新日記
2001年 9月
−30日−
ここ数週間「愛のエチュード」に行こうと思うと、私的なトラブルがあるのは気のせいか!?まぁ今日のはただの寝坊だったがな。
寝過ごしたので映画変更。ブレット・ラトナー「ラッシュアワー2」☆☆☆☆。
なんつーか、「ラッシュアワー“2”」って感じだね。パワーで押し切った“2”。
ジャッキー・チェンは47歳にもなって、まぁよく動くこと。
そして驚いたのはチャン・ツィイー。「初恋のきた道」の可愛らしさはどこ!?(誉めてます) という悪役っぷり。表情があまり変わらないのは、きっと米国人がアジア人を見る目なんだろうな。
さぁて長くなってきたが来月期待する映画。
来月封切りの映画限定ね。東京国際ファンタスティック映画祭 & 東京国際映画祭で期待しているヤツはココとココでやったのでそっち参照。
一番の期待はなんと言っても岩井俊二「リリイ・シュシュのすべて」。賛否両論を巻き起こした「スワロウテイル」。そして「四月物語」に続く待望の新作だな。
行定勲「GO」。在日韓国人が日本人の少女と恋に落ちて自己のアイデンティティを確立して行く話らしい。あつかっている内容が内容なだけに、外しているとショックが大きい。
久石譲「カルテット」。作曲家が映画監督をやるという異色な映画。画と音のシンクロが楽しめればそれで良し。
ブライアン・ヘルゲランド「ROCK YOU!」。コスプレ映画を現代劇のノリでやるってのは、「ロミオ + ジュリエット」以降の流行か?流行だろうがなんだろうが面白ければそれでよし。「決闘値が上がる」というキャッチコピーに惚れた。
サイモン・ウエスト「トゥームレイダー」。ゲームがモチーフ、という意味合いにおいて、今月最悪の完成度を誇った「FINAL FANTASY」とタメを張る作品。完成度でもタメをはるなんていう非常事態になってるなよ。
秋公開になってるから、ひょっとすると来月に回るのか?リオネル・デルブランク「赤ずきんの森」。「赤ずきん」をモチーフにしたホラー映画。予告編がけっこう面白そうだったからな。
すでに始まっている映画も少なくなく、映画祭の合間を縫って、はたしてどれだけの時間が確保できるのか!?
このままだと確実に月刊映画観賞本数に挑戦することになりそうな秋の映画戦線。気温は低いが劇場は灼熱だ!!
−29日−
本日は東京国際ファンタスティック映画祭の前売り券発売日である。当然のように朝から並んでまとめて購入!!
つーことで「ホラーオールナイト」(「最“新”絶叫計画」などをやる)と、「デジタルシアター」(超絶マニアック短編「PiN-MEN」や、「アキラ スペシャルエディション」などをやる)。
そして「WXIII 機動警察パトレイバー」と大期待の火災映画「リベラ・メ」(自由席だから取れるとは思ってたけどさ) の確保に成功!!
そして来週は東京国際映画祭の前売り券発売日。来週も確保だぁ!!
−28日−
「ウルトラQ」Vol5、宮崎駿「となりのトトロ」の DVD 購入。
「となりのトトロ」は良いねぇ。
宮崎の田舎幻想が入っているのがちょっと鼻に付くけど、全体としては好きな作品。
一番好きなのはポスターにも転用されていたバス停のシーン。傘を差して、落ちてくる雨音に驚くあのシーン。
音がすばらしく良い。
“ボタボタ”という水滴の音と、ジャンプする音。そして唸り声(?)。
台詞無しで、画と音だけであれだけのことを表現できるってのは、やはり宮崎の巧さなんだろうなぁ。
次点で、木の実が芽を吹くところだな。夢なのか現実なのかを明白にしない部分なんぞ秀逸だ。
−27日−
平野耕太「ヘルシング」第四巻購入。あいかわらず飛ばしている漫画である。
「諸君私は戦争が好きだ」
に始まる一連の少佐の発言が、一時期やたらと Web でパクられまくっていたのも納得が行くというもの。
たしかにこりゃぁパクりたくなる上、真似しやすいもんなぁ...
この Web ならさしずめ
「諸君私は映画が好きだ
諸君私は映画が好きだ
諸君私は映画が大好きだ
活劇映画が好きだ
喜劇映画が好きだ
恋愛映画が好きだ
人情映画が好きだ
謎解き映画が好きだ
ソラリスで
木星で
月で
地底で
海底で
地球上で上映されるあらゆる映画が好きだ
以下省略
ってな感じになるのだろう。
−26日−
昨日のテンションが低かったのは時間がなかったからだ!!
そして今日も今日とて東京国際映画祭のラインナップで見たいヤツだ。
特別招待作品サリー・ポッター「耳に残るは君の歌声」。クリスティーナ・リッチ主演!!それだけで見に行く!!(馬鹿)つまらなければ上段からぶった斬りだけどね。
フランシス・フォード・コッポラ「地獄の黙視録」。これは昨日のネタにした映画だな。
岡本喜八「助太刀屋助六」。「EAST MEETS WEST」の後、入院していたらしいがその復帰第一作。年齢的にも復帰できないかと心配していたのだが、一安心。しかも鈴木京香が出ているし(馬鹿)。
うぉ!!暗黒超大作として期待されている堀川とんこう「千年の恋 ひかる源氏物語」もやるぞ。
ニッポン・シネマ・クラシックで稲垣浩「宮本武蔵」!?なんて渋い。残念なのは溝口健二。「お遊さま」なのね「雨月物語」じゃないのね。
長くなったので以下は内容省略。シネマプリズムでムン・ソンウク「バタフライ」。コンペティションで田中光敏「化粧師」。レザ・ミル=キャミリ「月の光の下に」。
さぁて、何枚取れるのか!?その前に上映日が公表されていないぞ!!ファンタとのブッキングは、さぁどれだ!?仕事のからみだってあるぞぉぉぉぉぉ!!
−25日−
評価の分かれる映画は少なくない。
しかし私は、賛否両論のある映画は、それだけでも素晴らしいように思う。
少なくともそれだけの人間が見ているわけだし、なによりもそれだけの人間が意見を述べられるだけの解釈が可能な映画なのだから。
たとえばフランシス・フォード・コッポラ「地獄の黙示録」がそうだ。
私は「どちらかと言えば否定」という立場のあの映画。しかし、私はあの映画をスクリーンでは見ていない。
残念だ。映画は、映画館で見てこそなのに。それでこそ、語ることのできるものであるはずなのに...
今年の東京国際映画祭。上映作品にこの名前が挙がった「地獄の黙示録 −完全版−」。
ターゲット。確定!!
−24日−
参連休なのに映画館に行ってないなんて屈辱だっ!!とは思わないが、買った前売り券が紙切れと化すのはとても悲しい。つーことで今週末で終了のペイトン・リード「チアーズ」☆☆☆☆。
チアリーディングってのは、応援用の代物ではないっ!!立派な体操だっ!!
ということを、ハイスクールのチアリーディング部を舞台に歌い上げる、青春熱血スポ根映画。
悲しいかな、チアリーディングというのは面白かったけど、物語が手垢にまみれていて今一つ設定を生かしきれていないように思う。
−23日−
なんとなく見なおしたくなったので周防正行「Shall we ダンス?」を見る。
役所広司の落ち着いた演技に、竹中直人のはじけた演技は好対照。悲しいのはヒロイン(で、いいんだよな)草刈民代の大根役者っぷり。
この映画最大の欠点がこの大根役者だ。まぁ役者じゃないから仕方ないのかもしれんが、もうちょっとどうにかならんかったか!?
ちなみに次点として、やたらと説明的な台詞の入るダンスシーンをあげておこう。ある程度は仕方なかったんだと思うが、別に無くても困らんだろうという台詞も少なくないのでな。
登場人物は多いが、その説明を極力排除してダンスで性格を物語らせることと、極端に違う性格の人間をそろえ、それも対象存在で配置したために非常にわかりやすい。
なかなかの秀作である。
−22日−
だいぶん昔に卒業した高校の文化祭に顔を出す。
誇り高き (!?) パソコン部の展示が、ないっ!!こりゃどういうこっちゃねん!!
いろいろと遊ぶつもりで用意をしていたのだが、すべて無駄になってしまった。合掌。
最近の部員についてパソコン部の顧問とも話したのだが、ゲーム一本やるにも数多くの知識が必要だった MS-DOS の世代と、とりあえず動かせる Windows の世代の違いというものを感じるねぇ。
それが良いことなのか、それとも悪いことなのか...
ま、PC が身近になったということだけは確かだ。
−21日−
ついにビデオのデジタル保存作業が軌道に乗った。
そして本日、第一陣「39[刑法第39条]」のデジタル化終了!!
長く、つらい日々だった...これで、ビデオの整理がある程度進むだろう。まぁ画質は若干 (!?) 犠牲になるが、この際贅沢は言っていられん。
一時期ほどビデオテープの増加がなくなったとはいえ、すでに部屋にビデオテープの保存場所などない。現状を打破するために唯一の方法、それがビデオのデジタル化なのだ!!
とかなんとか自分を納得させて、さっさと最強の敵(なにぶん量が多い)「西部警察」の総デジタル化作業を進めねば!!
−20日−
明日は21日。21日に発売される DVD は本日購入可能!!
つーことでジェームズ・キャメロン「スペシャルコレクション ターミネーター2 特別編」(DVD)購入。より正確には買い直し。
以前購入した「ターミネーター2 特別偏」(名前が紛らわしいな) の DVD は本編しか入っていない (音声解説はあったが) のでとても不満だったんだもの!!
だって今回のには、メイキングや予告編 (珍しくも日本版予告編も収録!!) がきっちり入っているんだもの!!音質が上がっていたり、特別偏よりさらに長いタイプが入っていたりするんだもの!!
本編はともかく映像特典を中心に見る...などという展開が、この私に許されるはずも無く、見たかった映像特典を見た直後、なにも考えずに本編再生開始。現在なお見ている最中。
つーことで、さらばだ。私は映画の世界に集中するぅ〜。
−19日−
朝、絶叫と共に目がさめた。
頭上に詰まれた本の落下?否、今回は違った。新たなる危機の登場の登場だったのだ。
ふくらはぎがいきなりつった!!しかも寝ている間に!!
その痛さは天下一品。この私の安眠を妨げるに十分な破壊力を持って襲い掛かってきた。
伸ばさなければ直らないのは分かっている。しかし伸ばすのはそうとうつらい!!
自分の体を痛みつけるこの作業、はたしてそれは“痛みつける”のか、それとも己の体が“痛みつけられている”のか。すなわちそれはサディスティックな行為なのかマゾヒスティックな行為なのか!?などというどーしょーもないことを考えつつなんとか直す。
それでも今日一日...未だにというべきだな、感覚的におかしい。
いったい寝ている間に、なにが起きたのだろう?謎だ...
−18日−
かつて、私が中学生だったころパソコンはヲタクがやるものだった。
実際、私はヲタク街道を驀進していた。
過去、そういう私を小馬鹿にしつつヲタク呼ばわりしていたヤツと、本日電車の中で遭遇。
そいつが手にしているのは MS-Word & Excel の解説書。人のことを笑っておったくせに、と鼻でせせら笑いつつ、無視。
しかしヤツは私を補足、挙句にこうのたまった。
「いやぁ、昔からパソコンやっててすごいなぁと思ってたんだよ」
「どのツラさげてその台詞吐くかボケェ!!(激怒)」
などという怒声を吐きたくなりつつ、適当に逃げる今日の帰り道であった。
−17日−
気になる映画「千年の恋 〜ひかる源氏物語〜」であるが、監督は堀川とんこう。
...誰?と思って調べた私の目の前に衝撃の事実が。
なんとこの人、50周年記念プロジェクトのこの映画が監督デビュー作!!
いや、たしかにデビュー作からすごい良い映画を撮る人はいる。
けどね、この映画は仮にも「会社創立50周年記念作品」なわけじゃん。その記念作品で、そういうカケをするか普通!?
しかし...ふむ。吉永小百合の高齢層、天海祐希の宝塚ファン、前田亜季の宗教的ファン、松田聖子の呪いのファン。
こうして書くとそこらのアイドル映画の数倍の集客力がありそうだな。
分かった「50周年記念募金目的映画」!!これで納得だ!!
−16日−
ちょっとプライベートで落ち込み気味だった今日この頃。落ち込んだときこそやはり映画館だ!!ということで映画館に向かう。
落ち込んだときは感動(すると推測される)映画で心を癒されよう!!ということでマルレーン・ゴリス「愛のエチュード」。
に、行くはずだった。
しかし、やはり気合を入れるためには強い感情が必要だ。人間の感情の中でもっとも強いのは“怒り”だ!!
タイミングよく掲示板に書かれたTEAR様、衝撃の発言。
「パールハーバーが許せる」
(TEAR様、無断転載ごめんなさい)
ターゲット確定!!
坂口博信「ファイナルファンタジー」。
くっくっくっく。目がさめたよ。蘇ったよ。この私が、私らしくあるために!!
ありがとう、死刑確定映画よ!!
想像を絶する完成度だ!!想像を絶する塵さ加減だ!!
ダメな脚本、ダメな演出、ダメな編集。
背景の手抜き。そして、CG 計算を知っている人間なら見れば分かるだろう。あの CG は、全編にわたって二つの計算をカットした手抜きだということを!!
(さぁて、なんの計算を省いているでしょうか?一個はよく見ていれば絶対に分かります。もう一個は...難しいと思いますが)
−15日−
新聞の朝刊を広げると「千年の恋 〜ひかる源氏物語〜」の一面広告。どうよこの映画!?
吉永小百合と天海祐希はまぁともかく、この二人に高島礼子、かたせ梨乃、南野陽子、中山忍、前田亜季、森光子、松田聖子。とどめに竹中直人!?
この面子でどうやって画をまとめるの?
しかもそれで東映の50創立周年記念作品なんだろ?少なくとも現状、この広告では50周年記念の汚点になるんじゃないか?
くっくっくっく、非常に楽しみだ。そう言っているよ。最低映画ハンターの血がなっ!!
−14日−
今日も今日とて「ACE COMBAT4」プレイ!!
ところでこのゲーム、短距離ミサイルでの発射に「フォックストゥー」というパイロットヴォイスが入る。それは極めてただしいことだ。
この台詞、どこかで聞いた覚えがないか?なにかの映画で、聞いた覚えはないか?
時期が時期なだけにちょっと不謹慎だよなぁと思いつつも私は即座に思い出した。あの映画の、あの戦いを!!
F-18 に乗り、気分は「インディペンデンスデイ」!!
あぁ!!自機のコールネームを「イーグルワン」にしてぇ!!(大統領機のコールネーム)
ちなみに F-14 に乗って戦闘開始時に「ロックンロール!!」と叫ぶと「トップガン」になれたりもする。
−13日−
いくらテロ行動が行われようとゲームは出るし、DVD も発売される。
つーこと、予定通りNAMCO「ACE COMBAT4」(PS2)購入。
これがプレイアブル画面!?
さすが NAMCO。化け物みたいなグラフィックエンジン作り出すメーカーは、やっぱり化け物みたいなエンジンを作ってきやがった。
ちなみに宣伝にある“ゲームの合間にアニメーションがある”というのは詐欺だ。
だってこれ、止め画にナレーションじゃん!!いや、こういう演出は好きだし、語ってる内容もきちんとしてて好きだけどな。
すまん、ゲームにはまってて文章を書く余裕はない。
−12日−
先日の日記を書き上げた直後、アメリカが史上空前のテロ攻撃にさらされた。
私は無差別テロを完全否定する。用心テロは、時として仕方ないんじゃないかと思うときもある。しかし、民間人を巻き込む、というより民間人を目標とした無差別テロになんの意味があるのだろうか?
ま、米軍が中東でやってるのも民間人を巻き込んだテロに見えなくもないが。
日本政府の対応の遅さも、まぁ前よりはマシか。
総理大臣が総理官邸に戻ったのが、第一報から2時間後。出先からコメントを出せないというのが弱さだな。
もうひとつ日本の限界を感じたのは報道。
某 TV 局!!副大統領がエアフォースワンで退去ってのはなんだ!!副大統領の乗機はエアフォースツーだ!!エアフォースワンは大統領専用機だ!!
おいこら!!“軍事評論家”を称する連中!!コメントが私ら (私とその友人連中。所詮素人集団) が昨晩三時間ネットで語ったレベルと変わらんじゃないか!!
−11日−
謝 罪
“ロン・ハワード”と書くべきところに“ロバート・ゼメキス”と書いてしまった。
“ACE COMBAT4”が13日発売なのに、14日と書いてしまった。
以上二点に関して、間違っていたことをここで謝罪いたします。掲示板、及び E-Mail で御指摘下さった皆々様有り難うございます。
気を取り直して。
いよいよスケジュールが決定した今年の東京国際ファンタスティック映画祭であるが、こりゃぁどういうことよ!?
ホラーオールナイトに「最“新”絶叫計画」(他三本)、オリジナルプリント上映で「ベン・ハー」、松田勇作の13回忌特集で「ブラック・レイン」(他二本)、ヤングマガジンSPECIALで「アキラ SPECIAL EDITION」(他一本) 、特集ではないが「WXIII 機動警察パトレイバー」や「リベラ・メ」まで!!
これはなに?いくらつぎ込めっての?つーか何枚取れるのよこんなんで!?
少なくとも「ホラーオールナイト」「WXIII 機動警察パトレイバー」「リベラ・メ」。そしてとれれば「ベン・ハー」は確保したいが...はたしてどこまで取れるか!?
映画が沸騰する東京国際ファンタスティック映画祭。前売券は9月29日発売開始!!
−10日−
今週末13日に、NAMCO「ACE COMBAT4」(PS2) が出るなぁ...
よって、突如として「ACE COMBAT3」(PS) リプレイ開始。
そういや初めてやったときは“シミュレーターだ”という雑誌の評価にだまされて「どこがやねん!!」と怒りながらプレイしていた記憶があるな。
最初からシューティングだと思ってやっていれば、そんなに評価の低いゲームじゃないんだが。
当然のことであるが、「ACE COMBAT4」はシューティングとしてプレイする。きちんと遊べるソフトの仕上がっていればそれで良し。過去の例から言って、NAMCO はその点でのハズシは少ないメーカーだから大丈夫だろう。
− 9日−
映画館に行く気分ではなかったので、地元の本屋を巡る。
あずまきよひこ「あずまんが大王 3巻」(四コマ漫画)、上遠野浩平「わたしは虚夢を月に聴く」を購入。早速読破。だって映画館に行く気分じゃなかったんだもの。
「あずまんが大王」は、あいかわらず笑える。
特に、榊さんと猫の死闘は必見度高し。野良猫の頭突きに翻弄されつつ、なおも手が出せない榊さんと、なんのためらいもなく対抗できる神楽さんのギャップは、実に笑える。
「わたしは虚夢を月に聴く」。この作者は、ひょっとしてこういう話しか書けないのか?なんだか、毎回毎回こういう話ばかりの気がするんだけど?
いや...そいやファンタジー世界でミステリーをやったのがあったな。つーことは狙ってるの?
よく分からん作者だ。いましばらくその動向に注目しよう。
− 8日−
体調がイマイチなためレンタルビデオ。本広克行「スペース・トラベラーズ」☆☆。
三人の銀行強盗グループが、予想外の事態と、手違いを繰り返して自体をどんどん悪化させるという話。
演出は良い。キャメラワークも悪くない。金城武の演技も次第点は取っている。しかし、脚本がダメダメ。
前半の展開がコミカルなのに、終盤に入るといきなりシリアスになってしまう。その切り替えは完全に失敗している。
同じコメディー路線の銀行強盗モノだと、監督忘れたけど本木雅弘が主演の「遊びの時間はおわらない」の方が面白かったな。
− 7日−
“DVDマガジン「INSIDE DVD」9月1日に創刊”
などと書かれていたから、てっきり雑誌だと思って、本屋を探したんだよ。
まさか、DVD そのものに情報詰め込んでるなんて思わなかったんだよ!!DVD そのものだなんて想像さえしていなかったんだよ!!
そんな理由で紆余曲折あったが「INSIDE DVD」購入。
予告編満載という、予告編好きとしてはたまらない内容。
とは言え、ワーナー系の「ペイ・フォワード」や「サウスパーク 無修正劇場版」あたりは某店で店員さんに貰った予告編 DVD に入っていたのと同じシロモノであったが。
− 6日−
男と女がいてその別れ話の末、なにかが起こる
それはよくある話である
酒に溺れるヤツ
ヤケ食いに走るヤツ
無駄買いに走るヤツ
そしてこう思うヤツも多かろう
「私には、アイツしかいなかった」
これは、そんな思いが暴走した末に起きた
ある一つの悲劇の話である
これは我が友人の話であって私の話ではない
「 復 讐 者【惨劇の夜襲篇】」
ほとんどの女性はこういうことをしないであろう
少なくとも、私はそう信じたい
だってコエェじゃん!!
− 5日−
銃士戦隊フランスファイブ第一話ゲット。
ココから DL できるのだが、海外のレジウム未対応サーバーで30M 超えるというサイズは ISDN にはちとキツイ。ADSL 回線の友人に DL してもらってのゲットだ (CATV も ADSL も、よりによってフレッツ ISDN さえ来ていない地区に住む人間の知恵だ)。
ほとんどの人が知らないと思うので説明すると、日本の自主制作特撮戦隊物「愛国戦隊大日本」(も、あまり知る人はいなさそうだが) を見たフランス人が「俺達もやってやるあぁ!!」と思って作ったフランス製自主制作特撮戦隊物。
オープニングはバイオマンの替え歌だったり、エッフェル塔の秘密が暴かれたりとお遊び満点でありながら、日本の特撮戦隊物をかなり研究している内容。とどめの日本語字幕は彼らが付けたというからサァ大変。どこまでギャグなのかどこまで本気なのか分からない!!(仏語の分かる日本人の翻訳と比較してみたいね)
君もレッツダウンロード!!面白いぞ!!
− 4日−
体調不良ではあるが、やらねばならんので作業続行。なんとか OS 切り替え作業は完了した。すでにシステムドライブのバックアップも作ったので、しばらく困ることはなかろう。
切り替える原因となった「PowerDirector」も正常に動作している。まだ起動させただけだが。
これで直接 MPEG がいじれるようになるので作業効率が上がるはずだぜ!!
今までは「西部警察」をダイレクトに MPEG 化しても、CM カットのために AVI に戻したりなんなりと面倒というか、手間と時間がかかっていたのだ。
映画のデジタル化も、正確にシーン・カットレベルで切断できるのでより美しく仕上げることが出来る!!
これで、今まで停滞していた作業も動くことだろう。
ありがとう CyberLink。こんなに安く販売してくれて!!(動画編集ソフトとしては破格の9800円。他社からの乗り換え版だが、正式版も15000円)
− 3日−
昨日の「COWBOY BEBOP」であるが“良い”とか“面白い”ではなく「楽しい」であることに注意されたし。
動画編集ソフト「PowerDirector」購入。したのは良いが、Windows98SE 以降だった模様。
我が主力で動作する Windows98 でセットアップを起動させたら「こいつじゃ動かねぇよ」と叱られる。
Windows2000 も動いているのだが、ビデオキャプチャカードが Windows2000 では動作しないので、インストールする意味が無いのだよね。
Me は持ってないから、98SE か。部屋のどこかに埋まっているはず...ということで捜索。発見。インスト。
...まだ作業中。まて続報。
− 2日−
渡辺信一郎「COWBOY BEBOP 天国の扉」☆☆☆☆☆。
クックックック、期待以上だ。期待以上の完成度だ!!
狙い済まされた細かい笑い (ムサシ & ジロウマルまで出てくるし、老人三人集は出てくるし、しまいにゃ零戦にムスタングまで飛ぶ) と言い、シリーズテーマであった (と私は感じた) 「過去はともあれ、未来はある」というのを暗喩するキャラクタの対比と言い、見事の一言に尽きる。
TV シリーズ見てなくても分かるように作られてるのもポイントね。
ここまで楽しい邦画の作品は久しぶりであった。必見!!(久しぶりにこの一言が書ける)
− 1日−
ドミニク・アンシアーノ「ロンドン・ドッグス」☆☆☆☆。
ギャングのボスが、仕事よりカラオケ好きだったりとなかなかに斬新 (?) な設定が光るギャング映画。
けっこう異色な内容で、組織に入った男が描いていたマフィア生活とちがってショックを受け、おもむろに抗争をおっぱじめちまうという内容。ラストはラストで、予想はできるけど「本当かよ!」と疑っていたラストに直行。
この映画の教訓。仁義を忘れてはいけない。
クリス・ナオン「キス・オブ・ザ・ドラゴン」☆☆☆☆。
「レオン」と「ニキータ」をたして「マトリックス」を隠し味に、香港映画のごとき勧善懲悪の格闘映画をフランスはパリでやるとこうなるという話。
プロデュースはリュック・ベッソンだが、あくまでも単純に物語が仕上がっているのは良い。こりゃ脚本家が良かったな。
頭をからっぽにしてなにも考えず見るべきアクション映画。「電撃/DENGEKI」もそんな出来だったな。
知ってると思うけどそれはそれで好きだ。やっぱ娯楽映画は勧善懲悪単純明快気分爽快でなきゃ!!