なにやら体力があるので更新を決意。まぁ通常より遥かに体力は無いが。
まずは東京国際映画祭コンペティション。
レザ・ミル=キャリ「月の光の下に」☆☆☆☆☆。
イラン映画ということで、はたしてどうなんだろう?と思う気持ちがあったのは確かだが、全然そんなことはない。素晴らしい作品といえる。
政治が人を虐げたとき、人は宗教になにを望むのか?また、聖職者は人に何が出来るのか?を鋭く問う。
これだけ聞くと、国的にイスラム教の色が強そうな印象を受けるかもしれない (つーか私はてっきりそうだと思っていた) が、そんなことは全然無い。どの宗教でも、かかえる問題は同じであることを感じさせる。
続いて東京国際ファンタスティック映画祭「デジタルシアター」に突入。
短篇のキム・ジョヒ & チョウ・ヨンフン「アッチとシパック」は眠かったので寝た。
続く WATT「SUPER SEXY ANDROIDS」と池田爆発郎「PiNMeN」はしっかり目がさめたので、つまり作品が私の好みではなかったのだろう。出来がナニだったのかもしれんが。
秋山勝仁「アミテージ デュアルマトリックス」☆☆。
画な迫力に欠けるという、アクション作品として致命的な欠陥を抱え、それは無視しても、画的に嘘が多すぎて突込みどころ満載。前作を見ていないせいもあるのかもしれないが、飛躍しすぎる物語は分かりにくい。
致命的にピントがずれていたのはスタッフの責任だろう。重罪。
大友克洋「アキラ SPECIAL EDITION」☆☆☆☆☆。
今ならデジタルで手抜きになりそうな部分まで、全部手書き!!手書きの迫力!!うぅん。素晴らしい。
ところで、音の左右のバランスがおかしくなかったか?微妙に音が左によっていたような印象を受けるのだが。
一度出て、n_2 & take と合流。続くワールドプレミア上映の高山文彦「WX3 機動警察パトレイバー」。☆☆。
あらかじめ言っておくと、断じてこの作品は「パトレイバー」ではない。絶対に。だって「パトレイバー2」以上に特車二課出てこないもの。
物語的な欠陥はいやんなるくらい多いが、ビジュアル的にもっとも不満だった一点をここでぶちまける。
あのイングラムの異様な質量感の無さはなに!?
−30日−
東京国際映画祭の開催期間中、数少ない (つーか唯一) の映画館に行かない日である。
見たい映画が無かったというよりも、有給を突っ込むのがさすがに怖かったというよりも、自分の体力に疑問があったからだということは言うまでも無い。
さすがに9日間連続は、ね。
そんなわけで、一週間前に放送した「ヘルシング」第三話を見る。
...絶句!!
前二回は、まぁ TV だしなぁ、それにしちゃぁよくやってるしなぁなどと思っていたのだが、ハン!!
なんですかこの完成度は?なんですかこの完成度は?なんなんですかこの完成度は!!
塵ですか?屑ですか?
第三話以降、見る価値は消滅した。合掌...
明日の更新はない。出来ないとも言う。帰っては来るが、更新するだけの体力は間違いなくなさそうだからな。
...体力があれば?午前2時過ぎにさりげなぁく更新するかもしれんな。
−29日−
今日は仕事帰りに映画祭〜。フランシス・フォード・コッポラ「地獄の黙示録 特別完全版」。
途中で人と合流しつつ、劇場にゴォ!!
賛否は両論巻き奢った映画であるから、そういう意味での論争はあるだろうが、やはり凄い映画だ。
このころはまともだったのね、コッポラも。この後になると「ドラキュラ」だもんなぁ...
残念なのは場所がオーチャードホールだったということ。もともと映画館ではないので、音響がそういう風に設計されていない。
あと映写状態がイマイチ。ピントが甘いのは妥協できる範囲だが、フィルムに結構キズがあるのはどうよ!?しかもスクリーン右中央あたりに、微妙にキズが入ってなかったか?
東京ファンタスティック国際映画祭なら渋谷パンテオンだったんだがなぁ、あっちのスクリーンで見たかったなぁ。
−28日−
東京国際映画祭は開催中!!つーことで今日は二本立て。
両方とも恋愛映画なためか、観客のほとんどが女性。両方とも満員御礼だったのは言うまでも無い。
中江功「冷静と情熱のあいだ」☆☆☆。
心理描写を全部ナレーションで処理するのをやめましょう。あと、カメラが全然動かないのもどうにかしましょう。
まぁ画の構図そのものは、比較的引き画が多くて楽しめたけどね。あれも風景に引っ張られたからのような気がしないでもないんだよなぁ...
ホ・ジノ「春の日は過ぎゆく」☆☆☆☆。
監督のコメントから推測すると意図的にやったらしいのだが、ヒロインの心理が全然見えない。だからなにを考えているのか全然分からない。
この監督、全体的な完成度は前作「八月のクリスマス」の方が良かったように思う。
−27日−
東京国際ファンタスティック映画祭「前夜祭ホラーの秋だよ!最恐×絶叫×失恐ナイト」より帰還。
なにが悲しいって、映画祭名物プロデューサー“泣きの”小松沢陽一が病気でダウン、今回は結構辛口な批評で鳴らす映画祭ディレクターの大場渉太が司会進行を勤める。
ジョン・ダール「ロード・キラー」☆☆☆。
まったく見る気が無い & まったく期待していないということもあって、それなりに楽しんだ。スティーブン・スピルバーグ「激突!」を見ていなければもっと面白いんじゃないのか?
途中で犯人の犯行動機が分かるのは激しく減点。
キーナン・アイボリー・ウェイアンズ「最‘新’絶叫計画」☆☆☆☆。
前作よりもあきらかに出来は良い。なによりも、物語が存在しているので、見ていてもそれなりに追うことがある。
一番笑えたのは「MI2」のパクリ。バイクチェイスシーンを、車椅子でやった時はどうしようかと。当然のように鳩が飛ぶし。違うのは教会決戦がないことか!?
ヴィクター・サルヴァ「ジーパーズ・クリーパーズ」☆☆。
前半は「激突!」、後半は「ターミネーター」。複線や思わせぶりな説明を入れながら、それが上手く生かされていない。
ある意味、説明しすぎと言えるかもしれん。それと物語の矛盾も多すぎる。
ブライアン・ユズナ「ファウスト」☆☆。
「スポーン」のパクリ。これは原作あるのか?
これも「ジーパーズ・クリーパーズ」と同じく、不要な説明が多すぎる。この作品のヒドイところは、必要な説明が抜けているという点だろう。
おかげで敵がギャグにしか見えんかったぜ。
詳細はあとであげるが、ここで一つだけ言っておかねばならん。
ジョン・カーペンター最新作、「ゴースト・オブ・マーズ」の日本劇場公開は行われるそうだ!!いやったぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!
ついでに「最‘新’絶叫計画」の劇場公開だが「まだ可能性はある」そうな。中止になった原因はニュー東宝シネマの小屋主がビビッタからだそうな。
...ところで、私の CD-R ドライブが壊れてウンともスンとも言わねぇのは、どうよ!?
−26日−
東京国際映画祭は、いよいよ明日!!東京国際ファンタスティック映画祭は今日から!!
有給はとった、チケットもとった、あとは体力の進む限り劇場に通うのみ!!
これが友人に納得され、親に呆れられ、彼女に振られて、それでもなお突き進む修羅の道!!棘の道!!馬鹿の道!!そしてなによりも快楽の道!!!
んではちょっと速いが今後期待する映画!!
クリストファー・ノーラン「メメント」。妻が殺されたショックで10分しか記憶を維持できなくなった男が、その犯人を追う。なんと時間を逆行する作りだそうな。
バズ・ラーマン「ムーラン・ルージュ」。19世紀パリのナイトクラブを舞台にしたミュージカル映画。「ロミオ+ジュリエット」の監督ははたしてどう仕上げた!?
アイヴィン・ライトマン「エボリューション」。ゴーストバスターズの監督が、今度はエイリアンバスターズを作ったらしい。
ドミニク・セナ「ソードフィッシュ」。製作が製作なので、きっと画がすごい映画に仕上がっているだろう。それはそれで良し。
リオネル・デルプランク「赤ずきんの森」。森の中の屋敷で赤ずきんを演じて欲しいと依頼された劇団。講演中の奇妙な雰囲気、そして起こる連続殺人。ヨーロッパ発のサイコサスペンス(たぶん)。
ローレンス・グータマン「キャッツ & ドッグス」。犬と猫の地球の覇権をかけて壮絶なバトル!!と言う馬鹿ギャグ映画。馬鹿万歳!!
今村昌平「赤い橋の下のぬるい水」& 鈴木清順「ピストルオペラ」& 市川昆「かあちゃん」という、日本映画界の重鎮監督三人の新作。説明なんてさせるな。
中江功「冷静と情熱のあいだで」10年前に交わされた一つの約束。その約束に導かれ、翻弄される二人の男女の恋愛映画。たまにはこういう映画もよかろう。
パット・マーフィー「ノーラ・ジョイス 或る小説家の妻」、古厩智之「まぶだち」、ヤン・ユノ「リベラ・メ」(は東京国際ファンタスティック映画祭で見てくるが) なども公開される。
2001年も終わりが近づく11月。激闘は、そこにある!!
−25日−
東京国際映画祭まで、あと2日。しかし明日は東京国際ファンタスティック映画祭「前夜祭ホラーの秋だよ!最恐×絶叫×失恐ナイト」が行われる。行くに決まっておるので更新は...ゲリラだ!!
明後日以降?不明だっ!!だって事情により出たとこ勝負なんだ!!
そして昨日ネタにした「TOKYO FILMeX」の「武士」だが、どうやらチケットは完売した模様。やはり遅かった。
「オープニングだしなぁ」などと思いつつ、遠くを見つめることになってしまった。
まぁそのうち劇場で公開してくれるだろ?そーだろ?一年前に東京国際ファンタスティック映画祭で公開してそのまま忘れ去られているような気がする「燃ゆる月」(韓国のファンタジー映画)も、きっと公開してくれるハズだ!!そーだろ!?シネアミューズあたりがやってくれるんだよなぁ!?
という思いが私を支えているが、土曜開始の東京国際映画祭は、それ以上に私の心を鷲掴んでいるのは言うまでもない。
−24日−
東京国際映画祭まで、あと三日。そんな本日、未チェックだった TOKYO FILMeX(つまりは映画祭)の上演内容をチェック!!
岡本喜八「助太刀屋助六」...東京国際映画祭のチケットを押さえてあるから問題なし。
ナンニ・モレッティ「息子の部屋」やら豊田利晃「青い春」にまぎれて、だぁ!!チョン・ウソン「武士」をやるだとぉ!?
中国で撮影された、韓国の大チャンバラ映画じゃないですか!!
「初恋の来た道」で可愛さを振りまき、「グリーン・デスティニー」で秘めた想いのお嬢様、「ラッシュアワー2」で冷徹な悪役と幅広い縁起で私の注目度の高いチャン・ツィイーが出てる映画じゃないですか!!
...だぁ!!給料日直前。はたして給料日までチケットはあまっているのか!?それとも現時点ですでにチケットは無いのか!?謎が謎を呼ぶ驚愕のチケット争奪篇はそのうち公開!!期待せず待て!!
−23日−
幸村誠「プラネテス」二巻購入。...こういう風に持っていたか。
日常的空間と化した宇宙で働く人間の生き様を描くのかと思っていたが、そうか、ニューフロンティアスピリットと自己の対決にしたか(いや、まぁそとも言いきれんが)。
ちょっと残念...かな。
基本的にキャラクタとしての主人公が不在の物語が好きだという趣味の問題が大きいが。
ただ、相変わらず油臭い世界で物語が動いているのは好き。
やっぱこういう油臭い未来って良いね。
−22日−
その時、私は上野駅某本屋に向かっていた。
その時、私はなにも見なければ良かったのだ。
その時、気がつかないフリをしていればよかったのだ。
やらないつもりだったが、やってやるぁ!!
上野駅某所にて、掲示板に時々現れる torikara と他一名に拉致される。
無理やりメシに付き合わされる。ついでに「千と千尋の神隠し」のカオナシの真似までさせられ、釈放...つーか逃亡。
すまん、もう、体力が....も...た...な...い...
−21日−
いまいちテンションがあがらないので映画に行くのを断念。まぁ今週末からの東京国際映画祭で死ぬほど見ることが出来るしな。
おもむろに「君が望む永遠」(Windows ゲーム)開始。
...痛い!...痛いよ!!痛すぎるよっ!!!
なになに?「Air」と言い、こういう痛いゲームはやり?「White Album」の後に痛いゲームははやらなかったけど、「Air」の後ははやってるんですか!?
第一章は、全身が痒くなるような正当な青春学園もので、「このまま続いたら死ぬ」とか思ってたんだが、本編始まってからのこの痛さはいったいなに!?
むしろコッチが続いた方がつらそうだ...
−20日−
部屋の掃除をしていると、思い出したくも無い己の過去と直面することが無いか?
忘れたい過去と、いきなり向き合わねばならない瞬間がないか?
本棚の奥底から高校時代の日記発見!!
なにか、今読んではイカンようなきもするが、満を持して一ページ目をめくる
...い...いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!
つーか馬鹿?馬鹿?馬鹿?私は馬鹿?
いや、馬鹿なんだけど、ここまで馬鹿?むしろ塵芥って感じじゃんか!!
う〜む、あまりにも悲惨な過去と直面させられてしまった。
もしこの内容が漏れれば、まさに我が生涯最大の恥辱になるであろうその文章をシュレッダーにかけ燃やす。きっちりと、完全に、灰になったらその灰を突き崩して絶対にその内容がわからないようにして!!
その内容は、想像に任せる!!
過去の過ち。その物的証拠は完全に抹殺せよ!!
−19日−
「仮面ライダークウガ −特別篇−」DVD 購入。21日発売だが細かいことは気にするな。だって売ってたんだもぉん。
第一話と第二話の特別篇は...はぁ、こうなりますか。これは TV 放送時だと、資金的にか時間的にかできなかった特殊効果と、スタッフが不満だった編集をやりたかったんだね!?という内容。
特別篇というより、はやりのディレクターズカットってヤツですな。
最高なのは完成打ち上げ開場で公開されたという「EPISODE.50 乙彼」!!(「おつかれ」)
プロが、インディーズ手法でセルフパロディーやるのは卑怯!!むっちゃ笑える!!
一条薫が「やるときは徹底的にやる、それがジョン・ウーへの道だ」と言った瞬間が腹抱えて笑えるっ!!
その後で、後ろでスロー再現を続けるみのりさんまで来ると、もーどーしてやろーかと。
ところで最後の台詞は期待していいのか!?「劇場版があるのか!?」というあの台詞は!?
−18日−
TVアニメーション「ヘルシング」第二話を見る。
相変わらず言葉使いが...まぁしゃぁないか。
「お嬢ちゃん、処女か?」
でさえ言わなかったもんな。
ところで私のもっとも好きなキャラ、ウォルター・クム・ドルネーズの声が清川元夢ってのはどうよ?なんか微妙に違うような気がするのは私だけ?あの声で。
「ヘルシングの授業料がいかに高額か、教育してやりましょう」
を言うのか?いや、良いんだけど。ちょっと上品すぎやしないか?まぁ、ウォルターはあの漫画ではかなり上品なキャラクタだから良いっちゃぁ良いんだけど、なんかやりすぎのような気がするなぁ。
あと、この異様な展開の速さはなに?
次回すでに、ヤツが出てくるなんて...燃えるガンファイトが、見られるのか!?
−17日−
「ROCK YOU!」が19日で終了!?前売り券を買っていなかったので直接的な打撃は無いが、余裕があれば見たかった映画なのでちょっと残念だ。
それにしてもわずか二週間で終わるとは...まったく予想していなかった。
このままだと、すでに次の「ムーランルージュ」が決まっている「ワイルド・スピード」も短そうだ。
公開してからちょっと時間を置いてから見に行くことが多い私だが、そういうことを言っていう暇はなさそうだ。つーかそういうことを言ってると、紙屑を量産する羽目になるな、これは。
む!?ひょっとしてこの Web 日記の読者の皆々様としては、紙屑量産の方が愉快なのか!?
−16日−
「地獄の黙視録 特別完全版」の劇場予告編が始まった。来年新春第二段。よーするに春公開ということなのだろう。
ちなみにこの予告編。ワーグナーを鳴り響かせて戦闘ヘリがベトナムの村を空襲するという、かの有名なシーンをそのまま流すという凶悪さ。あのシーンの意味を知る人間であれば一気に不快になること間違いナシ。ある意味素晴らしい予告編と言えるかもしれん。
ついでに日劇系(東宝洋画系)で全国公開っすか。個人的にはパンテオン (松竹系) のスクリーンで見たいのだが。まぁ日劇ならよしとしよう。
どこにも書かれていないのだが、70mm?35mm?日劇だったら 70mm の映写機があった...ハズだけど。
−15日−
人は失敗から数多くのことを学ぶ。
水曜で混むんでいたなら、週頭で人のいなさそうな月曜に行けばよい!!と。
サイモン・ウエスト「トゥームレイダー」。
いかんながら純粋な映画ファンとしては☆。
しかし私はゲーム好き。その血はこう叫ぶ☆☆☆☆。
アンジェリーナ・ジョリーはやっぱりアクションを魅せつけられる役者ではなかったのと、アクションシーンの編集がへたくそすぎることが欠点。
ただし、テンションと、あふれ出るパワーがそれを補っている。
分かっていると思うがいちおう書いておこう。物語は、無い!!
−14日−
本日は「鉄道の日」。その記念で、閉鎖後、約半世紀ぶりに公開される旧万世橋駅(秋葉原の鉄道博物館真上にあった)を見に行く。過ぎ行く時間、ってヤツだね(詳細は、来週のから更新を再開する「鉄の血!」に乗せる予定)。
なお、鉄道博物館には東海道新幹線開業当時の指令盤があり、その前に立って「新幹線大爆破」の宇津井健の気分を味わったり、鉄道模型を見て「天国と地獄」の“特急第2こだま”に思いをはせることも出来て、映画ファンでも十分に楽しめる。
返す刀で久石譲「カルテット」☆☆☆。凡作。
偉大すぎる父親へのコンプレックスを傲慢さでごまかす主人公。音楽は好きだけどバーの奏者止まりの勝気な女。なにをやってもうまく行かない男。自分に自信が無いお嬢様。という定番な四人組がカルテットを通して成長する過程を定番の展開で描く。
救いは、音楽を見せることに成功していることか?途中、映画ファンへの皮肉にしか取れないシーンは、きっとサントラを知りつくした男のささやかな抵抗なんだろう。
−13日−
今日も今日とて映画館。滝田洋二郎「陰陽師」☆☆☆。
大向こうを狙わなかったのは良し。だが、変な風に小さくまとまってて今一歩な感触を受ける。
キャスティングは比較的良し。
野村萬斎は浮いていたが、それは逆に主人公、安倍晴明の不可思議な感じを演出するのに役立っている。
問題だったのは今井絵理子。こいつは完全にミスキャスト。つーか演技になってねぇ!!
なお、明日ついに「最低映画への有罪判決」を UP する。期待せず待て!!
−12日−
「METAL GEAR4」(と、我が勝手に呼んでいるが本当は「METAL GEAR SOLID2 SOND OF LIBERTY」)の特別名詞形 CD を無事ゲット。先着だったからダメかもしれぬと思っておったのだがな。
入手して予想外だったのは、動画フォーマットが RealPlayer だということだな。
普通 MPEG か MOV。妥協しても ASF じゃろぉが!!などと思いつつも再生開始。燃える。
他に言葉などいらぬ!!燃える予告編だった!!
発売日まで一ヶ月ちょっと。
この魂の高鳴りを抑えるには...ふ、久しぶりに体験版でもやるか。
−11日−
昨日の日記であるが、冷静に考えると聞こえた声は結局妄想だから、片思いで勝手に盛り上がって告白しようとしたら、想い人が男と歩いているのを見て特大ショック!!失意のあまりそのまま逃走!!って感じか?
こっちの方がよりイヤな感じだ。現実にありそうなだけにな。
しくわぁし!!私は (映画に関しては) 不屈の精神を発揮する男。かならず見てやるぁ!!
そぉんなこんなで復讐の思いをたぎらせつつ今日は「ヘルシング」(昨日 TV 放送されたヤツね)を見る。
そーじゃねーだろぉぉぉぉぉぉぉぉ!!
燃えるガンファイトは!?燃えるガンファイトはどこだ!?すべてを諦めたかのように、ただただド派手に繰り広げられる、ガンファイトは!?まさかこのショボイ音がそのマーチだというのデスカ!?
言葉遣いが落ち着いてしまったのは、まぁしゃぁない。
しかし、まぁ、やっぱりダメかぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ.....
いや、予想以上によくやってるとは思うけどな。
−10日−
帰り際。電車に乗っていると耳元でささやく声があった。
「今日は映画館に行け。さもなくば滅びよ!!」
映画館の天子様がこの私を呼んだのだ!!
ということでサイモン・ウエスト「トゥームレイダー」。
んが、しかし。どーゆーことかなこの行列は?あきらかに前の方しか座れないぞオーラが出ている!!
これではまるで告白してきた女性に、おっけぇっす!!と返事したら「ハァ?なんであんたなんかと。ばっかじゃないの?」とふられたようなもんじゃないか!!(さすがにこういうケースに直面したことも聞いたことも無いが)
つーことで、映画館に行くのを断念。
だから今の私は、とっても不機嫌だ!!
− 9日−
この Web は平和ボケした日本人の中で平和ボケ万歳を訴える、まったくボケボケな人間の能天気な文章をお送りする。
なんの脈絡も無く私信。
hiroma様御出演の舞台ですが、今回は行けないことが確実となりました。関係者でこの Web を御読み下さっている皆々様、hiroma 様に「YaNac 来るの?」と聞いてもムダです。時間がなくて行けないッス。
写真集「JAPAN UNDERGROUND」購入。
日本の地下施設ばかりを写真に収めた、ちょと変わった写真集だ。
ちなみにスーパーカミオカンデ(富山)や、吉岡海底駅(青函トンネル。あれって何県?)、勝鬨橋機械室(東京都)など、普段は目にすることの無い場所ばかり。
ん〜、こういうのは楽しいねぇ。
− 8日−
今の私の気分を代弁する言葉を記して、本日は終了。
Imagine all the people living life in peace.
「Imagine」
− 7日−
よっしゃぁ!!本日は寝坊することも無く、知人に呼び出されることも無く、精神的にブルーであることも無く、体調も悪いわけでは無く、行けるぞぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!
とうことで、本日は二段斬り。
前座。
諸田敏「百獣戦隊ガオレンジャー 劇場版 火の山、吼える」。
TV の方見てねぇから分かんねぇし、見る気ゼロ。そんな私が言えることはひとつ。
「ガオなんちゃら」と叫ぶたびにいつ、どこから「ファイナルフュージョン承認!!」という声が聞こえるのかとドキドキだった。ってことだな。うん。
一発目。
田崎竜太「劇場版 仮面ライダーアギト PROJECT G4」☆☆☆☆。
一番破壊力があったのはゲストで警視総監を演じるのが藤岡弘!!
はっきり言いましょう。制服が似合ってない。つーかサイズが違う。じゃぁなくて!!あなたが仮面ライダー1号に変身して戦ったほうが解決が早そうだ!!
二発目。
前に見た映画を頭から切り離して見に行くはマルレーン・ゴリス「愛のエチュード」☆☆☆☆☆!!!
ここ数年、映画館で見た恋愛映画の中で一番好き。
視点をヒロインに固定することで、脇役の感情の流れや説明を豪快に排除し、主人公とヒロインの感情の流れのみを見せたことで伝わってくる想いが良い。
たしかに二人に注視すた結果、重要キャラの一人がよく分からん人物になってしまったし、説明を省きすぎた結果、観客が最低限のチェスのルールを知らねばならないという欠陥は負ってしまっている。
けど、それらを引いても素晴らしい。ひさしぶりに恋愛映画で大当たり!!
− 6日−
飲んだくれて脳みそが打撃を受けている本日。しかし東京国際映画祭の前売り券発売日。
げに恐ろしきは体調が悪くとも映画のために目覚めるわが体よ!!
そして、あぁどうしよう。
「どうせ取れねぇだろうが、やらなきゃ分からねぇ!!まぁきっと取れねぇ!!」などと思っていた私が愚かだったらしい。
取れちゃったよフランシス・フォード・コッポラ「地獄の黙示録」。
(他にもいくつか取れとるが、それは大丈夫)
さて、どうしよう。
− 4日−
またしても会社帰りに襲撃。いいかげんにせい!とか言うのはナシだ。
矢口史靖「ウォーターボーイズ」☆☆☆。
思ったよりも竹中直人を押さえ込んでいたのは良し。
青春スポ根映画にしなかったのも良し。
テンションだけで物語を展開させたのは減点。
もうちょっと“人間”を撮れ。そうじゃないと、特に主人公があまりにも薄っぺら。
最大の減点はカメラワーク。
なんで見せ場となるラストがあんな引き画ばっかりか!!
マルチカムで複数の視点から見せるとかイロイロあるやん。「Shall we ダンス?」のラスト。あぁいう風に見せるの、集団演技っつーのは!!
ところで、最後の救世主となる女子高の文化祭実行委員長。パンフレットによると演じるは秋定里穂。あのパニック口調は計算づく?もしそうならすごいんでない?
− 3日−
ジョン・カーペンター「Ghosts Of Mars」の日本劇場公開がない。それどころかビデオ発売さえどうなるか分からないという非常事態にショックを受けた。よって明後日、5日の更新はない。
まぁ理由は冗談だが、明後日の更新がないのは事実だ。
ジョン・カーペンターの作品が見られない可能性にショックを受けたのもな。ちなみに私の映画力では聞き取れないので輸入ビデオという大技は却下だ!!
太田垣康男「ムーンライトマイル」二巻購入。
幸村誠「プラネテス」と言い、最近はリアルタイプ宇宙開発漫画が流行りっすか?間違いの多かった「パスポートブルー」(作者忘れた)も、そうだな。
ちなみにこれが一番技術面から物語を描いている作品と言える。
だたねぇ、わたしゃこういう主人公はいまいち好きじゃねぇ!!物語そのものは嫌いじゃないから読みつづける予定だがな。
− 2日−
フランク・オズ「スコア」☆☆☆。
見に行くために仕事を無理矢理定時にあがったなどただの事実だ。気にするな。
拍子抜けの凡作。
うまい役者をそろえているのにそれを生かしきれていない (マーロン・ブランドなぞいるだけだし)。
カメラをあと一メートル引いて撮影し、バーの中でのシーンなど、無意味にズームで撮っているシーンはカメラを寄せる。
そいでもって物語の最後にもうひとひねり追加すれば、(褒めちぎりの) ☆☆☆☆になれただろうに。
それなりに良くできているだけに惜しい作品であった。
− 1日−
映画の前売り券を購入すべく金券ショップ襲撃。
おぉ!主に有罪判決的にイチオシの堀川とんこう「千年の恋」の前売り券が出ている。劇場窓口で販売開始してるからねぇ。1300円で。
さて、説明しておくと、私の行く金券ショップで映画の前売り券は50円〜100円の値引きで販売されている。
何件か行く店があるが、どこもたいして変わらないからそんなもんなんだろう。
値引き金額は50円〜100円だ。1300円から最大限引いても1200円だ。時々300円くらいまで引いてるのもある。それでも1000円だ。
どっこいこの映画はどうだ!!なんと800円だ!!
こりゃぁ映画会社、あるいはスポンサー企業が前売り券ばらまいてそうですな。
(注・「千年の恋」の前売り券は買ってない)