過去の日記(2002年)
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2002年10月
−31日−
今日も東京国際映画祭。
ワレーリ・フォーキン「変身」☆☆☆☆☆
。
カフカの小説、「変身」の映画化。これで何度目なんだろうか?何本かあるのは知ってるけど数までは知らん。
役者に、外見を変えず人の姿のまま、演技だけで変身後の虫を演じさせることで
原作の持っている人間の醜悪な部分がより明白になっている
。
東京国際映画祭の合間にちょっと時間が出来た。ふふん。通常公開中の映画館に向かう。
ジョエル・シュマッカー「9デイズ」☆
。
携帯用核弾頭をめぐる知能指数の引く人間達のアクション映画。とにかく登場人物の頭が悪い。これは脚本だろう。アクションシーンに迫力が無い。これは演出 (と編集?) だろう。
制作がジェリー・ブラッカイマーなので
、
毎度の駄作具合と言えよう。
ふたたび東京国際映画祭に戻り、
中江裕司「ホテルハイビスカス」☆☆☆☆☆
。
「ナビィの恋」の製作チームによる最新作。前作も変わった作品だったが、それとはまた別の意味で変わった作品
(最大級の誉め言葉)。
映画の中を流れている時間はゆったりなのに、見終わってみると「あれ、そんなに時間がたったの?」という感じがする。
−30日−
今日も
何時ものようにレンタルビデオショップを漁っていると
、
新作コーナーに見たことのあるパッケージの映
画が。
これは、
まさか今年の我が満点評価第一本目アモス・ギタイ「キプールの記憶」!?
私の DVD 発売チェックには引っかかっておらぬぞ!?
って
タイトルが原題そのまんまの「キプール」になっていやがる
。
見落としだ!!
く、東京国際映画祭激戦中の空き時間を使って探し出すしかねぇ!!
そう、
明日からは東京国際映画祭の激闘後半戦
。
明日は、カフカの小説を映像化した
ワレーリー・フォーキン「変身」
。
小説を読んだことのある人ならよういに理解できると思うが、日本で劇場公開されるのは今回だけだろうと言われている。
もう一本は、
中江裕司「ホテルハイビスカス」
。
沖縄を舞台にしたとても変った (誉めてます) 映画、「ナビィの恋」の監督以下、製作陣が同じ作品なので安心してよさそうだ。やっぱり舞台は沖縄らしいけど、それ以外のことは知らん。
さて、明日更新出来るかどうかさえ不明なので、本日やるぞ。月末好例来月期待する映画!!
まず邦画から。
山田洋次「たそがれ清兵衛」
。
名匠、山田洋次が始めて撮る時代劇。予告編の映像は悪くない。見に行く理由は、そう。山田洋次という名前だけでも十分だろう。前評判も高く、来月の一番期待作品だと言えよう。
堤幸彦「トリック2」
。
TV 版と何が違うんだか分からん予告編が物凄い不安なんだが、ドラマ版、見てたしな。
杉森秀則「水の女」
。
恋愛映画らしいがそれ以上のことは知らん。作曲家が菅野よう子なんだよね。実写のサントラってはじめてじゃないか?
んでもって洋画。
マイケル・ウォーカー「REM (レム)」
。
サスペンスらしいけどそれ以上のことは全然知らん。とりあえず、面白そうな匂いがする。本当に面白いのか?そんなのは見終わってから判断すればよい。洋画では一番期待してるね。
クリス・コロンバス「ハリー・ポッターと秘密の部屋」
。
児童文学ってのは重々承知ですがね。とりあえず年明けまで続くメジャー大作公開作品郡の第一弾だから。景気付けにはよかろう。
ケヴィン・レイノルズ「モンテクリスト伯」
。
アレクサンドル・デュマの原作、好きなんだよね。エドモン・ダンテス。あの復讐に燃える主人公ってシチュエーションが燃える!!
こんなもんか。あんまり無いな。年末の公開ラッシュの前だから仕方ないか。
ってあれ!?
特集上映で「変態家族・兄貴の嫁さん 歓びの喘ぎ...」!?
これはまさか周防正行
(「Shall we ダンス?」)
が遥か昔撮ったのピンク映画!?
やるのはシネ・ラセット?ピンク映画の映画館などチェックしたことが無いしデータベースも持ってないから詳しくは分からんけど、記憶が確かなら周防正行がメジャーになったときに話題になった映画だよな?まず調べねば。そして正しいのであれば、我が生涯における初のピンク映画鑑賞になるのか!?
−29日−
朝、私は走っていた。
フローリングの床
。
靴下を履いていた私の足は
、
容易にその上を滑った
。
これもまたマーフィーの法則だろうか?滑った先には角があった。
右足の小指が
、その
角への直撃コースに乗った
。
物凄く痛い!!
正面からの衝撃によって、爪と指が剥離しかけたのだろう。
爪は付いているが靴下は血まみれだ
。黒い靴下なのでそうでもないが、白い靴下であればかなりスプラッタだろう。
その昔、左足を捻ったとき
も辛かったが
、
今回のはまた別種の痛さだ!!
誰を助けたわけでもない。誰の責任でもない。ただ己の責任というのがその痛みに拍車をかける。
右足をかばって歩く左足の負担も無視できぬ。これは明日が大変かもしれん。
−28日−
徹夜で朝の8時まで映画館にいて、2時間かけて自宅に帰って寝て2時間かけて元の場所に戻ってきてから帰ってくる。
こうやって文章にするとその馬鹿さ加減がよく分かるなぁ。
昨日27日 (から本日28日朝まで) の映画については明日の日記にでも書く予定。批評はまた別に。しばしお待ちあれ。
本日は入場前に三人と待ち合わせ (そのうち二名は掲示板でおなじみの人である) という荒業を敢行。
見た映画は
ゴア・ヴァービンスキー「ザ・リング」☆☆☆
。
日本の「リング」をかなり忠実にリメイク
。
けど主人公の息子はシャイニング
(出来からすると「シックスセンス」かもしれん)
を持ってたりと
、
微妙に違う
。
日本よりさらに物語を捨てて (だって突込みどころ満載)、ビジュアル的な怖さを追求した模様。良くも悪くもハリウッド的ホラー映画になった。
オリジナルの続編を作る気がありそうな内容だったんだけど、作るのかね?
−26日−
スティーブン・スピルバーグ「マイノリティレポート」のチケットは入手できなかったため、
本日は映画祭に行かないで黒澤明「七人の侍」と「赤ひげ」を見る
。
さすがに
セルロイドヒルムに光学録音の「七人の侍」はノイズが目立つ
(「ゴジラ」と同年の作品だから、これは仕方ない) が、もう一本の「赤ひげ」は実に美しい画だ。
両方とも LD 版と同じ、あるいはそれ以上の画質だと感じられるものだ。
作品本体の評価は言うまでも無かろう
。
二本とも素晴らしい映画である
。
さて、
明日の更新は無い
。
明日は朝から徹夜で東京国際映画祭だからだ!!明後日の朝には帰ってくるが、寝てまた夕方出撃して生きていれば帰ってくる予定だ!!
明日からは、私も本格的に東京国際映画祭体制だ!!今年も東京国際映画祭に、体力のすべてをかけて挑戦だっ!!
−25日−
本日より東京国際ファンタスティック映画祭開幕!!
ということでオープニングに行く。いままで前夜祭には行っていたが、オープニングには行ったことがなかったのはただの事実だ。ちなみに今年は前夜祭が無いからオープニングに参加したのも事実だ。
キム・テギュン「火山高」☆☆☆
。
非常に惜しい
。
面白いんだけどそれが上手く持続してない
。
内容は、島本和彦「炎の転校生」の登場人物が超能力を使ってウォシャウスキー兄弟「マトリックス」ばりの格闘戦を繰り広げるんだが、
笑いとアクションと熱血のバランスが良くない
。
このあたり、韓国映画はアクションコメディにはまだまだ慣れてないなと思わせられる。
あとワイヤーワークもねぇ。これは役者がなれてないってのもあるんだろうけどねぇ。
−24日−
いよいよ明日から東京国際ファンタスティック映画祭が始まる
。
明後日からは東京国際映画祭も始まる
。
燃えている
。
私は猛烈に燃えているぞぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!
燃えているその中で、あえて言おう。
炸裂だっ!!「黒澤明 THE MASTER WARKS1」購入!!
説明不要だろうが、東宝で製作された黒澤映画のうち、7作品 8枚を収録した DVD-BOX である。第二段は12月発売である!!
今回収録されているのは「姿三四郎」「續姿三四郎」「七人の侍」「生きものの記録」「蜘蛛巣城」「赤ひげ」「デルス・ウザーラ」。
この中での一番好きな作品は「七人の侍」!!
9年前、修復終了の際にリバイバル上映されスバル座のスクリーンで見た時のあの衝撃は忘れられん。
まさに圧倒的面白さだった。これがチャンバラ映画!!これが娯楽映画!!
DVD には本編207分に、映像特典で予告編やらメイキングやらが入っている関係で、片面二層にもかかわらず、これだけは二枚組みというすさまじい仕様。
ビデオと同じくインターミッションで切れているのだろう。
さすがに BOX を買え!と人には言わぬ。んが、バラ売りの「七人の侍」は行くべきであるぞ!!
−23日−
「ロード・トゥ・パーディション」を今週中に見に行くことが不可能だと決定した今日この頃である。
んが、私が
落胆している本当の理由は「赤毛のアン」が11月9日で終わりだという事実だ
ろう。
東京国際映画祭を考えると見に行く暇なんぞねぇ!!
さようなら前売り券
。君が今年の紙屑一号になりそうだぞ!チクショォォォォォォ!!!
まぁ
明日には
(実際の発売日は明後日であるが)
「黒澤明 THE MASTER WORKS 1」が出る。それが慰め
か。
そして、ふふん。
明後日からは東京国際ファンタスティック映画祭だ!!
うむ
。
燃えてきた
。
私は激烈に燃えてきたっ!!!
しかもだ、私は今年、すでに86本もの映画を映画館で見たらしい。
ひょっとして東京国際映画祭で100本越えるのか!?今年の目標、大台突入はここで達成されるのか!?
うむ、落ち込んでいる場合ではない!!ここは燃えている場合だ!!
灼熱炸裂大爆発だぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!
−22日−
「男なんだろ?ぐずぐずするなよ!
胸のエンジンに 火を付けろ!」
という灼熱の言葉を読んで思わず歌った人。あなたは正しい!!大正解だ!!
さぁ、
共に名もない花を踏みつけられない男になろおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!
ということで
「宇宙刑事ギャバン」DVD Vol1 購入
。
BitRateViwer Ver1.4 によると 6.71Mb/sec(Disc1)、7.57Mb/sec(Disc2)。
の、割に画質はよくない。というか、
保存されてたビデオをそのまま DVD にした模様
。
すげぇアナログノイズの嵐
。
当時の TV 放送を懐かしがるという意味では究極と言えるかもしれんが、最近の高画質になれているとかなり厳しいというのが正直なところ。
これを買うときは DVD じゃなくて、ビデオ買うつもりの方が良し。高画質命の人は決して買わないように。
最終的には全部買うつもりだけど、
ちょっとクールダウン
だ。
−21日−
2日にも書いたが、
来年春公開の「ロード・オブ・ザ・リング 二つの塔」で私が一番期待しているのはヘルム渓谷での戦闘である
。
そのシーン
、
なんと40分もあるらしい
ということが、本日発売の映画雑誌「プレミア」に書かれておった。
おそらく開戦してヘルム渓谷に追い詰められて最後の大決戦まで全部含めてなのだろうが、それにしても40分か。
前作は3時間だったが、
今回はいったい何時間になるんだろうか?
ある意味、とても不安だ。
3時間を超えるとなると、インターミッションが欲しいからね。ってもしかして私だけ?
ペラペラ読んでおると、
新作情報で恐るべきものを見てしまった
。
チャン・イーモウ監督ジェット・リー主演
。始皇帝暗殺をめぐるドラマ。
ここまであれば「おぉ、あの始皇帝暗殺とは全然別方向の、かっこいい生身のアクション映画が見られそうだ」で終わる。
恐るべきは次の二項。
アクション監督チン・シウトン!?
共演ドニー・イェン、マギー・チャン、トニー・レオン、チャン・ツィイー!?
まさにオールスターキャスト & スタッフ
。
こりゃぁ「グリーン・デスティニー」級を期待して良いのですか!?
コスチュームデザイン、ワダエミ。これは、まぁどうでも良いや。
ところで、タイトルが書かれていないのはどーゆーわけだ!?
−20日−
石侍露堂「宣戦布告」☆
。
思ったよりまともだった
。
だって最低映画じゃなかった
もの。基準が低すぎる?気にするな。
北の潜水艦が福井県に座礁して日本がパニックになる、という話は突込みどころ満載で腹を抱えて笑える。
一番最初に突っ込めるのは、座礁した潜水艦だというのはただの事実だ。だってどうやれば艦体のほとんどが岩の上に上がるように座礁するのよ。
一番笑えるのは最後、周辺各国が“デフコン1”を発令してるのに
「このままでは戦争になるぞ!!」
とか言ってるシーンかな。
デフコン1は開戦しとるっつーの
。
他にも脚本も演出も編集も役者も突っ込みどころ満載。
篠原哲雄「木曜組曲」☆☆☆
。
思った以上の出来ではなかった。
女流ミステリー作家の謎の自殺。その命日に毎年集まる5人の女。はたして彼女は本当に自殺なのか?この中に犯人が居るのではないか?4年後の今、ついに彼女達はその謎に挑む。
ほとんど全編が家の食堂のみで進むわりに、圧迫感が無いのは上手い証拠。
5人の女の腹の探りあいのような会話は、少なくとも私には「女って怖い」と思うに十分な迫力であった。
面白いとは思う
。ものすごく上質のミステリー映画。
だけどここまでやるんならあと一歩
、
なんか一ひねり欲しい
と思う。
脚本も演出も役者も良いんだけどね。
−19日−
谷甲州「遠き雪嶺」読破
。
立大山岳部による昭和11年ヒマラヤ処女峰ナンダ・コート初登頂をモデルに「事実とは微妙に異なる部分もある」ように書かれた小説。
非常に面白かった
。
やはり谷甲州の
文章から伝わる場所の寒さと
、
熱い人間ドラマと
、
男臭さ汗臭さはとても良い
。
現在 SF マガジンで連載中の「パンドラ」終了の後、油臭さまで臭ってくる航空宇宙軍史シリーズが再開されるという話もあり、非常に楽しみである。
今のところ、作品のほとんどが第一次外惑星動乱だもんな。第二次外惑星動乱から先などほとんど無い。まぁ若干の例外はあるが。
続いて「電撃hp」
購入。
早速だが毎度のごとく
秋山瑞人「イリヤの空、UFO の夏」読破
。
辛いって。読むのが辛いって!!
カタストロフィに向かって全速力で進行しつづけているこの小説が、まさかこっちの方向に行くとは思わんかったし、それでも結局崩壊に向かうという意味ではとても怖い。
読んでいてここまで辛い小説は久しぶりだ
。
−18日−
先日買った「ブラックホーク・ダウン」の DVD に dts サラウンドのリアが左右逆に収録されているというものすごい不良があるとか
。
回収 & 交換する前に体験せねばなるまい
。
明日は休みだからここで体力を消費し尽くしたところでかまうものか。
レッツプレイ!!
ぬぅぅぅぅぅぅぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!
ヘリが斜めに飛ぶ!!
銃弾が斜めに飛ぶ!!
音があっちこっちに飛ぶ!!
異様なサラウンドだ!!ある意味斬新だ!!
dts がまだそんなに普及してないからプレス前にマスタのチェックを省略したか?なんにせよ
マスタのチェックくらい真面目にやろうぜポニーキャニオン!!
店頭品は回収済みで、販売済みの商品交換は11月1日から?
二週間後か。リマスタリングとプレスと配送で、まぁそれくらいはかかるか。
DOLBY DIGITAL はまともに収録されているということなので、明日あたりにでも全編を通して見るとするか。dts では耐えられん。
−17日−
昨日放送された (少なくとも関東では)「天才柳沢教授の生活」TV ドラマ版は予想よりはるかに面白かったのだが、
本日放送された
(少なくとも関東では)
「逮捕しちゃうぞ」TV ドラマ版は別の意味で非常に面白くなってしまっており
、
なにも見なかったことにしておくことで
、
一応の決着としておこう
。
いや、見てないよ。最後までなんて見てない。
この異様な女性警官の多さはどーよ?とか
、
異常に緊迫感の無い運転シーンはどうよ?とか
、
軽の後ろにアレを乗せるのは実写としてどうよ?とか
、
ミスキャスト激しすぎるだろ?とか
、
ついでに脚本がマズくて婦警二人のキャラがかぶってないか?とか
、
どう考えてもこの女子高生自爆じゃん?とか
、
自爆によって発生した私怨を権力振りかざして晴らすってどうよ?とか
、
警察官が私刑ってどうよ?とか
、
中嶋はサングラス外しちゃいかんだろ?とか
、
署長ってなにもの?とか
、
課長はいつから女になった?とか
、
そんなことは
全然知らない
。
あ、本物のイアン・ソープだ。
−16日−
リドリー・スコット「ブラックホーク・ダウン」の DVD を購入すべく何時も行く秋葉原ヤマギワソフト館に行く
。
店頭が、恐ろしいことになっていた。
「ブラックホーク・ダウン」の宣伝のため、
入り口にワゴンを出し
、
看板を出し迷彩服を着た店員が販促を行っている
。
店員も大変だなぁ。んが、しかし。
なぜ故ジャングル迷彩か!!
非常にゆゆしき問題と言えよう
。こういうことをしているから米軍はソマリア民兵にタコ殴りにされるのだ。などという全然関係の無いことを考えつつ購入。
初回限定版のデジパック仕様は、黒を基調とした優れ、ているかどうかはともかく、かっこいいデザインである。内容と全然つりあっていないと言えよう。
本編は週末にでも見よう。特典映像は30分、か。メイキングと予告編。標準的だな。そう時間もかからずに見終わるだろう。それにしても
オーディオコメンタリーが入っていないのは残念
だ。コメンタリーは面白いものが多いので好きなのだが。
なお、BitRateViwer Ver1.4 によると本編は平均 6.5Mb/sec。
−15日−
掲示板をご覧の方々はご存じかと思うが
、
現在掲示板ではこの Web「欲望だけが人類を変える」にいかにしてたどり着いたか!?を大募集している
。
実は SF 大会の名刺だ!!とか、友人の紹介だ!!とか、なんでも良いので募集中。
いままで掲示板にカキコしたことは無い!という方でも、
この際だからカキコしてくれ!!
谷甲州「遠き雪嶺」
。現在 258/384 ページを読破。
遠征隊はナンダ・コートに到着。ベースキャンプを設置。これよりアタックを仕掛けるようだ。
すでに高度 4500メートル。富士山頂 (3776メートル) を越えている位置が、まだ最初の部分。
文中にもあるように「ヒマラヤは想像を遥かに越える凄い場所」なのだろう。
−14日−
たまには地元の本屋も襲撃するか。
相変わらずあまり良い整理方法じゃねぇなぁ。なんで新刊コーナーが三つに分裂してるんだ?ハードカヴァーと文庫のコーナーが、雑誌コーナーによって分裂しているのも理解に苦しむ。お、目標発見。
谷甲州「遠き雪嶺」購入
。
発売直前まで「ナンダ・コート」というタイトルだったはずだが替わった模様。表紙に「Nanda Kot」と書かれてるのが名残か。
内容は
立教大学山岳部創設から
、
昭和11年のヒマラヤ処女峰ナンダ・コート遠征までを描く
。いや、ナンダ・コート遠征を描くためにその前も描いていると言うべきか。
実際の遠征をベースにしてはいるものの、「あくまでもフィクションであって事実とは微妙に異なる部分もある」そうだ。
現在全69/384ページを読破。
谷甲州の小説はとても良い。男臭さ (谷甲州の小説には、ほとんど女性が出てこない) と汗臭さと、冬山の寒さ。
とても良い
。
−13日−
ミロス・フォアマン「アマデウス ディレクターズカット」☆☆☆☆☆
。
天才音楽家、ウォルフガング・アマデウス・モーツァルトの生涯を、宮廷音楽家アントニオ・サリエリの視点で綴った名作のディレクターズカット版。
サリエリがモーツァルトの人間性を嫌悪し
、
その才能に嫉妬し
、
殺意を持ってゆく過程の説明が増えており
、
全体的に分かりやすくなっている
。
最後間際。モーツァルトの妻コンスタンツェが、サリエリをかくも邪険に扱う理由も判明する。邪険に扱われるが当然だよ、と大納得すること間違いなし。
180分と長めだが (なに、「ロード・オブ・ザ・リング」より2分長いだけだ)
劇場で見ることを推奨する
。
美術の美しさもさることながら、あの音の美しさ。あのクラシックの調べの美しさ!!
たまらんですよ。本当に。
−12日−
終わった頃にやっていたので、
第一話を見逃した「ガンダム SEED」の
、
今回は
、
第二話?を見る
。
...っておい、これは
初代「機動戦士ガンダム」と「Z.O.E」
(ゲームの方ね、アニメ版未見だから)
の醜い融合にしか見えぬのは気のせいか?
お、「機動戦艦ナデシコ」あたりも入ってる模様。
戦艦のこれ、デザインと発射時のエフェクトからしてグラビティーブラストだよな?
「Z.O.E」と「機動戦艦ナデシコ」はパクリの嵐だったが、それを超えてるってあたりが狂ってやがる。
オリジナリティってものが無いのか
。
−11日−
深作欣二「バトル・ロワイアル 特別篇」の DVD をレンタルしてきて見ながら書いている今日この頃
。
映画は基本的に映画館で見るべきものだと思うけど、この映画は劇場以外では見てはいけない映画だよな。
小さい画面で見とると画の矛盾がよく見える
。
ついでに
主人公の、
藤原竜也
ね。
“演技してますっ”て勢いが凄い
ね。
末期癌を公表した深作欣二。病状からするとほぼ間違いなく遺作になるはずだが、その状況で
どういう続編を作る気なんだろうか?生き残った二人が日本政府転覆を企んでテロでも起こすのだろうか?
そういう内容なら絶対に見に行きたいが、社会情勢的にも、深作欣二が監督という面でもそういう内容にはならんだろうなぁ。
−10日−
明日で最後だ。何とか時間も作り出した。行くぞ映画館!!
クリストファー・ノーラン「インソムニア」☆☆☆
。
あと一ひねりで☆☆☆☆。
監督は前作「メメント」とは一転し、
ミステリー映画を真正面から作って来た
。
それは別に良いんだけど、
あまりにも真正面から作りすぎて面白みに欠ける
。もうちょっとどっかで捻った方が良かったな。
役者はさすがアル・パチーノとロビン・ウィリアムズ
。この二人の組み合わせは面白い。アル・パチーノなんてもう60過ぎなのにねぇ。数は多くないけどアクションシーンまで見せてくれますぜ。
ところでこの映画のオリジナル版は見てないんだけど、オリジナルって出来はよいのか?誰か知ってる人、情報希望。
− 9日−
毎度のごとく
本屋を襲撃すると
、
実に笑えそうな本があった
。
「アポロは月に行ったのか?」
(しまった著者名を確認して無い)
アポロ宇宙船は月に行っていないという主張をする人は多いと聞くが、そうか、こうも堂々と本が売られているのか。
帯によるとなんたら言う TV でも取り上げられたらしい。「悪いが TV などほとんど見ないので分からん」と心の中でつぶやきつつ、適当にページをめくる。
「左に太陽があるのに
、
被写体の右が完全に影になるず
、
薄暗い光線が当たっているのはおかしい」
という主張のページ。「地上で撮るとこうなる」という解説で影のつき方を明示し、違うからおかしいという結論。
この作者、
地球の反射光を忘れているのではないか?
空気による光の拡散が無いから (それだけが原因じゃないが) 地球もかなり明るいぞ。他にも地球の反射光を忘れているとしか思えぬ理論がいくつか合った。
基礎教養に欠ける作者が思いつきで書いたようにしか思えぬ
。
ヒルムカメラで撮影した写真と伝送された動画像の写真を比較して、同一のカメラで撮影したのになんでこんなに視界深度やらなんやらが違うのだ?と文句をつけているところなど、意図的にやっているとしか思えぬし。
最初は買ってこの日記で笑い物にしようかと思っていたが、ここまで酷いとイチイチ突っ込むのも馬鹿らしい。
小林よしのり「戦争論」あたりと同列のトンデモ本として
、
記憶の片隅に放置しておいてやろう
。
− 8日−
上野駅構内の某本屋襲撃。
阿智太郎「僕にお月様を見せないで9 唐子とオオカミの夜」購入 & 読破
。
楓さんがぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!
楓さんが居なくなったぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!
定番ではあるが、物語の登場人物としては一番好きなタイプのキャラクタ
(現実に居たらイヤだが)
だったんだがなぁ
。
阿智太郎の定番を積み重ねる作風からして、居なくなるのはてっきり最終巻かと思っていたのだが、その一巻前 (作者による次で完結だそうな) か。まぁそれも定番なんだけどな。
けど、これは最後どーするんだろう?
“やっぱり日常は続く”終わりかね?
あ、「アルジャーノンに花束を」の TV ドラマが始まった。
キャプチャだけして、そのうち見るか。
− 7日−
長いこと放置していた
チャン・ジョンイル「LIES/嘘」
(映画原作)
読破
。
「Lies/嘘」や「寵愛」は、
もしかして日活ロマンポルノなのか?
「Lies/嘘」の異常性衝動 (としか表現出来ぬ) や、「寵愛」の現実なのか妄想、あるいは空想なのかはっきりしない日常とその性行動も、その系統だと考えると実に自然だ。
エロスと哲学、あるいはエロスと芸術といった表現技法だな。
未見なのでなんとも言えないが、ひょっとすると「情事」(ソフト待ち) や「密愛」(劇場公開待ち) がそういう方向性の作品なのだろうか?
もしそうであるならば、あるいは
韓国で
、
日本ではピンク映画と
、
AV に分割吸収されたロマンポルノが復活しようとしているのか
もしれない。
などと適当なことを考えてみた。
日活ロマンポルノも韓国映画も、本数見てない人間にはこれ以上のことは考えつかぬ。
− 6日−
予想通り、東京国際映画祭のオープニング & エンディングのチケットは確保できなかった。
NTT の回線を一本も使わず、五回線も使って電話をかけていたんだがなぁ。20分後に繋がったときには手遅れであった。
んが、悲しみに暮れている暇は無い。
先月末からちょっと忙しくて映画館に行っていなかったもんだから大変なことになってしまった。
今週末11日で終わる映画で
、
未使用前売り券を持っている映画が実に四本!!
そのうち一本は、池袋で一館のみになるとは言えまだしばらくやってるから良いとして、あとの三本は今週中に始末せねば!!
一日三本は...出来るが複数の事情により無理なので残る二本を殲滅
する。
リチャード・ケリー「ドニー・ダーコ」☆☆☆
。
主人公の前にウサギの着ぐるみが現れて言う、「世界の終わりまで、28日6時間42分12秒」。
生きているのか死んでいるのか?幻覚なのかなんなのか...
最後のひっくり返しは驚いたけど
、
そういうオチかよ!!
確かにあのオチならなんでもありになるだろうけど、好き嫌いで言うと嫌いだな。
トッド・フィールド「イン・ザ・ベッドルーム」☆☆☆
。
事実上離婚している人妻に恋をした青年が、元の亭主に射殺される。
両親は犯人を、残された人妻を、なによりも自分たちを責める。「なぜあの時、止めなかったのか」と。
最近の米では、中流家庭
(この作品の家庭は中流じゃないような気がするけど)
の崩壊を描くのが流行りか?サム・メンデスの影響か!?
途中までの落ち着いた雰囲気が、夫婦の和解を境にしてなんでこういう風に終わっちゃうかなぁ。
もっと、
周囲との和解を丁寧に描いた方が良かったんじゃないのか?
少なくともそっちの方が私の趣味には合ってた。
− 5日−
谷甲州「覇者の戦塵」シリーズ最新刊は、一ヶ月ほど伸びた模様。今月末、ということだな。
先週の東京国際ファンタスティック映画祭のチケットに続き、
今週は東京国際映画祭のチケット発売日
。
早朝からチケットピアに並ぶ
。雨が降っていないのでそう寒く無い。これなら半袖に下駄で十分である。
とは言うものの、天候のためだろうか?先週と同じ時間に並び始めたにもかかわらず、先週より並んでいる人が多い。
本日発売の他のチケットは...「NUMBER GIRL」「モーニング娘。」「CHAGE & ASKA」「ヤマザキナビスコカップ決勝」等々。「NUMBER GIRL」なんてそりゃなんだ?くらいの勢いであり(その割に真っ先になくなっていたが)、私には興味の無いものばかりだと言えよう。
ま、私は
本日のターゲットをすべてクリア
したがな。
まさか「K-19」がこうもあっけなく取れるとは思っておらんかった
。
指定席で普通に取れたもんなぁ。「ザ・リング」も取れたしなぁ。
コンペ部門とアジアの風で欲しいやつは取れるだろうとは思っておったけど、特別招待作品がこうも取れるとはなぁ。
明日は東京国際映画祭のオープニング & エンディングの電話予約受付開始
。
オープニングの「マイノリティ・レポート」は努力するけど、取れんだろうなぁ。主演のトム・クルーズも監督のスティーブン・スピルバーグも来るって言ってたもんなぁ。エンディングの「壬生義士伝」も見られれば見たいんだけどなぁ。
自宅の電話回線と携帯電話に家族の携帯電話を総動員。ついでに会社の K と結託。
一本で良い
、
繋がれ!!
− 4日−
「前ネタにしてたサティスファクションの続編が出てるよ」
あれは宣伝文章が笑えたからネタにしただけで、買わねぇし買う気もねぇっつーの。と、友人から来たメールにツッコミを入れつつ、それとは関係なしに
本屋襲撃
。
ちなみに
上野駅構内の某本屋ではない
、
東京駅傍
(構内ではない)
の某本屋だ
。有名な店なので知る人も多いだろう。
探すは谷甲州「覇者の戦塵」シリーズ新刊
。
9月末っが発売予定になっていたが、無いぞ!?こりゃどーゆーことだ!?
上野駅構内の某本屋が入れないのは可能性として考えられる、職場近くの某本屋も同じだ。しかしここにないというのは考え難い。
となると
出版延期か!?
出版予定が延びるのはよくある話なんだがな。
ちなみに「サティスファクション」とやらの続編だが、作者が違うので別の本を続編のように偽装しただけだと思われる。
笑えるポップが無かったのでネタにすることはああるまい。これから出てくればまた別だが。
− 3日−
宮崎駿「天空の城ラピュタ」の DVD 購入
。
赤くない。うん。赤くはない。
シビアに見ると若干色あせてるというか、明るいというか Y が強いというか、非常に微妙な色彩だが無視できる。
この映画で言えることは、
ドーラおばさん
(ここで「船長とお呼び!!」と言う声が聞こえるのが正しいマニアの姿であることは言うまでもない)
は最高である
。ということだ。
暗号を受信してテーブルの上の食い物を薙ぎ払ってから先 (暗号表とおぼしき本の背表紙が「ANGO」になっているのがポイント)、
シータの捕まった要塞に殴りこむ一連のシーン
。
「女は度胸だ。お前たち援護しな!!」
「最後のチャンスだ、すり抜けながらかっさらえ!!」
これ以上ないほどに興奮すると言えよう
。
まぁ
一番好きなのは
、向こうの世界にイっちゃったムスカ大佐の
「見ろぉ!!人が塵のようだぁ!!」
と言う台詞だが
な。
「カリオストロの城」や「ナウシカ」等、昔の宮崎作品には悪役に魅力があったよ。
最近の「もののけ姫」や「千と千尋の神隠し」の悪役に、なんと魅力が無いことか。
リクエストがあったのでここに記すが、BitRateViewer Ver1.4 によると平均 8.8Mb/sec だそうだ。
昨日購入した「ロード・オブ・ザ・リング」の本編ディスクは 5.28Mb/sec。
画像によって MPEG 圧縮の向き不向きがある (アニメは向いてないのは有名) し、ビットレートが高ければ高画質って分けじゃないので参考までに。
− 2日−
ピーター・ジャクソン「ロード・オブ・ザ・リング 旅の仲間」の DVD 購入!!
(以後、この Web では混乱を避けるためサブタイトルを明記する)
現在、まさに現在映像特典を楽しんでおる真っ最中。
とりあえず言えることは、
「二つの塔」のスペシャルプレヴューは最高である
ということだ。
原作ファンであれば、否。おそらく「旅の仲間」を見た人であればこれを見て興奮しないわけには行かんだろう。
ローハンに侵攻するサルマンの軍勢と人間が激突する
ヘルム渓谷での戦闘が今から楽しみで仕方ねぇ!!
本編は休日に、ゆっくりと、プロジェクタで見るとしよう。
細部描画能力や色彩再現能力では PC に遥かに劣るが、画面サイズから生み出される迫力はそれらの不利を補ってありあまるからな。
− 1日−
関東・東海地方に、戦後最大級の台風がやってきておる。
台風が来る ものすごいやつ
と
歌ったのはTHE BLUE HEARTS
であり、
来るぞぉ、嵐がくるぞぉ
と嬉しそうに呟いたのは
太田功巡査
であり、
挑戦する。今日帰れるのかなぁという不安の中、それでも「ロード・オブ・ザ・リング」の DVD を買いに行く!!
と
宣言したのは私
である。
ちなみに「漢なら前のめりに倒れて死ね」と返してきたのは Taisho であり、「ホテルマンガ喫茶」と返してきたのは DAM_mark2 であり、「(自宅にたどり着くのは)もう無理かも知れぬが帰路に就いた」と返してきたのは fennek であるとだけここには記そう。
fennek は無事に帰り着いたのだろうか?自宅一つ前の駅で電車が動かなくなった、というメールを最後になんの情報も入ってこないのだが。
ちなみに私は、使う路線を変え向かう方向を変え最後は己の足で歩くという技まで使い、
通常2時間の通勤時間を大幅に越える5時間でもって自宅に帰り着いた
。傘は吹き飛び、全身ずぶぬれでありその上「ロード・オブ・ザ・リング」の DVD は入手しておらん。
店までは行ったのだ。張り紙がひらめいておった。
「本日、台風のため 7時に閉店させていただきました」
...あと五分だった。
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