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新日記

2006年 8月

 
 1日 [ガソリン価格上昇中]

 終電近い電車で駅に着く。
 月極駐車場まで歩き (駅から2分くらい)、車に乗る。
 エンジンをかける。
 ラジオが付く。
 ガソリンの値上がりの話をしている。

 ふむ。
 いつも、24時間営業のセルフ式ガソリンスタンドに行っている。
 どんなもんか、見に行くか。

 我が愛車、ダイハツ「ミラジーノ」はリッター20km 近く走る大変燃費に優れた車であり、前回の給油から200km ほどしか走っていない現状では、10リッター程度しか入らんが、ま、偵察にはちょうど良かろう。
 ちょっと遠回りだが、帰り道だし。

 気軽に店に入り、セルフスタンドの前でのけぞる。


 りったー、ひゃくよんじゅういちえん!?


 思わず、ひらがなになってしまった。
 141円/1l ですと!?

 つくづく、軽自動車至上主義マニュアル派などという弱小勢力でよかったと思うな。
 そうでなければ、経済負担で泣くぞ。
 高性能/低燃費車を保有する方々、まっことご愁傷様である。



 
 2日 [上野駅構内の某本屋で雑誌を購入]

 いかーん!!!
 ということで、上野駅駅構内の某本屋襲撃。
 先月末からドタバタして忘れておった。

 月刊「SFマガジン」(早川/文芸) と、月刊「NATIONAL GEOGRAPHIC」(日経BP/自然科学) 購入。

 どちらもまったく手を付けていない。
 「SFマガジン」はダン・シモンズの特集。
 そういえば新作が出ていたな。前の「ハイペリオン」4部作は、あまりの面白さに興奮したが、今度はどうなんだろうか。
 ・・・少なくとも、今買っても読み始めるまでに一ヶ月はかかるだろうが。

 「NATIONAL GEOGRAPHIC」は、台風カトリーナによって壊滅した昨年ニューオリンズの特集のようだ。
 表紙は、これは NOAA が撮影したカトリーナか?



 
 3日 [勝手に宣伝計画「Honda Collection Hall 2006 第2回動態確認テスト」]

 栃木県にある、本田技研工業が、その総力を結集して作った趣味の施設、「ツインリンクもてぎ」。
 その中には、レーシングサーキット以外にも、さまざまな施設がある。
 ASIMO 等の展示を行っている (当然動作している。ASIMO の叩き台となった 歴代の P シリーズも展示されている) 施設や、ドライビングスクール等々。
 そんな中に、「Honda Collection Hall」はある。

 歴代の本田車を中心に集められた博物館のようなものであるが、すさまじいのは、その車両のほとんどが動態保存 -すなわち、油やガソリンを入れてやれば動く状態で保存されているということだろう。
 動態保存は、しかしきわめて難しい。

 定期的に動かしてやらないと「本当に動くかどうか」わからないし、「動かせば壊れる危険」が高まるからだ。

 「ツインリンクもてぎ」では、この動態保存の確認を行うための実走行試験を、なんと公開している。
 これまでは、さまざまな理由で行くことが出来なかった。
 主に他の遊びが入っていただけだという事情はさておき、今回は行くぞっ!!

 ということで、今回の勝手に宣伝計画は、栃木県茂木にある「ツインリンクもてぎ」で行われる、「2006 第2回動態確認テスト」。

公式案内
(以下、公式案内より転載。一部編集)

日時
8月26日(土)
10:00〜12:00
13:00〜15:00

場所
ツインリンクもてぎ 西ロードコース

車両

「2輪」
・RC145(1962年)
・NSR500(1997年)
・CBR954RR(2003年)

「4輪」
・RA272(1965年)
・ブラバムホンダBT18(1966年)
・S800(RSC・レース仕様車)(1968年)
・スピリットホンダ201(1983年)
・シティターボIIR(レース仕様車)(1983年)
・アコードSiR(レース仕様車)(1996年)

ライダー・ドライバー(敬称略)
中子 修、宮城 光、鎌田 学



 
 4日 [「月のひつじ」を久しぶりに見る]

 ちょっと早めに仕事が終わったので、速やかに帰宅。
 ロブ・シッチ「月のひつじ」の DVD を久しぶりに見る

 というか、見ながらこの文章を書いている。

 TV ドラマ「人類、月に立つ」のような、硬派な物語も面白いが(アポロ計画マニアとして知られる、トム・ハンクス制作)、こういう、どちらかというとコメディタッチな作品も面白い。

 個人的には、ロン・ハワード「アポロ13」より遙かにオススメな宇宙を描いた映画だ。
 というか、「アポロ13」の出来が、今ひとつだというだけなんだがな。



 
 5日 [「ブレイブストーリー」と「ゲド戦記」劇場にて鑑賞]

 暑い・・・死ぬ・・・
 映画館は過ごしやすいだろうなぁ。

 という事で、映画館へ。

 千明孝一「ブレイブ・ストーリー」☆

 アクション RPG のりプレイを、ストーリー部分16倍速、アクションシーン8倍速、エンディング4倍速くらいの早回しで見せられた気分。
 原作が、そもそもあんまり出来が良くない (宮部みゆき には、少なくとも現状、ファンタジー小説を書く技術があんまり備わっていないように私は思っている) のに、この脚本じゃぁねぇ。
 とは言え、この程度ではまだまだ修行が足りない。
 ただの駄作じゃないかっ!!

 続いて二本目。
 宮崎吾朗「ゲド戦記」☆

 ・・・やたらと不親切な脚本は、さて置こう。
 少なくとも、物語の展開はブレることが無かったので、ギリギリではあるが次第点だ。
 だが、今になって、父親に対する屈折した感情を発露されてもこちらとしてはどうしたらいいものやら。
 とは言え、この程度ではまだまだ修行が足りない。
 ただの駄作以上になっていない。
 こう、崩壊した脚本とか、崩壊した作画があってこそ、新の駄作アニメだろう!?あ、主にヒロインの演技は崩壊していたがなっ!!

 先週のような事は無く、今週は速やかに帰る。
 この文章を上げてからなっ!



 
 6日 [「ローズ・イン・タイドランド」と「時をかける少女」劇場にて鑑賞]

 目覚めると、出撃予定時刻を60分超過していた。
 念のため記載しておくが、60分目覚めるのが遅れたわけではない。もっと遅れていたのだ。

 昨日の夜は、クソ暑くて寝るのが遅れたからねぇ。

 などと思っている場合ではない。
 どう考えても本日の予定を、予定通りに実行のるのは無理だ。

 ・・・なにを犠牲にすべきか。

 着替えながら PC の電源をぶち込み、ネットに接続。
 映画上映時間情報、映画以外の予定の時間を並べる。

 来週の予定、再来週の予定、映画の上映終了予定。
 項目は多いが、幾度となく繰り返し、速やかに実行できるようになっている情報を横に並べる。

 ・・・すまなん。犠牲になるのは特集上映だ。
 (本当にゴメンナサイ。寝坊した私が悪いのです)

 ということで、映画一本と特集上映の予定を、映画二本に切り替える。


 まずは一発目。
 日中の都内は灼熱地獄だ、などと思いながら新宿へ。

 細田守「時をかける少女」


 ・・・・・上映開始40分前で、立ち見ですとぉ!?

 これも、今日の私に降りかかった天罰なのかっ!!神よ、我を救いたまえ!!

 と、信じてもいない神に祈っても仕方ない。
 時時間予定を、さらに組みなおす。

 体制を立て直し、夕方のチケットに切り替え、恵比寿に移動。

 上映開始まで90分もあるぜよ。
 まぁ良い、この間にこの文章の雛型を作って (ここまで劇場鑑賞前文章)。

 テリー・ギリアム 「ローズ・イン・タイドランド」☆☆☆☆

 ギリアム!!帰ってきたなっ!!
 商業路線への切り替えを狙ったと思しき映画で、よく分からんことになっていた「ブラザーズ・グリム」の後であったが、無事に帰ってきたな。ギリアム。
 実に狂った、素晴らしい映画であったぞ。
 なのになんで満点じゃないかって?だってギリアムだろ?もっと狂った映像、見せてくれないとなっ!!


 新宿に即時移動。
 時間的余裕は無い。劇場から駅まで、駅から劇場までのダッシュで間に合うはず。電車に喝を入れても早くならんからな。

 汗まみれの状態で、映画館に到着。
 無事に間に合った。汗まみれになったがなっ!!

 細田守「時をかける少女」☆☆☆☆

 原作の持つもっとも基本的な部分、「分けも分からんうちにタイムリープの能力を持った少女の話」という以外、展開も含めてまるで違う話になっている。

 それだけに、惜しいっ!!

 原作が、そもそも詰めの甘い部分のある作品なんだが (出来とは全然関係ないが、筒井康隆らしくない小説だと思うのは私だけか?) 、その微妙な詰めの甘さを、まさに微妙に引きずった。
 ラスト間際で発動させたアレを使えば、もっと早い段階で、ブツを発動させた人間が分かるじゃんっ!!
 アレに関する説明が一切無いのはともかく、もっと別の手があるじゃんっ!!と思わせ、しかもそれが実行可能なのはどうかと思うぞ。
 と、まぁ見た人間以外には分からん文章を書く。いや、これ書くと決定的なネタバレになってしまうが故に。

 久しぶりに、二本とも大満足で、大変充実した一日であった。
 しかし、まぁ、個人的には、ちょっとゴメンナサイと思うこともあり、やや複雑な心境で劇場を出ると、すべての感情が破壊された。

 ・・・あづい。

 19時にして30度。これは何かの嫌がらせか。
 溶けそうな体を駅まで引きずり、撤収。



 
 7日 [いつも以上に内容絶無の駄文]

 いかん、機動 PC「飛燕」の充電を忘れた。
 満充電から、およそ2時間しか動作しない「飛燕」。
 土曜日、映画館出撃前に充電したのが最期。

 起動はした、が、新日記更新は、難しそう。
 (この文章は「飛燕」で打っている)

 文章を書き上げるのに、連日平均で15分ほど。
 帰宅時刻が早ければ、電車の中で書くだけ書いて、上げるのは帰宅後、主力 PC「飛燕」にて行う。
 しかしこの時間では、通常ならば「飛燕」でそのまま上げる。

 電池残量20分。

 メールチェックを考えると、そうとう厳しい。
 当初の予定を大幅に変更し、この内容がまったく存在しない、薄っぺらな文章を書き続けているが、はたしてこの文章はどうなれば完結なのかもよく分からん。
 後で読んだらきっと「なんじゃこりゃ」とか思うんだろうなぁ。

 おっと、メール受信終了(書き始めたときには受信を開始していた)。
 受信総数、19件。スパムが17件。

 ・・・この電池ギリギリのときにっ!!

 いかんいかん、文章を進めよう。
 あぁ、省電力モードが最終段階に入った、液晶の明度が限界まで落ちている。文字を追うのも一苦労だ。
 文章が終わるとかどうとかじゃなく、書くのが限界になってきたぞ。

 電池残量16分。

 ・・・4分かけて、これだけ内容の無い文章を書くのも、ある種の脅威かもしれん。
 しかしこのまま書きつづけても、確実に上げる時間はなくなるだろう。

 ふわはははは。

 我が恥すべき歴史の新たなる壱頁として、上がるが良い。我が Web に。



 
 8日 [シンメトリックな、美空]

 駅に向かう車の中、信号待ちをしていると、前方やや左。方角的に言うと西の空が、美しかった。
 「今にも降り出しそうな」灰色の雨雲に囲まれた空の一角に、青空が抜けて見えていたた。
 太陽の光が、高層雲を、美しく、白く光らせていた。

 あぁ、くそっ!!
 携帯電話のデジカメでは画角が足りん。
 せめてここに、一眼レフがあればっ!!!
 暗雲の一角に、突き抜けた青空、という画を作るにたる画角をもったレンズがあればっ!!

 などと思いつつ見ていると、信号が変わった。
 数分後、駅に到着し、見上げた西の空には、あの美しい「青い空」は見当たらなかった。
 天候による一瞬の美であったといえよう。

 いかど一瞬の美を撮っておきたいとは言え、さすがに会社に行くときにまで一眼レフは持っていられんよなぁ。

 仕事中、ふと顔を上げると部屋の中が、妙に赤かった。
 逆光でシルエットを浮かび上がらせたビルと、その間を抜けてくる、太陽の光が、美しかった。
 全景を被う、燃え上がるような夕焼けの色が、部屋を満たしていた。

 あぁ、くそっ!!
 携帯電話のデジカメでは色が足りん。
 せめてここに、使い捨てカメラがあればっ!!理想を言えば、リバーサルヒルムを装填した一眼レフカメラがあればっ!!

 などと思っていると、夕方の壮絶な光景は瞬く間に終わり、夜の帳が下りてきた。

 いかど一瞬の美を撮っておきたいとは言え、さすがに会社に一眼レフは置いておけんよなぁ。



 
 9日 [デジカメ新調]

 長々と使用していたコンパクトデジカメ、Nikon「COOLPIX 800」の電池ボックスが割れた。
 これにともない、電源が入らなくなった。

 記録を調べたところ 2000年頭に購入 (父親が) しているので、6年間使用した事になる。
 原価滅却は十分に終わっていると言えよう。

 実を言うと、同じく長々と使用している Nikon「COOLPIX 950」も電池ボックスのロック機構が壊れている。
 こちらは、2001年4月に購入 (母親が) しているので、5年間使用したことになる。
 こちらの原価滅却も十分に終わっていると言えよう。

 仕方ない。
 会社帰りに、秋葉原のヨドバシカメラ襲撃。
 デジカメ売り場を一周し、条件に当てはまるものを探す。

 一番価格の安いカメラが、単三乾電池動作で、メモリが SD という、ほぼ文句なし (理想を言えば、SD ではなく CF が良い) の仕様。
 問題なかろう。

 つーことで、Canon「Power Shot A530」購入

 型落ちとは言え500万画素。十分な性能だ。
 なにせこれまで使用していたコンパクトデジカメは、200万画素だ。



 
10日 [「この森で、天使はバスを降りた」と「バンデットQ」の DVD 入手]

 会社帰り、毎度のごとく秋葉原へ。
 毎度同じみヤマギワソフト。

 毎月10日に購入、あるいは予約すると、キャッシュバックが通常の10%の二倍。20%ものバックになるのである。
 この日に予約し、予約を逃したものを購入するのが正しい節約術。
 節約した分で、さらにもう一枚っ!!!

 これが正しい、映画マニアの生きる道っ!!

 だがしかしっ!!
 私は見逃していた。

 なんと、今月より10日の20%バック日は消滅。
 毎月第2、第4土曜日に変更とあいなったとのこと。

 なんてこった・・・

 まぁ良い。気を取り直そう。今日は、そんなに無理に仕事を終えてきたわけではない。
 買い逃していた DVD を、前著の方法でためたポイントで押えておくとしよう。

 リー・デビッド・ズロートフ「この森で、天使はバスを降りた」入手
 貸したまま帰ってこない。そしておそらくこれからも永久に帰ってこないであろう DVD だ。
 これで大体、消息不明 DVD の買いなおしは終了した、かな。まだ確認できていないのがあったような気もする。

 もう一本は、「後で、後で」と思いつづけて、何年たった?という一本。
 テリー・ギリアム「バンデットQ」入手
 「ローズ・イン・タイドランド」でギリアムが復活したことだし、購入しておくとしよう。

 予定外の展開であるが、まぁ良かろう。
 そういう日もある。



 
11日 [「K100D」購入]

 前々から購入タイミングを狙っていたんだよね〜。
 と、いうことで。Pentax「K100D」(レンズキット)購入

 ボディのみ購入し、ちょっと高いレンズを単体で購入。後は手持ちのレンズで、というのも考えたんだが、レリーズとレンズフィルタ、そしてメモリ (こいつも SD) も買い直さねばならんことを考えると、主に価格面で断念。
 やむなくレンズキット購入。

 ま、レンズはそのうちな。

 ちなみに、ペンタミラー方式ではあるが、レンズを問わず手ぶれ補正が効くのと、単三電池駆動 (重要。出先でかならず手に入る電池だからな) という点が、機種選定時の最期の一撃となった。
 9月発売予定の Nikon「D80」が、電池はともかく、レンズを問わない手ぶれ補正機構が付いていれば、また違っただろうがな。

 明日は時間があるので、試し撮りして、レンズ特性の分析に入りたいところだ。
 再来週には集中実戦投入をかけたいが故に。

 なお、来週頭にも、かなり変わったカメラも到着する予定 (注文先より、出荷メールが届いた)。
 今週、二台のカメラを購入し、さらに来週もう一台か。

 全部が、まったく特性の異なるカメラだから、まぁ良いとしよう。
 たとえ悔やんでも(悔やまんが)、もう手遅れだしなっ!!



 
12日 [試し撮り、失敗っ!!]

 10日のヤマギワの日 (その日に CD/DVD を予約/購入すると、ポイントバックが通常の二倍、20%になる) が無くなった。
 そして第2、第4土曜日になった。

 ということで、本日秋葉原のヤマギワソフトに。
 ・・・出撃する前に、これまで使用していたカメラバック (「SIGMA」のロゴ入り) の中身を、ヒルム一眼レフカメラ Pentax「MZ-7」(これまらも使用する気である) から Pentax「K100D」に交換。
 レンズを3本入れるには、ちと小さいが、仕方ないか。
 昨日おまけで貰ったカメラバック (これは「PENTAX」のロゴ入り) はこれよりさらに小さいもんな。

 とりあえず、カメラバックをもって出撃。
 秋葉原で DVD の予約をしてから、有楽町まで。

 って、また今すぐに降り出しそうな天候ですなぁ。
 試し撮りするには、ちと条件が悪いが、まぁ良いか。
 とりあえず、有楽町駅から勝鬨橋まで歩く (余談だがこのルート、私は「ゴジラ進撃ルート(84年版)逆走」と呼んでいる)。

 さて撮るかっ!

 と思った瞬間降り出す。
 雨合羽はおろか、傘さえ持っていないぞ私はっ!!
 当然、カメラは防水仕様ではないっ!!

 即時撤収。

 帰宅後、部屋でマクロ撮影をためす。
 いやはや、まるで別次元の表現力ですな。
 コンパクトデジカメとは比べるのもばからしい。

 しかし、画像サイズでかすぎて、この Web には乗せられんっ!!
 もうちょっと、良い写真が撮れたら解像度を落としてこの Web に載せる予定。
 もうしばしお待ちを。



 
13日 [lomography「Fisheye 2」]

 御盆のために、母型の実家まで墓参りに行く。
 その過程で首都高をぶっ飛ばす。
 朝早くに出て、日中、朝の混雑が解消し、夕方の混雑が始まるより早くに通過するという、強行スケジュール。
 そのおかげで、渋滞につかまらず、首都高をぶっ飛ばすことが出来たわけであるが。

 それにしても、首都高速湾岸線は気持ちが良い。
 特に、羽田空港誘導路をくぐるあたりが。

 上にジャンボが載っているときに下をくぐる気分は、もう、たまりませんなっ!!

 帰宅後、待ちに待った荷物が届いた。

 lomography「Fisheye 2」

 名前の通り、魚眼レンズを搭載したトイカメラだ。
 画角、なんと全方位に対し170度。要するに、丸い画が出来る。ハズ。

fisheye2
(いまだに、野外で撮影らしい撮影をしていない Pentax「K100D」で撮影)

 見た目は柔らかい印象を与えるが、尋常でないサイズのレンズが眼を引く。
 ちなみに35mmヒルム (一般に思い浮かべるであろう、ごく普通のカメラヒルム) 仕様。デジタルではない。

 すでに何枚か撮ってみたが、まだ現像していない。
 明日か、明後日には現像したい所だ。



 
14日 [ランド、シーの次はスカイだ!という噂が地元では流れた事があるらしい]

 通勤電車が、空いている。
 来週一週間くらいは、空いている事だろう。

 そんな電車の中に、小学校低学年の女の子姉妹と、父母という構成の家族連れがいた。
 耳に入ってきた会話からすると、どうやら東京ディズニーシーに行くらしい。
 えらく楽しそうだ。

 うんうん。これが正しい姿なんだろうなぁ。

 初めてディズニーシーに行ったとき、入った瞬間に「!!カットスロートアイランドのセットか!?ジーナ・デイビスがスカートをばっさばっさ言わせて馬車と追いかけっこしていた画を髣髴とさせるぜ、で、どこにレニー・ハーリンが!?いや、ディズニーだからパイレーツ・オブ・カリビアンか!?だとするとブラッカイマーが隠れているのか!?」と口走り、アトラクションや町並みの美術を見て、「うぉ、シリアムサム並にパチくせぇデザインだ」とか「スチーム城頭頂部か!?」などの暴走発言をくり返した私 (全て実話である) のような人間とは、一味違うっ!!

 ところで、東京ディズニーシーは、関東大停電の煽りを受けて一部施設が停電。会場時間も遅れたという。
 大丈夫だったのかね、あの家族は。



 
15日 [「宇宙へのパスポート3」読了]

 著:笹本祐一/解説:松浦晋也「宇宙へのパスポート3」読了

 途中で寄り道 (別の本を読んでいただけである) をしていた関係で、読み終わるのがそうとう遅れた。
 まぁ仕方あるまい。そういうこともある。つか、文庫本に比べると、持ち歩きが不便であるが故に、あるい程度は仕方なかろう。

 内容であるが、「宇宙へのパスポート1」から読み進めていると、著者の経験値が上がった分だけ、効率的に動いている事が分かる。
 同時に、初期にあったドタバタの面白さがなくなっているのも事実だ。
 ついでに、旅行記風だった内容が、ルポタージュ風に切り替わってもいる。

 個人的には、当初の暴走風味が好きだが、これはこれで面白い。
 特に、ロシアでコロリョフの家を訪れたエピソードは鳥肌が立った。目の前に、「歴史」があったんだなぁ。

 ちなみに次回の「ロケット祭」は今週末金曜日。
 この Web 恒例「勝手に宣伝計画」が遅れているのは、私の怠慢に他ならない・・・



 
16日 [「プラネタリウムを作りました」読了]

 大平貴之「プラネタリウムを作りました。-7畳間で生まれた410万の星」(エクスナレッジ/半生記)読了

 購入した本ではなく、図書館で借りた本。
 図書館そのものは好きなんだが、地元の図書館は問題が山積みで、あんまり好きじゃないんだよね。
 これを借りたときも、司書のオバハンが談笑しているのを見て殺意を覚える羽目になった。

 ・・・いかん、話がそれた。

 大平貴之は、一部では大変有名な、自作プラネタリウムで、世界最高の星数を投影することに成功した人物。
 彼が、いかにしてプラネタリウムの作成を始め、いかにして問題を解決していったのか?を、自身によってまとめた本。

 技術的な話はほとんど無く、飽くなき挑戦心と努力についての話になっており、内容も分かりやすい。
 「好きだっ!」を極めるる人間てのは、本当に凄いと思わされるね。

 実に面白い、実に興味深い本であった。



 
17日 [勝手に宣伝計画「ロケットまつり12」]

 明日、までかねぇ、電車が空いているのも。
 などと思いつつ、明日の話。勝手に宣伝計画。

 明日、毎度おなじみ「ロケットまつり」が行われる。
 以下に、会場である「ロフトプラスワン」の web に開示された情報を転載する(一部編集)。


宇宙作家クラブpresents
「ロケットまつり12」
夏!ロケット祭!

【Guest】
林紀幸 (元ロケット班長)
垣見恒男 (日本で初めてジェットエンジンを設計)

【出演】
浅利義遠(漫画家)
松浦晋也(ノンフィクション・ライター)

日 8月18日(金)
開場 18:30
開始 19:30
料金 \1000(飲食別)

 以上。

 前回の「はやぶさは舞い降りた」(ところで、このタイトルの元ネタは、分かるよね?) の時に、今回は「ローソンチケットで前売りをだすかも」という話があったが、結局、当日券のみ。
 ここんところ物凄く混んでいるので、来る人は覚悟を決めましょう。
 大丈夫。それだけの価値は、間違いなくあるっ!!



 
18日 [ロケットまつり12]

 仕事帰りに新宿に離脱。
 毎度おなじみ「ロケットまつり」に参加。もう12回目か。

 今回は、新たに発掘された資料 (アルバム) に基づき、すでに、その資料の大半が失われている日本ロケットの礎となる技術を生み出した、秋田県道川の実験場の話。

 一部は、SF 大会で行われた内容だが、さすがに時間的余裕のある「ロケットまつり」。
 高密度、高濃度で話が展開する。

 すさまじい (としか表現のしようがない) 事に、公開 / 販売も念頭に入れた、アルバム / 資料の電子化が立ち上がっているらしい。

 「ロケットまつり」書籍化計画とは別に。

 間違いなく買うね。
 次回の予定は特に出なかったが、二〜三ヶ月後に開かれることだろう。
 次回も必見っ!!!



 
19日 [「スーパーマン」劇場にて鑑賞]

 日中は部屋の本棚を大掃除。
 漫画本を中心に、94冊を古本屋に売り払う。

 ついでに、大半は先月のうちに処分したが、微妙に残っていた月刊「ゲームラボ」を処分。
 これで本棚が三段空いた。
 枕元に詰まれた本のうち、読了したものは本棚に詰め込めることだろう。

 とは言え、殺人的な暑さの中の作業 (埃が大量に出るので、窓を開けながら出ないと本棚の掃除は出来ない) だったためか、処分したところで燃え尽きる。
 一休み・・・・

 気が付くと、夕方。
 よくあることである。

 夕飯の後で映画館へ。
 ブライアン・シンガー「スーパーマン リターンズ」☆☆☆☆

 冒頭、ジョン・ウィリアムズの傑作 (金管泣かせなんだがな) 音楽に、旧シリーズと同じ作りの OP に痺れ、そのまま、旧シリーズに最大限の敬意を払った作品を存分に楽しむ。

 今見ると、さすがに「弱いなぁ」と思う部分があるが、それを差っぴいても十分に楽しめる作品であった。

 それにしても、悪役のケビン・スペイシーは、実に楽しそうだ。
 終了は午前0時。
 存分な昼寝で体力は十分だが、次の一本を見るには、いくらなんでも遅すぎる時間だ。
 そもそも上映していないしな。
 撤収。



 
20日 [「ユナイテッド93」「愛と死の間で」「カーズ」怒涛の三本立て]

 朝、目覚めると、昨日の夜からの違和感が炸裂していた。
 さすがに不自然な姿勢で本棚の整理をする間、左腕だけで体重を支えるのは無料だったかっ!
 あえなく軽度の筋肉痛。

 とはいえ、映画館に行くにはなんら問題ではない。

 出撃っ!

 夕方から見始めて、夜の回と合わせて二本立て。
 日中は、デジタル一眼レフの試し撮りを目論んだのだが、日比谷到着後、またしても小雨がっ!
 私は呪われているのか!?
 勿論、傘はなく (私は、多少の雨ならば傘をささない。故に傘は持ち歩かない)、カメラは防水ではない。

 進路変更。
 発動!怒涛の映画三本立てっ!

 まずは一発目。
 ポール・グリーングラス「ユナイテッド93」☆☆☆☆
 911テロで唯一、目標物に到達しなかった旅客機、ユナイテッド航空93便の悲劇を、ドキュメンタリータッチで描いた作品。
 前半の、最初に一連の惨劇を目撃するととなった航空管制官の物語に迫力がありすぎて、管制官達の話を、このまま見つづけたいとおもわされてしまった。
 たぶんこれは、映画としては減点だろう。凄みの効いた、すさまじい映画ではあるが。

 あの日、仕事から帰って TV をつけた瞬間の衝撃 (実は、TV を付けた瞬間に二機目の突入の生放送を見せられた) を思い出し、気持が沈む。

 精神を立て直しながら劇場を出ると、雨はあがり、僅かな切れ目から青空が見えた。
 つくづく天気に嫌われているなぁ。
 だが、次の映画の席は確保済み。進路変更はありえない。次の映画まで、30分しかないしな。

 ダニエル・ユー「愛と死の間で」☆☆☆
 死んだ妻の心臓が移植された女性が、拒絶反応により、死にかけていた。
 妻の死に際にいてやれなかった男は、今度こそ、そばについていようと決心する。
 細かい不満は多いが、ラストで全てを許そうと言う気になった。
 ダニエル・キース「アルジャーノンに花束を」のパクリに見えなくもないが、良い。感動できたからっ!

 やはり連続で見るときは、出来るだけジャンルの異なる作品を見るに限るな。一本目の精神的打撃をそうとう回復したぞ。

 三本目は、よもやこんなに早く終わるとは思っていなかった作品。
 ジョン・ラセター「カーズ」☆☆☆☆
 高慢で独りよがりのレーシングカーが真人間 (真車!?) に更正する話。
 カーレースのルールを知らない人置いてけぼりの展開を見て、こりゃあ売上イマイチも仕方あるまいと納得。
 ストレートな物語なんだが、展開の中に、こうも入り込んでいるとねぇ。
 とはいえ、案外分かるもんかもしれん。カーレースに興味が無い人の意見を聞きたいところだ。

 くぉれぇだぁっ!と言う映画はなかったが、存分に満足感のある三本であった。
 さぁ、帰らんと明日からの一週間に支障が出る。
 撤収っ!



 
21日 [一人だからいいんじゃねぇかなぁ]

 上野駅構内の某本屋を襲撃。
 月刊「サンデーGX」(小学館/漫画)購入

 壱頁目でのけぞる。

 「ブラック・ラグーン」TV で 2nd Season をやるですとぉ!?
 DVD のみ収録だと思っていたのに、殺人双子編も新宿編もやるって、正気か!?

 死体の頭に釘を打ち込んで、脊髄反射で体が動くのを楽しむ双子の画面なんてどう処理するんだ!?
 期待は膨らむ。んが、しかし、雑誌連載版の広江礼威「ブラック・ラグーン」は、これで良いのか?いくらなんでもやり口が問題じゃないか?
 殺人メイドの二人目ってのは。
 結局のところ処理の仕方次第だが、今のところ減点だな。



 
22日 [勝手に宣伝計画「珊瑚で15人!」]

 勝手に宣伝計画は、当初は知り合い出演の舞台を宣伝するためのものだったが、途中で私が興味のある、かつ、私が参加できるイベントの紹介になってしまっていた。

 おかげで、ずいぶん久しぶりのような気がするぞ。
 勝手に宣伝計画で舞台の宣伝を行うのは。

(劇)レインボウ城公演
第6回さいたま市民演劇祭 in 市民会館うらわホール
「珊瑚で15人!」

珊瑚で15人

入場無料!(カンパあり)
チケット不要!
全席自由!

開催日時
2006年9月2日(土) 19:30-
2006年9月3日(日) 15:30-
(時間は、若干前後する可能性あり)

劇団 Web : レインボウ城電脳屋敷
同、案内 : レインボウ城電脳屋敷 次回公演の詳細と地図



 
23日 [「げんしけん」8巻購入]

 上野駅構内の某本屋襲撃。
 木尾士目「げんしけん」8巻(講談社/漫画)購入

 いきなりで申し訳ないっ!と思いつつ、最終頁を確認。
 雑誌連載は終わっているが、この巻では完結しないっ!!
 12月までお預けかっ!!
 ま、良いけどね。四ヶ月くらい待たされるのは、なんら問題ない。

 今回は、前の巻に続き、笹原と荻上の色恋話に終始。
 背後にあるのは、“オタクの原罪”話、とでも言おうか。

 落ち着くところに落ち着いたというのが、正直なところか。
 個人的には、斑目の出番が少ないのが悲しい。いいヤツだと思うんだがなぁ。



 
24日 [記録機器を準備せよっ!!]

 物品購入の可能性を考えると、一日前に作業をせねばならん。

 ということで、土曜日に「ツインリンクもてぎ」で行われる、動態保存車両の公開走行試験に向けて、記録機器の準備に取り掛かる。

 今回の装備は、ぶっつけで本番投入になったデジタル一眼レフカメラ、Pentax「K100D」と、毎度おなじみ DV カム、SONY「DCR-TRV70」、そして機動 PC「飛燕」。

 DV カムは 80min のテープ一本を1.5倍回しで 120min で十分だろう。念のため、予備にもう一本。
 これは、SF 大会の後に予備で購入しておいたのを投入する。
 バッテリーも、中型一個と小型を予備に投入。
 相模原の宇宙研本部一般公開のときに充電したヤツをそのまま (ほとんど回さなかったため) DV に接続して残量を確認。
 充電の必要はなさそうだ。

 一眼レフカメラは、単三乾電池4本で動作駆動する代物。
 充電式単三乾電池、SANYO「eneloop」4本を使用しているが、充電済み予備が8本ある。持ち歩き用電池ケースに入れて、カメラバックのサイドポケットに。
 こちらも充電の必要はなし。
 何枚か撮影した画像は、全て PC に移動。

 とりあえず、不足している物はない。
 故に、購入すべきものも無い。

 充電も、「飛燕」だけか。
 今回の準備は極めて楽だ。



 
25日 [PC 改造]

 機器は排除したのに、挿しっぱなしだった Adaptec「AHA-2940UW」(PCI SCSI カード) を、補助 PC「天山」より外す。

 録画 PC「紫電・改」の PCI SCSI カード (こちらも Adaptec「AHA-2940UW」。SCSI カードに予算を投入する意味があった時代だったなぁ) は先週末に外しているため、我が PC 環境から、名実共に SCSI が消滅したことになる。

 取り外した 二台の PC は、どちらも起動速度が劇的に向上する。

 起動時に、SCSI の BIOS チェックがなくなるし、Windows 起動時のデバイスチェックもなくなるから、当然といえば当然か。
 もっとも、補助 PC「天山」は、Windows2000 Install 後、すでに・・・何年だ?えらい経過しているので、起動時に、存分に時間がかかるようになっているわけだが。

 次は、「天山」の IDE Primary の Master に接続されている HDD (えぇ、Windows 本体が Install されているヤツです) の交換を考える必要があるな。
 70Gbyte が手狭になっているというのはもちろんだが、購入後すでに3年近い。
 その間の酷使を考えると、さすがに怖い。

 M/B の制限により 120Gbyte までしか認識出来ないが、現状よりはマシだろう。それに、120Gbyte なら存分に安い。
 来週あたり、久しぶりに HDD 購入に踏み切るかね。



 
26日 [「Honda Collection Hall」2006年第2回動態確認テスト]

 「ツインリンクもてぎ」で行われた、「Honda Collection Hall」2006年第2回動態確認テスト (「ツインリンクもてぎ」は、ホンダのサーキットである) の見学に行く。

 朝方、諸事情により同行する予定だった n_2 が脱落。fennek と二人で、常磐高速をぶっ飛ばす。

 ちなみに、入場料だけで別の料金はかからない。申し込みもいらない。
 「ツインリンクもてぎ」に行けば、自由に見られるイベントだ。

 天候がやや安定せず、中止になるか!?と心配したが、無事に行われた。
 内容を手短に言うと、「存分に楽しんだ」。

RA272
「RA272」
(1965年、ホンダ F1 初勝利車)

RC145
「RC145」
(1962年、マン島 TT レース優勝車)

S800 レース仕様
「S800 レース仕様」
(1968年、鈴鹿12時間耐久レース クラス優勝車)

 等々 (すべて旧式車両なのは私の趣味。NSR500 や CBR954RR 等の比較的新しいものも走っていた)。
 いやはや、動態保存車両の動作試験を一般公開するとは、ホンダも気前が良い。

 存分に堪能し、帰還する。



 
27日 [「花田少年史」「UDON」弐連発]

 午前中は、先週に続き本棚の整理。
 今日もざっと80冊ほど処分する。
 来週辺りから、空いた棚に整理して本を詰めなおす作業に入れる、かな?けど来週は忙しそうなので、分からん。

 午後からお出かけ。
 もちろん映画館に。

 映画館の前で、時間計画を練ってから、本日のチケットを購入。
 何年ぶりだろう、映画館に入るために、当日券を、自腹で、正規料金で購入するのは。もっとも、「シネクラブ」(そういうのがあるのです) に入っているので300円引きになるから前売り料金と変わらんのだがな。

 まず一発目。

 水田伸生「花田少年史 幽霊と秘密のトンネル」☆☆☆
 臨死体験の末、幽霊が見えるようになってしまった花田少年の、一夏の大冒険っ!
 原作は、漫画、なのか?よう知らん。
 笑い (けっこうシュール) の支配する前半と、家族愛というテーマが (そこそこ) シリアス) に支配する後半の切り替わりが、いまいち上手く行っていない。
 これが上手く行っていれば、もっとまとまって、一段面白い作品になったと思うのだがな。

 続いて二発目。

 本広克行「UDON」☆☆
 「踊る大捜査線」のチームによる新作。讃岐うどんをテーマにした、家族再生と理解の物語。
 なんだが、これは、あれか、監督の個人的な思い入れが強すぎたか。
 物語本筋とは全然まったく完全に関係の無い、讃岐うどんにまつわる笑い話が長々と続き、作品のメインテーマであるダメ男更正と家族の相互理解の物語が最期に、まさに一瞬で終わるという、バランスの悪いものになっている。
 なんなんだかねぇ。

 時間的に、見られる映画で、見ていない映画は無い。
 消化不良であるが、映画ファンをやっていれば良くあることだ。
 撤収っ!!



 
28日 [パンフレットをじっくり読む]

 本をバックに入れるのを忘れた。
 先週の金曜日に読破して、土日は本を持つ必要なかったんでしっかり忘れていたっ!!
 iPod は充電していないので持ってきていない。
 Portable DVD Player は、重いので持ってきていない。

 大失敗じゃないかっ!!

 バックの中をあさると、昨日見た映画、「花田少年史」と「UDON」のパンフレットが入れっぱなし。
 「UDON]は、まだ批評を書いていないので読みたくないが、「花田少年史」は書き終わっている(上げていないが)。

 ということで、「花田少年史」のパンフレットを30分かけて読む。

 最初のページの作品解説はともかく、批評家や"こめんてーたー"とやらが、誉めているだけでさして内容の無い解説が無い (「インディペンデンス・デイ」のパンフレットに書かれていた、大森望の文章のような特殊なものも、時々あるが) のは珍しい。
 映画のターゲットが子供向けだと分かるのは、物語紹介が、実写シーンを使って漫画風に並べてあること位か?

 全体的に、子供向け映画の割に、文章量が、しかもインタビューが多いのが印象的であった。

 ・・・内容は、ご自分でお読みくださいませ。



 
29日 [「SFマガジン」「ラジオライフ」購入]

 本棚の整理をしていても、やめられるものではありません。
 つーことで、上野駅構内の某本屋襲撃。

 月刊「ラジオライフ」(三才ブックス/無線)と、月刊「SFマガジン」(早川書房/文芸)購入

 「ラジオライフ」は、この Web ではおそらくネタにしたことが無かったはずだが、もう、けっこう前から購入している雑誌。
 ざっと読んで行くと、すさまじい情報に直面。

 「2年ぶりにフリーマーケットが復活!2006年東京ペディション」

 「うっし!」
 と、つぶやいたのは唯の事実だ。

 12月23日と毎度の日付だが、場所が池袋のサンシャインシティ。
 有楽町ほど慣れた場所ではないが、ここ数年で行くようになった場所だ。どうにかなるだろう。

 まだ仲間内との連絡をしていないのだが (この文章を読んでいる面子は、掲示板に反応してくれると嬉しい)、たぶん出展できると思う。

 関係各方面の皆々様、今年は廃品回収やります。
 関係各方面の皆々様、今年は分けの分からんもの売ります。

 つーことで、ご期待下さいませ。
 なお、「SFマガジン」は、まだまるで手をつけていない。
 月刊「Newton」(ニュートンプレス/自然科学) も読んでいないんだよね。



 
30日 [「やんちゃな独創 糸川英夫伝」読了]

 「ロケットまつり」という、実に興味深いロケット開発の現場話を聞いていて思うのは、つくづく不足している、自分の基礎知識だ。
 当初は、理解できていない部分がよく分かっていなかったが、回を重ねるごとに、分からないのは基礎部分である事を痛感した。

 どうにかせねばならん。
 あと一段。などといわず、より高いレベルで、あのイベントを楽しむには、とにかく基礎知識が必要だ
 東京丸の内にある「JAXAi」(JAXA 広報部) の図書コーナーでざっと本を探し、必要な情報を手っ取り早く入手できそうな本を探し、そのまま八重洲口に周り本屋を襲撃し手にしたのがこの本。

 的川泰宣「やんちゃな独創 糸川英夫伝」(日本興行新聞社/伝記)読了

 本そのものは、日本ロケットの父、糸川英夫の伝記。

 「ロケットまつり」での話を聞く上で理解に苦しんでいた場所が、かなり分かるようになったぞ。
 また、「ロケットまつり」のキーパーソンである、垣見恒男、林紀幸という御二方と糸川英夫のつながりも出てきており、そうした面でも非常に興味深い内容であった。

 さてと、ここで補充された知識を元に、再度「ロケットまつり」のメモを読み IC-Recorder の音声を聞き、頭の中で整理しなおすとしよう。
 どのくらい時間がかかるのかは知らんが、期限は決まっていない。
 気楽に、気長に、行くぜっ!!



 
31日 [もちろん来月期待する映画]

 まずは、ついに来月公開が決まった映画から。
 ベネット・ミラー「カポーティ」
 「ティファニーで朝食を」の原作で知られるトルーマン・カポーティが書いたドキュメンタリの傑作、「冷血」をめぐる物語。
 初めて予告編を見て以来、見たかった映画だ。

 監督が交代したが、大丈夫が?
 ブレット・ラトナー「X−MEN ファイナルデシジョン」
 もっとも、いまいち「2」に面白みを感じられなかった私としては、今回の監督交代は、比較的好意的に受け止めているのだがな。

 マイケル・マン「マイアミ・バイス」
 TV ドラマの傑作、「マイアミ・バイス」が今になって映画化。なぜ今なんだらう、という疑問はさておき、とにかく映画化。
 マイケル・マンなので、きれいな夜景が見られることだろう。

 ジャスティン・リン「ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT」
 馬鹿映画としては、来月最高の期待作品。
 千葉真一 (米映画なので、サニー千葉になっているが) 出演というのはもちろんだが、カーレースシーンの監修を土屋圭市が勤めたというあたり(監修といいつつ、本人がかなり運転しているらしい)、カースタントの面白さで行けるか!?戦えるか!?アンドリュー・ラウ/アラン・マック「頭文字D」と!!

 マーク・ニール「Turn8 ラグナセカの青い空」
 対極の映画だな、こちらは。MotoGP の 米GP、ラグナセカサーキットに密着したドキュメンタリ。
 前作「FASTER ファスター」が面白かったからなぁ。どうなるかなぁ。

 韓国映画で気になるのが一発。
 ポン・ジュノ「グエムル -漢江の怪物-」
 米軍の垂れ流した汚染物質によって、ソウル市に怪獣が現れるっ!!という背景で家族物をやるらしい。
 すごいよ韓国映画!!怪獣映画で家族物をやるなんてっ!!
 ついでにいうと、怪獣は NZ 希望の星、WETA 製作。あらゆる意味で、どんなことになっているか楽しみな映画だ。

 ではでは日本映画に。
 李相日「フラガール」
 福島の常磐ハワイアンセンター設立を巡る話らしい。
 予告編からは微妙〜な雰囲気が漂っているんだが、気になる画なんだよねぇ。非常に好きな人が出演しているしねぇ。
 迷うところだ。

 黒沢清「LOFT ロフト」
 独特の、凄みのある映画を作る黒沢清の新作。行くよ〜、これはもう絶対に行くよ〜。
 ちなみに女性作家と、ミイラを研究する男をめぐるサスペンス・ホラーらしい。予告編を見る限り、内容はほとんど推測できない。
 さすが黒沢清。一筋縄では行かん映画を作ってくるに違いないっ!!

 佐々部清「出口のない海」
 特攻潜水艦 回天をめぐる人間ドラマらしい。正直なところ、予告編からは、あまりよい出来という気はしない。だがしかし、脚本、山田洋次。
 十分じゃないか。

 ここに書いただけで、10本ある。
 そして8月公開で見ていない映画も、ある。
 挙句に、黒部進や森次晃嗣が出演する、小中和哉「ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟」や、タイトルの破壊力だけで思わず見たくなったジャド・アパトー「40歳の童貞男」、そして、あまりにつまらなそうな予告編に最低映画探索者の血がざわめいた源孝志「アキハバラ@DEEP」

 多いな。来月は。実は再来月も多いんだ。
 うれしい悲鳴だ、大絶叫だっ!!!
 終わらない夏を、映画館で体感せよっ!!!



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