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新日記

2010年 5月

 
 1日 [いつも以上に、グタグタ]

 明日は、SuperGT Rd3 観戦のため、富士スピードウェイに行かねばならん。
 と、いうことで。
 カメラの準備。

 それとは関係なく、UBISOFT「Splinter Cell Conviction」(X-Box360/ACT)購入


 まだ開封していない。


 開封したが最後。
 OP だけでもと起動し、明日を忘れて徹夜でプレイしてしまう危険があるが故に。
 それだけは、なんとしても、避けねばならんっ!!

 ということで、予告。
 明日は SuperGT。
 明後日は、5月に期待する映画。
 明々後日は映画館。

 あれ?「Splinter Cell」はいつネタに!?



 
 2日 [SUPER GT Rd3]

 本日は、SUPER GT Rd3 観戦のため富士スピードウェイへ行く
 現在、疲れ切っていて文章を作れる状態にない。
 写真整理などもっての他である。


 面白かった・・・



 
 3日 [今月期待の映画]

 遅れたが、今月期待の映画。
 なんかもう始まっちゃってる映画が入っているが気にするな。

 ポール・グリーングラス「グリーン・ゾーン」
 イラク戦争で、大量破壊兵器を探す米軍特殊部隊の話らしい。
 なにやら陰謀めいた内容のようだが、大量破壊兵器など無かったことが判明し、それを全世界が知っている現状で、さてどう料理した?

 ピエール・モレル「パリより愛をこめて」
 「96時間」の監督、スタッフ再集結っ!ってことはまた ヴァン・ダムかスナイプスかセガール映画なみの、なんでメジャー系で公開!?というようなツッコミどころ満載の映画に違いない。

 ジョニー・トー「冷たい雨に撃て、約束の銃弾を」
 出来不出来があまりにも激しいので、劇場に行くかどうかを迷っているうちに終わる確率が高いジョニー・トーの新作。
 今回は、どうかなぁ・・・

 塚本晋也「鉄男 THE BULLET MAN」
 あまりにも独特なつくりで観客を魅了した「鉄男」の新作。
 またぞろなんとも表現できない映画に仕上がっているに違いない。塚本晋也だしなっ!!

 三池崇史「ゼブラーマン ゼブラシティの逆襲」
 ま、三池崇史だしな。
 問題は、今回はゼブラナースが、鈴木京香もろとも出て来ないという事実か。重大な減点要素だ。

 錦織良成「RAILWAYS 49歳で電車の運転士になった男の物語」
 一畑電車で、49歳で電車運転士になった男性の実話を映画化した作品らしい。
 どこに焦点を絞ったのか次第だかなぁ。

 阪本順治「座頭市 THE LAST」
 オリジナルの「座頭市」にあった、絶妙な“笑い”要素が欠けている予告編がちょっと気になるが、阪本順治なのでその辺は仕方ないのか!?(けど「ぼくんち」とか「どついたるねん」とか撮ってんだよな)
 なお、主役は、もう諦めた。

 粟津順「プランゼット」
 「惑星大怪獣ネガドン」の監督による新作。今度もまた、フル CG で一切の実写を使用しない作品っ!!しかも全国公開っ!!
 さすがに個人制作ではなくなったようだが、それが吉と出るか凶と出るか!?

 堤幸彦「劇場版TRICK 霊能力者バトルロイヤル」
 大いなるマンネリズム「TRICK」の新作。
 ま、それ以上でも無ければそれ以下でもなかろう。なにせ、大いなるマンネリズムだ。

 膨大な見落としがありそうな気配はあるのだが、それよりなにより久しぶりに邦画が多そうな5月。
 さて、それが吉と出るか凶と出るか。
 4月下旬公開の映画と併せて、さて何本見に行けるのか!?
 いろんな意味で大変そうな5月映画戦線は、すでに戦闘開始っ!!



 
 4日 [「第9地区」「オーケストラ!」「月に囚われた男」劇場にて鑑賞]

 経験上、第一水曜日は各種割引の関係上、劇場の客層が大変悪くなる傾向にある。
 と、いうことで、GW 最後のチャンス (明後日からは日常である) だ劇場に向けて突撃だっ!!

 とは言え、正直一昨日の疲れが取れきってはいない。
 三本だな、限界は。

 ニール・ブロンカンプ「第9地区」☆☆☆☆
 移民問題や人種差別を、宇宙人を使うことで描いた SF 映画。
 ヨハネスブルグでなければならなかったのは、この問題がヨハネスブルグでは顕在化しているが故なんだろうなぁ。
 視点が固定されていないので、3年というキーワードが作品全体に影響を及ぼせていないのはもったいない。

 ラデュ・ミヘイレアニュ「オーケストラ!」☆☆☆☆
 予告編に大いに騙された。落ちぶれた音楽家達の物語でもなければ家族愛の物語でもない。チャイコフスキーのバイオリン協奏曲 (ものすごい難曲) にとりつかれた男の物語。
 面白いけど、これ曲を知らない人が見ても分かるもんなのかね。クラシック人口を考えると、少なくとも日本では、ちょっと厳しいような・・・

 ダンカン・ジョーンズ「月に囚われた男」☆☆☆☆
 「第9地区」に続く、SF 社会派映画。こちらは「人間とは何か?」や、「労働者の待遇」といった部分がテーマになっている。
 月と言う限定的で、しかも「監視されない」場所が必要になっているのが見事。あまりハード SF 的ではないが (「ロケットまつり」では突っ込まれそう。もっとも、作品本質で無い部分を突っ込むのは間違っていると思う。「亡国のイージス」の欠陥は衛星関連の台詞がぶっ飛んでいるからではなく、あんな大げさなことをしなければならない理由の説明が無いからなのだから)、そこはそこってことで。

 やはり三本はギリギリであった。
 すでに集中力が限界に達しつつある。
 撤収っ!!



 
 5日 [SPLINTER CELL CONVICTION プレイ開始]

 完成していながら、HTML への変換とかなんやらとかえ後回しになっている映画評を上げんといかんあぁと思いつつ、UBISOFT「SPLINTER CELL CONVICTION」(X-Box360/ACT) プレイ開始。

 パワープレイを肯定しまくるゲームデザインに、殺しをせざるを得ない状況が多すぎるステージデザインは、「SPLINTER CELL」シリーズとしてみるとどうかと思うが、アクションゲームとしては有りだろう。
 アクションに入るときであっても「見つからずに殺人を実行せねばならない」というシステムは、確かに面白い。

 死んだ娘のために復讐鬼となった男の物語は、さてどこに着地するのか。
 とりあえず、これより大統領暗殺計画が進行するホワイトハウスに潜入。計画を阻止する。
 では、もう一戦やるかっ!



 
 6日 [「SPLINTER CELL CONVICTION」クリア]

 UBISOFT「SPLINTER CELL CONVICTION」(X-Box360/ACT)プレイ続行中。仕事から帰ってからだがなっ!

 思いの外、ホワイトハウスへの潜入に手間取った (潜入前に、路地で間違って民間人を殺害し、ゲームオーバーになったりしていた) が、入るとすぐに皆殺しプレイで先に進み、けっこうあっけなくクリアした。

 いや、正直、こんなにボリュームが少ないとは思わなかったというのが正直なところ。

 面白いんだけど、これまでの「SPLINTER CELL」シリーズとはあまりにも違うし、シングルプレイしかやらない私のような人間には、ちょっと物足りないのも事実であった。



 
 8日 [「大誘拐」を見る]

 岡本喜八「大誘拐 ~Rainbow kids~」DVD を見る

 監督が亡くなり、緒形拳が亡くなり、北林谷栄も亡くなってしまった。
 1991年。
 あれから、もう20年もたったのか・・・・

 中盤の、つっぱしる喜劇の部分の面白さはもちろんだが、最後に明らかになる「おばあちゃんの犯行理由」が、反権力を志向した監督ならではだろう。
 緒形拳と北林谷栄 (座っているシーンがほとんどなのに!) の演技合戦は、序盤から最後に至るまで、あまりにも見事だ。



 
 8日 [「SPLINTER CELL」続行中]

 とりあえず映画批評二本を上げた。
 だいぶん前に書いていた物なのだが。
 まだ何本か上げていないのがあるので、近日中に上げる予定。

 てなことはさておき、今日は引きこもり。
 UBISOFT「SPLINTER CELL CONVICTION」(X-Box360/ACT)のサブエピソードを潰し始める。もちろんシングルプレイだ。
 神がかった技を見せるマルチプレイの連中と戦うことは出来ぬ。私のようなヘタレではなっ!

 本編では、ステージの発見回数などが表示されなかったのだが、サブエピソードでは表示されるようだ。
 これなら、“やり込み”のしようがあるというもの。

 ちょいと短かった本編を、こいつが埋めてくれるか!?



 
 9日 [なぞなぞ宇宙講座]

 本日は、毎度おなじみ新宿はロフトプラスワンへ。


 すまん、勝手に宣伝計画を撃ち忘れていた。


 「ロケットまつり」ではなく、久しぶりの「なぞなぞ宇宙講座~宇宙への道~」
 今回は映像作品を笑い飛ばすのではなく、自分たちでロケットを作って、宇宙に行こう!!有人ロケットだって作ってやるっ!!
 という「夏のロケット団」の活動報告会。

 世の中の九割はクズである。
 残りの一割に価値は有る。
 多くの無価値の中から、少ない優れた物を拾うには、そもそもクズを許容するだけの土壌が必要だ。
 その土壌を作り出す。

 いいじゃないか。宇宙に、ネギ振るだけの衛星ぶち上げたってっ!!

 という、おたけびの数々。
 いやはや、面白かった。



 
10日 [たかがマウス、されどマウス]

 愛用のマウス、Logicool「MX-Revolution」の電池がつきた。
 いかん、「もうちょっと大丈夫だろう」と楽観視していたら警告の後、動かなくなった。

 ということで、充電中、急遽予備の・・・あ~、なんだこれ。Gateway の PC に付属してきた USB 接続の光学マウスを接続


 なんだこの使いづらいマウスはっ!!


 一度たりとも使ったことがないマウスだったのだが、油断していた。
 こうも使いづらいとは。
 予備なので使い勝手は犠牲になるのは仕方ないにしても、限度がある。
 むぅ、予備とは言え、もうちょっとまともなマウスを用意するべきのようだ。

 あらゆる作業のやる気が失せるほどは酷くない程度のマウスを・・・



 
11日 [物欲天使、久しぶりに降臨!?]

 SONY「VAIO Type P」の新型は、さすがに三つ折りではなかったのかっ!!けどバッテリー時間伸びてるのと、グラフィックが強化されている (= 動画再生能力が改善しているはず) のは良い。


 くはっ!!
 欲しいっ!!


 と苦悩する今日この頃。
 Apple Computer「iPad」が SIM ロック有で SoftBank では買う気になれない (SBM は、バックボーン回線が細いので使う気になれない) 事もあって、苦悩は加速している。

 ま、買わないだろうけどね。
 先代モデルの「陣風」(SONY 「VAIO Type P」) 買ってから、まだ一年も足ってないし。

 いろいろと、物欲が、頭をもげてきた、そんな5月であった。



 
12日 [痛い話]

 今日のネタは「とてもとても痛い」ので覚悟をどうぞ。

 タマネギのみじん切り作成中ちょっと指を滑らせて左手親指を切る

 横に約1cm、一直線に、切れ目が・・・

 反射的に傷口を押さえたので料理は無事。
 左手親指の内側なので、PC のキーボードを打つにも影響は無し。

 これ右手親指だったら、マウス握るのに苦労しただろうなぁ。

 力を入れると傷口が開き、自転車のグリップが血まみれになりそうだったので、本屋襲撃を断念。
 そんな、痛い、今日の日記。



 
13日 [「AUTO SPORTS」購入]

 指は問題ないが、雨がパラついている。
 これでは自転車での出撃は無理だな。

 ということで、車で本屋に向かう。
 週刊「AUTO SPORTS」(三栄書房/モタースポーツ)、週刊「AUTO SPORTS 臨時増刊」(三栄書房/モタースポーツ)をまとめて購入

 1コーナーでブレーキタイミングをミスって消えた、痛レーシングカー、初音ミクポルシェ。
 そのミスの理由は、もしかしてTV を見ていて思ったのとは違うのかも、という一枚が乗っている。
 抜いて慌てたのではなく、抜いて前のにツッコミそうになって、なのか、あれは、もしかして?

 記事詳細はこれより読む。



 
14日 [もちろん「ナヴァロンの嵐」も録画済]

 CS 放送、シネフィルイマジカで放映していた、J・リー・トンプソン「ナヴァロンの要塞」を見る

 エーゲ海はナヴァロン島にある、ナチス独軍の難攻不落な要塞。その攻略に挑む先鋭ゲリラ部隊の奮闘。

 要塞爆破という物語でありながら、戦争を背景にした冒険譚に仕上がっており、すでに古典となっているだけあって、その内容に驚きを求めるのは難しいにもかかわらず、特に後半の緊張感と勢いは素晴らしい。

 しかし、半世紀前の映画か。
 ほとんどの役者が亡くなっているなぁ。



 
15日 [明白なる殺意]

大激怒中

 我が愛車、ダイハツ「コペン」の助手席ドアにキズが。

車上荒らし!?
20100515 撮影:A530「車上荒らし!?」

 ・・・これは、車上荒らし!?

 中を確認すると、被害はない。
 カーナビ、ETC 車載器、小銭、いずれも被害無し。
 鍵の構造が破壊されていないという事は、進入に成功していないのだろう。

 しかし、ドアのキズは、直さざるをえん。


 犯人を捕まえて東京湾にぶち込んで魚のエサにするか、環境テロリストの弾避けに鯨漁船の甲板に置いておきたい。
 ディーラに行き、修理費の見積もりを頼むと、保険は免責金額に引っかかって使えないと言われる。
 最悪の予想よりは低額だったので、それで納得する。
 納得せざるを得ないっ!!

 怒り狂いながら、車を預け撤収。
 クソがぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!



 
16日 [ネタになるような事は無かった・・・・]

 怒りのあまり、昨日は何も出来なかった。
 と、いうことで。
 今日は昨日やろうとしていたことをせねば成らん。

 映画館は、仕方が無い。
 来週に持ち越しだ。

 部屋の掃除を軸に、まぁいろいろとやっているうちに一日が終わる。
 あぁ、F1 モナコ GP が凄い展開に・・・



 
17日 [金の無い不幸と金のある不幸]

 先日、CS放送、日本映画チャンネルで集中放送を行っていた、NHK TV ドラマ「ハゲタカ」見了

 企業買収を描いたドラマ。
 TV ドラマのその後を描いた映画があり、その映画を見るための前座である。

 幾つか伏線が回収しきれていないし、心理描写が甘い部分がある。
 繰り返し編集が下手。
 最期に主人公達に立ちはだかる事になる外資ファンドの社長のキャスティングが弱い。
 等々、欠点がないでも無いが、楽しむ。
 以前の職場で撮影している部分が沢山あり、本編とは別の楽しみ方をしていた部分があるような気もするが、それを別にしても楽しめた。

 次は映画版だな。
 ・・・いや、その前にガイ・ハミルトン「ナバロンの嵐」か、ジョニー・トー「エグザイル/絆」か!?
 溜まっているんだよね。録画済みのドラマやら映画やらが。



 
18日 [公安外事四課]

 金星探査機「あかつき」(H2A F17) 打ち上げ中継を見るために早起き。

 起きてすぐに打ち上げ中止の連絡。

 ・・・60分ちょっとか。
 寝るという選択肢もあるが、早寝したので、そんなに眠たくもない。
 無理に寝れば、おそらく起きるのが辛いだろう。

 ということで、時間つぶしにビデオでも見るか。

 映画だと時間が中途半端なので、ドラマがよかろう。
 地上波 NHK 総合にて集中再放送をしていたTV ドラマ「外事警察」を見始める

 公安外事に所属する刑事を主人公にしたドラマ。
 昨年の本放送時に、第一話を見落として見るのを止めたドラマだ。

 まだ最期までたどり着いていないが (帰宅後と合わせて全6話中3話まで見了)、最後まで見ようと言う気になるくらいには面白い。

 なお、このドラマは映画化されていない。



 
19日 [「月光条例」「さよなら絶望先生」購入]

 藤田和日郎「月光条例」9巻(小学館/漫画)、久米田康治「さよなら絶望先生」21巻(講談社/漫画)購入

 藤田和日郎「月光条例」は、ここまで来ても“日本一の桃太郎”が終わらない。
 前の巻から始まっているから、だいぶん長い話になっている。
 「日本一!?こっちは世界一っ!!」というシンデレラと赤ずきんの加勢はもちろんだが、主人公の秘密 (って、まぁこれまでの展開で予想できる範囲だが) が明らかになりそうな気配。

 久米田康治「さよなら絶望先生」は、まぁ、毎度のごとくだろう。
 これは読むのにちと時間が必要なので (ネタが多いのでな)、これから読む。



 
20日 [外事警察、後半戦]

 車は、外道のおかげで修理中。
 雨なので自転車の出撃は不可能。


 本屋襲撃を断念する。


 昨日買い残したアレとか、今日発売のコレとか、実は3月に出ていたが昨晩まで気がついていなかったソレとか、欲しかったのだが。
 出撃できないので、TV ドラマ「外事警察」の続きを見る
 全話見了。

 最後まで楽しんだが、結論をこう出すなら、もっと伏線を張っておかないと物語の展開として卑怯だと思う。
 いきなりセキュリティー会社の話が出てこられてもなぁ。

 さて、次は何を見よう。
 ・・・今度こそ大友啓史「ハゲタカ」(劇場版) か!?



 
21日 [「ハゲタカ」劇場版見了]

 H2A F17成功。
 さぁ、あとは衛星の仕事だ。
 金星探査機「あかつき」と、小型ソーラー電力セイル実証機「IKAROS」、その他、楽しませてくれよっ!!

 とりあえず、目先の楽しみだ。

 大友啓史「ハゲタカ」(劇場版)見了

 物語こそ連続していないが、登場人物は TV の続き。
 映像に緊張感はあるし、脚本のリズムも悪くないが、それ故に、TV ドラマ版を見ていない人には一部登場人物が理解できないと思われる。

 先行して TV ドラマ版を見たのは正しい判断だったようだ。

 個人的には、映画版初見の人間に対する目配せが網ちょっと欲しかったのと、主人公 (の、一人と言うべきか?) が TOB を仕掛けられた企業を、ホワイトナイトとして助ける理由を、もっと明白にして欲してほしかったが、全体としては十分に楽しめた仕上がりであった。



 
22日 [「パリより愛をこめて」「グリーン・ゾーン」「冷たい雨に撃て、約束の銃弾を」「プレシャス」劇場にて鑑賞]

 先週の車破損により、私は怒り狂っていた。
 怒り狂った結果、映画館には行けなかった。

 そして、前売り券の山が残った・・・

 いかん、このままでは確実に紙屑が生まれる。
 JAMSTEC 横須賀本部一般公開に行こうかと思っていたのだが、回避。映画館に行く。

 ピエール・モレル「パリより愛をこめて」☆☆
 「96時間」よりはマシだったなぁ、という程度の完成度。トラボルタにジョン・ウェイン遺伝子を投入 (格闘戦もやるので、もしかするとセガール遺伝子とのハイブリッドかも) して出来たみたいな映画。まったく同じ完成度でも、セガールやヴァンダムが主演ならビデオストレートだろう。

 ポール・グリーングラス「グリーン・ゾーン」☆☆
 イラクで大量破壊兵器を捜す米軍特殊部隊の話。
 結末が分かっている話をマジメにやられても、今更感が強すぎる。不出来な陰謀物以上の出来には、もとよりなり得ない映画だと言えよう。
 意外だったのは、この手の映画ではかならず陰謀を操っている CIA が、むしろ真実を明らかにする正義の存在になっていることだろうか。

 ジョニー・トー「冷たい雨に撃て、約束の銃弾を」☆☆☆☆
 邦題が良くないな。原題直訳で「復讐」で良いじゃないか。あるいは、あえて他のタイトルを付けるなら、「約束」。
 見る人を選ぶ映画だとは思うが (見る人を選ばない香港ノワールなど無いのだが)、実に面白かった。

 リー・ダニエルズ「プレシャス」☆☆☆☆
 最悪家族とのどん底生活から這い上がる少女の物語。
 「ねだるな、勝ち取れ、さすれば与えられん」という言葉がふさわしい。
 語り口はともかく、自分を、今を、肯定せよというテーマは好きだね。

 最初の二本で大して体力を使わなかったので、まだ余裕はあるが、時間切れだ。
 撤収っ!!



 
23日 [我が愛車ダイハツ「コペン」復活]

復活
20100523 撮影:A530「復活」

 我が愛車、ダイハツ「コペン」がディーラー修理から戻ってきた。
 あいにくの雨であったが、美しい姿が戻ってきたので大満足である。

 美しい姿を維持するために、さらなる投資はやむを得まい。
 ということで、ディーラーからそのまま AUTOBACKS へ行き、カーセキュリティを設置する。

 修理費だけでは済まない、この悲劇・・・



 
24日 [海外ドラマな日]

 CS 放送、AXN Channel で、TV ドラマ「LOST Final Season」の本放送が来月から始まる
 それを目前にした、(Final Season の)第壱話先行放送を見る

 録画していた物だ。
 一部のモータースポーツやニュース意外、リアルタイムで見る事はほぼ無い。


 ん~、いきなりかっ飛んだ展開だなぁ。


 前話の最後もそうとうぶっ飛んでいたが、そのまま大きく飛び出した感じ、とでも言おうか。
 「HEROES」も夏放送の Season4 で終了 (打ち切りらく、話は終わっていないらしい) ということなので、見ていた海外ドラマ二本がいきなり終わるなぁ。

 終わる物があれば始まる物もある。
 ということで、「LOST Final Season」と同時に放送された TV ドラマ「FLASH FORWARD」第壱話を、さて、これから見るとしよう。



 
25日 [FlashForward]

 CS 放送、AXN Channel で7月から放送予定のTV ドラマ「FlashForward」第壱話先行放送を見る
 昨日の「LOST Final Season」に続いてだな。

 全世界同時に、全人類が同時に意識を失った。
 その間、人々は半年後の未来を見ていた。


 いったい、なぜ。


 という物語。
 ロバート・J・ソウヤーの「フラッシュフォワード」が原作だと言うが、第壱話を見る限り「元ネタ」という方がよさそう。
 第壱話は面白かったので、本放送を待つとしよう。
 さぁて、どう広げるのか。

 おっと、摩砂雪「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破」BDが届いた。そのうち見よう。
 見所は、トウジが委員長をかばうシーン!!(1cutしかないがな)



 
26日 [「アリス・イン・ワンダーランド」劇場にて鑑賞]

 いろいろあって映画館へ。
 平日なのに?
 平日なのに。

 ティム・バートン「アリス・イン・ワンダーランド」☆☆

 脚本が平坦だとか、キャラクター造詣が恐ろしく偏っていて役に立っていない登場人物が多すぎるとか、2D 撮影後に 3D 化しているからか、立体感のあるシーンと無いシーンの落差が激しいとか、映画として、致命的な問題が多すぎるな。

 本日は一本で撤収。



 
27日 [「ヱヴァンゲリヲン新劇場版」真の問題点]

 摩砂雪「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破」BD 版見了

 やはり、時間が短くなった結果、人間ドラマは大きく削られていると言わざるを得ない。
 特に、アスカの削減は厳しく、結果、シンジと距離が詰まる過程がほぼ描かれていない。
 おかげで、料理の話や、3号機に志願する部分が弱くなっていると思う。

 序から延々と描かれていたレイとシンジの距離感と比べると、実に分かりやすい。

 もっとも、「ヱヴァンゲリヲン新劇場版」最大の問題は、果たして庵野秀明が物語を終わらせられるのか?という部分だと思うが。



 
28日 [「リベリオン」を見る]

 えらい久しぶりにカート・ウィマー「リベリオン」を見る
 CS 放送、「ザ・シネマ」で放送していたものだ。無論、録画。

 貶したらにちゃんねるから攻撃を受けた覚えがある、懐かしい映画だ。

 つくづく、迷惑かつ暇な連中だと思ったのも、今は懐かしい・・・

 と、言うのはさておき。
 久しぶりに見てみると、なんでこの映画のアクションシーンに燃えなかったのかがよく分かる。

 クリスチャン・ベイルが、止まっていないからだ。

 映画における動きの格好良さは、動きそのものではなく、動から静への変化にある。
 素早い動きで敵を倒し、相手を倒し、キメポーズは動きから一瞬で静止する。

 その切り替えが、クリスチャン・ベイルは上手くない。
 けっこう体がブレている。
 役者が「止まらない」場合、カット割りやカメラワークでごまかす (たとえば、アンディ・ウォシャウスキー「マトリックス」は、ロングコートで体の細かい動きを見せないことでこの問題を解決している) が、この映画では、格闘シーンを見せる事はともかく、“止め”を見せるのは、まったくこだわりがなかったようだ。

 やはり、高評価ではない映画でも見直すと、「なぜ高評価ではないのか」を冷静に分析するには役に立つなぁ。



 
29日 [「TRICK3」「春との旅」「TRIGUN」劇場にて鑑賞]

 当初予定とは違う映画館へ。
 事情は後述。

 堤幸彦「劇場版TRICK 霊能力者バトルロイヤル」☆☆
 大いなるマンネリズムの新作。
 だがしかし、オチの部分は“卑怯”と言われても仕方ない。
 なお、日本で一番白馬の似合う男 (暴れん坊将軍のイメージによる私の勝手な命名)“松平健”は、やっぱり白馬と共に出てくる。

 小林政広「春との旅」☆☆☆
 家族の物語なのだが、これ最期の“父と娘”が持つ過去の部分が余計だよね。
 そこに「理由」を入れたいという気持ちは分かるけど、分かれた事に対する理由をそこにしなくても・・・と、思った。
 映画の出来とは直接関係無い (間接的にはある) が、戸田菜穂。彼女は方耳が聞こえないという (物語上余計な) 設定を持っている登場人物を演じているが、彼女も演出家も、方耳が聞こえない人間の実際を知らんね。瀧本智行「イキガミ」の成海璃子 (こちらは視力障害) もだけど、障害者はその行動に、染み付く「クセ」があるので、そこを手抜きするとすぐに嘘っぽくなっちゃうぞ。二人とも、演技が下手な役者ではないと思うのだが。

 西村聡「劇場版TRIGUN -Badlands Rumble-」☆
 この映画の前売り券をもらったのが、本日の映画館襲撃方針変更理由。
 来週金曜日で終わる = 今日行かないと紙屑決定ということで、映画館を切り替えた。

 これ、原作読んでいた人か、TV アニメ見ていた人向けなんだろうねぇ。
 どちらも知らん私のような人間が見ても、なにがなにやら・・・

 不完全燃焼率が高いが、まぁ、仕方ないか。
 時間切れだ。
 撤収。



 
30日 [神戸の地震で海上自衛隊は、護衛艦の浄水機を使ってたなぁ]

 本日は横須賀市は武山駐屯地で開催された、第1教育団創立51周年記念行事に行く。
 第1教育団は組織変更のため、部隊名が変わる。そのため、創立51周年にして最後の記念行事らしい。

 その状態で、入ってすぐにいるのが、隣接する航空自衛隊武山分屯基地の JM-902 (PAC3 発射機) というのも、なんだかなぁという所だ。
 ま、昨今の国際情勢下では、ペトリオット PAC3 を見せたいのは分からんでもないが。

JM-902
20100530 撮影:D70s「JM-902」

 なお、JM-902 は牽引されている部分なので、この写真の説明はやや間違っている。
 主題が牽引車になっちゃってるもの。

浄水セット
20100530 撮影:D70s「浄水セット」

 国際強力での出動で非常に役に立っているらしい浄水セット。
 ただし、この装置では海水の飲料水化はできないとのこと。現在開発中の新型は海水からも作れるんだそうな。

 公開演習では、悪天候のため空挺降下やヘリ部隊の展開が無く、若干物足りなかったが、それなりに楽しめた一日であった。



 
31日 [来月期待の映画]

 月末恒例、来月期待する映画。

 ジョン・ファヴロー「アイアンマン2」
 大爆笑だった「アイアンマン」第2弾。ミッキー・ロークの悪役っぷりが、予告編段階でもうたまらんっ!!

 ジョージ・A・ロメロ「サバイバル・オブ・ザ・デッド」
 ロメロの新作。「・オブ・ザ・デッド」の新作。
 これ以上、なにか説明が必要か!?

 サミュエル・ベイヤー「エルム街の悪夢」
 ウェス・クレイヴンの傑作ホラー映画を、四半世紀の時を超えリメイク。
 新制フレディの恐ろしさは、どの程度!?

 アレン・ヒューズ「ザ・ウォーカー」
 予告編から漂うアレ感が最高。地雷は、踏んでみないと炸裂するか分からないだろう!?

 ルイ・シホヨス「ザ・コーヴ」
 イルカ猟の盗撮映画。イルカ猟をどう批判しているか次第だな。
 頭悪く批判してたら、頭悪く反論しちゃうよ?

 ロイ・チョウ「殺人犯」
 連続殺人犯を追う刑事。彼は自分が犯人である証拠を次々と発見する。という映画らしい。後半に「すごい展開」がまっているというのが気になる。

 中島哲也「告白」
 教え子に娘を殺された中学校教師が、犯人を捜し出し復讐に走る。途中でけっこう驚いた小説だが、さて、どう映画化した?
 監督の得意なトリッキーな演出も、予告編を見る限り「なるほど、こうきたか」と思わされたが、さて。

 成島出「孤高のメス」
 地方病院で孤軍奮闘する凄腕外科医の話らしい。予告編を見る限り、画作りは面白そう。原作は未読だが評判がよいのは聞いている。
 さて、あとは映画化が吉と出るか凶と出るか。

 舛成孝二「宇宙ショーへようこそ」
 地味に面白かった TV アニメーション「かみちゅ!」の監督による、初の劇場映画。
 どんな内容なのかは知らんが、タイトルと監督の名前だけで行くの決定。予告編も一度しか見ていないっ!

 ・・・おかしい。
 本数がちょっと少ない。
 今月下旬公開で行っていない映画も多いが、おそらく見落としが多数有るので、見に行く映画の選択を間違えるとあとでかなり苦悩する事態に陥りそう。
 夏はまだ先だが、映画館は燃えている!?