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新日記
2004年11月
 1日 [来月!?否、今月期待する映画!!]

 一日遅れで月末恒例企画を。
 遅れたおかげで、来月期待する映画...では無く、今月期待する映画になってしまったがな。

 一番期待するのは、現在ノリに乗っている韓国映画。
 ペク・ウナウ「TUBE」
 地下鉄に爆弾を仕掛けたテロリストとそれを追う刑事の話らしいが、各所で馬鹿アクション映画の称号を得ているの時点で、物語にたいした意味など無いに違いない。
 期待度メーター振り切れ必至!!

 パク・チャヌク「オールド・ボーイ」
 15年監禁された男の、物語らしい。日本のコミックを韓国で映画化したものらしいが、原作を知らんのでよく分からん。
 出演が、チェ・ミンシクとユ・ジテというのは良いね。とても良い。

 ハリウッド映画では、二本。
 ケリー・コンラン「スカイ・キャプテン/ワールド・オブ・トゥモロー」
 狙い済ましたノスタルジックな予告編に、ついついニヤニヤさせてくれたからな、もう見に行くしかあるまい。
 内容?知らぬ!!

 ピトフ「キャット・ウーマン」
 「バットマン」に出てきたキャットウーマンのスピンオフ企画。内容なんざどうでも良い。ピトフの独特すぎる映像美を見られればそれで良い。

 エルマンノ・オルミ「ジョヴァンニ」
 メディチ家の子息であり、戦場で死んだジョヴァンニ・デ・メディチの最後の6日間を描いた作品らしい。
 騎士が誇り高くあれた時代の最後を飾った男として知られる男の物語。さてどう料理した?

 邦画では三本。
 実写は一本しかないらしい。実に悲しいことだ。

 崔洋一「血と骨」
 朝鮮からの移民を描いた話で、実話ベース、なの?よく知らん。ビートたけしが暴力男を演じるというので、とりあえず見に行こうかと。

 宮崎駿「ハウルの動く城」
 「紅の豚」移行、妙に説教くさい映画を作りつづけている宮崎駿の新作。さて、今回はどうなることやら。

 深海誠「雲の向こう、約束の場所」
 PC の性能向上は、個人製作のアニメーションを可能にした!という好例の、商業ベース作品第二段。
 正直なところ、深海誠は前作よりも前々作の方が面白いと思う。さて、近作はどうなることやら。予告編を見る限りでは、良くない予想が当たりそうで怖いんだが。

 実のところ、先月末に公開された映画に見たい映画が集中しており、今後どういう順番で映画を見るかが、何本見られるかの重要なポイントになるだろう。
 来月も、けっこうな数の映画がありそうなんだよねぇ。

 年末に向けて、激戦の火蓋が落とされた!!




 2日 [STAGE1 開始直後にロールしてきた味方機と接触して落ちたのは私だけですか?]

 NAMCO「ACE COMBAT5 THE UNSUNG WAR」(PS2/STG)クリア

 中盤戦からは、策謀の結果周り全部敵だらけになって、数少ない味方の空母に逃げ込んだりという「エリア88」ばりの状況に突入。

 やってるこっちはノリノリ!!

 全作「ACE COMBAT4 SHATTERED SKIES」のメビウスワンばりにミサイルをバリバリ撃ってるとすぐに弾切れになる = 新システム NPC 機との協力プレイを使わざるをえない難易度設計も優れており、存分に楽しむことが出来た。

 時々、指揮できない NPC が強くて腹立ったけどな。

 OVA「マクロス・ゼロ」Vol.1 の冒頭。
 イサム・ダイソンにターゲットを横取りされて怒る名も無き雑魚キャラの気持ちが良く分かったようん。



 「貴様ぁ!!!今のは私のターゲットだぞぉ!!!」



 現在は、全機出現と、全ステージのクリアランキング“S”を目指し、やりこみプレイ中!!




 3日 [水素燃料ロータリーエンジンに、誇り高き MAZDA の姿を見た!]

 映画館に行こうかとも思ったのだが、チャンスは活かすべきだろう。
 幕張で開催中の、「第38回東京モーターショー2004 働く車と福祉車両」に行く

 働く車や福祉車両というのは、まぁ名前についてるから予想通り。
 他の面で多かったのは、ガソリンエンジンに変わる次世代燃料の車両やエンジンだろう。


 水素燃料燃料電池ジメチルエーテル天然ガス...


 いずれになるにせよウン十年にわたって改装され改良されギリギリの性能を生み出しているガソリンエンジンに対抗する性能になるのは大変なようだ

 コンピュータで言うと、性能的に CRT に追いつけない液晶みたいなものか!?

 帰り際、今年もあるのね〜と、トミカブースで東京モーターショー限定モデルのミニカー購入。
 テーマにあわせて、トラックの限定カラーと来たか!!




 4日 [増強!?否、変更]

 主力 PC で録画用 HDD として動作している 120Gbyte の HDD がクラスタエラーを出した

 動作開始からすでに2年近くが経過している。その上、私の使用している HDD の中でも、使い方の荒っぽさでは群を抜いている代物。やむをえんか。

 という事でHITACHI「Deskstar 7K250 HDS722516VLAT80」(7200rpm/8M chash/160Gbyte)購入
 今までの増強とは違い、HDD の交換となるため、キャッシュや回転数には妥協せず決定。

 なにはともあれ、HDD フォーマット開始!!160Gbyte のフォーマットか。いつ終るんだ!?




 5日 [高校時代のヒロインの配役に疑問あり]

 定時帰りは、映画館へと続く道。
 さぁ行け、闘いの場へ!!

 土井裕泰「いま、会いにゆきます」☆☆☆☆

 撮影がもっと良ければあと一段面白かったと思う
 原作未読なのだが、脚本は良かったと思う。

 最後。ヒロインが消える直前のシーンとかなぁ。もっと、こう、撮り方あるだろう!?ソフトフォーカスで、もっと幻想的に仕上げるとか、露出過多にしてみるとか!!

 このあたり、脚本はともかく撮影は素晴らしかった「世界の中心で、愛を叫ぶ」と正反対だな。
 世の中、上手く行かぬものだ。




 6日 [明日こそ映画館へ]

 今月は予定が見えなくて、非常に困っている。
 見たい映画は無数にあるんだが、映画以外の予定がよく分からんのだよなぁ。

 まぁそういう時もあろう。
 暇だと確定している日は映画館に...と行きたいところだったのだが、どうも体調がよろしくない。

 本を読み始めたら止まらなくなって明け方まで起きていた私が悪いんだよな。うん。

 ようするに、この倦怠感は体調が悪いんじゃなくてただ眠いだけだ。
 つーことで、日中全力で寝る。

 悪循環だ...




 7日 [美しき悪夢]

 今日は映画館に行く。
 昨日は存分に寝たしな。

 ヘンリー・セリック「ナイトメア・ビフォア・クリスマス」☆☆☆☆☆

 10年前に作られたこの映画、最近流行のデジタルリマスタリングで再公開。
 変人監督としてその名をはせるティム・バートン (「ビッグ・フィッシュ」を見ると、どうも変人っぷりは修まってしまったようだが) 原作で、彼が好き放題やっちゃった映画。

 評価は問答無用でしょこれは

 本当はもう一本行きたかったんだが、タイミングが悪すぎて不可能。
 今日は一本だけで、終了!




 8日 [次の夏のために、次の次の夏のために!]

 来年開催の、第44回日本 SF 大会「HAMACON2」の登録完了通知が来た
 実は数日前についていたらしいが、私が見たのは今日だった。


 だが、しかし。


 名前の漢字が間違って登録されてるぅ〜


 中学から就職するまで、名前の漢字が一発で正確に登録されたことの無い私であるからして、これもやむを得ぬ事だという事か!?
 SF 大会では、これまでは大丈夫だったんだがなぁ。

 なお、来年の SF 大会では、もし夜間のルームパーティー企画があるのであれば、主催してるかもしれぬ。
 各員との意見調整やらなんやら、すべてが終った後にならねば分からんがな。




 9日 [その一言に命を賭けるか、男どもは]

 ここに書いてないだけで連日襲撃しとる、上野駅構内の本屋を今日も襲撃。

 野尻抱介「ベクフットの虜」クレギオン7(SF/早川文庫)購入 & 読破

 “クレギオン”シリーズもこれにて完結...じゃぁないか。原作者によると、完結宣言は出してないから今後は未定。とりあえず、以前富士見書房から出ていた分に関しては刊行終了。


「親元を離れて暮らす人が経験する最大の恐怖とは何でしょうか

(略)

この究極の恐怖「親が来た」テーマを軸にしたサスペンス SF」


 クレギオンシリーズの面白いところは科学考証の整ったハード SF でこういう身近なネタを展開する事だな
 谷甲州のハード SF (面白いし大好きだが) では、こうは行かん。

 それにしても。そうか。サスペンスなのか。アクション色がいつもにも増して強いように感じるが。




10日 [今日は小ネタ集]

 SF 大会事務局より名前の変更確認が届いた
 よいよい。これで正しい名前で送られてくることだろう。
 かつて、いったい幾つのハガキやらなにやらが間違った名前で送られてきた事か。

 保険屋が名前間違ってきたときはこのまま契約して後から「名前が違うね無効だね」と言って高笑いしてやろうかと本気で思ったものだ

 SF 大会はともかく、月末の計画に関するメールはまだ無い。
 来月の東京ペディに関する返答もまだ無い。

 予定は、まだまだ見えない。




11日 [FAHRENHEIT 9/11]

 明日発売のマイケル・ムーア「華氏911」の DVD 購入

 空白の7分間目が泳いでいるブッシュ大統領とそこにかぶせられる大爆笑のナレーションがこの映画の必見ポイント
 全体としては、これまでの「ボーリング・フォー・コロンバイン」や「ザ・ビッグワン」などと比較すると、攻撃意思が全面に出すぎていて、問題を見る多角的な視点が欠けているように感じる。
 特徴だった突撃取材もほとんど無いし (現職の大統領に向かって突撃取材するのは事実上不可能だったんだろうが)、その事が手伝ってか、攻撃方法が単調だというのもの、作品の欠点になってしまっていると思う。
 その上この映画、今となっては、ブッシュ再選を阻止できなかったという意味合いにおいて、目的を果たせなかった。いわば失敗作と化してしまった。

 こうなると、マイケル・ムーアにはぜひ「華氏911 特別編集版」を製作して映画をしっかり完結させてもらいたい見たいぞっ!そのバージョン!!




12日 [Hello , Clarice...]

 ジョナサン・デミ「羊たちの沈黙」アルティメットエディション DVD 購入

 いうまでもない、サスペンス映画の傑作。

 最初に出た時に、何かの DVD と被って (何だったか忘れたが) 購入を断念。その後も廉価版が出たりしてたんだが、なぜか買っていなかった映画だ。
 今回はアルティメットシリーズという事なので購入。

 画質はもちろんだが、その映像特典の素晴らしさが光るのがアルティメットシリーズ。
 もっとも、映像特典を喜ぶのは好き者だけなんだがな。

 私は好き者なので、豪華映像特典、万歳!!




13日 [どんどんテンションの落ちて行く文章の日も時にはあるさ、な?]

 さぁ映画館映画館。行くよ〜、映画館に!!


 ペク・ウナク「TUBE」☆☆☆☆


 佐藤純弥「新幹線大爆破」の犯人がテロリストで止めに回ったのは西部署の警察官だったという映画
 ヤン・デ・ボン「スピード」のパクリという馬鹿もいるようだが、「スピード」も元ネタは「新幹線大爆破」だ。常識だ!自国の映画にもっと誇りを持て!!

 落ち着こう。
 肝心のアクションシーンの完成度は高い。というよりも、先日放送されて脱力させられた「西部警察スペシャル」に足りなかったアクションが、ここにあった!!
 足りないのはカースタントの気合。
 車で逃走を図るテロリストを、警察官が車でバリケード作って止めようとするシーン。


 撃たれた車が爆発しないなんて...この映画の製作者は何を考えとんじゃぁ!!


 何かが間違っている?気にしていてはアクション映画を楽む事などできぬぞ。
 エピローグがやや長いのが物語的な減点で、画的な減点はそこ。


 続いて、またしてもドラマリーディングに行く。

 pARTS「囁く」

 見たのは1時間の芝居で、またしてもワイルドな席。15分傾いて座り、30分傾いて立ち、15分は傾いて座ってた。
 終ったときには左足と左腰がおかしくなってたよ...前回よりゃはるかにマシだった、ような気がする。視界が開けてたし。

 以上、内輪ネタ。


 これ、沙藤一樹「D−ブリッジ・テープ」(角川ホラー文庫/ホラー)そのもの原作者に訴えられるぞ...

 芝居の中で気になったのは、台詞と状況が上手く噛み合ってない部分がある事。

 穢れ無き純白の雪の中で、薄汚れた人間があらゆる意味で朽ちて行くという描写。
 吹雪で、“家”と呼ばれる廃車がどんどん埋まって行く。食料も無く、体力も落ち、という中、何日も吹雪が続いてるのに、車の周りの状況が変わってない...
 なんで雪に埋まってないの、あの状況で。それともう一つ。どうやって彼は冬を乗り切ったんでしょう。足の切断方法からして、雪解けの後でしょ、あれ。

 地に足の付いたホラーをやりたいのかそれともシチュエーションホラーをやりたいのか整合性を気にしていないのかそれとも気にするなと言いたいのかまさか気が付いてないってのは無いよな?

 終った後、小さい小屋だった事もあって、他の人の会話がよく聞こえた。
 聞いていて、小劇団の芝居を見ている時に毎回感じる違和感と、諦めと、呆れを感じつつ、違和感の残る平衡感覚と体を引きずって帰った。

 実はこの後も不幸があった。
 地元で24時間営業の丼物屋がぶっつぶれ、私は夕飯を食えなかった...腹、減ったなぁ...




14日 [ちなみに「羊たちの沈黙」には手をつけていない]

 今日は、いろいろあって出撃取りやめ。
 溜まったビデオや DVD は十分にあるんで、まぁちょうど良いか。外は雨だし。

 ということで、マイケル・ムーア「華氏911」の DVD 鑑賞
 実は劇場で二回見とるんだが、それでもかなり見落とし (字幕逃し & 聞き逃しと言う方がより正確だが) があったな。

 マイケル・ムーア。次の作品は、私が望んだ再編集版ではなく、続編だそうで。

 圧倒的な堕落生活の根幹をなす CS 放送撮りためもまとめて見る。
 実相寺昭雄「天井裏の散歩者」やら実相寺昭雄「D坂の殺人」やら、「ベルサイユのばら」(TV アニメ) やら「ウルトラセブン」(TV 特撮シリーズ) やら、「宇宙への挑戦」(TV ドキュメンタリー) やら...

 さすがにこれだけ見ると一気に HDD が空いたな
 主力は 8Gbyte から 40Gbyte まで回復。3rd はまだ 20Gbyte ある。




15日 [ぶつりのじかん]

 頭上で五月蝿く鳴り響く物体を横から横から叩いた。
 結果、ハイベットの枕もとから床に向かって物体が落下を開始した
 わずかな時間ではあるが、物体は重力方程式のとおりに加速する。


 位置エネルギーは速度に化ける。


 わずかな時間で物体は床に落下する


 速度は床に接触するのと同時にゼロになる。
 床の耐久性物体の耐久性エネルギーそれぞれのせめぎあいがそこで生まれる

 もっとも弱い物が負ける。
 それが物理学の、単純な法則だ。


 先月頭に購入したばかりの、売っていた一番安い目覚まし時計が壊れたのは、物理学的な必然だったのだ。
 ...また、目覚まし時計を買わねばならんようだ。
 これも景気回復のためだ。需要と供給のバランスのためだっ!!




16日 [ペディはどうなったんだらう]

 毎度お馴染み、上野駅構内の某本屋襲撃。

 月刊「ゲームラボ」(三才ブックス/謎)購入
 巷で話題になっている“電車男”の真偽検証をやっている。
 取り上げている多くの雑誌が否コンピュータ系で、しかも誉めに回ってるところにこの切り口。さすがはゲーラボと言わざるをえぬ。
 一部真実あるいは一部虚偽だったとしても三ヶ月に渡っての連載は凄いに違いないと思うがな

 かつて、まだわたしが大学生をやっていた頃。電車の中で酔っ払いに絡まれていた女性を助けたことがある (出発直前にホームに押し出した) 私の場合は、「ありがとうございました」と言われて終わりだった、とだけ言っておこう。




17日 [こいつも、一年まった]

 当然のように、Valve「Half Life2」(FPS/Windows)購入。だが、インストールしただけでまだプレイしておらぬ
 私とて、「DOOM3」と「Half Life2」のために、Graphic Card と Memory を増強したのだ。やりまくりたいのだ!!
 だが、しかし。他にもいろいろやらべならなん事がある。撮りためた CS 放送とか、購入して本編しか見てない DVD の映像特典鑑賞とか、クリアはしたがやり込みの足りてないゲームとか、言うなれば「遊びの時間は終わらない」状況なのだ!
 読書時間が通勤時間に等しいのが、せめてもの救いだな。写真集や絵本のように、サイズが大きいものでなければ問題なく読む事が可能 (そもそも絶対的な購入量が少ないし) であるが故に。

 まぁ良い。職業遊び人を自称する (本業を支えるための、いわばバイトとして月給泥棒をやっている) 人間が、遊びで忙しいのは正しい有様なのだから。
 今週末、日曜か、飛んで来週の火曜(祝日) には、始められるだろう。
 とかいいながら、明日の夜あたりから始めてエライ事になってたりするやもしれぬがな。




18日 [「風と共にふっとんだ」という超翻をかました人がいた]

 淀川長治が映画製作開始の英語の報をそう翻訳しちまったんだそうな。日本ではまるで知られていなかった本だっただけに。

 ビクター・フレミング「風と共に去りぬ」 スペシャル・エディション DVD 購入
 前に出ていた、ただのデジタルリマスタリングしただけの画質劣化版ではない。正真正銘、美しく修復され、リマスタされた代物。

 中身は、本編二枚と映像特典二枚の合計四枚。「ロード・オブ・ザ・リング」スペシャルエクステンデットエディションと同じ構成だな。
 映像特典も、本編のメイキングやら、主要キャストのドキュメンタリーやら、山盛り。
 東宝も、「ゴジラ」全作 BOX では無く、初代「ゴジラ」のデジタル修復リマスタリング版と、資料映像をまとめたスペシャル DVD 出さんだろうか。
 それなら喜んで買うのだが。




19日 [なんじゃこりゃぁ!!]

 ついに、Valve「Half Life2」(FPS/Windows)プレイ開始

 配置されたあらゆるオブジェクトに物理計算を実施し、それ故に“あらゆるオブジェクトに干渉できる”脅威のゲームエンジンを開発したというこのゲーム。
 なるほど、頭では理解しているつもりだったが実際にやるとこうなるのか

 ちょっと...いや、かなりのけぞった。
 驚異の物理エンジンだな。

 画質も素晴らしいが、これは DirectX9 世代としては馬鹿騒ぎする場所は少ない。
 フルオプション入れれば違うのかもしれんが、私の PC ではそれは叶わぬ (洋ゲーの常識からして現行の PC では無いだろうが)。

 敵 AI の頭のよさやら、ゲームそのもののバランスと言った内容面に関しては、これからある程度続けんと分からんな。
 さぁて、戦場に戻るか。




20日 [体調不良]

 目覚めると頭が重かった

 むぅぅぅぅぅぅ....

 出撃中止。
 本格的に体調が悪化する前に、とっとと寝る。寝れば回復する。ハズだっ!!




 DVD も、撮った TV 番組も見ずに、ひたすら、ただひたすら、寝る。




 さすがにまる一日無心に寝ると復活するのも早い
 これで、明日は映画館に行けるぞっ!!




21日 [愛憎劇だよね、これ]

 体調は完全。ではないが、出力90%ていどまでは可能。
 これなら、二本までなら問題なしっ!!

 フランク・コラチ「80デイズ」☆☆☆

 言わずと知れた、ジューヌ・ヴェルヌ「80日間世界一周」の...二度目か?の映画化。
 ただし、全編コメディー。しかもやたらとマニアックな笑い多し。

 120億円かけてこういう映画を作るか...



 続くはパク・チャヌク「オールド・ボーイ」☆☆☆☆☆


 なるほど、2004年カンヌグランプリ(パルムドールは「華氏911」)は伊達じゃない
 すべては、ラストカットをどう取るか。主人公の自爆物語と見るか、復讐者の逆上物語と見るか (私にはこっちに見える)。これで、映画の印象が大分違うんじゃなかろうか。

 消し去りたいミスがここには書かれていたので削除
 大変申し訳ございませんでした




22日 [ピンク映画の破壊力]

 21日の新日記に、致命的かつ重大な間違いがあった。
 ユ・ジテはたしかに初の悪役だったようだ。ここにその旨、修正し、謝罪する。


 そして本日の新日記は18禁にすべきかもしれぬ内容であるが故に拒否反応を示しそうな人は読まないように


 いまおかしんじ「たまもの」評価不能


 「日韓文化交流」としてチョンジュ国際映画祭招待作品にもなっているピンク映画(原題は「熟女・発情 タマしゃぶり」)。招待されたからなのか、本当に好評だったのか知らんが、とにかく一般劇場で公開になった。

 クズみたいな男に惚れてしまった女性の惨劇。非情にベタな内容。

 ピンク映画がすべてそうなのかどうか知らんが、16mm で撮影され 35mm にブローアップして作られている。
 車の中での濡れ場を取りつづけるなど、16mm の小さいカメラでなければヒルム撮影不可能な迫力に支配されたシーンだろうし、部屋での濡れ場では、流れを無視してブツ切れが発生するのは低予算でカメラが一台だからこそ発生してしまう惨劇だろう。

 周防正行「変体家族・兄貴の嫁さん」と照らし合わせるとピンク映画は監督の作家性が前面に出た異様な迫力に支配された作品が少なからずあるのだろうと思わせてくれる
 こうなると、いよいよ黒沢清のピンク映画が見たいな。
 「神田川淫乱戦争」と「女子大生・恥ずかしゼミナール」(「ドレミファ娘の血は騒ぐ」というタイトルで一般公開されたらしい) か。どこかからか手に入らぬものか。




23日 [「北の零年」前章!?]

 昨日でズレた脳みそを修正せねばなるまい。
 ということで、当然のように映画館へ行く。

 山田洋次「隠し剣 鬼の爪」☆☆☆☆


 山田洋次の映画だった


 いやもう、そこかしこが。

 二本の原作、「雪明り」(恋愛模様部分) と「隠し剣 鬼の爪」(藩命での果し合い) が、そのまんま二本柱になってしまい、バラバラなまま進行。最後の一言の行動的な動機付け以上の意味が無いのはもったいない。
 それと、 永瀬正敏の殺陣が今ひとつ。
 前作の真田広之と比べちゃうと、これはどうしようもないのかも。




24日 [今年も、出すっ!]

 今年も12月23日(金・祝)、東京は有楽町にある東京国際フォーラムで開かれる三才ブックス主催「東京ペディション」、という情報はここでも大分前にネタにした。
 ここ数年、このジャンクフリマには出店しつづけているが、今年も無事に出店する事となった

 Pentium3 の中古 PC は確実に一台まるごと出る。Slot1 の M/B 二枚と、CPU が...何台か出る。
 Slot1 世代のパーツ(それより前は、すでに放出が終っている)は今年一気に全部出してしまうつもりでいるのでそれなりに“使える”性能のパーツが並ぶだろう


 もちろん、本当にゴミのような品も出す。


 それがジャンク屋ってもんだろう!?
 映画の DVD も出せる...かなぁ。




25日 [トニィィィィィィ・ジャァァァァァァァァァ!!!!!!]

 頭を下げろ、ヤツが上を行く!!
 当然のように、ブラッチャヤー・ピンゲーオ「マッハ!!!!!!!!」DVD 購入
 あわせて、中島哲也「下妻物語」スペシャルエディション DVD購入
 発生したポイントで、購入を見送っていたティム・バートン「ビッグ・フィッシュ」DVDをキャッシュバックのみで入手
 ん〜、ザック・スナイダー「ドーン・オブ・ザ・デッド」の DVD も欲しかったんだが、ちょっと足りなかった。

 ちなみに先日購入したジョナサン・デミ「羊たちの沈黙」アルティメットエディション DVD は、まるで手をつけていない。


 ...積まれて行くなぁ。


 まぁ、来月は「COWBOY BEBOP」の BOX しか買わんから十分追いつくだろう。
 追いつくと信じているぞっ!!




26日 [これは、凄い...]

 毎度おなじみ、上野駅構内の某本屋襲撃。

 前田建設工業株式会社「前田建設ファンタジー営業部」(SF/幻冬舎)購入
 SF 大会の講演で言っていた、「マジンガーZ編が本になる」の成果だな。

 前田建設ファンタジー営業部の Web で同じ内容が読めるがやはり印刷物に成っていると読みやすさが違う


 お、売り切れていた、こうの史代「夕凪の街 桜の国」(漫画/双葉社) も発見。購入

 これは、広島の原爆で生き残った人が、生き残ってしまったが故に背負った悲劇。世間からヒバクシャとして見られる事となってしまった人、おなじ色眼鏡で見られてしまう二世。
 彼らを通して語られる、直接戦争を描かないが故に浮き彫りにされる戦争の姿。

 凄い凄いとは聞いていたがなるほどこれは凄い

 その内容、テーマ、完成度は、わずか98頁の作品とは思えぬ。
 読後、まさに恐るべき充実感にその身を包まれた。こんな事は久しぶりだ。




28日 [超電導磁気浮上式鉄道実験場]

 山梨旅行より帰還
 今回の主目的はJR東海のリニアモーターカー実験施設にて行われる走行実験を見る事

 申し込みをし、倍率300倍の抽選 (施設の人曰く) を潜り抜ければ乗れる。
 ちなみに6人で行き、そのうち5人が申し込み、全滅した。

 それでも外からは見られるので、出撃。


 結論から言うと面白かった!!


 としかいいようがないな。
 リニアモーターカー実験車はまだかなり大規模の冷却系が必要な代物らしく車体上部に備え付けられた排熱機構周辺が煤けていたりその音もかなりの大きさだったりするが走行音は静寂そのもの


 そして、速い。


 車両編成が短い事ももちろんあるんだろうが、それでも速い。

 素晴らしい物を見た。

 そういう気分で一杯だ。




29日 [画は綺麗、構図も良い]

 今日は、一昨日、昨日の旅行の疲れを取るべく有給休暇。
 体力の復活は映画力の復活と道義。ということで映画館へ。

 深海誠「雲の向こう、約束の場所」☆☆☆

 ディーゼル列車なのに電車の音がするとかいうまさにどうでも良いほど些細な問題に始まって、デフォルメしすぎて鉄道の動きがすごく不自然 (もっとも、これは 2D-CG と 3D-CG の合成が上手く行ってないだけかもしれんが) だとか、編集が上手く行ってないという技術的な問題、映画全体がカットバックになっている意味が分からないという脚本的な問題等、作品そのものに多くの問題を抱えている。

 その中でも最大の問題は、ちらほら見えるパクり元の作品の向こうで何がしたいのかが全然見えないという事だろう。

 このまま行くと深海誠の最高傑作は「彼女と彼女の猫」になりそうだな。




30日 [来月期待の映画]

 クリスマスから正月にかけては、恋愛からヒューマンドラマ、そしてコメディまでがひ
しめきつつ、他のジャンルも主役を狙って虎視眈々。
 きちんと狙って見に行かんと、いくら時間があっても時間が足りないのは明白だ。

 スティーブン・スピルバーグ「ターミナル」
 スピルバーグ映画としては、えらい久しぶりに本気で期待している作品。上質の笑いで、社会的な問題を扱った作品に仕上がっていれば、面白くなっているんじゃなかろうか。

 トニー・スコット「マイ・ボディーガード」
 元傭兵が少女とのふれあいを通して人間性を回復したあたりで少女が誘拐。たった一人で戦いを挑む。という話らしい。主語を無視したこのマヌケな邦題をぜひやめてもらいたいと思うことになりそうだ。

 モーガン・スパーロック「スーパーサイズ・ミー」
 1ヶ月間マクドナルドを食い続けると、人間の体はどうなってしまうのか?を、実際にやってみて検証した恐るべきドキュメンタリー。
 この映画の後、オーストラリアではスーパーサイズの販売を中止したんだそうな。

 シルヴィアン・ショメ「ベルヴィル・ランデブー」
 仏製アニメーション映画。行方不明になった少年を探しにお婆ちゃんが大都会に来る、という内容らしいが、真実なのかどうかはよく分からん。それでも、あの不思議な予告編は魅力だ。

 ブラッド・バード「Mr.インクレディブル」
 活躍できなくなったスーパーヒーローの苦悩と苦闘を描いた作品らしい。ピクサー作品 (決してディズニー作品ではない) というのはもちろん、監督が、あの名作「アイアン・ジャイアント」というのも見逃せぬ。

 トマス・グルベ/エンリケ・サンチェス・ランチ「ベルリン・フィルと子どもたち」
 ベルリンフィルハーモニックオーケストラの教育プログラムによって、これまで音楽とは無縁の生活を送っていた少年少女がベルリン・フィルの生演奏でバレエを演じることになった、というドキュメンタリー映画。

 クァク・ジェヨン「僕の彼女を紹介します」
「猟奇的な彼女」の前日談、なの?主演は同じチョン・ジヒョン。監督も同じ。
 なんでも、アイドル映画になったらしい。

 続いて邦画。
 平山秀幸「レディ・ジョーカー」
 誘拐事件をめぐる刑事と、犯人の攻防。なぜ犯人は誘拐事件を目論んだのか、その目的は?高村薫の傑作小説の映画化。小説の長さと密度からして、2時間の映画にまとめるのは至難の業だと思うのだが。

 塚本晋也「ヴィタール」
 内容?知らん。だって塚本晋也でしょ?本編見ると、ドギモを抜かれる予想不能の作品
になっていて、事前に知らされるプロットが、苦肉の内容であった事が判明するだけに違
いないからな。

 ギリギリで始まってしまっているが、ビリー・レイ「ニュースの天才」や、ロバート・ゼメキス「ポーラ・エクスプレス」等、現在公開中でも見たい映画やら見てない映画やらが複数存在している。
 年末なだけにいろいろと忙しく、はたしてどこまで見に行けるのかかなり疑問の12月。

 まぁ、プライベートの問題が片付いてきているからそれなりに動ける、だろう。




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