぶさ」頑張ったから応援してね。


 ではなくね。

 青木満「月の科学―「かぐや」が拓く月探査」(科学/ベレ出版) や、渡部潤一「最新・月の科学―残された謎を解く」(科学/日本放送出版協会) は、その意味では良くできた本だったなぁ。



 
19日 [「のだめカンタービレ 最終楽章 後編」劇場にて鑑賞]

 当初予定を変更する。
 ・・・本屋で立ち読みしたりレンタルビデオで捜し物をしていて、開始時刻を逃したわけではない。

 ないんだってばっ!!

 川村泰祐「のだめカンタービレ 最終楽章 後編」☆☆

 持たなかったな。
 要素を刈り込んだのに、原作の台詞や構図を可能な限り残そうとした結果、おかしな事になっている部分がある。
 三木孝浩「ソラニン」と同じ間違いを犯した映画と言えるかもしれん。

 あ、「前編」と違って出てくる全ピアノが YAMAHA 製だったのは面白かった。

 本日は一本で撤退。
 これを受け、明日、および来週の予定も大幅に変更するしかないな。



 
20日 [「RAILWAYS」「アイアンマン2」劇場にて鑑賞]

 SUPERGT Rd4 セパン。
 現在の SUPERGT シリーズでは、唯一の海外戦。
 時差のおかげで、日本では夕方からのレースである。

 と、いうことで。

 CS 放送での生中継開始まで、大いに余裕がある。
 自転車で走ることも考えたが、あいにくの天気だ。こうなれば、映画館だな。

 錦織良成「RAILWAYS 49歳で電車の運転士になった男の物語」☆☆☆

 脚本や演出が平坦なのが残念。狙っているんだろうけど、起承転結がはっきりしないのはよくないと思う。家族の物語を、もうちょっとはっきり描けば良かったのに。
 映画の出来とは関係ないが、脚本チームの中に重度の鉄がいる模様。書類審査 (?) と面接のシーンで買わされる会話は、鉄分を持つ人間なら爆笑必死。
 他にも、鉄っちゃんなら笑えるシーンがちらほら。

 ジョン・ファヴロー「アイアンマン2」☆☆☆

 まぁこんなもんだろう。
 すでに説明が終わってしまっていることもあって、前作ほど、勢いだけで突き抜けることができなかったのが足かせになっていると思う。
 それでも、主人公が苦悩しないのは良いなぁ。
 一直線で突き抜けるアクション映画は、見ていて安心できるね。

 さぁて、次はモータースポーツタイムだ。
 映画館からは、撤収。



 
21日 [トンコさんは酷い人だ・・・]

 自転車で本屋までかっとばすも、月刊「サンデーGX」(小学館/漫画) が売っていない。

 一番近い本屋は、途中で入荷しなくなったが、この本屋は、はたして最近入荷しなくなったのか、それとも最初から入荷していないのか。

 この本屋では、「GX」購入したことなかったからなぁ。

 島本和彦「アオイホノオ」4巻(小学館/漫画)購入
 GAINAX 伝説が始まっている・・・

 山賀博之は、一歩間違えるとただの腹黒だな。



 
22日 [三堀がっ!!!]

 レンタルビデオ屋に行くついでに、昨日買えなかった月刊「サンデーGX」(小学館/漫画)購入

 宮下裕樹「正義警官モンジュ」。
 三堀がっ!!!
 妹萌という新たな属性が発覚した三堀がっ!!!

 という、衝撃的な展開。

 ・・・すまん、他はまだ読んでない。
 開いたところが、ちょうど「モンジュ」だったので読み終わっただけなのである。

 ちなみに本日借りた DVD は井口昇「ロボゲイシャ」。
 そのうち感想を書くかもしれない。書かないかもしれない。



 
23日 [ちなみに仕事は、今はまだ、けっこう暇]

 眠い・・・
 妙に、眠い・・・
 ということで、帰宅後うとうとしていたら、ここのネタが何もない状況に突入。

 久しぶりだなぁ、ネタが完全にない状況も。
 ま、そーゆーことも、たまにはあろう。



 
24日 [「はやぶさ」はNEC製です]

 工学実験探査機「はやぶさ」。
 開発メーカーは、NEC 東芝スペースシステム (NTスペース)。
 ちなみに金星探査機「あかつき」、月周回衛星「かぐや」も同社の宇宙機だ。


 はっきり言って、宣伝の下手な会社だと思う。


 「はやぶさ」も ISAS (世間的には JAXA か) の“宇宙機”というとらえ方をされていて、NTスペースの名前はほとんど出てこない。
 宣伝にうってつけの素材だと思うのだが。

 宇宙 (JAXA) だけに限らず、日本の研究機関やその関連企業って、宣伝下手。

 KEK も JAMSTEC もあれもこれもそれも、そこのものを作っている会社も、成果が出たら「うぉら、うちの成果じゃっ!!」「うぉら、うちの製品じゃっ!!」と叫べば良いと思うのだが、無口。

 広報費が限られているからとはいえ、いろいろとやり用はあると思うのだが。

 てな事を考えていると、NT スペースがやってくれた。


絆が生んだ奇跡の旅「HAYABUSA」

 CG 部分は「HAYABUSA -BACK TO THE EARTH-」からもらってきているようだが、自社製品である事を活かしたインタビュー / ナレーションは素晴らしい。
 少ない予算で最大限の事を狙っているのがよく分かる。
 しかも Youtube で、blog 等に貼り付けられる用にしている。素晴らしい。自社の Web で引用不可にしたりするの好きだからねぇ、日本の会社は。

 英語版も上がっているあたりも、「分かっている」ぞ。
 がんばれ、NT スペースっ!!



 
25日 [本を買えっ!]

 本屋襲撃。
 週刊「AUTO SPORTS」(三栄書房/モタースポーツ)と、小山宙哉「宇宙兄弟」10巻(講談社/漫画)購入

 週刊「AUTO SPORTS」は、大波乱の SUPER GT Rd4 セパンの速報。
 途中、接触事故を起こし、ヘルメットの中で涙が止まらなかったという、“部長”山本。
 車から降りてきた彼を捕らえた一枚は、疲労と、それ以上の涙でボロボロの姿。

 いやはや。

 表彰台の上で、満面の笑みで、優勝した松田次生の背中にシャンペンを注ぎ込む、二位の本山哲も素敵だ。
 ん~、強い GT-R。これで復活か!?

 小山宙哉「宇宙兄弟」10巻は、これから読む。



 
26日 [You got any Beemans?]

 暑い・・・
 湿度が高くて、全速力でやる気が何も起きない・・・

 まだ6月だというのに・・・
 このまま7月、8月に突入したら、いったいどんな事になるやら・・・

 ということで、引きこもって映画鑑賞。
 怒濤の「空」映画大会。

 クリント・イーストウッド「スペース・カウボーイ」。

 宇宙飛行士に選抜された“栄光の7人”が、初の宇宙飛行をチンパンジーに奪われてショックを受けるシーンから始まる「爺様はまだまだ元気だ」映画。
 イーストウッドが「歳をとっても、がんばりゃまだ行ける」と叫んだ映画でもある。

 ところで、アポロ11号の船長、ニール・アームストロングの半生伝「First Man」の映画化がイーストウッドで進行中のはずだが続報が無い。
 どうなったのだろうか?(IMDb でも2010年予定でスタッフ / キャストが空白)
 イーストウッドが監督ならばと、けっこう楽しみにしていたのだが。

 フィリップ・カウフマン「ライトスタッフ」。
 こちらは、時代の花形となった“栄光の7人”と、以前は花形だったテストパイロットの物語。
 最期、伝説のテストパイロット、チャック・イエーガーが、世界の注目を集めているロケット打ち上げの影で、誰も気にしていないが世界記録に挑むフライトに行くシーンの対比が素晴らしい。

 ・・・見る順番を逆にするべきだったかなぁと思いつつ、まぁ見終わってしまったものはいまさらどうしようもなかろう。
 本日の DVD 鑑賞、終了っ!!



 
27日 [「プリンス・オブ・ペルシャ」劇場にて鑑賞]

 本日は、もちろん映画館へ。
 二日連続で引きこもるなどありえぬ。

 マイク・ニューウェル「プリンス・オブ・ペルシャ/時間の砂」☆☆☆。

 すまん。ブラッカイマー。ちょっと侮っていた。

 思ったより楽しめるじゃないか。
 一回見たらそれで終わりだという仕上がりではあるが、ゲームに対する最大限の敬意を払いつつ、観客を楽しませようという工夫を凝らしてあるのは、非常に好感が持てる出来であった。

 次の用事、呑み会があるので、映画館より、撤収。

 十年以上合っていなかった (私以外はそれなりにあっていたらしいが) 中学時代の友人達との呑み会。
 長い時間の間に、まぁ、色々あった模様。

 口をそろえて「お前はまったくブレていない」と言われたのは、さすが私であるといえよう。



 
28日 [本屋襲撃]

 昨日行けば良かったのだが。

 ということで、本屋襲撃。
 月刊「ラジオライフ」(三才ブックス/無線)と、宮部みゆき「小暮写真館」(講談社/小説)購入

 月刊「ラジオライフ」では、先日地球に帰還した「はやぶさ」のビーコン受信に成功した野尻抱介による、同試みのレポート第一回。
 今回は、どのような機材を用意したかという話。

 宮部みゆき「小暮写真館」は、表紙の写真が小湊鉄道の飯給駅というのが、なんとも。
 何時読めるだろうか。



 
29日 [暑くてグダグダ]

 暑い。

 「部屋のエアコンは、7~9月にのみ使うこと」

 という、自分に課した制限を、思わず破りたくなるくらい暑い。
 正確には、湿度が高いわけだが。

 暑さにめげずに、宮部みゆき「小暮写真館」を読み始める。
 まだなにがなにやら、十頁くらいしか読んでないしね。

 つか、暑い・・・



 
30日 [来月期待の映画]

 毎月恒例、来月期待する映画。

 クリストファー・ノーラン「インセプション」
 ハリウッドメジャーでは持ち味が殺されているのか、出来がイマイチの映画が多かったクリストファー・ノーラン。だが「ダークナイト」で復活。
 さぁ、今度はどうだ!?

 トム・ヴォーン「小さな命が呼ぶとき」
 難病を持って生まれた自分の子供のために、ビジネスマンとしての全能力を投入し、製薬会社を作って薬を開発した男の実話が元、らしい。
 凄い話があったもんだ・・・

 フィリップ・ノイス「ソルト」
 ハリウッドメジャーでは持ち味が殺されているのか、出来がイマイチの映画が多いフィリップ・ノイスの新作。
 残念ながらハリウッドメジャーだ。
 今度こそ、今度こそ・・・

 ニムロッド・アーントル「プレデターズ」
 初代「プレデターズ」を、異惑星におきかえてリメイクしたらしいが、あれ救出ミッションの途中から宇宙人と戦闘するハメになるって流れだから、ちょっと、違うんじゃね?という思いが頭から離れないのはさておき、ローレンス・フィッシュバーンとダニー・トレホが出ているってのが、たまらん。

 M・ナイト・シャマラン「エアベンダー」
 劇場で予告編を見たとき、正直「なんじゃこりゃ」と思った映画。監督名を見て納得。
 暇なら行って「地雷?地雷なのか!?」と試すとしよう。時間が無ければ、ま、どうでも良いか。シャマランだし。

 本広克行「踊る大捜査線 THE MOVIE3 ヤツらを解放せよ!」
 個人的には「交渉人 真下正義」の続編を見たかった (諸般の事情により不可能だろうが)“踊る”シリーズ最新作。
 いかりや長介がすでに亡い事が、本作最大の不安点だなぁ。

 村山三男「樺太1945年夏 氷雪の門」
 封印映画の封印が、再び解かれたっ!見た人は「凄い」という映画の一本。
 1945年。8月15日を過ぎても戦闘が続行されていたことを、知る人は結構少ない。
 戦闘中、最後まで残って通信を保持した電話交換手の物語。
 公開映画館が少ないので、果たして見に行けるかどうか微妙だが、ぜひ見に行きたい映画だ。

 平山秀幸「必死剣 鳥刺し」
 藤沢周平の映画化が、流行っているなぁ。
 平山秀幸なので、大きく外すことはないだろうと思うが、さて、どうなることやら。

 米林宏昌「借りぐらしのアリエッティ」
 地雷原と化しつつあるジブリ映画の新作。果たして今度は大丈夫なのか。
 なに、地雷原かどうかは、見てみなければ分からんっ!

 クリスチャン・カリオン「フェアウェル さらば,哀しみのスパイ」ミゲル・サポチニク「レポゼッション・メン」スティーヴン・カイヤック「ストーンズ・イン・エグザイル ~「メイン・ストリートのならず者」の真実」伊藤俊也「ロストクライム -閃光-」等、見たい映画は多いが、来月はすごく忙しいことが予想されている。
 さぁて、どこに時間があるのやら・・・

 夏本番の前に、大炎上かっ!?