過去の日記(2002年)
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新日記
2002年 4月
−30日−
 毎月恒例の来月期待する映画!!
 の、前に。爆裂 B 級映画監督、ジョン・カーペンター最新作「ゴースト・オブ・マーズ」は、7月13日よりシブヤ・シネマ・ソサエティ及び横浜西口名画座にて公開されることが決定した。やっぱり単間系かっ!!

 さて本題だ。
 大作 B 級アクション大好きな私がもっと期待しているのはサム・ライミ「スパイダーマン」
 ようやく見られる!!911事件のおかげで完成が遅れたが、その内容ははたしてどうなのか!?試写会での評判はまずまずだったようだがな。
 正当に期待しているのはマイケル・マン「アリ」
 モハメド・アリ。その偉大な人間の半生を映像化。生きている人間の半生を映像にするのはかなり難しいことで知られるが、さてどうなるか。監督が監督だからそう心配はあるまい。

 リー・タマホリ「スパイダー」
 「コレクター」の主人公のシリーズ。ということ意外はよく知らん。サスペンスだろう。主演がモーガン・フリーマンだからチェック。
 ダニス・タノヴィッチ「ノーマンズランド」
 今年のアカデミー外国語映画賞を受賞した映画。ボスニアとセルビアがにらみ合う境界線上でおきた悲劇的喜劇の顛末。予告編から漂う皮肉一杯の映像に惹かれた。
 ロルフ・シューベル「暗い日曜日」
 シャンソンの名曲「暗い日曜日」の作者と友人とヒロインが、彼らの運命と歴史に翻弄される様を描いた作品。ちなみに曲は通称、「自殺の聖歌」と言われる。

 原田眞人「突入せよ、浅間山荘事件」
 60年代〜70年代に繰り広げられた学生運動の最終局面。浅間山荘に立てこもった学生闘士と警察の攻防戦を完全映像化。辺りハズレの極端に大きい監督だが、さてどうなるか。
 阪本順治「KT」
 コンスタントに当たる作品を作り出す監督が今回選んだのは金大中、現大統領 (当時は候補) 誘拐埒事件。政治的理由から捜査が打ち切られたこの事件。はたしてどう映像化したのか。

 レア・プール「翼をください」スティーブン・スピルバーグ「E.T. 20周年アニバーサリー特別版」チアン・ウェン「鬼が来た!」など、すでに公開されている映画にも見たいものは多く、予想以上にシビアな来月だ。


−29日−
 今日くらいはレンタルビデオもよかろう。後半はどうせ映画館等のお出かけが目白押しなのだから!!(本当か?)
 ロブ・コーエン「ワイルドスピード」☆☆☆。ストリートレースを描いた作品。出てくる車は極限までチューンされており、ニトロまで積んでいやがる。いつ日本の婦人警官が乗りこんでくるのか心配だったのはきっと気のせいだ。
 デキは思ったよりまっとうな仕上がり。もっと徹底した馬鹿映画なのかと思っていたが、それなりに人間描けてるし。
 肝心のカーアクションシーンは、CG を使わずに迫力を出す方法を考えたほうが良かったような気がするが、それなりに迫力がある。んが、河を車でジャンプしたり、車を車が飛び越えたりと迫力重視常識無視のカーアクションが繰り広げられた西部警察の比ではない

 なんにせよサンフランシスコという街は、カーアクションをするのには最適のようだな。
 「シャレード」でも「ザ・ロック」でもそうだが、坂でガッコンガッコン飛びながらの追いかけっこは、ただ追いかけっこしているだけで画になる。


−28日−
 ローランド・ズゾ・リヒター「トンネル」☆☆☆☆
 東ベルリンから西ベルリンへの脱出を支援すべく、西ベルリンの脱出援助組織がベルリンの壁の下を貫くトンネルを掘る話し
 特徴的なのは、トンネルを掘ることそのものではなくそこで浮き上がる人間ドラマを描いたこと。
 もう一つは、登場人物がトンネルを掘る理由が主義や主張や正義といったものではなく、残してきた家族を救いたい、残してきた恋人を救いたい、という個人的な理由が強いことか。
 おかげで社会的な背景というのが見えにくくなってしまったが、政治的な主張を絡ませることなく物語を進めることに成功している。
 ビジュアル的には地味だが物語のサスペンス的な面白さは十分

 実話ベースということなので、いくつかの破天荒なエピソードも全部本当なのだろう。
 ベルリンの壁を突破するのにバスで特攻ってのは、すごいよな。真実は映画よりも奇なりってか?


−27日−
 GW 初日である
 人によっては、今日から10日間休みの人もいるわけである。
 そんな日であることを承知であるにもかかわらずいかど用事があるからとは言え東京都内の世界に悪名を轟かせる首都巨大駐車場こと首都高速を走ろうとしたことが悪いのかもしれん
 けどな、それでもな、こう思わざるをえんのだ。





 なんでこんなに混んでんじゃぁぁぁぁぁぁ!!





 平行する国道もことごとく混んでるし、まさに逃げ場無し。
 まったく持ってストレスのたまる時間であった。
 このストレスを解消する手段は唯一。さぁ、明日は映画だ!!!


−26日−
 若干遅れたが、今月発売の「プレミア」(映画雑誌)購入
 昨年に続いて行われた「日本映画界パワーランキング 100」
 トップは宮崎駿。その理由が「作品評価と興行成績の名実あわせもった」というのが最高だ。
 まぁ作品評価は正直どうだろうと思ったが。けどな〜、周りの評価は低くないんだよな〜。ベルリンの金熊賞と言いなぁ〜。個人的には宮崎の危険思想が見えてイヤなんだけどな〜(
詳細)。

 興味深かったのはマイケル・マン「アリ」とサム・ライミ「スパイダーマン」のスタッフインタビューだな。
 特に「アリ」の特集の中で語られる、「プレミア」日本語版編集長のグレゴリー・スター (ちなみにこの人の批評は実に面白い) の思い出話は、アリがいかに偉大かを物語る一つの、重要なエピソードだと言えよう。
 「スパイダーマン」の方は予告編を見て大喜びをしとた私だが、予告編でも楽しそうだったウィレム・デフォー (宿敵ゴブリン) は本当に楽しんでいるようだ。
 あとは肝心のデキだな。


−25日−
 もうすぐ映画が公開される。
 とうことで再読しておくか。宮部みゆき「模倣犯」
 この小説最大の面白さは、その犯人にある。とにかく犯人像が面白い。たしかにその証明方法や社会的背景には若干時代遅れでは?と感じる部分もあるが、犯人の意外性は近年まれに見るものでありその意外性もまったく理不尽ではないところが良かった

 映画版はどうだろう?
 原作読破済の私としては、すでに犯人を公表してしまっているという部分に違和感を感じる。犯人を演じる役者が役者なだけに、すでに知られてしまっている。これは隠匿しておくべきだったんじゃないか?
 少なくとも現時点で犯人を知らない人は衝撃を味わうためにも知らないでいる努力をしておいたほうが良いように思う。ま、映画に限らず物語ってのは内容を知らない方が面白いはずなんだけどね。

 なにはともあれ、「クロスファイア」でこけた宮部みゆきの小説映画化はたして今度は成功するのか!?


−24日−
 DVD の発売日チェック中にそれはあった。

 2002年8月25日発売予定バンダイビジュアル「マクロス 20周年プレミアムコレクション」って何?
 価格 3,800 ってことは、15周年メモリアル LD-BOX (初代「超時空要塞マクロス」TV 版全話入り LD BOX。10周年メモリアル LD-BOX と基本的に同じ内容だが、10周年の方を買っていない私は、当然のように買った) みたいなものではないはずだ。
 劇場版も TV 版もフラッシュバックも DVD で出ている今はたしてどんな内容なのか想像もつかん
 むむむむ。ま、いっか。「マクロス」ファンとしては、買って見れば分かるってことで納得しよう。
 おぉ!同じ日に「戦闘妖精雪風」の DVD も出るじゃないか。原作ファンとしては買わねばなるまい。
 あの本のビジュアルかは難しいと思うが、「指輪物語」の映像化大成功など、想像を絶する事態が起きるのがこの世の常。見てから判断すればよい!!

 あ「ゴジラvsビオランテ」も出る。買わねば。


−23日−
 いつもの朝だった。

 職場に行った。

 仕事を始めた。

 その時、あの衝動が巻き起こった。

 映画館に、行こう。

 日曜日二本見るつもりだったのに一本しか見られなくて不完全燃焼だったしもうすぐ GW だし GW に入ると映画館混むしいや混んでも行くんだけどそうすると2本見られないことが増えるかもしれないしぃぃぃぃ!!

 と己を納得させて会社の帰り道映画館に進撃。
 ロン・ハワード「ビューティフル・マインド」☆☆☆

 ロン・ハワードの作品としては確かに一番面白いかもしれん。
 けど、所詮そのレベル。良く出来たハリウッド映画以上の作品ではない


−22日−
 「中古CD販売店というビジネスが成立するはずがない。本は1回読んだら,映画は1回観たらもう用済で中古に売るのは理解できる。だが,音楽は何回も繰り返し聴くものである」


 喧嘩売ってんのか?映画のリピーターに対して。すべての 映画ソフト販売会社に対して。読書家に対して、本屋に対して!!
 読書好きであり、それ以上に映画好きの私に対して!!

 この発言をした愚か者の名前は富塚勇日本レコード協会(RIAJ)会長、その人である。あらこんなところに愚か者
 音楽 CD が売れなくなった責任をインターネットと CDR によるパーフェクトクローンだと力説し、己達の売っている音楽の質が悪くなっている可能性を見落としている。
 似た曲に、中身の無い歌詞。歌っている奴が音程をはずすのはもちろん、まともなリズム感覚さえないヤツまでいる。
 まともな耳を持っている人間にしてみれば音楽 CD が売れなくなった理由など明白だと思うが
 それとも責任は全部人のせいってか?


−21日−
 ラッセ・ハルストレム「シッピング・ニュース」☆☆☆
 なんか複線張るだけ張って、本筋に関係無いからって理由で全部ほったらかしにして、最後に一言「謎はあるけど、この島ならなんでもありそうだ」という一言で逃げた感触を受ける。
 そんなんだったら最初っから無駄な複線など張るな。

 そんなわけで脚本は今一つだが演出はさすがだしなによりも役者が抜群だ。
 まぁ、冒頭のケビン・スペイシーはちょっと無理あるけどな。だって展開からすると20代だ。ちょっと無理あるよな〜。「コンタクト」のジョディ・フォスターの冒頭並に(大学卒業直後には決して見えぬ)。

 続いてニルス・ダヴィルニエ「エトワール」






 なんてこった!!!
 開演一時間前なのに「次回受けつけは終了しました」。
 恐ろしいことにその次の回も受けつけ終了。
 受付のお姉さん曰く。


 「休日ですと開演3時間くらい前で一杯になってしまっています」


 なにやら近年、アイドルだか歌手だかがミニシアターでかかってる映画を誉めたり、電車の車内広告でもファッション雑誌っぽいのに (どんなんがファッション雑誌なのか知らんのでな) ミニシアターを煽るような文章が乗っていたりしたおかげでミニシアターがブームになっているのは知っていたが。
 ここまで混んでるのか!!

 どんな理由であれ、映画館で映画を見る人が増えるのは良いことだ。上映中に話さないという常識さえ守ってくれれば、映画人口の増加は歓迎しよう。
 しかし、「エトワール」でこの様子じゃ、ジョン・C・ミッチェル「ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ」(実はいまだに見に行っていない) も大混雑してそうだ。覚悟を決めるか。


−20日−
 鹿児島空港で JAC 機によるニアミス事故が発生した
 最終進入中の着陸機のすぐ脇を離陸機が上がって行くというもので、事故の発生原因は私の管制ミスである!!

 着陸機の進入が思ったより早く離陸機が滑走路に入るのが思ったより遅かった
 離陸機を滑走路の反対側に誘導していればまた違ったんだろうが (それでも滑走路上でのニアミスには違いない)、すでに離陸許可待ちの機体にそんな指示を出せるわけも無く、滑走路への進入を許可してしまっていたがために、ぶつけないためには上げるしかなく...
 うぅ。航空管制ってのは大変な仕事なのですね

 てな事を思い名がら、今日は一日「ぼくは航空管制官2 かごしま離島管制」をやっていた。だって、映画館に行けなかったんだもの。行きたかったんだけどなぁ。


−19日−
 「ぼくは航空管制官2 かごしま離島管制」購入
 今までのシリーズとの最大の差は、なんと言っても複数空港の同時管制をせねばならないということだ。
 どの空港にどの出発便がいて、どの到着便がどの空港に向かっているのか。それらの航空機の現在の状況、いかにそれらがディスプレイに表示されると言っても、それ以上の精度で把握しておかないと指示が間に合わない。
 とは言うものの、滑走路は全空港一本のみなので空港内管制の難易度は下がっている。
 どっちにせよ、私は今まで通り手書きの管理表が必要だと思うがな。離発着便の状態、駐機スポットの使用状態などはそうでもなければ迅速に把握できん。たしかに、ただクリアを目指すのであれば手書きの管理表なしでも十分行けるだろう。だが私はあえて、雰囲気作りという意味でも管理表を作ることをお勧めする。ふふん、こういうゲームはそうやって楽しむものさ!

 インターフェースはシンプルで分かりやすいし(これはシリーズを通して評価するべきことだ)、マニュアルやソフトのチュートリアルに目を通せば一通りの用語も分かる。
 航空機に興味がある人であれば確実に楽しめるソフトであると言えよう


−18日−
 偶数月。ということで「電撃hp」(隔月誌) 購入。
 まっさきに読むは秋山瑞人「イリヤの空、UFO の夏 水前寺応答せよ(前編)」

 「E.G コンバット」でも「猫の地球儀」でも容赦の無い展開を選んだ秋山瑞人は、ここでもやはり情け容赦の無い道を選んだ
 タイトルからは想像も出来ぬ容赦の無い展開。はっきりと物語が収束に向かう感触を得ることが出来ながらもその先の展開はまったく読めない
 作者は、自身で作り上げたこの世界にどのような決着を持ってくるつもりなのか?


−17日−
 ワーナーのシネコンが成功して以来、新たな映画館と言えば劇場規模はもちろん、スクリーンも小さい映画館ばかりであった。
 んが、恐るべき映画館がオープンする。場所は東京は新宿のタイムズスクウェア (高島屋とも言う) 内、アイマックスシアター跡地。
 劇場の名は「テアトル・タイムズスクエア」
 驚くべきはそのスクリーンサイズなんと 16.0m x 8.5m!!

 私が大好きな渋谷パンテオンのスクリーンが 16.0m x 7.02m なので、それよりさらに大きい!!
 これは大期待である!!
 問題なのはその座席数。パンテオンは1119席。それに対して僅か344席



 スクリーンサイズの割に驚異的に座席数が少ないような気がするのははたして私だけか?



 設計をミスっていると、とてもとても悲惨なことになりそうだが、上手くいっていれば極上の映画館になる可能性がある。これはぜひ行く必要があるだろう。


−16日−
 はやりこの混迷の21世紀を生き残るには社会派でなきゃいかん!!ということで裁判ネタを2本お届けする。
 一つはこの Web にも非常に関係の深い裁判結果と言えなくもないものだ。

 掲示板の書きこみに著作権が発生した
 これによって、掲示板に書かれた文章を転載するのには許可が必要となった。
 よって本日ただいまを持って宣言する
 この Web の掲示板における書きこみは管理人 YaNac が一方的に転載することがありえる(ただし、非営利目的に限定されるのは言うまでも無い)。
 それがイヤならカキコなどするな!!


 次に、ようやく中古ゲームソフト販売の最高裁判決が下りそうだ
 その判決は、中古販売は合法!!というしごく当然の判決だとか。
 私はほとんど中古ゲームを買わないし、売りもしない (店にはな) のであまり関係無いのだが、駄作を作るソフトメーカーが売れない責任を他に求める態度にだけは、絶対に納得が行かなかったのだ。
 そしてメーカーの言うことが二点三転するのにも腹が立つ。
 ま、無事ユーザーの権利は守られたのだ。たまには裁判所も良い判決を下すものだ!!


−15日−
 「ぼくは航空管制官2 かごしま離島管制 YS11 記念限定版」の発売日が、4月4日から4月16日に延期され衝撃を覚えたのは今月の頭だった。発売日がさらに延期され4月19日に移った
 ...そうか...そんなに私にゲームをさせたくないのか。
 短時間で楽しめるソフトってことで、PS2「ACE COMBAT04 shattered skies」のリプレイ開始
 うむ。PS2 に電源が入るのも久しぶりのような気がする。

 とりあえず前回のセーブデータの続きで、機体のコンプリートでもやるか。それも今週末19日までの限定だが。
 このゲームは、航空無線がカッコ良いね。
 製作者の無駄とも言うべきこだわりが最高。そして「ACE COMBAT3」で曲がったシリーズの方向性が元に戻ったのも良い。
 さて NAMCO さん個人的にはそろそろ「RIDGE RACER」の新作がやりたいんですけど


−14日−
 ジャイ・ローチ「ミート・ザ・ペアレンツ」☆☆☆☆大爆笑(ちなみにレンタルね)。
 婚約者の父親に会いに行くと、かれはなんと元 CIA の心理捜査官だった。という悪夢のような話し。
 父親はロバーfト・デ・ニーロ。対する婚約者はコメディアンのベン・ステイラー。

 あまりにもデ・ニーロとステイラーに迫力がありすぎて他の人が見えないのは仕方ないだろう。元々あきらめてるみたいな作りだし。
 しかし、あれだね。デ・ニーロにコメディが似合うとは思わなかったな。
 本人もコメディはなにやらお気に入りのようだが、実際かなり似合ってる。うん。


−13日−
 ジム・ギレスピー「D-TOX」☆
 ミステリー映画である。犯人当てミステリー映画である。にもかかわらず、説明が多すぎる。
 画で診れば分かることを台詞にしたのではなく、謎解きに関することがあまりにも多く台詞になっている。
 そのため犯人を推理する余地などどこにも無いこれだけ言えばいくらなんでも気が付くって!!という状態だ。これで面白いわけなかろうに。
 演出も悪くないし、役者もそれなりに頑張っている。よってまず脚本を作り直せ

 ヨ・ギョンドン「寵愛」評価不能
 この映画はどう評価すべきなのかが分からん。韓国の社会情勢を考えれば、この映画の製作はそうとう大変だったのだろうし、センセーショナルだったのだろうし、意欲作だったのだろう。
 実際、その完成度は低くないどころかかなり高い
 だけどね〜、日本の社会情勢を考えると TV ドラマを無理矢理映画にしたような感じがするし、画があまりにも説明的過ぎてイカン。テーマに対して分かりやすすぎるのだ。
 と、いうわけで韓国と日本のカルチャーギャップを感じさせる映画であった。そういう意味では「グリーン・フィッシュ」に続くな。


−12日−
 作戦失敗。
 本当は今日「ピアニスト」を上げて四日連続映画批評アップ!!にする予定だったのだが、さすがに四日連続は無理だった模様。こんなことなら、「ブラックホーク・ダウン」を上げるってとこで文章を切っておくべきだったか。

 そんなこんなで久しぶりに上野駅構内の本屋襲撃(ちなみに今年に入ってから、上野駅構内にもう一軒本屋が開店した。んが、改札の外なので使うことはあるまい)。書いてないだけで襲撃してたし買ってたし読んでいたがな。
 阿智太郎「なずな姫様SOS 目に入らないよ紋どころ」購入 & 読破
 この人は、なにを題材にしても、こーゆー本になるのね。ということで、当然のようにコメディー
 この人は文章の一部が口語体なのが気になるが、組み立てそのものは決して下手じゃない。
 なによりも頭を使わずに読める故にただ単に時間をつぶすのが目的という通勤途中などには重宝する
 トム・クランシーとか佐々淳行は面白いけど、全力で頭を使うから読むのに体力いるんだよね。


−11日−
 ジョセリン・ムーア・ハウス「キルトに綴る愛」。レンタルビデオだ。
 キルトを作るために集まった老女達が、結婚に迷う女子大生に自分達の過去を通して様々な恋愛や人生を語る。
 ぶっちゃけた話、これだけの映画だ。

 今は集まってキルトを作っている老女達も、過去はいろいろあって大変だったんだ、という内容であり、それを通してこれからの結婚を考えるという構成。ひじょうにそつが無くまとまっている。
 淡々と進み淡々と終わる感じで映画的には盛り上がりに欠けるように思うがビジュアルの完成度は高くラストは希望ある奇麗な終わり方でその完成度は高い
 んが、しかし。私はこの映画が嫌いだ。
 世の男どもはこの映画に向けて怒りを覚えねばならん
 だって

 「男は浮気をするものだ」

 とか“男は女を裏切るように出来ている”みたいな発言がけっこうある
 他の部分はともかく、とにかくそれが許せん!!決め付けるのは良くないよくないぞ!!


−10日−
 昨日上げた「ガールズ・ガールズ」の映画批評が15歳未満閲覧禁止(一応だが)になっているのは映画が R-15 だったからである。当初は R-18 だったように思っていたので18未満禁止と書いていたのだが、勘違いだったようなのだ。
 批評文そのものにはきわどい表現は使用してないから良いとは思うけどね。

 しかし、なんだな。年齢制限付き映画批評は
「キラー・コンドーム」に続いて2本目だな。
 「キラー・コンドーム」も R-15 だったはずだが、完成した文章があまりにも下品だったため(なんでこんな文章が書けたのかは謎。今じゃ絶対に出てこない文章だ)独自判断により18禁にした。あの文章は品格を疑われても仕方ない文章であることに変わりはないが。

 そういやここに載っている映画の中で年齢制限がかかっている映画は決して少なくないな。
 「パトリオット」にも「プライベートライアン」(は正直あんまり好きじゃないんだが) にも年齢制限がかかっていた。
 最近では「ピアニスト」にも「ブラックホーク・ダウン」にも「マルホランド・ドライブ」にもかかっていた。
 理解できんね。まったく完全に。
 「ガールズ・ガールズ」は正直なところ年齢制限が理解できる。それ以上じゃないとギャグが理解できない可能性が高いからだ。

 しかし「プライベート・ライアン」や「パトリオット」や「ブラックホーク・ダウン」に年齢制限を欠ける理由は果たしてなんだ?
 「プライベート・ライアン」や「ブラックホーク・ダウン」を見て好戦的な性格に育つか?残虐シーンがあるからこそ、反戦主義者になるんじゃないか?
 「パトリオット」は、たしかに復讐を肯定しているが、全体として描いているのは自由と平等だ。
 教科書に載っている綺麗事よりよほど良いと思うぞ。年齢制限に関係無く「フルメタル・ジャケット」や「地獄の黙示録」を見た(あるいはオヤジに見せられた。ビデオでだが)私など強くそう思うぞ。


− 9日−
 本日は事情があって、急遽「ガールズ・ガールズ」の批評を上げた。予定では明日「ランドリー」の批評を、明後日には「ブラックホークダウン」を、明々後日には...と、しばし連続で批評を上げる予定だ。気長に待っていてくれ。

 先週発売の「日経エンターテイメント」特集は“世界が認めた日本のアニメーション”
 世界が認めてなけりゃダメなのか?そのあたりの心理が分からん。
 こういう特集の作品は紹介は、とても“笑える”場合が多い。そう、ここのネタになるような笑いだ。
 もちろん今回もあった。一番笑ったのは


 「カウボーイ・ビバップ」
 近未来、賞金狙いで犯罪者を狙う2人を描く犯罪アクション


 という解説だ。まず言えるのは素人みたいな文章だ
 じゃぁなくて、2人!?エドとアインってことはないだろうから、スパイクとジェットのみ!?アインはともかく、エドとフェイは!?
 書いたやつは第一話(あるいはビデオ第一巻)の解説読んだだけだな。せめて劇場版のプレスシートで作れば良いものを。

 他にも、DVD で見られる傑作アニメに「ファイナル・ファンタジー」があったりするなど、多少なりともアニメーションを知るものであれば爆笑のシロモノ。
 やはりこう言う特集は知ら無い人がプレスシートだけで作るんだろうなと思わせる内容であった

 とすると
ココでネタにした「週間SPA!」のエロゲー特集は良心的な内容だったということだな。きっと。


− 8日−
 好きな映画のジャンルはなにか?
 私は面白ければそれで良い。ジャンルなどどうでも良い。
 見るために費やした時間に見合うだけの映画を見せてくれればそれで十分だ。

 だからこそ、この Web の統一性の無い映画鑑賞リストが出来る。
 昨日のようにジャンルのまったく違った映画も見る。それで良いじゃないか。
 もちろん方向性を定めた見方も良いと思う
 けどそれは私の見方じゃない

 帰りの電車の中で交わされた会話の結論であった。


− 7日−
 リドリー・スコット「ブラックホーク・ダウン」☆☆☆☆☆
 これはすごい。ものすごい戦争、否、戦闘映画だ
 情報を集め、作戦を立てて、部隊を派遣し、戦闘を実施する。その間に発生しているミスが、ヘリの撃墜という“被害”を生み出し、それが雪達磨式に膨れ上げる様を描く。
 そして、それが近代戦闘であっても、戦闘とは所詮人殺しであることを見せつける、すさまじい映画だ。
 今年二本の重大な戦争映画が生まれた
 一つはアモス・ギタイ「キプールの記憶」であり、もう一本は本作品だ。「キプールの記憶」は戦闘を描かないことで、「ブラックホーク・ダウン」は戦闘のみ描くことで、戦争を伝えた。

 ただし、極限まで説明を削ってあるため、基本的なミニタリー用語が分からないと台詞が全然理解できないかもしれん。


 デニス・ガンゼル「ガールズ・ガールズ」評価不能
 エロティックラブコメ。たぶん。それあけなら見に行くことは無かっただろうが、製作国が独逸。独逸でそれってどうよ!?という野次馬根性で見に行く。見に行くが、出来に関係無く見に行って大失敗根本的に野郎が一人で見に行く映画じゃねぇ

 あ〜、理由は〜、あ〜、15禁で同色隠蔽。映画が15歳禁止だったからな。
 一応15歳未満は見てはいけませんと書いておこう。

 だって女の子が SEX でイクことをテーマに展開する話しなんだぜ?てっきり導入がそれで、あとは忘れ去られるのかと思っていたが、けっきょく全編がそれ。

 んな話し野郎の私に分かるかっ!!!

 いちおう批評は書きます。15禁で。
 一応15歳未満は見てはいけませんと書いておくけどね。


− 6日−
 いろいろあってレンタルビデオ屋に行く。北村龍平「ヴァーサス」☆
 ブレアの森で電波を受信したサム・ライミが突如ウォシャウスキー兄弟とジョン・ウーに影響された映画を作り始めたらこうなるかもしれん
 ようするに、どこかで見たことのある画を、物語も何も無く次々に横に繋げただけ。
 それはたしかに自主製作映画なら許されるだろうが、これは商業作品なのだ。
 商業作品でこれをやるとこう言われる人真似の駄作

 どこが面白いのかさっぱり理解できぬ映画であった。


− 5日−
 「PowerDirector2.0 PRO」購入(Windows 用動画編集ソフト)。つーことで今日は PC マニアックネタだ。

 インターフェース周りは前バージョンとほぼ一緒
 使ったことがある人なら分かると思うが、非常にクセのあるなれないとなにがなにやら分からんシロモノだ。
 アイコンもまた然り。ボタンの上にマウスカーソルを合わせるとホップアップでヘルプが表示されなければ大混乱に陥ったことであろう。このあたりは、使って行けばそのうちなれるだろうから放っておく。

 今回の(私としては)目玉Disc ウィザード(VCD、SVCD、DVD、MiniDVD を作れる)は、「PowerDirector2.0」本体からも、またウィザード単体で独立して動作させることもできる。VideoCD 規格への MPEG1 エンコードを他のソフトでやって、簡単な編集と VCD 化を「PowerDirector2.0」でやろうとしている私のような人間には、この上ない便利さだ。
 このウィザード、いちいちヘルプボタンがついていて解説がある (それなりに詳しいし、ボタンを押さなければ出てこない) のは非常に嬉しい。なれるまではこれを使えば良いし、なれれば押さなければ良いだけだ。
 軽くチェックしただけだが、メニューはテンプレートから選ぶ方式自分で完全に作ることは出来ない模様。まぁこれは仕方ないか。
 ただし、背景はプログラムフォルダに JPG 形式で保存されているので、サイズさえあわせれば摩り替えられそうだ。ボタンや画面のプレビュー位置をテンプレートから選んで、背景は自分で作り上げるというスタイルで使えば良かろう。

 元は十分に取れる性能は持っていそうだな。Ver3 ではタイムライン編集機能の実装を望む。


− 4日−
 なんということだ!!「ぼくは航空管制官2 かごしま離島管制 YS11 記念限定版」の発売日が4月4日から4月16日に延期されている!?
 楽しみに、楽しみに、楽しみに、本当に楽しみにしていたのにぃぃぃぃぃぃぃ!!
 まぁ発売日通りに出てバグまみれよりも、遅れてもバグの無いほうが良いわけで、そのあたりの判断は微妙なところだろう。

 そう己を納得させつつもやっぱり意気消沈だがしかし私は思い出した
 今日は4日。ということは3日発売の DVD は店頭に並んでいる!!
 つーことで、予約券を握り締めて店襲撃。フィリップ・カウフマン「クイルズ」の DVD 購入
 イカれたサド公爵は最高です。つーか私はなんで見終わった直後の評価☆☆☆☆か?☆☆☆☆☆だろこの映画は!!


− 3日−
 過去にも書いた記憶があるが、普段は私服通勤だ。だが、本日は久しぶりにスーツ姿で出社した
 スーツ姿の群衆の中で、会社の人に言われた。


 「YaNacさん(当然、実際は本名だ)はすぐ分かりますね迫力あるから」


 どーゆー意味なんだ!?私服では言われないが、スーツだと幾度も、何人にも言われるのだ。昔から。
 昨年末。そんな話をした後に会ったある人物は私のスーツ姿を見て言った


 「そうでもない」


 そんな言葉を書けてくれた人物も、いまや私に向かって


 「正気じゃない」(
詳細)


 と発言するにいたった。やはり、その、なんだ。
 やはり私は見た目からすでに怪しいのか!?


− 2日−
 当初は別のネタを予定していたのだが

 「御願いだからオレをネタにするのはやめてくれ」

 という n の言葉により中止する。この部分だけはネタにするがな!!


 会社から、紆余曲折の末帰宅した私の前にそれは届いていた。
 第41回日本 SF 大会「ゆーこん」からの郵送物おぉ夏の香りだ!!
 送られてきたのは、SF 大会参加者の投票によって決定される星雲賞(業界ではかなり有名で、信頼性も高い賞)の投票用紙とノミネート作品の一覧(別に、ノミネート作品じゃなくても投票できる。ノミネートされていない作品が受賞したことはないはずだが)。
 ふむ...今年も激戦が予想されそうなラインナップだな。


− 1日−
 今月の「更新履歴」の画像は「アリ」だ。
 モハメド・アリの半生をウィル・スミス主演で映像化した作品だ。公開は GW になっているので、5月頭か4月末だろう。
 アリを“英雄”としてではなく、“人間”として描いたとか。監督が「インサイダー」で重厚な物語を展開して見せたマイケル・マンというのも、期待を煽る。

 突然だがここで映画最新情報をお伝えしよう。
 カルト的人気を誇る映画監督、ジョン・カーペンターの最新作「ゴースト・オブ・マーズ」は7月の日本公開が決定した!!
 すでに日本語版の字幕も完成し、業界向け試写会も終えたとのこと(映画批評家、鷲巣義明は見たらしい)。
 さぁてどこの系列で公開だ!?まぁきっと単館系だろうなぁ。メジャー系での配給じゃ、ねぇだろうなぁ。



−過去の日記−
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