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新日記
2010年 3月
1日 [勝手に宣伝計画「ロケットまつり37」]
宇宙作家クラブpresents
ロケットまつり37
今年初のロケットまつりです。
ゲストはお久しぶりの林紀幸さん。
M-4SからM-Vまでの「Mロケット」に焦点を当てた、Mロケットシリーズの開幕です。
まだ確定していないのですが、飛び入りゲストの可能性もあり。さあ、「イプシロン」ロケットまで突っ走れるか。
1970年2月11日、ラムダロケットL-4S-5で、「おおすみ」を打ち上げた東京大学が、本格的な衛星打ち上げ用ロケットとして開発したのが、ミューロケットだ。
「M-4S」「M-3C」「M-3H」「M-3S」「M-3SII」そして完全新設計の「M-V」。試験機M-IからM-V最終号機までの40年の系譜を、実際に打ち上げ作業に携わった林さんが語る!
【出演】
松浦晋也(ノンフィクション・ライター)、笹本祐一(予定)、浅利義遠(予定)
【Guest】
林紀幸(元宇宙研・ロケット班長)
開催日 / 2010年 3月 7日(日)
開場 / 18:00
開始 / 19:00
料金 / 1,000円(飲食別)
開場 / 新宿ロフトプラスワン
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2日 [「はやぶさ」と漫画購入]
小惑星探査機「はやぶさ」(実験機だったはずだが・・・) が、無事に地球-月間を通過する軌道に乗った。(JAXA Web ページ)
あとちょっと。
あとちょっとだっ!!!
てな事を思いながら、本屋へ。
石塚真一「岳」11巻(小学館/漫画)、ゆうきまさみ「鉄腕バーディーEVOLUTION」4巻(小学館/漫画)まとめて購入。
石塚真一「岳」。
内容はさておき、映画化の話があったが、その後、どうなったのだろうか。
実写化に向いている作品だとは思えんのだが。
ゆうきまさみ「鉄腕バーディーEVOLUTION」。
ここにきてこれまでの伏線を一気にまとめ上げてきた。おどろくほど一気に。
これまで広げた風呂敷を回収しきるだけで、まだ二~三冊かかりそうではあるし、終わりそうな畳み方とは思えんのだがな。
がはっ!
月刊「ラジオライフ」(三才ブックス/無線) 購入忘れたっ!
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3日 [今日も本を買う]
いろいろと忙しい。
用事のついでに買い物。
そのついでに本屋へ。
月刊「ラジオライフ」(三才ブックス/無線)購入。
コミック新刊コーナーを眺めていると・・・なんですと!?
画:ほあしかのこ/案内:横見浩彦「新・鉄子の旅」1巻(小学館/漫画)購入。
IKKI は、また懲りずにこんな連載やってたのねー。
菊池直恵の絵柄に慣れていると、表紙の時点で「???」となるが、まぁあとは読んでからにしよう。
どちらも、これから読む。
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4日 [グダグラと]
映画館に行きたい・・・
しかし、だがしかし。
そんな体力と精神的余裕が無い・・・
ということで、帰宅後そのまま引きこもり。
土日のお出かけに備え、デジカメ等の充電開始。
二日ともお出かけなので、今から始めないと後でカツカツになってしまうが故に。
充電環境をそろえつつ、録画した TV 番組を見る。
なるほど、日曜日の TV 番組は、こーゆー惨事に見舞われていたのか。
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5日 [愚痴と逆境。逆境と愚痴]
日本アカデミー賞は・・・「沈まぬ太陽」ねぇ。
東宝サマには勝てないってことだねぇ。(メジャー会社が持ち回りで受賞していた時期があったなぁ。今回は東宝 + 角川/大映の鉄板状態だなぁ)
撮影賞は、木村大作。「劒岳 点の記」か。
作品賞など、はっきりいってどうでも良いが、撮影賞が他の映画だったら、日本アカデミー賞は心底どうでも良い存在になり果てただろう。
・・・これ以上書いても愚痴愚痴になりそうだからやめておこう。
相変わらず、映画館に行きたいが、行けない状態が続いている。
下手すりゃ、来週まで続く。
禁断症状で、倒れないようにせねば。
せめて部屋ではっ!
と言う事で、単純明快な映画で気分転換。
羽住英一郎「逆境ナイン」。
馬鹿、万歳っ!
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6日 [IDOPより深海地球ドリリング計画の方が燃える名だと思う]
本日は、静岡県清水港に停泊中の地球深部探査船「ちきゅう」の一般公開に行く。
深海地球ドリリング計画 (南海トラフ地震発生帯掘削計画。東海地震の予測を目的とした計画。必殺仕分け人によって予算削減喰らい来年度以降の実行不鮮明。これ以上は愚痴と苦情の嵐になるのでカット) の要となる船だ。
ドリルで海底を穿ち、マントルまで掘り進めようというだけあって、巨大なデリックを持っている。
その高さ、なんと海面から121m。
20100305 撮影:A530「ちきゅう(1)」
20100305 撮影:A530「ちきゅう(2)」
デリックも、それに付随するクレーンも、全てがやたらと巨大で、スケール感が狂いまくる船であった。
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8日 [「Opera」v10.50]
土日に遊びすぎ、予想通り疲れた状態で目覚める。
午前休なわけだが、やはり一日休にするべきだったかなぁ。
がんばって仕事をしてから帰宅。
帰宅後、Web browser の Versionup を実行。
「Opera」v10.10 から v10.50 へ。
Aero 標準のメニューが表示されていない I/F はともかく、RSS リーダー機能が、それ故に一段奥に入ってしまったのが残念だ。
元々、「Opera」の RSS リーダー機能はイマイチだったのに、これではなおさら使いにくいぞ。
全体の動作は、まぁ、これからだな。
速くなっているらしいが。
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9日 [海外 TV ドラマ観賞中]
体力はほぼ回復。
しかし、この悪天候では映画館に行く気になれぬ。
明日は水曜日なので、やっぱり映画館には行けない。
悲しい・・・
悲しんでいるばかりでは仕方ないので、録画済み TV 番組を消費して行く。
TV ドラマ「THE BEAST」、「ターミネーター:サラ・コナー・クロニクルズ」連続鑑賞。
「THE BEAST」は相変わらず緊迫感のある物語で大変面白いのだが、不安は、やはり、本当に終わっているのかどうかだなぁ。
基本、壱話完結で部分部分が連続しているだけという構造である以上、通しの謎が解決されなくともそれなりに満足できそうではあるのだが、さて。
「ターミネーター:サラ・コナー・クロニクルズ」は、なんか、もう、どうでも良いか。
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10日 [正真正銘のこん畜生だ]
出来の良い映画が見たいなぁ・・・
ということで、今日は DVD。
黒澤明「天国と地獄」。
「明日の特急、第二こだまに乗れ。分かったな」
犯人像にかなり大きな欠点があるのだが (犯人が、職業的に貧困の極みにいるのは不自然)、後の誘拐映画に大きな影響を与えた傑作映画。
家の中だけで進行する前半は、空間的な狭さを感じさせない絶妙なカメラワークと編集で、ぐいぐいと引っ張る。
また中盤の身代金受け渡しシーンは、新幹線開業前に存在した、ビジネス特急「こだま」(20系ボンネット実車。車内のビュッフェなど、映画に興味が無くとも鉄道ファンなら必見のシーンだ) をまるまる使ったその迫力は圧倒的だ。
そして後半。警察と犯人の攻防。
ん~、素晴らしい・・・
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11日 [週刊「AUTO SPORTS」]
会社から帰宅後、自転車にて再出撃。
夜になると、花粉のつらさが軽減するからこそ可能なワザであると言えよう。
目指すはもちろん本屋。
週刊「AUTO SPORTS」(三栄書房/モタースポーツ)購入。
明日から始まる F1 の特集だった先週号。
今週号は、来週から始まる SUPER GT の特集。
詳細はこれから読むが、ペラペラ読んでいて驚いたのは、SUBARU LEGACY B4 だ。
AWD (4WD の事) から FR へ駆動方式変更。
合同テストでラップタイムが上がっていたのは、こういう事だったのか・・・
元々、SUPER GT で AWD は重量配分的に不利ではなかろうか?と言われていたが、その不利を承知で、独自技術を大量に突っ込んだ SUBARU AWD を、STI (SUBARU のレース部門) は持ってきた。
んが、昨年の惨敗。
いくら試験参戦 (元々、2010年からの参戦予定だった) だったとはいえ、あまりにも遅かった。
AWD にこだわるより、勝利を目指そうという事なのだろう。
ま、レースは勝ってナンボだからな、プライドよりも勝利をっ!というのは正しいか。
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12日 [オロボログチャグチャ]
花粉症でボロボロである。
昨日より明らかに酷い。
くそう、しばらく洗濯物や布団を外に干すのは無理だな。
干したが最後、数日は地獄を見られるぜ。
ボロボロになりながら、帰宅後 F1 2010年シリーズ初戦のフリー走行を見る。
さぁて、今年もモータースポーツシーズンが始まるぞっ!(いや、もう WRC は始まっているのだが)
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13日 [怒濤の四本映画鑑賞]
今日は、久しぶりに映画館へ。
怒濤の勢いだ。
鬱憤晴らしだ。
解き放たれた獣のように映画館だっ!!
ガイ・リッチー「シャーロック・ホームズ」☆☆☆。
ホームズにしては謎が極端に緩く、影もない上に、やたらと武闘派な部分だけが拡大されている、シャーロック・ホームズの名前を冠して「けっこう普通の」アクション映画。
ワトソンの結婚話に嫉妬するホームズにヤオイの影を感じるのは私だけではあるまい。
行定勲「パレード」☆☆。
黒沢清「トウキョウソナタ」的な不気味さ (こちらは疑似家族だが) を作り出せるはずの物語だが、どうも上手く行っていない。
登場人物に生活感が希薄 (最年長者以外) で、“日常の後ろに隠した狂気”が成立していないからだろう。
ナンシー・マイヤーズ「恋するベーカリー」☆☆☆。
中年?初老?の元夫婦が、10年ぶりに恋の炎を燃え上がらせるという映画。
まーだいたい予想通りかなぁ。
ハリウッド映画でこの題材ならこう仕上げるだろうという予想を、まったく外れることなく見られる映画。
荒戸源次郎「人間失格」☆☆。
あらかじめ宣言しておくが、私は太宰治が大嫌いだ。
だが、それにしても、この映画はちょっと残念。
主人公の独白という形式を捨てたため、観客から見ると、なんだかよく分からんがとにかく女性にもてまくる生活に困る要素のまったくない主人公が、陰々滅々と「生まれてきてすみません」「生きていてすみません」と生き続ける様を見ているだけになってしまっている。
満足度は低いが、これ以上見ていると確実に終電が過ぎる。
撤収。
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14日 [F1 2010年シリーズ初戦]
寝違えたのか何なのか、首が痛い。
左右は問題ないが、上下、主に上を見るのがものすごくツライ。
自転車で出かけようかと表板が、これは危険だと判断。ドロップハンドル車で、クビを上げられないと信号も見られんからな。
引きこもり生活に突入。
録画した TV 番組を見て、部屋の片付けをして、買い物をして。
特になにかあるわけでもなく、時間は過ぎる。
F1 2010年シリーズ初戦を見て、本日は終了。
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15日 [「増補 スペースシャトルの落日」「ゲキトウ」購入]
松浦晋也「増補 スペースシャトルの落日」(ルポ/ちくま文庫)、島本和彦「ゲキトウ」(漫画/徳間書店)購入。
松浦晋也「増補 スペースシャトルの落日」は、「スペースシャトルの落日~失われた24年間の真実~」の、大幅書き直し版。
野田司令の指摘する「ジャーナリストだなぁ、結果から言ってるよ」は、著者の職業と経歴上、しかたない事だろう。
もっとも、まだ読んでいないので、結果の次に対する評価を、どう下しているのかが不明なのだが。
島本和彦「ゲキトウ」は、傑作「逆境ナイン」の続編。
一応区切りは付いているものの、雑誌消滅により途中で終わっているのが残念だ。
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16日 [蘇れ、アドエスっ!!!]
「「新ウィルコム定額プランG」の料金改定について」(Willcom Web Page)
> 今回の改定により、月額料金1,450円をお支払いいただくだけで、
> ウィルコム間の通話無料に加え、PHSでのパケットデータ通信が
> 使い放題となります。
これは吉報じゃっ!!
「新ウィルコム定額プランG」は、Hybrid W-ZERO3 専用の料金プランだ。
Hybrid W-ZERO3 には、PHS 回線だけでなく、高速の 3G 回線も使用可能だ。
しかしその料金プランは、PHS 回線は PHS 回線の「料金上限ありの使いたい放題」、3G 回線は 3G 回線の「料金上限ありの使いたい放題」なので、両方使うと「PHS 回線料金 + 3G 回線料金」となってしまう。
この状況で、なぜに遅い PHS 回線を使わねばならんのか?という疑問は、契約者ならだれもが抱くと思う。
実際、私は PHS 回線は完全に使っていない。(PHS 通信モジュールの電源は切りっぱなしである)
しかし、ここにきて、基本料金のみで使いたい放題になったか。
PHS 回線の使用料金が、実質無料になった以上、PC で作業するときのみ 3G 回線で、後は PHS 回線に切り替えてみて、どの程度の料金圧縮になるかを調べてみるのが吉だろう。
しかも、PHS 回線で使うだけならば、電源問題で厳しい使用制限をかけざるをえない Hybrid W-ZERO3 ではなく、Advanced W-ZERO3 が使える。
料金改定を受け、Advanced W-ZERO3 現役復帰決定っ!!
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17日 [IP サイマル放送]
ラジオ放送を、ネットでリアルタイム配信する。
IP サイマル放送というやつだな。
その実験放送、radiko.jp を聞いてみる。(関東と関西からのみ聞くことが出来る)
実は、昨日、一昨日も聞こうとしていたのだが、サイトが重くて繋がらなかった。
ん~、ノイズレスなAM放送って、音綺麗だねぇ。
AM 放送も、そのほとんどがステレオ放送だが、ほとんどの受信機が AM ステレオに対応していない。
私も、手持ちのラジオで AM ステレオ放送に対応している物はない。
しかし、IP サイマル放送ではステレオで流れてくる。
こうなると、使い勝手も音質も、完全にラジオを上回っているな。
残念なのは二点。
一つは、参加しているラジオ局が少ない (NHK-AM が入っていないのは残念極まる) こと。
もう一つは、関東からは、関東の局しかきけない。関西からは関西の局しか聴けないこと。
串鯖を使ってごまかせば大丈夫だとは思うが、正攻法で聴けるようにしてもらいたいものだ。
現状では 8月31日までの実験放送ということだが、このまま実用化してもらいたい物だ。
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18日 [明日が無事なら無事だ]
人に DVD を貸すことになった。
貸す前に、棚から出す。
ついつい見てしまう。
ま、よくある事だ。
ということで、久しぶりにアンドリュー・ラウ「インファナル・アフェア」DVD を見る。
ん~、トニー・レオンとアンディ・ラウはもちろん、脇役にいたるまでかっこいいなぁ。
劇場で見たとき、冒頭、明るい中を行く葬儀の列と、薄暗い道から敬礼して見送る生者の対比。生死と明暗が逆転している一連のシーン (さらにこれを盛り上げているのはその前のシーンで自分の立場に悩む叫びで、そのシーンもビルの鏡に歪んで映る姿があってこそ) でやられたんだよなぁ。
今回もしっかり、最後まで持ってゆかれたぜ。
はぁ、面白かった。
こりゃぁ、近いうちに三部作全部見るしかないな。
三部作全部貸すし。
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19日 [い・つ・ま・で・も・ま・つ・よっ!!]
東京都への反抗から、未成年にふさわしくない数々の破壊活動に関する資料をぶちまけて、立派な18禁サイトにでもなってやろうかと思ったが、理性がそれを止めた。
仕事から帰ってくると、毎度のごとくボロボロである。
しかし、実は朝から、脳内である曲が鳴り響いていた。
そして、踊り狂う (としか表現できない) 香川照之。
こりゃもう見るしかないっしょ。
佐藤祐市「キサラギ」DVD 観賞。
ん~、バカバカしくて良いねぇ。
「インファナルアフェア」は傑作だが、あぁいう映画ばかりだと疲れて仕方ないからね。
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20日 [座頭市と用心棒]
SUPERT GT 2010シリーズが、三重県は鈴鹿サーキットで始まった。
見に行く事は出来ないので、TV 観戦。多チャンネル時代万歳っ!!
今年から投入された HONDA の新車が、チームによってまったく完成度が違うのが面白い。
セッティングに、これほどまでの違いがあるとは・・・
なお、明日の本線生中継は契約していないチャンネルなので、見られない。
てなことを思いつつ、同じく多チャンネル時代の恩恵を預かるとしよう。
録画済だった、岡本喜八「座頭市と用心棒」を見る。
勝新太郎が演じる座頭市と、三船敏郎が演じる用心棒の対決物。
座頭市 (もちろん勝新太郎だ) の世界に黒澤明の「用心棒」(もちろん三船敏郎だ) が出てきたような映画。
名前も背景設定も違うが、三船敏郎の演技は黒澤明「用心棒」そのもの。
制作は勝プロ、配給は大映による(「用心棒」は東宝制作/配給)人気キャラの対決映画にしか見えん。
物語は毎度のごとく座頭市。
無法の町に市がやってきて、皆殺しにする話。
そこに、手助けするんだかしないんだか、三船「用心棒」敏郎がからんでくる。
のだが、正直、物語中にあまりにも多くの要素を突っ込んだ結果、展開はひっちゃかめっちゃか。
とてもまとまっているとはいいがたく、傑作にはほど遠い。
しかし、なんだ。
お祭り映画としては、十分な面白さであった。
岡本喜八の軽快さがないのは、岡本喜八ファンとしてはちょっと残念であった。
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21日 [引きこもりの遊び]
強風で自転車で出かける気になれぬ。
ということで、部屋の掃除を実行。
部屋の掃除をしつつ、遊ぶ。
まぁ、イロイロと。
ちょっと前に手に入れた、高速撮影デジカメ CASIO「HIGH SPEED EXILIM EX-F1」とかで。
ふふ・・・これほどまでに I/F とお話しできないとは。
ダイヤル回したら、どういう設定になったのか液晶に表示してほしいぜ。
掃除はどうした!?という状況に突入したのは、もはや仕方ない。
途中で捜し物が発見できてしまったからねぇ。
午後からは、SUPER GT 初戦の中継を、見られないので読む。
生中継をやっている有料放送 ch、契約していないのよね。
さすがに SUPER GT の生放送のためだけに、契約は出来ん・・・
ということで、公式 Web ページにある文字の生中継と、twitter 上で展開されている各種生中継を駆使してレースを体感する。
サーキットラジオの、IP サイマル放送が欲しいなぁ。
技術的にはまったく難しく無いが、さて。
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22日 [あおいちゃんのアップはNHKに負けられネェ(by木村大作)]
咳が出る。
のどが痛い。
・・・風邪だな。
まだ引き始めなのは幸いだ。
一日引きこもって休もう。
ということで、劇場襲撃を断念。
引きこもって休む。
夕方、届いた DVD を開封、映画館に行けない鬱憤をここで晴らすっ!!
大澤嘉工「劔岳 撮影の記 標高3000メートル、激闘の873日」DVD 観賞開始。
木村大作「劔岳 点の記」の撮影ドキュメンタリ映画。
本編が大ヒットしていたら、DVD の特典として同梱されていたんじゃなかろうか?と、思う映画。
あの映画の DVD とか、あの映画の DVD とか、思い当たる DVD あるでしょ?
作品は、木村大作の言葉が重い。
「撮影では無い。苦行に行くのだ」
「撮影に行くと思っていると、耐えられない」
「撮り切れなければどうしよう」
極限の映像を目指し、極限の撮影を行った男の、これは戦いの記録だ。
ファックス・バー「ハート・オブ・ダークネス」とはまた違った意味での、であるが。
体調はやや回復。
明日、大丈夫そうなら、これはもう、見直すしかないね。
木村大作「劔岳 点の記」を。
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23日 [アカデミー賞ダイジェスト版]
体調は、ほぼ回復。
週末に向けて、体調は大丈夫そうだ。
昨日の予定通り、木村大作「劔岳 点の記」。
ではなく、先日 NHK BS で放送していたアカデミー賞のダイジェスト版を見る。
NHK のダイジェストは、おそらく米でも放送されているダイジェストをそのままだろうが、技術系の受賞 (撮影 / 録音 / 編集等) シーンがまるごとカットされているのが残念だ。
役者とか監督とか作品賞の方が、“分かりやすい”ってのは分かるんだけどね。
ショウとしての授賞式の見せ方は、さすが本場。
日本アカデミー賞ではこうは行かん。
ま、このレベルの際どいジョークをかましたら、日本では正義の雑誌や正義の新聞や正義のネットユーザーが苦情申し立てをしまくってエライことになるだろうけど。
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24日 [誰かが行かんと道は出来んちゃ]
体調回復。
完全復活である。
木村大作「劔岳 点の記」DVD 観賞。
やはり、脚本はともかく画はすごいよなぁ。
「本物があるんだから本物を撮れば良いじゃないか」
という木村の発言は、この画をみれば納得させられること必至。
もっとも、劇場の迫力は、自宅では出せないけどね。
色の数が、足りない・・・
“居間の TV”のように、(劇場と異なり) 明るい場所で見ることを前提に調整された“ソフト”の限界を感じざるをえん。
仮に劇場と同じく、暗い場所で見ることを前提に調整し、BD 化 (というか、HD ソフト化) された場合はどうなるのだろうか?
ディスプレイの再調整もせねばならんだろうが、どこまでヒルムの質感を再現できるのか、興味はあるな。
しまった、「劔岳 点の記」とは全然関係のない内容になってしまった。
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25日 [悲しいから憎むのか 憎むから悲しいのか]
アンドリュー・ラウ/アラン・マック「インファナル・アフェア 無間序曲」DVDを人に貸すので、その前についつい見直す。
先日「1」を見たので、その続きでもある。
セックススキャンダルで香港映画界から引退。クリストファー・ノーラン「ダークナイト」で警備員役で一瞬登場し、知っている人の苦笑を誘った (長い前振りだ) エディソン・チャン出演作品。
ま、そんあことどうでも良いんだけどね。
「2」は、どうしても、説明要素が強く、かつ結末がすでに分かっているという欠点を追っているので、他の二作ほど突き抜けた緊張感を持たせられない (結末を意識しなければ、そうとう緊張感のある作りなのだが) のが残念だ。
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26日 [FORMULA NIPPON 2010年第二回合同]
本日は、ありあまっている (消えるほどではないが) 有給休暇を使って富士スピードウェイへ。
FORMULA NIPPON 2010年第二回合同テストを見に行く。
去年は、行きたかったのだがそれどころじゃなかったからねぇ・・・
んなこたぁどうでも良い。
午前中は、雨は降っていないが路面は完全なウェットコンディション。
コース発表によると、気温0度。
凍える寒さだ。
20100326 撮影:EX-F1「No7 Kei Cozzolino(Team LeMans)」
午前のテスト終了後、休み時間に霰が降るというすさまじい天候。
コース発表によると、気温2度で午後のテスト開始。
霰はたいしたことなく、午後も、前半はともかく後半は、ライン上はほぼドライコンディション。
一部のチームはスリックタイヤで走行していた。
20100326 撮影:EX-F1「No19 Joao Paulo de Oliveira(TEAM IMPUL)」
レースではないので、燃える展開は特になかったが、試験走行を繰り返す姿は、それはそれで面白い物であった。
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27日 [「ハート・ロッカー」「誰かが私にキスをした」「アバター」劇場にて鑑賞]
豪快に寝坊した。
当初予定を大きく上回る遅さで作戦機動。
ま、午前中の予定を犠牲にすれば、さして問題なかろう。
ということで、午後からは映画館へ。
移動中、携帯電話の電源が危険域に入っていることを確認。ま、劇場に入っている間は切っているから関係なかろう。
キャスリン・ビグロー「ハート・ロッカー」☆☆☆☆。
誰かと思ったら、エヴァンジェリン・リリーじゃないですか。
ではなく。
戦争という名の狂気にとりつかれた男を、あくまでも“人間”として、しかも観客が感情移入できるように描いたという意味で、特殊な映画だと思う。
ショッピングモールのシーンが、強烈であった。日常と戦争の狂気を対立させると来たか。
ハンス・カノーザ「誰かが私にキスをした」☆。
東京工科大学が出まくっていた。
ではなく。
何がやりたいんだか分からない脚本の上、最近良くある「作中の時間経過が分からない」現象が発生。
まったくもって「だから何なの?」という仕上がりであった。
ジェームズ・キャメロン「アバター」(IMAX 3D)☆☆☆。
ミシェル・ロドリゲスが出ていた。
のは予告編で知っていたなぁ・・・
設定が、キャメロン映画とは思えないほど矛盾しまくっているのと、謝罪系西部劇の SF 版以上の“何か”になっていない。
その意味では、ジェームズ・キャメロンも、9/11からは逃げられなかったんだなと尾も負わされた。
劇場から出て、携帯電話の電源を入れると、限界突入を確認。
起動後、メール受信を知らせる振動がとどめになったか、そのまま電源が落ちた。
誰からの、何のメールかねぇ、と思いながら、撤収っ!
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28日 [「龍盤七朝 ケルベロス」読了]
買って積んである本を読む。
古橋秀之「龍盤七朝 ケルベロス」壱巻(メディアワークス文庫/小説)読了。
秋山瑞人とのシェアワールドシリーズ、「龍盤七朝」の新作。
秋山瑞人とまったく異なる、古橋秀之の文体が、古橋秀之ならではの面白さを生み出している。
そして、古橋秀之お得意の、凶悪なまでにスケールの大きな設定。
悪役、強すぎ。
近い付いただけで死ぬって、よくぞここまでデカイ敵を出すな。
先が楽しみだ。
楽しみなのだが、シリーズ第壱弾の、秋山瑞人「DRAGON BUSTER」は一巻で止まっており(秋山瑞人は、未完の帝王になりつつあるなー)、これはどうなるのか心配である。
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29日 [「ラジオライフ」読み始め]
頭が痛い・・・
水曜日までに、二枚の前売り券が紙切れになることに昨日の夜に気がついたので、映画館に行きたかったのだが、これはやめておいた方が得策だ。
今週は、先週と違い長いからな。
引きも持って、積むみ本を読む。
とは言え、今日は雑誌。
月刊「ラジオライフ」(三才ブックス/無線)を読み始める。
まだ全部は読んでいないが、(この連載以外ではまったく知らない)桃井はるこ の連載の一文に感動した。
以下に転載する。
> 私たち大人は、あの頃みんなが憧れてた時代にいるのです。
> そのことを忘れていないでしょうか。明るくてよいニュース
> は、もっとどんどん共有していくべきです。私たちが大人に
> なることに夢を見たように、今の子供たちにも未来への希望
> を持ってほしいなあと思います。
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30日 [「猿ロック」劇場にて鑑賞]
頭痛は治まった。
時は来たれりっ!!
映画館襲撃作戦第壱弾、開始っ!!
入場可能な券を、紙屑にしないためにっ!
前田哲「猿ロック THE MOVIE」☆☆。
これは、漫画原作というだけでなく、TV ドラマの映画版でもあったのか。
そうか、そうなのか・・・
まったく知らんかった。
初期設定 (主に主人公とその周辺の人間関係) によく分からない部分があるが、物語を理解する上での問題は無い。
問題は、まさに「TV ドラマスペシャル」になってる事だろう。
邦画はそんなんばっかりだな。
これじゃ劇場に客が来なくなる理由も分かるぜ。
平日二連続劇場襲撃は適うのか!?
期待と不安に満々ながら、撤収っ!
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31日 [「噂のモーガン夫妻」劇場にて鑑賞]
来月期待の映画は、明日実施予定。
なお、明日がエイプリルフールであることは、つい先ほど思い出したが、もはや手遅れ。
いかなるネタも、考えていない。
今年もかっ!!
なお、去年と違い今年は完全に失念していただけである。
反省の意味もあって、映画館へ。
映画館懺悔。
マーク・ローレンス「噂のモーガン夫妻」☆。
懺悔にふさわしいっ!!ラジー賞は伊達じゃないっ!!
ゆるい展開、寒いギャグ。
日中にテレ東あたりでゆるゆると放送している、つまらんアメリカンコメディ映画ってこういうノリだよねっ!
はぁ・・・失笑させられる映画は、それはそれで疲れる。
いや、懺悔だから、それで無問題だからっ!
撤収。
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