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新日記
2005年 1月
 1日 [あけましておめでとう御座います]

挑戦者の皆々様
あけまして
おめでとう御座います



暴走
破壊
混乱
狂気
の Web ページ
「欲望だけで人類を変える」
は、今年も可能な限り
狂った文章の更新を
維持する予定である

皆々様も懲りずに
挑戦し続けていただきたい!!




 2日 [行け!鉄人!?]

 元日より一泊二日で栃木県は茂木サーキットに旅行に行ってきた

 雪のため、カートやサーキット内の走行は全面中止という残念な事態に直面したが、屋内施設に関してはなんら問題なし。
 今回の最大の収穫は、ホンダの誇る (念のため書いておくが、茂木サーキットは、鈴鹿サーキットと並ぶホンダの国際サーキットである) 二足歩行ロボット「ASIMO」の操縦が出来た事だろう。


 もちろん実機の「ASIMO」でだ


 レスポンスが微妙に悪い (コンマ数秒単位で遅れる) ような気もするが、その滑らかな動きに感動しまくり。
 実に充実した旅行であった。

 なお、「ASIMO」操縦は簡単が合わせて行われる。
 時間が決まっていること、一回の受講は5人までという人数制限がある事、一回1500円かかるという事を除けば、小学生以上 (これは、この Web の挑戦者諸君にはなんら問題はないだろう) の誰でも出来ることが出来る。

 場合によってはお子様に囲まれ若干肩身が狭いがそれを乗り越える面白さがあるので可能な方々には是非に挑戦していただきたい!!




 3日 [寝正月]

 今日で正月も終わり
 終わりくらいは寝正月。という事で、ダラダラと過ごす。

 毎年のごとく箱根駅伝を見つつ、旅行中に撮影したデジカメ写真を確認したりなんなり。
 出かけたのも、昨日のうちに現像に出した旅行中のヒルム写真を取りに行っただけ。

 さて、明日で正月休も終了。
 やはり、締めは映画館か!?




 4日 [何事か!?]

 明日からは日常の復活である。
 年明けから、なんぞメールの返答をサボっていたりなんなり、やらねばならん事があるような気もするが、まぁ、どうにかかろう。

 なにはともあれ、今年の映画一発目に出撃。

 クァク・ジェヨン「僕の彼女を紹介します」☆☆☆


 凄い映画なのはたしかだ。


 ラブコメで始まりメロドラマからアクション映画を経由してファンタスティック幽霊物に着地するアイドル映画というのは少なくとも私は初めて見た

 内容はともかく、一番盛り上がるところで、明らかに大きすぎる音量で X-Japan の曲が流れるのは大減点。

 スポンサーの力なのか監督が飛んだのか音響監督が飛んだのかは定かではないが、「曲は主役じゃないっ!!」という事をよく認識していただきたい。




 5日 [GT4]

 GT4 にサルテ・サーキットがあるという情報を入手
 発現条件が分からぬのだが、現在の姿のものはもちろん、1991年の、改装以前の姿の物もあるようだ。

 素晴らしい!!

 残念ながらWM Peugeot P88(サルテ・サーキットでの最速記録保持車)が収録されているという話を聞かぬが、まぁ良かろう。
 レースを進めれば、いずれ出てくるに相違あるまいて。
 高額賞金のレースに勝つためにも車が要る。そのためには資金が要る!!
 賞品で手に入れた NISSAN SKYLINE 2000GT をチューンして、耐久レースだっ!!




 6日 [ビデオデッキの騒音に関する考察]

 ビデオデッキを拾ってきて修理した SONY「SLV-F10」から東京ペディションで購入してきた MITSUBISHI「V1000」に切り替えたのが先月末
 そして今になってようやく気が付いた悲劇。


 速送りや巻き戻しの時のモーター音が五月蝿い!!


 今までは足元で使っていたのでそうでもなかったのだが、これまで SONY「SLV-F10」が置いてあった場所。PC ディスプレイの上の棚に持ってきたら五月蝿いのなんのって。


 驚くべき五月蝿さ、とでも表現しようか。


 通常再生中は静かだし、画も綺麗なのだがなぁ。
 いかなる製品も一長一短という事だろう

 それにしても、操作がすべて本体で出来るとは言え、リモコンが無いのは思いのほか不便だな。
 どっかで買ってこねば。




 7日 [お婆ちゃんは強いのですね!?]

 開始時間が遅い映画はありがたいねぇ。
 つーことで、会社帰りに映画館襲撃。

 シルヴァン・ショメ「ベルヴィル・ランデブー」☆☆☆☆☆


 リアリズム追求に走る、ここんところの日本アニメーションの流れに括を入れる、素晴らしいイマジネーションに溢れた一本だ。
 日本アニメとも、米アニメとも、違う、仏アニメの気合の一本。


 凄いヒルムを見たという気分で一杯になった!!


 年明け二本目でこれかぁ。昨年の惨劇 (2月まで満点無し) が嘘のようだ。
 今年は、この調子で行ってみよぉぉぉぉぉぉぉぉ!!




 8日 [まだやってるじゃないかっ!]

 本日の予定を全面中止。向かうは因縁の映画館。

 ユナイテッドシネマズとしまえん。

 復讐は果たしました。
 返答が無いですが、貴方は無事ですか?
 こんな文章ですが私は本当に心配しています(私信)

 大林宣彦「理由」☆☆☆☆

 原作は宮部みゆきの同名小説で、映画そのものは、WOWOW で放送された TV ドラマの再編集版。

 新聞連載小説であった原作は、殺人事件を中心に、関係者 (目撃者やら被害者やら加害者やらなんやら) が、誰か (ジャーナリストである以上の情報は、名前も含めて明らかにされない) のインタビューに対して証言する、と言う、いわゆるモキュメンタリー方式で作られた、非常に複雑で繊細な構造の代物。
 個人的には、宮部みゆきの現代ミステリー作品郡でも、ベスト3に入ると思っている。

 短くまとめるのが難しいので批評文を待ってもらいたいが「なるほどこうしたか!」と唸らせてくれる構成になっている

 今年の邦画一発目。なかなかなの当たり作品であった。




 9日 [Win 動画関連ソフト購入]

 年末年始から連絡不能に陥っていた二名のうち、一名から連絡があって一安心している今日この頃。

 それとは関係なく、近所の電気屋が閉店セールに突入したという事で襲撃
 Intervideo「WinDVD6」(DVD 再生ソフト)、Canopus「MpegCraft2DVD」(MPEG 編集ソフト) とCanopus「HomeEdge」(LAN 内動画配信 Sever & Client ソフト)購入


 具体的には書かぬが、どれも、とても、安かった。


 ところで、恐ろしいまでに安かったのでつい購入してしまった「HomeEdge」は、いったい、私は、何に使うんだろう。謎だ。




10日 [ここ半年くらい行ってなかったか?]

 リニューアルオープンしたばかりの、東京は上野にある、国立科学博物館に行く
 ちなみに日本政府の教育費用 & 自然科学費用削減しまくり政策のあおりをうけて独立行政法人になってしまいました。

 元々、国立博物館という事で所蔵品が多い所に、増設に増設を繰り返して並べたために、見せ方にかなりの混乱が見られたのだが、これが一気に整理され見やすくなっている
 いくつか見られなくなった展示物もあるが、展示品目そのものは増えているのではなかろうか。


 残念なのは航空宇宙展示室にあった熱気球のシミュレーターがなくなった事だな。
 一般公開されているのは日本で唯一 (一般公開されてないのがあるのかは想像さえ出来ぬが) ではないかと思うのだが。

 おもわずニヤリとした常設展示品は、「MARS101」(国鉄の電子式座席予約システム) や「FUJIC」(富士写真フィルム開発の真空管式電子計算機)。そして「TK-80」(NEC の、日本初のパソコン。というよりマイコンキット) の実機あたり。
 さすがに「ENIAC」(世界初のコンピュータと呼ばれている、重量約70t の真空管のかたまり) や「UNIVAC」(世界初の商業用コンピュータ。重量約7tの真空管のかたまり) は常設されていない。持っていた記憶はあるのだが。

 なお現在は本館が改装工事と展示物入れ替えで見られなくなっている
 入り口は言ってすぐにある、恐竜の化石骨格の迫力は好きだったのだが、あれも無くなってしまうのだろうか?
 あれと、フーコーの振り子は、ぜひそのままにしておいてもらいたいぞ。




11日 [こいつはどえらいことだ]

 上野駅構内の某本屋襲撃。

 店頭の新刊コーナーに山と積まれた「星界の戦旗4」が、恐ろしい。
 しかも、早川書房の棚の前にも平積みされてんだよね。本当にこんなに売れるのか!?

 などという事を思いつつ、秋山瑞人「ミナミノミナミノ」購入

 出る前は、伝説の「ゴキブリとネコがラーメン屋で戦うハードボイルド小説」かと思ったが、実際は「イリヤっぽい話にしてアニメのタイミングにぶつけましょう」という事になったので、そういう話になったんだそうな。


 もっとも、背景に戦争は無いし、主人公は浅場ほどのヘタレでもないが。


 面白いことは面白いがまだ本編が始まったばっかりみたいな構成なのは気のせいか!?
 登場人物と背景の説明が全部終った所だもんな。この最期。

 次の巻に期待する。




12日 [DL の互換性もなぁ、もうちょっと高けりゃぁなぁ]

 会社帰りに、ちょいと秋葉原散策。

 主力 PC「天山」で使用している RICHO「MP5240A」(DVD+R Driver) が、特定 Drive で焼いた DVD-R に続いて、市販の DVD でも物によって読めないのが出ているんだよな〜。
 寿命なのか、それとも Drive がヘタレなのか。切り分け面倒だなぁ。


 などと思って歩いていると、Plextor「PX-712A」(DVD Multi Drive)が格安で販売されているのを発見即時購入!!


 今となっては生産中止品だし、DL にも対応していない。
 だが、「Plextor Tools Professional」(メディアの品質検査などが出来るソフト) 付きの新品 ATA-Drive (店員曰く、全体的に S-ATA にシフトしてきていて、流通している ATA Drive の数が減っているんだそうな) では最安値だったのだ。
 調子の悪い Drive と、このツール。買わねばなるまいっ!!

 今日は、作業的に電源を落とせないので、繋げるのは明日か、明後日だな。




13日 [FIAT チンク、通称カリオストロ原型号も坂は登った]

 SCEJ「GRAN TURISMO 4」(ドライビングシミュレーター/PS2)すでに達成率など上げるのをやめてひたすらアーケードモードで小型車をぶっ飛ばすしている。


 軽自動車で「ニュルブルクリンク」や「サルテ」を走り回るのは本当に楽しい。


 私が軽自動車好きだという事もあるんだろうが

 ちなみに三輪車で著名なダイハツ「ミゼット」で「ニュル」を走ると、坂道で 10km/h 程度まで落ちる。
 もっとも、本当に「ミゼット」で「GT4」のように“攻め”たら転倒している事だろう。
 オーバーヒートもするだろう。

 坂道も、本当に登れるかは、ちょいと疑問に思う。




14日 [新光学ドライブ実戦投入]

 RICHO「MP5240A」(DVD+R Drive) を外し、Plextor「PX-712A」(DVD MultiDrive) を接続するべく、主力 PC「天山」の電源を完全に落とす。


 久しぶりだねぇ。
 光学ドライブの交換は。


 ガワが開けっ放しの我が主力 PC(2nd , 3rd PC は閉じている) では、そう面倒な作業ではないが、光学ドライブなんざそうそう買い換える代物じゃないもんな。

 交換して Windows を起動して、Plextor「PX-712A」(DVD MultiDrive)の認識を確認
 パスを変更し、焼きソフトに認識させて再起動。
 CD-R、DVD+R、DVD-R の焼きこみを実験的に行う。

 動いとるようだな。
 問題は付属ソフトの目玉「Plextor Tools Professional」のマニュアルだ。
 PDF なのはともかく、英語ですかそーですか




15日 [石砕天驚拳じゃない、なんて言わねぇだろうな!?]

 気象庁は雪になるぞ!積もるぞ!と警告を発している関東地方。
 外はただの雨だ。

 まぁ大丈夫だろう。出撃。


 チャウ・シンチー「カンフー・ハッスル」☆☆☆☆☆



 大爆笑!!



 人名が金庸だったりするのは元ネタの知名度的に日本では厳しいかと思うが「ドラゴンボール」(しかも初期のギャグ路線)の影響を受けたと思しき映像の見せ方には多くの人が直撃だろう
 最期に出てくる流派東方不敗最終奥義石砕天驚拳としか思えぬ技も一部の日本のマニアにはたまらないと思われる


 少なくとも私は抱腹絶倒だった。


 なによりも、胡散臭く (誉め言葉) て貧乏臭く (誉め言葉) て低予算だけど勢いだけは十分にある (絶賛の言葉) 70年代香港活劇映画の面白さを、これでもかと魅せてくれる。

 無茶なノリを勢いで納得させてくれた古きよき香港映画を愛する人なら必見
 不条理な面白さを「なんて不条理な!」と爆笑出来る人も必見

 それらを許せない人は、決して見るな!




16日 [ゴジラ]

 「怪獣王ゴジラ」を久しぶりに見る。
 ローランド・エメリッヒ「GODZILLA」ではない、1954年の本多猪四郎「ゴジラ」のドラマパートにレイモンド・バー(!) の映像を追加し全体を再編集した"海外版"だ。
 1957年の全米公開時には「Godzilla The King of Monsters」というタイトルが付けられた作品だ。

 日本語が分かるスタッフがいなかったのか、日本語の部分は雰囲気か映像だけで選んだらしく、「謎の連続船舶失踪事件」の真っ最中に、日本語で「ゴジラを殺す方法は無いのか!?」という台詞が聞こえてくる等、日本人からすると"なんじゃこりゃ?"な部分も多い代物だ。

 続いて、やはり「ゴジラ」の海外版を見る。
 こちらは、1985年の橋本幸治「ゴジラ」の海外版
 やっぱりレイモンド・バーの実写パートを追加しているが、あんまり出てこない。再編集も最低限しか行っていないし、映像の順番が変わっていたりすることも無いから、前作のようなブッ飛び部分が無い。

 もっとも、全員英語吹き替えだから、映像で選ばれてもさしたる問題は発生しなかっただろうけどね。




17日 [ケーブル変更]

 ビデオデッキのリモコンを買いに行ったつもりだったのだがなぜか分からんが気が付くと「S-Video ケーブル」を購入していた。


 リモコンの購入を完全無欠に忘れておった事に気が付いたときは、電車の中であった。


 気を取り直して、BS/CS チューナーと、HDD Recorder として稼動中の 3rd PC「紫電・改」の接続を S-Video ケーブルに変更する。

 これで少なからず画質改善が望めるだろう
 最終目標は、やはりチューナー内蔵の HDD DVD Recorder の購入になるかなぁ。




18日 [まるでまとまっていない文章]

 映画を見る媒体がビデオから DVD に切り替わって、画質の向上や音質の向上を喜んだ人は案外少ない。
 一部のマニアはともかく多くの人にとって DVD は「ビデオテープより小さいし巻き戻しの必要も無い取り扱いやすい代物」という認識なのだ。


 という事を頭では理解していたが実感する会話をした本日


 普通に TV を見る上で、現在の地上波アナログ放送の画質や、VHS の HS テープに三倍速で録画した代物で、なにか不都合があるものじゃない。
 それを考えると、現在の TV が使用不可能になる地上デジタル放送は、視聴者になんら利得のない代物なのだろう。

 家電屋の片隅に置かれ、ほとんど誰も読まない地上波デジタル放送の説明パネルが、空しい。




19日 [テアトル系映画館で「逆境ナイン」のチラシも配り始めてるのを確認]

 上野駅構内の某本屋襲撃。
 月刊「サンデーGX」(漫画雑誌/小学館)購入


 なにはともあれ、島本和彦「新・吼えろペン!」


 前のシリーズであった"変人漫画家対決シリーズ"に続く (!?)、"変人アシスタント対決シリーズ"開始か!?
 英雄が抜け、空いたアシスタント席を埋める臨時採用の変人アシスタントを連続登場させて、最期は読者投票でどれを採用するか決定するんだそうな。

 「逆境ナイン」の映画公開に向けた新展開かと思っていたので、ちょっと意外な展開であった。




20日 [婆羅陀魏山神]

 本多猪四郎「大怪獣バラン」の DVD 購入


 だがバランは、内陸部の、火山でもない北上川上流域 (北上山中か?) に出現するという地味さを発揮し、田舎町を暴れまわる怪獣映画。
 だがしかし、バランは陸海に続き空まで舞う!!

 やたらと早い展開に始まって、決して出来の良い映画ではないがやたらめったら勢があって好き者を魅了する妙な映画だ

 本編は、もちろん過去にも見たことがあるのだが、DVD 特典映像の「受験生のための高校造形II」ってのは、なんなのだ!?
 土曜か日曜まで見られそうにないが、今から楽しみだ。




21日 [大惨劇]

 仕事から帰ってきた。

 いつものように主力 PC「天山」と 2nd PC「雷電」の電源を入れる

 続いて、録画待機状態の3rd PC「紫電・改」の状況を確認する






 そして悲劇が私を襲った。






 フリーズしてんじゃねぇかぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!






 おいぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!
 今日の録画分「勇者特急マイトガイン」(アニメ)とか「鋼の錬金術師」(アニメ)とか「衝撃の瞬間2」(ドキュメンタリ)とか全滅かよぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!


 か...悲しい。
 ものすごく悲しい。

 けど、良かった、これが CS 放送で、本当に良かった。
 すぐに再放送が有る。被害は時間的なものだけで済む。最小限の被害だ。
 あぁ、再放送ばっかりってのも、時にはとても素晴らしい!!!




22日 [進むデジタル化]

 ここしばらくの間、購入を検討しつづけていたデカイ物。
 そのための情報収集を、約一ヶ月に渡って行っていた。

 タイミングは
 だからこれは、昨日の惨劇とはあまり関係ない。




 SHARP「DV-HRD2」(DVD-HDD レコーダー)購入




 デジタル三波チューナー内蔵でデジタルハイビジョンがそのまま録画できることという条件の中でもっとも安かった代物

 カタログで完全に見落としていた事が一つ。
 映像出力端子が、1つしかない...




23日 [今年初の一日二本立て]

 朝から出撃。やはり今日は映画館だろう。

 マーク・フォスター「ネバーランド」☆☆☆☆

 J・M・バリはいかにして傑作「ピーター・パン」を生み出したのか?という実話を元にして作られた物語。
 悲しくも感動できる話の中で「夢は現実を変える」というテーマを高らかに歌い上げた傑作

 あぁ、これで会話シーンのカメラがことごとくジョニー・デップ中心でなければもっと良かったのにっ!!


 スティーヴン・ソダーバーグ「オーシャンズ12」☆☆☆☆

 細かいネタ (時事ネタと古い映画のマニアなネタから、役者のセルフパロディまで) を満載したこの映画は、ミニシアターで「分かる人だけ笑ってくれれば良い」という方針で公開されるべき内容であって、メジャー系で公開されるべき作品ではないように思う。
 メジャー資本でこういうマニアな映画を作るかソダーバーグ!!

 マニアに笑える人には大爆笑の一本であると言えよう
 笑えない人にはつまらないこと極まりない一本であるとも思うが。


 中々満足の行く仕上がりの映画二本立ての一日であった。




24日 [来月こそ、本当に「復讐者に憐れみを」が公開されるようだ]

 上野駅構内の某本屋襲撃。

 月刊「プレミア」(映画批評/婦人画報社)購入


 今回は韓国の映画俳優特集


 ...ってあれ?似たような企画を数ヶ月前カン・ウソク「シルミド」カン・ジュギュ「ブラザーフッド」公開時にやっていたような気がするぞ
 ブームに乗るのが必要なのは分かるけどな。売れないと廃刊になってしまうからな。

 チェ・ミンシクとかソン・ガンボ (資料によって、ソン・ガンボとソン・ガンホがあるのだけど、どっちのほうがより原音に近いのだろうか?)、チェ・ミンスらが入ってるのが嬉しいな。
 にしても、そうか、話題のぺ・ヨンジュン (「冬のソナタ」を見ながらカメラワークに腹を立てていたのは私です) の新作映画の監督は監督ホ・ジノか。

 それなら見に行きたいが、映画館は五月蝿そうだなぁ。
 オバハンって尋常じゃなく五月蝿いからなぁ。

 難しいところだ。




25日 [これこそが“凄い”潜水艦映画]

 ウォルフガング・ピーターゼン「U-ボート」の TV 版 DVD 購入

 傑作映画は、この TV 版の再編集。
 「まさかこいつが DVD で出るとは思わんか」という作品の一本でもある。見るのは諦めていた作品ですよ個人輸入で手に入れても英語どころか独逸語なんざまるで分からんもの

 BOX 版にしようかとも思ったが、映画はすでに DVD で持っているので、TV 版のみ購入。
 かなり長さのある作品なので、時間をかけて見ることにしよう。

 来週になると「ロード・オブ・ザ・リング」スペシャル・エクステンデッド・エディションが出るから、見終わるのがいつになるのか分かったもんじゃないが。




26日 [このままでは e-mail は壊滅だ!]

 昨年末あたりから使用しているメアド3本のうち2本が受信する spam が増大
 仲間内で使用しているメアドと、Web で公開しているメアドは、この半月ほど事実上役に立っていない。
 web で公開しているメアドなど、総受信件数が一日で、少ない時で30件。最大で90件近いときが有るのだ。


 件数的には2ch の住人から攻撃を受けたときの被害を下回っているが法則性が低い分だけその被害は大きい


 これに対処すべく色々とやってきたが、その場しのぎでは駄目だと言う結論に到達した。やむをえず、メール周りの環境を大幅変更。
 合わせて、特定キーワード、特定条件に合致する、総勢数千件の受信積み e-mail を一斉に抹殺。

 はたして、有意メールの犠牲はいくつあるのか!?
 そもそも、これでメール環境は正常回復するのか!?

 謎は尽きぬが、これ以上停滞しているわけにも行かぬ。
 新環境本日より稼動開始!!

 なにはともあれ、メール処理だ。すごい量がたまってるぞ。.




27日 [二日連続で私信に近いような気がするネタ]

 他のネタもあるが、昨日に続いてメール回りの話。

 本日、メールフィルタが撃墜したメールが31本。
 受信6本。
 その内、有意メール2本。



 有意メール 5%!?



 そりゃぁ機能不全にも陥ろう。
 メールフィルタに関しては、元々完全など望んでおらぬ。メールが使用可能な状況になることこそ重要だ。
 そしてこの量なら十分にその要求を満たしていると言えよう

 うむ。タイミングも良い。
 「MSXマガジン永久保存版」3号はこの春に発刊予定というメールを受信した。
 各員戦闘準備!!




28日 [ニュートン]

 今月の月刊「ニュートン」(ニュートンプレス/自然科学)を読む

 特集は、「“想定外”の大震災」。
 特に驚いたのはスマトラ沖地震の津波被害の検証


 津波到達前と到達後を比較した衛星写真など、まさに戦慄の代物。
 バンダ・アチェの海岸線を、津波の前後で比較した写真だが、島が津波で、まさに洗われてしまっているのがよく分かる。

 なるほど。
 生活に神が入り込んでいる現地や欧米で今回の津波を“神の御技”と信じて現実逃避したくなるのもうなずけるという物だ




29日 [ドキュメンタリ二本立て]

 ドキュメンタリ映画二本立ての一日。
 当初は、ドキュメンタリ一本、劇映画一本の予定だったが、主に私の自爆によりドキュメンタリ二本立てに。

 あやうく三本目 (ドキュメンタリではないが) に突入しそうになったのはただの事実だ。やめたけどな。


 トマス・グルベ/エンリケ・サンチェス・ランチ「ベルリン・フィルと子どもたち」☆☆☆☆☆

 ベルリン・フィルの常任指揮者に就任したサー・サイモン・ラトル (彼の演奏の好き嫌いを、ここで論じないように)。
 彼が試みた、ベルリンに住む多種多様な年齢国籍背景を持った250人の子供を集めて、ベルリン・フィルの演奏でイーゴリ・ストラヴィンスキー「春の祭典」(曲の好き嫌いを、ここで論じないように) を踊らせた話のドキュメンタリ。

 サー・サイモン・ラトルを中心に組んだのかと思ったが、ロイストン・マルドゥーム中心だったのが意外と言えば意外。

 そしてこの映画最大の魅力は「困難に立ち向かって事を成す事は偉大だ」とは言っても「音楽万歳」になっていない事だ。
 必見は、振付を教えている"先生"と、"学校の先生"と、"生徒"の意見の食い違い。
 学校の先生方はこの映画を見て己の姿を問いましょう


 モーガン・スパーロック「スーパーサイズ・ミー」☆☆☆☆

 30日間。マクドナルドのメニューだけで生活したら、人間はどうなるのか?を実験したドキュメンタリ映画。

 食べたメニューの具体的なデータが欠けるのが最大の欠点だな。それと監督が真面目すぎた
 当初の目的を完遂するべく、自分を追いつづける事に終始。
 「それでどうなった!?そいつはどうなった!?」という部分が多々あるのがもったいない。
 もっとも、目的のために医者はもちろん、彼女まで引っ張り出してきて性生活にまで言及させるのには恐れ入ったがな。




30日 [大笑い]

 2月4日で終わりです。
 これ以上は無理です。

 以上、私信。



 ブラッド・バード「Mr.インクレディブル」☆☆☆☆

 「X-MEN」と「スーパーマン」と「スパイダーマン」を「トゥルー・ライズ」方式でミックス & パロディ化した快作
 他にも、「スターウォーズ ジェダイの復讐」やら「007」やら、怒涛の勢いで繰り広げられるネタを、元を知らなくても笑えるように仕上げているのは上手い!




31日 [来月期待の映画]

 一時期、私事のすべてを放り出して映画館に行くという暴挙に出ていたためか、今月劇場で見た映画の本数は9本。
 本数もさることながら、全体的に"当たり"が多く、8本が4点以上、2点以下無しという好調すぎる年始めとなった。
 このペースを維持してくれれば良いのだが、それは叶うことの無い希望なのだろうなぁ。

 ま、見れば分かるさ、出来がどうかなんて。
 ということで、来月期待する映画だ。

 パク・チャヌク「復讐者に憐れみを」
 世界各国で絶賛された、パク・チャヌクの"復讐"シリーズ第一弾。東京国際映画祭で見落としてから、待ちに待っての公開。
 臓器移植にからむ、復讐の連鎖が織り成す物語。主演は演技派街道まっしぐらのソン・ガンホ。
 今から楽しみ仕方ない。どんな衝撃が私を襲うのかと!

 イム・チャンサン「大統領の理髪師」
 こちらも絶好調の韓国映画。
 一般市民への弾圧が行われていた1960〜1970年代韓国を舞台に、政治にも社会情勢にも関係なくただ日々を強く生きる普通の理髪師。彼が特別なのは、そういう一市民であるにもかかわらず大統領が店に来るという事だけ。
 コメディタッチで描かれているらしい。こちらも、主演はソン・ガンホ。

 トニー・ギグリオ「Uボート 最後の決断」
 「潜水艦映画にハズシ無し」などというのは単なる戯言であると私は思っているが、期待している一本。
 生きるために捕虜と協力せざるを得ない、捕虜も敵と協力せざるを得ない、閉鎖状態の潜水艦内。洋上から攻撃を仕掛けてくる艦が味方であっても彼らは、ただ生きるために協力して戦わざるをえない。という極限状態を描いた作品らしい。

 ポール・グリーングラス「ボーン・スプレマシー」
 前作は、原作から要素を絞って絞って絞って作り出したアクション映画でそこそこ面白かったが、今回はどうなっていることやら。
 ところで、この続き (原作はまだ先が有る) もやるんですかね?

 ケヴィン・マクドナルド「運命を分けたザイル」
 実話ベースの映画。
 シウラ・グランデ峰西壁を下山中に遭難した二人組みのパーティー。ザイルを切らねば二人とも死ぬ。究極の選択。究極の決断。
 本当に冬山で撮影したという映像が楽しみな一本。

 ブラッド・アンダーソン「マシニスト」
 不眠症で365日寝られなくなった男が直面する怪現象。妄想か?現実か?
 これだけだと、「インソムニア」のような印象だが、監督が監督なだけに (「セッション9」) 期待できそうだ。

 オリヴァー・ストーン「アレキサンダー」
 アレキサンダー大王の一生を描いた大作映画。恐るべき評判の悪さが気になるが、予告編の迫力の戦闘シーンだけでも見に行く価値がありそう。
 というか、あぁいう映像は映画館じゃなきゃ面白くない。

 清水崇「THE JUON/呪怨」
 かろうじて日本映画と言えなくもないか?制作方法も資本も米国。だけどスタッフは日本人。日本ホラーの傑作「呪怨」のハリウッド版映画。
 実は、リメイクとかそういう事じゃない新作なんだそうな。


 現在公開中の映画としても、テイラー・ハックフォード「レイ」や、ジョエル・シューマカー「オペラ座の怪人」行定勲「北の零年」宮崎駿「ハウルの動く城」など、見ていない作品は山ほど有る。
 3月公開予定にも、期待している作品が少なからずある。ガンガン消化して行くぞ!!




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