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新日記

2006年 9月

 
 1日 [「ホテル・ルワンダ」「MICRO MONSTER」「BLACK LAGOON」の DVD 入手]

 テリー・ジョージ「ホテル・ルワンダ」プレミアム・エディションと、海洋性プランクトンの映像を収めたという「MICRO MONSTER」の DVD 購入
 貯まったポイントで TV アニメ「BLACK LAGOON」2巻 DVD も入手

 ちなみに、「BLACK LAGOON」2巻は見たことがあるが、他は見ていない作品ばかり。
 「ホテル・ルワンダ」は見に行こうと思っていたが、結局時間が無くて見に行けなかった作品。
 JAMSTEC かと思いきや、国立科学博物館だったという時点で驚いた「MICRO MONSTER」は言うまでもない。

 三連休、かなぁ、見るのは。



 
 2日 [「マンモス」vs「珊瑚」]

 朝目覚めてから、ボケッとする。
 目がさめてくると、枕元に積んである本を適当に手にし、読書。
 あぁ、堕落した日々は実に素敵だ。

 とはいえ、堕落しつづけるわけには行かん。
 今日は今日の予定がある。
 適当に起きあがって飯を食い、出撃。

 お台場の「日本科学未来館」へ「もえる森 とける大地「マンモスからの警告」」という特別展示に行く
 目当ては、昨年の愛知万博に来ていた冷凍マンモス。

 入場後、まっすぐに冷凍マンモスへ。

 ほぼ完全な姿の頭部 (以前勘違いしていた友人がいたが、全身ではない) と、胸から上がかすかに、という物だが、実に興味深い。

 体毛と、その下のやわらかい皮膚の大半は失われていていて、硬い皮膚で覆われた、ゾウのように見える。だが、頭頂部に微かに残った長い体毛と、それよりはちょっと広い範囲で残った柔らかい皮膚は、ゾウとの明らかな差だ。
 見た目ではともかく、生物学的な分類という視点だと、どの程度ゾウと近いのだろう?まるで違うという事はなさそうだが、見た目が似ていてもまるで違う生物ってのがいるから分からん。
 興味深いところだ。

 残念ながら写真撮影は禁止だったため、写真は無い。
 ついでにいうと、カタログの写真は私の知りたい部分をアップで写していなかったため、買っていない。

 この冷凍マンモスだけでも、けっこうな価値のある特別展示だったと思うのだが、実際問題として他にあまり目立った展示が無いのは寂しい。
 実際問題として、冷凍マンモス一体で1000円 (私は友の会に入っているため通常展示入場料を取られていない。なので、入っていない人はさらに取られる) は、ちょっと、高いと思う。

 シベリアの森林火災について説明している割に、年間焼失面積や、その原因について、あるいは、その対処として始まった、陸域観測技術衛星「だいち」の観測データを使用した消化方なども、通り一遍で、いかにも間に合わせ感が強い。

 「もえる森 とける大地」という展示内容故、マンモスの展示ではない、という事なのかもしれないが、マンモスそのものに対する展示の少なさも気になるところだ。
 冒頭の、冷凍マンモスの前で直面した疑問くらいは、答えが欲しいぞ。

 やや不完全燃焼であったが、博物館の特別展示ではよくあることだ。
 ・・・そういう意味では、博物館の特別展示と映画鑑賞によく似ているのか!?

 毎度のごとく水上バスで日の出桟橋に抜け、浜松町から京浜東北線に乗って一気に浦和まで。
 予定よりかなり早いが、一つの前の舞台にはギリギリ間に合わないという微妙な時間に到着。まぁ良い。ロビーで読書しつつ時間を潰す。

 (劇)レインボウ城「珊瑚で15人」☆☆☆

 修学旅行中に、教師14人と1人の (やや問題児) 生徒が無人島に流された!というコメディ。

 大きな欠点は二つ。
 中盤、物語の転換になる部分が強烈に説教臭い事。
 複数の劇団で見られる共通欠点事項のような気がする。見ている絶対数が少ないから、はたしてそれが小劇団共通のものなのか、それとも私が見に行く劇団がたまたまそうなのかは分からんが。

 もう一つは、登場人物が多すぎること。
 80分くらいだったと思うが、その中に15人 (プラスアルファ) はいかにも多い。ばっさり切ってしまった方が、見ていてすっきりしたと思う。
 今回は短くしたバージョンと言うことだが、エピソード「だけ」減らして時間を短縮するより、登場人物「ごと」エピソードを減らした方が良かったんじゃ無かろうか。

 大笑いできた作品ではあったんだけどね。
 もっと面白くする方法が見えてしまったが故に、やや辛めの評価に。

 細かく言うと、助かる少年のエピソードの必要性が分からないとか、いろいろと言いたいところはあるけど、これは後回しだね。

 入場無料なので、時間がある人には見に行かれてはどうでしょうか?
 くらいだなぁ、私の感想としては。

 そんなこんなで撤収。
 夕方からの舞台はともかく、他はずっと立っていたためか、非常に疲れた一日であった。
 明日は、明日は・・・映画館だな。きっと。



 
 3日 [「マイアミ・バイス」「漢江の怪物」劇場にて鑑賞]

 午前中は本棚の整理。
 ・・・9月にもかかわらず、日中は存分に暑い。
 汗だくになるも、まったく終わる気配は無い。
 なお、映画館に行かなければもっと早く終わるんじゃないかという一見正当な指摘は、実は正当でないが故に無視される。

 本棚の整理は、一ヶ月単位の仕事になるのが必然なので、仕方ないか。
 午後は毎度のように映画館へ。

 まずは一発目。
 マイケル・マン「マイアミ・バイス」☆☆☆

 オリジナルの TV シリーズを知っている人間としては、この中途半端な終わり方もまたたまらない面白さだが、それ故に映画単体としてみると中途半端。
 オリジナルの TV シリーズを知っている人間としては、登場人物が同じ名前で別人になり果てているのが悲しいが、映画単体としては魅力的な人間。
 オリジナルのファンに向けたにせよ、オリジナルを知らない人間に向けて作ったにせよ、中途半端な仕上がりになっていると思う。

 続いて二発目。
 ポン・ジュノ「グエムル −漢江の怪物−」?????

 ”#$%&’()=〜|‘{+*}<>_????????

 いったいなんだったんだ!?
 韓国映画の恐るべき底力だけは分かったが、この作品がなんだったのかはさっぱり分からん。
 なんだったんだろうなぁ。分からんなぁ。

 なんだかとっても不思議な気分のまま劇場を撤収。
 三本目に行けなくもないが、明日からの一週間を考えると、ね。

 おぉ、さすがに9月に入ると夜は涼しいぞ。



 
 4日 [「ナショナル・ジオグラフィック」購入]

 上野駅構内の某本屋襲撃。
 月刊「ナショナル・ジオグラフィック」(日経ナショナル・ジオグラフィック/自然科学)購入

 特集は「ライオンと水牛」。

 けど、興味深かったのは「パプアニューギニアの地底川を行く」。

 「パプアニューギニアの地底川を行く」は、洞穴探検の話。
 まだ調査中の探検話なので、そのうち (ヘタをすると年単位) 詳細の特集があるだろうが、現時点でも面白い。
 ん〜、未踏地好きの血が騒ぐぜ。

 近いうちに見に行こうと思っている、ジュリアン・ジャロルド「キンキー・ブーツ」の影響もあってか、「靴をめぐる九つの物語」も楽しんだ。



 
 5日 [「天涯の砦」読了]

 小川一水「天涯の砦」(早川/小説)読了

 致命的破壊の発生した、軌道ステーション「望天」。
 「望天」と、月往還船「わかたけ」からなる、吹き飛ばされた残骸の中には、多数の死者と、僅かな生存者がいた。
 お互いに姿の見えない状況で、エアダクトを通して話し合うことしかできない状況下で、彼らは無事に脱出できるのか!?

 アーサー・C・クラーク「渇きの海」(早川/小説) を思い出す初期部分 (月で観光船が遭難。救助隊の接近が困難な状況下で、どうやって生きて返すか/生きて帰るかを描いた傑作) は、実は中盤まで。途中から「これをやるなら、あらかじめ複線を張らないと卑怯では?」という展開に思える。

 「第六大陸」もそうだったが、この作者は、前半と後半で物語の方向性を変えるのが特色なんだろうか。
 これが面白いという人がいるのは分かるが、私としては、(前半はともかく) あまり面白みを感じられない作品であった。



 
 6日 [「名もなき毒」読了]

 宮部みゆき「名もなき毒」(幻冬舎/小説)読了

 最近は、すっかりファンタジーに流れていた宮部みゆき、久々の現代ミステリー。
 「誰か Somebody」(実業之日本社/小説)の登場人物を引き継いでいる物の、引き継いでいるのは人物だけ (一部会話で出てくるが、本筋に対する影響はない) で、読んでいなければならない理由は特にない。

 「人は誰も、己の中に毒を持つ」をテーマにした作品。
 全体の作りが、同一主人公の連作短編小説を、いったんバラして一つの時間軸に平行して物語が進んでいるように組み直したような印象を受ける。
 これなら、文字通り連作短編にした方が面白いんじゃないかなぁ。

 決してつまらない小説ではなかったが、「火車」「模倣犯」「理由」と言った現代ミステリーの傑作を書いている作者だと思うと、ちょっと弱いと思う。

 本日の読了を受け、ついにダン・シモンズ「イリアム」(早川/小説) を購入。

 さすがに782頁のハードカヴァーは持ち歩けない。
 読むのにどのくらいかかることやら・・・



 
 7日 [当然、誘惑も多い。ものすごく]

 本棚の整理を続行中。
 小川一水「天涯の砦」(早川/小説)も、宮部みゆき「名もなき毒」も、しまわねばならんが故に。
 そして、まだ処分できる本を探さねばならんが故に。

 だがしかし、さすがに帰ってきてからだと時間が無く、進行状態は悪い。

 ・・・おかしいな、太田垣康男「MOON LIGHT MILE」も、途中まであったはずなんだが。
 あれ、柳沼行「ふたつのスピカ」が、所々無い。
 で、新谷かおる「エリア88」はどこに!?

 時間が無いほかにも、いろいろと問題はある。
 先は長いが、きっと大丈夫だ!?



 
 8日 [心臓に悪い目覚]

 朝目覚めると出勤時間だった


 非常事態であるっ!!!!


 全力で起き上がる。
 着替えながら、一気に考える。
 ニュースを読む時間も、メールをチェックする時間も、Web をチェックする時間も、無い。
 だが、機動 PC「飛燕」は、昨日の時点で残 60% の充電率。電車の中で行ける。

 弁当は詰め込むだけだが、その時間は無い。
 駅でパンでも買うしかないか。

 一気に着替えを終了し、バックの中に「飛燕」が入っている事を確認。
 昨日の夜、ラジオ番組 (FM-Radio の番組を、リアルタイムで聞くのは難しいので MD に録音。それを PC に取り込んで波形編集ソフトと過去のデータから CM を割り出し、カットし、MP3 に再圧縮した代物) を転送しておいた Apple Computer「iPod」を手にし、定期券、財布、携帯電話、小銭入れをズボンやらシャツのポケットを身に付け、最終チェックを完了。


 最後に、ズボンに入れた懐中時計を取り出し、経過時間を確認。


 ・・・って、あれ?出撃2時間前?


 慌てて雨戸を開けると、外が薄暗い。

 通常より、1時間早く目覚め、短針を見落としていたらしい。
 今から二度寝したら、寝過ごすだろうなぁ...

 ものすごく疲労した、本日の朝であった。

 えぇ、もう朝からのんびり Web チェックしていましたともさ。
 ベッドの上で読書するのは危険だったんでね。



 
 9日 [「太陽」劇場にて鑑賞]

 開始50分前に到着したにもかかわらず立ち見という状況で驚いたが、さらに2時間待って次ぎの会を狙う。

 アレクサンド・ソクーロフ「太陽」ソクーロフ

 あくまでも想像だが、ソクーロフが興味を抱いたのは神が人間になるという事のように思う。
 人間から神になった人類史上最も有名な男、キリストの物語の反対としてだ。
 そう考えると、聖書との符合でいろいろと想像できるからな。

 なんにせよ、「歴史映画」などではない、「ソクーロフの映画」であるという前提を忘れないで見る必要がある映画であった。

 本日は一本しか見ていないが、諸般の事情により、最終回なのである。
 撤収っ!!



 
10日 [緊急指令「寝る場所を確保せよっ!」]

 今日は映画館に行かず、本棚の片付けを続行。
 地元の映画館で、見られる映画が無いってのも、本日の映画館襲撃が無い理由なんだがな。

 それにしても、9月だというのに、なんという暑さだっ!!

 これが残暑というものかっ!!!!

 暑さの中で死にそうになりながら、本棚の整理。
 実は、当初は処分する本をすべて処分してから、大幅に並べ直す事を考えていたのだが、とてもじゃないが本の数が多すぎて、それは不可能であると結論づけた。

 床の上に、ベッドの上に積まれた本をどうにかしないと、部屋から出ることも、入ることも、ベッドで寝る事さえかなわん。

 とりあえず、なんだ。
 ベッドの上だけは片付けたぞ。
 これで、今日寝る場所は確保した。



 
11日 [勝手に宣伝計画「OpenSky」公開飛行実験]

 個人で乗れ、個人が保有できるジェット機を、果たして個人で作る事は可能なのか!?
 その疑問に、一人のアーティストが挑む。

 八谷和彦。

 彼が、実際に何をどう思ったのかは知らない。だが彼は、「風の谷のナウシカ」のメーヴェ (によく似たもの。版権なのかなんなのか、問題があったらしく現在、その名は使用されていない) 開発に乗り出してしまった。

 計画名「OpenSky」。

 9月23日/24日に行われる公開フライト実験 (今回の公開実験は、エンジン未搭載のグライダー機)。
 その成果を、しっかと目に焼き付けよっ!!

公式案内 (「OpenSky 日誌」)

 すでに移動 + 宿泊ツアーの申し込みは終了してしまったが、当日現場にくれば、見学制限等は無く、見られるとの事。
 いやもう、楽しみっ!!!



 
12日 [本棚の悪夢]

 毎度おなじみ、部屋の掃除を進めている。
 ちょっとでも、帰宅後に時間のある今のうちに、少しでも進めておきたいが故に。
 いや、今月の土日は、片っ端から全力で遊んじまう事が決定しているからってのもあるんだがな。

 若干だが処分する本 (ついに発見された太田垣康男「MOON LIGHT MILE」等) も発見されているので、またちょっと空くだろう。
 処分する決意の付かない本も、少なからずあるんだがな。

 なお、ここに書いてはいないが、本棚が空くペースよりは遙かに遅いが、書籍購入は続けている。

 今日も、二冊ほど買った。
 注文していた本も、届いたらしい。大判が一冊。

 ・・・早く整理しないと、今よりも部屋が荒れる!?



 
13日 [「ユージュアル・サスペクツ」の DVD 購入]

 しまったっ!!勘違いしていたっ!!!
 22日発売かと思っていたら、8日発売っ!!!

 予約後一週間で、予約は無効化されてしまう、ということは、今日ならまだ十分間に合う。
 ということで、会社帰りに走る。

 ブライアン・シンガー「ユージュアル・サスペクツ」の DVD 購入

 犯罪者集団による、ミステリーサスペンス、とでもいおうか。
 レンタルビデオで見て、あまりの面白さに驚いた作品だ。

 いやはや、再販は今か今かと思っていた作品だ。
 流通在庫を当てにして、複数の店で発注かけまくった事もあった。

 ん〜、さてと、いつ見よう。



 
14日 [「F1ビジネス―もう一つの自動車戦争」購入]

 読書記録が多いのは単に他にネタがないからであり、格別に読む量が増えているからではない。
 いや、正確に言うとだな、ネタはあるんだが文章にしている時間がないのだよ。

 そんなことはさておき、会社帰りに本屋を襲撃。
 田中詔一「F1ビジネス―もう一つの自動車戦争」(角川/ドキュメンタリ)購入

 1999年から2005年まで、ホンダ・レーシング・ディベロップメントの社長を務めた著者による、F1“ビジネス”の話。 
 およそ半分読み終わったが、タイトルに偽りなしっ!!

 F1 の話ではない、あくまでも“ビジネス”の話だ。
 裏側にひしめくドロドロの、ビジネス話。

 いやはや、これまで技術話やドライバーの話は色々と読んできたが、裏側のビジネス話は初め読む。
 というか、こんな本が他にあるのかどうか、私は知らん。

 事実上、二人の人間に仕切られていたんですな、F1 という異常世界は。
 実に興味深い内容である。



 
15日 [「F1ビジネス―もう一つの自動車戦争」読了。「ワールドタンクミュージアム図鑑」購入]

 田中詔一「F1ビジネス―もう一つの自動車戦争」(角川/ドキュメンタリ)読了
 後半は、未来像を語る上でややグチが増えるものの、最後まで一気に読ませてくれる。実に面白い、実に興味深い本であった。

 開発予算が増大する最大の原因が、予算がかからないようにと言いながら開発規制がかかったおかげで、というのは、目から鱗の内容であった。
 今後、F1 はどうなって行くんでしょうなぁと、思わせてくれる一冊だった。
 それと、Formula NIPPON は、このままやり続けても「F1 のような商業的成功はない」という事を痛感させてくれる内容であった。

 帰り際に、「ワールドタンクミュージアム図鑑」(大日本絵画/図鑑)購入
 かの有名食玩「ワールドタンクミュージアム」の中に入っている解説を集めた物だ。
 昨年発売された本ということもあり、現在発売されている Vol9 (さすがにもう売っていないか?) はもちろん、その前の Vol8 も乗っていない。Vol7 までだ。

 図鑑というか、画集だしな。ゆっくり読むとしよう。



 
16日 [結婚式]

 会社の同僚の結婚式に。
 新郎の、両親への言葉がね、胸に来たね。百万の言葉よりも気持ちを伝える、見事な一言であった。

 てな結婚式の話をここでしても仕方ないので (関係者一同、この Web を読んでいないだろうからな)、結婚式で撮影した写真の話。

 元々、風景写真や車、鉄道などの“物”を撮ってばかりの私にとって、人を撮るのは大の苦手である。
 その上、まだ慣れているとは言い難いカメラに、慣れていない被写体。
 とどめに光量不足の屋内という悪条件まで重なっているときたもんだ。

 一枚撮るごとに、PC でチェックして、その結果を設定に反映して撮影したいところだが、結婚式場でそんな事が出来るわけもなく、また写真の仕上がりを確認できるような PC を持ち運ぶことが出来るはずもなく (機動 PC「飛燕」の貧弱なグラフィック能力と、貧弱な液晶で細かいチェックをするのは不可能)、デジカメの再生機能を使って撮影する事になる。

 現在 PC で確認しているが、やはりというかなんというか、へたくそな写真が沢山撮れているなぁ。
 人の取り方はもちろん、屋内で撮影する方法を研究する必要がありそうだ。

 こういう写真なら、得意なんだけどね。

candle

 なにはともあれ、お二人さん、お幸せに。
 ヘタクソな写真は、加工して見られる質にしてからお渡し致しまする。



 
17日 [「ワイルド・スピード X3」「X-MEN ファイナル・ディシジョン」「出口のない海」劇場にて鑑賞]

 問題は解決した。
 そして予定は確定した。
 怒涛の参連発決定。作戦起動っ!

 まずは一発目。
 ジャスティン・リン「ワイルド・スピード X3」☆☆
 物語が三流なのは仕方ないとしても、肝心のカーアクションがつまらないのは問題外であると言えよう。

 カメラ。
 寄るな。
 引けっ!
 車全体の動きを取撮れっ!!
 アンドリュー・ラウ/アラン・マック「頭文字D」をよっくみて研究せいっ!!!


 続いて弐発目。
 ブレット・ラトナー「X-MEN ファイナル・ディシジョン」☆☆☆☆

 女性を怒らせてはいけない。
 決してっ!

 という映画。
 エンディングクレジットの後にもう一発あるので、最後までしっかり見るように。


 これでラストだ。
 佐々部清「出口のない海」☆☆

 戦争批判?特攻批判?戦中の青春物?作品の主題がどこにあるのか分からん戦争映画は、みていてキツイ。
 特攻を賛美するという愚挙にでた「男たちの大和」よりは、作品の出来は遙かにましだといえるが、潜水艦内部セットの出来の悪さはたして変わらない。
 ずいぶんと広くて綺麗で明るくて搭乗員が異様に少ない潜水艦ですなぁ。

 もう一本見ることも可能な時間だが、はたして見たい映画はない。
 「ウルトラマン」はレイトショーの時間にはやっていないし、「シュガー&スパイス」を見る気はない。他は全て、もう見た映画だ。
 撤収っ!!!



 
18日 [本棚の整理?ナニソレ?だった三連休]

 15:30 の時点で 19:15 開始の映画が残席わずか (= 見やすい席は無い) なんて状況を、誰が想定するんだ!?
 と、映画館の前で悪態付いてみても、事態が改善するわけではない。
 劣悪な座席で見るのは、私の映画魂が許さんっ!!

 ということで、速やかにあきらめる。
 もっとも、諦める前に、今後の予定を頭の中で組み立て、いかにして今日の悲劇を回復するか?を綿密に考えたのは言うまでも無い。
 いやだって、どうしようもなければ突撃するしかないじゃないか。

 問題は、有楽町、日比谷、銀座地区で、前売り券を持っていて見たい映画、というのが無い (昨日の三本が効いている) ということだな。
 しかたないか。

 日比谷から丸ノ内 (山手線でいうならば有楽町〜東京の一駅。普通に歩ける距離である。有楽町駅のホームから東京駅のホームが見える、と言えばどのくらい近いか分かっていただけるだろうか?) まで歩き、丸ノ内 OAZO にある「JAXAi」(JAXA の広報施設。凄く狭いが) を襲撃したり、反対の八重洲口駅前にある某本屋を襲撃したりするも、映画は見ずに買える。
 まぁ、なんだ。

 そういう日もあるさ。



 
19日 [毎度おなじみ、上野駅構内の某本屋襲撃録]

 上野駅構内の某本屋襲撃。
 月刊「サンデーGX」(小学館/漫画) に始まり、長沢工「はい、こちら国立天文台 星空の電話相談室」(新潮文庫/コラム)、白雪まゆ「幸せな貧乏姫」(ワニブックス/blog 書籍化本)、をまとめて購入。

 だがしかし。

 普段は行きに買うのだが、これは帰りに買った。
 なぜなら、行きはいつもより二本遅い電車に乗った = 遅刻寸前だった故、本屋を襲撃している暇がなかったからだ。帰りは、店さえ開いていれば時間は関係ない。

 そして、帰りの電車で、私は、寝てしまった。

 結果、どの本も、ただの一頁も、読んでおらん。
 よって本日の新日記は、「買った」でおしまいなのである。

 読了記が載ることがあるのかどうか、私にも分からんっ!!
 他のネタ次第っ!!



 
20日 [「MICRO MONSTER」DVD 見了]

 今月頭に購入した、「MICRO MONSTER」DVD 見了

 国立科学博物館の動物研究部が撮影した、海洋性プランクトンの映像。
 本編36分。嘘偽りなく、あっという間に終わってしまう長さであった。
 面白いのは、副音声。

 映像に音楽を乗せているだけの本編は、編集の意図がどこにあるのか分からん映像だったのだが、副音声の解説がめっぽう面白い。
 NHK 教育テレビか、NHK スペシャルみたいではあるのだが、感嘆の声を上げまくる内容であった。

 海洋性プランクトンの映像とその解説、と聞いて「面白そうっ!」と思った人なら、2800円の価値はあると思う。
 ちょっと見てみようかな、という人は止めた方が良いかもしれない。



 
21日 [太陽観測衛星「SOLAR-B」]

 いかんいかん。
 やろうと思っていたことを後回しにしていたツケが回ってきている。

 今日は、今週末9月23日打ち上げの太陽観測衛星「SOLAR-B」について。
 日本は、JAXA ISAS だけでなく、国立天文台 (この Web にも訪問記を乗せた、長野県の野辺山太陽波観測所に、太陽観測を専門に行っているアンテナがある) の観測成果もあって、太陽観測にかけては世界有数の実績を持っている国である。(太陽に限らず、電波天文学全般で、世界有数の成果を上げている。2006年2月22日に打ち上げられた赤外線天文衛星「あかり」も、その一翼を担っている)

 その新たなる一頁を切り開くべく打ち上げられるのが、日本の三台目となる太陽観測衛星「SOLAR-B」だ。

 太陽観測でいろいろと分かることはあるのだが、天文学分野では珍しく、普段の生活に役立つことも分かる。

 たとえば、太陽フレアの研究。
 太陽フレアが発生するより前に発生を予測する研究があるのだが、こうした研究が進めば、時々発生する、大規模な太陽フレアによって衛星故障の被害を、最小限に抑えることができるかもしれない。
 放射線飛来前に、データをあらかじめ地上に移動しておく、一部の機器の電源を落としておく等の方法で。

 普段は意識しないだろうが、人工衛星は無くてはならないものだ。
 GPS による位置認識は、航空機や船舶の移動にも用いられる。海外との貿易大国である日本人には必須の技術だ。(にもかかわらず、GPS を米に頼っているあたり、政治屋の無理解っぷりが分かる)
 天気予報もまたしかり。
 交通予測、物の売上予想(飲食物の予想にきわめて重要。物品の生産予想にもつながる)、災害予想等、まさに日本を支える、重要なものなのである。

 その衛星を守るためにも、太陽の研究は必須なのだ。

 てな事は、実は私の中ではどうでも良い。
 SOALR-B には、三次元撮影可能な光学カメラ (直径50cm) がついている。
 こいつが撮影するのは、少なくとも、太陽X線観測衛星「ようこう」が撮影した、太陽フレア連続写真を超える面白さであることだけは、間違いなかろう。
 さぁ、面白い画を見せてくれっ!!!



 
22日 [追加情報と明日の報告事項]

 おっと、昨日の文書に上げ忘れた。
 明日打ち上げの「SOLAR-B」と、「M-V」7号機のカウントダウンページ。
 SOLAR-B/M-V-7カウントダウンページ

 一緒に打ち上げられる北海道工業大学のキューブサット、HIT-SAT のページ。
 HIT-SATプロジェクト

 とは言え、今回は打ち上げのストリーミング中継を見ることはかなわぬ。
 明日はメーヴェのような物のテストフライトに参加予定。
 そのためには、ストリーミング中継の時間には動き始めねばならんが故に。

 ふわはははは。

 さてと、記録機器の準備をせねば。
 なお、明日の更新が行われるという保証は無い。
 掲示板には文章を上げるかもしれんが、保証はしない。



 
24日 [「メーヴェのようなもの」テストフライト]

 「メーヴェのようなもの」こと M-02 のテストフライトを見るべくツアーに参加
 一泊二日で、静岡県のふともっぱら高原に行く。
 まぁ、過去形で語るにはまだ早く、帰りのバスで大渋滞に巻き込まれているわけだが。

 メーヴェのようなもの、は、最終的にはエンジンを搭載して飛行する事を目的としているが、現在のところ滑空機。
 ゴムで引っ張って、その張力で飛行することとなる。

 写真では見ていた。
 飛行風景のビデオも見た。
 だがしかし実機は始めてみた。

 最初に始めてみたとき、その美しさに驚く。

 飛行機は、「外側に無駄があってはいけない」ものだ。
 それだけに、目的のために特化した姿になる。基本的に無駄の無い美しい姿になる。
 分かっていたが、それにしても美しい。


 本当は、ここで写真を載せたいのだが、車の中では写真編集が不可能。
 機動 PC「飛燕」には、写真編集ソフトが入っていないが故に。

 そう、ここから先のレポートは、明日以降だ。
 もはや、日記ではないが、それは許していただきたいっ!!



 
25日 [「SFマガジン」購入]

 朝目覚めると、腕が90度以上あがらなかった。
 朝目覚めると、腰が猛烈に痛かった。

 だがしかし、思いのほか、疲れは残っていない。

 このあたり、土曜から日曜にかけて、存分に睡眠時間を取った (日曜から月曜にかけても、通常よりは多く睡眠時間を取っている) 結果だろう。

 SF 大会だと、ほとんど寝ないからねぇ・・・

 なにはともあれ、本日は日常回復。
 日常回復一発目は上野駅からっ!!

 つーことで、上野駅構内の某本屋襲撃。
 月刊「SF マガジン」(早川/文芸)購入

 お、神林長平「雪風」の第三部が載っている。とびとびなので、載っていると嬉しい。
 冲方丁「マルドゥク・ヴェロシティ」の新作が、11月に三週間連続刊行!?この時期に出すとは、星雲賞狙いか!?(考えすぎです)
 等と思いつつ、最終頁にのけぞる。

 10月21日、フリッツ・ラング「メトロポリス」復元版 DVD 発売!?

 見落としていたぞ。
 「メトロポリス」は、散逸したヒルムをかき集めて修復された関係で、物によって長さが違う。
 今回発売されるのは、118分。これまで出ていた物 (というか、私が見ていた物) は約90分のものだから、20分近く見たことのない映像が入っていることになるバージョンだ。
 私が確認している限りもっとも長い、148分版ではないのが残念と言えば残念だが、なに、見られるだけ良い。
 早急に予約せねばっ!!!

 なお、「SF マガジン」の内容は、まだほとんど読んでいないので後回しである。



 
26日 [M-02 Test Flight GIF Animation]

 本当は mixi に上げようかと思って作ったのだが、向こうは JPG が基本で GIF への対応状態がよろしくない。

 つまらん。

 せっかく作ったんだ。こっちに上げよう。

M-02 Test Flight

 言うまでもないと思うが、土日に参加した“メーヴェのような物”こと「M-02」のテストフライトで撮影した写真を GIF アニメーションで並べた物。
 近いうち (一週間程度かかるだろうが) に動画もここに上げる予定だが (WMV か DivX だろう)、それまでは GIF アニメで許してくれっ!!



 
27日 [「白バラの祈り ゾフィー・ショル、最期の日々」DVD と、「タリホー」の CDS 購入]

 マルク・ローテムント「白バラの祈り ゾフィー・ショル、最期の日々」DVD 購入

 正直、今年は劇場で見て「これは DVD 買うしかないぜっ!!」と思った映画が少ないのだが、これは、その少ないうちの一本。
 本編ディスクと特典ディスクの二枚組み、か。
 三連休には見られる、だろう。

 ついでに、買っていなかった、ザ・クロマニヨンズ「タリホー」の CDS 購入。
 THE BLUE HEARTS の (THE HIGH LOWS でも可) メインボーカルだった甲本ヒロトと、ギターだった真島昌利らによる新バンドのデビュー CDS。
 まだ曲は聞いていないが、初聴はスピーカーでガンガン鳴らしたい (CD を購入すると、最初はコンポで鳴らすのが私の流儀だ。ついでに言うと、音声圧縮された音楽は外で聞くものであって、自室で聞くものではない) ので、聴くのは・・・日曜かな。

 今日の一枚。

M-02 Test Flight GIF Animation Part2

 こちらは、本 web では fennek として知られる男 (テストフライト時に別のあだ名がつけられたのです) が撮影した画像を元にした GIF Animation。



 
28日 [勝手に宣伝計画「宇宙作家クラブpresents「はやぶさは飛翔した」」]

 宇宙作家クラブによる、「はやぶさ」企画第二段が開催される模様。
 場所は毎度の、新宿ロフトプラスワン

 以下、Web サイトより転載する。(一部編集)

宇宙作家クラブpresents「はやぶさは飛翔した」

 昨年11月に小惑星イトカワへの着陸で、ぼくらを熱狂させた小惑星探査機「はやぶさ」。だが、「はやぶさ」がイトカワに向かうまでの道のりもまた途方もない挑戦だった。
 日本が初めて行ったイオンエンジンによる惑星間航行。
 そして、探査機が宇宙のどのあたりを飛んでいるかを調べて、イトカワにランデブーさせる軌道計画を立案するナビゲーション。
 JAXA宇宙科学研究本部の、イオンエンジンとナビゲーションのエキスパートを迎えて送る「はやぶさライブ」第二弾。

【Guest】
國中均(JAXA/ISAS イオンエンジンを担当)
吉川真(JAXA/ISAS ナビゲーションを担当)

【出演】
松浦晋也(ノンフィクション・ライター)
笹本祐一(作家/予定)
浅利義遠(漫画家/予定)

開催日時
2006年10月20日(金)
会場 : 18:30
開始 : 19:30
入場料 : \1200(飲食別)当日券のみ
場所 : 新宿ロフトプラスワン



 
29日 [進路選択。新宿?秋葉原?]

 映画館に行くべきか、秋葉原で買い物をすべきか。
 それが、問題だ。


 普段なら迷わず映画館に行く。
 しかし、日曜の夜には DV を WMV に変換する作業を終了したい。来週までに、その動画は DVD にせねばならない。
 そのために作業用の HDD が欲しい。
 ついでに言うと、一昨日、iPod で使用しているイヤホンが故障。現在、iPod が使用不能になっている。代行のイヤホンが欲しい。
 秋葉原に行ってから映画館では時間に間に合わず、その反対は言わずもがな。


 映画館に行くべきか、秋葉原で買い物をすべきか。
 それが、問題だ。


 悩ましい問題だ。

 レイトでしかやっていない映画なのだが、どうやら10月一杯はやっているようだ。
 ということは、これは後回しにしてもさしたる負担にはならんな。


 進路決定。


 目標、秋葉原。
 と、いうことで。Seagate「ST3120814A」(ATA 120Gbyte HDD) と、HGS「HDT722525DLA80」(ATA 250Gbyte HDD) の二台を購入。
 日曜は、この組み込みと、DV の取り込みだな。



 
30日 [怒濤の参連発。そして来月期待の映画]

 先週行っていなかっただけなのに、随分と久しぶりのようだ。
 さぁ、映画館に行くぞっ!

 まずは一発目。
 ジュリアン・ジャロルド「キンキー・ブーツ」☆☆☆☆
 戦うべきは既成概念。打ち倒すべきは手前の常識。作らねばならないのは、赤いブーツにあらず。紅く、魅力的で、危険なセックスだっ!
 という、英国得意の敗者復活映画。
 無駄に感じる部分が無いわけではないが、存分に楽しめる映画であった。

 連続鑑賞は基本ですっ!つーことで二本目。
 ベネット・ミラー「カポーティ」☆☆☆☆☆
 目的達成のために、人の死を望んだ男の物語。
 ボロボロになって行く主人公が強烈な一本であった。

 劇場離脱後、己の体力と相談。問題なし。
 よし、制限解除。行くぞ三発目!
 長澤雅彦「夜のピクニック」☆☆
 24時間で80キロ歩く高校のイベントを舞台にした青春ドラマ。
 個々のエピソードはそれなりだったが、全体の出来はさして良いものじゃ無かったな。

 最後はイマイチだったが、最初二本のおかげか、満足感は高い。
 四本目の体力もあるが、ちと間に合わないな。
 撤収。
 そして発動せよ、月末恒例企画。来月期待の映画っ!

 来月の大本命は、やはりコレだろう。
 クリント・イーストウッド「父親たちの星条旗」
 硫黄島二部作第一弾。善とは?悪とは?を問いつづけるクリンント・イーストウッドは、さてどう第二次世界大戦を、しかも硫黄島を、米国側の視点でどう描くのか。楽しみで仕方ない。
 映画館で、体力吸われるのだろうが、絶対に見に行くぞっ!!

 映画の方向性は正反対となる、アクション娯楽系でも、一本期待作がある。
 リチャード・ドナー「16ブロック」
 話を聞いたときは、ブルース・ウィリスもまた「ダイハード」の亜流かよ、と思っていたが、予告編は面白そう。リチャード・ドナーだから、きっと大丈夫だと信じる。

 同じくアクション映画でも、B 級クサさが漂っていて大期待。
 デヴィッド・R・エリス「スネーク・フライト」
 FBI 捜査官抹殺のため、犯罪組織が、捜査官の乗った飛行機に毒蛇を放った!という、どこまで正気で書いたのか聴きたくなるプロットが良い。
 上手くつければ面白そうなのも確かだからなっ!!

 イングマール・ベルイマン「サラバンド」
 ・・・引退したんじゃなかったっけ!?というイングマール・ベルイマンの新作。「ある結婚の風景」の続編だが、見ていなくても問題ないそうだ。
 幸いだ。内容を覚えていない。というか見たのか?私は?

 ジェイソン・ライトマン「サンキュー・スモーキング」
 凄腕宣伝マンによる、反嫌煙キャンペーンをめぐる、舌戦を描いた作品らしい。予告編が、あまりにも魅力的っ!!!

 ケヴィン・レイノルズ「トリスタンとイゾルデ」
 って、今、なぜ故に「トリスタンとイゾルデ」!?と思ったのは私だけか?
 古典名作映画化最大の欠点は、結末が知れ渡っている物語で、どう観客を魅せるか、にかかっている。さてこいつの仕上がりは!?

 ヘンリー・アレックス・ルービン/ダナ・アダム・シャピロ「マーダーボール」
 車椅子ラグビーを追ったドキュメンタリー映画らしい。安易なお涙頂戴でなければ面白そうだ。予告編の、画の作りも悪くなかった。

 ブライアン・デ・パルマ「ブラック・ダリア」
 実際にあった女性が惨殺事件、通称"ブラック・ダリア事件"を元にした物語。事件を追う刑事の話らしい。
 陰謀論の消えない事件を、さてデ・パルマはどう料理したのか。
 そう、デ・パルマなんだよね。この人の映画、好きになれない事が多い。

 ついでにいうと、もう一人、いまいち好きになれない監督の映画が公開される。
 オリヴァー・ストーン「ワールド・トレード・センター」
 9/11 テロで、瓦礫の下から奇跡的に救出された警察官を描いた作品。
 オリヴァー・ストーンなんだよね。この人の映画も、好きになれない事が多い。

 パク・クァンヒョン「トンマッコルへようこそ」
 朝鮮戦争を背景にした、ファンタジー映画らしい。桃源郷のごとき村に来てしまった韓国軍、朝鮮人民軍、米軍を通して描かれる平和賛美映画・・・だと思う。

 ダニエル・リー「ドラゴン・スクワッド」
世界各国から集められた若手エリート警察官たちが、一致団結して国際テロリストと対決する刑事アクション。
 香港映画は、さいきんは韓国映画におされて押され気味。がんばってくれ。
 韓国のお涙ちょうだい路線より、香港映画の重たい雰囲気 (と、底抜けな馬鹿映画) の方が好きなんでな。

 さてお次は邦画。
 けど、来月の邦画はちょっと寂しい。

 大崎章「キャッチボール屋」
 公園で"キャッチボール屋"をするハメになった男を通して語られる、様々な人間達のドラマ。らしい。
 キャッチボール屋ってなに!?と思った時点で、制作側の思うつぼのような気もするが、それもよかろうて。

 熊澤尚人「虹の女神 Rainbow Song」。。
 これは、学生の映画制作を背景にした悲恋物、か?予告編の雰囲気は嫌いじゃないけど、この手の映画って、当たりはずれが大きいからなぁ。時間次第だなぁ。

 ついでに、対になりそうなのがこれ。
 新城毅彦「ただ、君を愛してる」。。
 こっちは、原作者からしても純愛映画だろう。予告編の雰囲気もポスターも、その範疇を出ていない。

 邦画に勢いを感じる作品がないのが悲しいが、まぁそういう事もあるさ。
 問題は、見たい映画の本数が、たいへん多いという事だ。

 地元の映画館を、どう効率的に使うかが勝負になりそうだな。
 ま、来月中旬以降公開の映画も少なくないから、実際には、そう忙しくはなさそうなのだがな。
 何はともあれ、ちいさい秋。実りの秋。食欲の秋。映画の秋。
 全部ひっくるめて、戦闘開始っ!!!



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