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新日記

2008年 5月

 
 1日 [「WORKING!!」5巻購入]

 高津カリノ「WORKING!!」5巻(スクウェアエニックス/漫画)購入そして読了

 ・・・もはや、ファミレスが舞台である必然性が無くなっているな。

 面白いからいいけどね。
 佐藤の暴走と、カタナシが小さいモノ以外に目覚め始めるのと、伊波が暴力的だけど可愛いのに磨きがかかっているあたり、特に。
 それにしても、女性は背が小さいといわれるのはそんなに気になるものなのでしょうかね。

 「やーい、ちいさい」
 「ちっちゃくないの!!!」

 表紙をめくってこの笑い。



 
 2日 [カムイロケットまつり]

 本日は映画館に襲撃の後、ロフトプラスワンへっ!

 という予定だったのだが、買い物の必要が生じたため予定変更。
 買い物の後、ロフトプラスワン「カムイロケットまつり」へ。

 今回は、毎度の過去の話ではなく、現在、北大の永田晴紀教授により開発されている、CAMUI ロケットについて。
 話には聞いていたが、とんでもない代物だ。

 ポリエチレンと液体酸素を使用した、固燃液酸方式で火薬を使っていない上、構造が単純なので、価格が10万円とか20万円のオーダー。製造にかかる時間も、正味10時間。
 組み立て日数にして、わずか二日。

 地上燃焼で、エンジンを吹っ飛ばすような事故を起こしても、配管を含めて一週間後にはまた実験が出来てしまう。

 それで、大気中の比推力で250sec。
 まさに驚きの代物だ。

 「ハイブリッドロケットは、固体ロケットと液体ロケットの利点ではなく、欠点を併せ持つ」とはよく聞く話だが、良い面も確かにあるのだということがよく分かるな。

 製造担当の植松電気専務をお呼びして、第二回以降を行うという話が出ていた。
 実に楽しみである。



 
 3日 [[勝手に宣伝計画] ロケットまつり in 阿佐ヶ谷]

 本日も、映画館襲撃は見送り。事情は色々とある。

宇宙作家クラブpresents
ロケットまつり in 阿佐ヶ谷
日本初のロケットエンジンを開発した技術者

人気シリーズイベント「ロケットまつり」のレギュラーゲストのお一人・垣見恒男さん。垣見さんは、ペンシルロケット、ベビーロケット、カッパロケット等を設計し、日本のロケット技術の基礎を築いた人物。技術の話だけではなく、「まったくなにもないところから作る」という時代を生き抜いてきた人だからできる話をしてくれる。その数々のお話を「ロケットまつり」では伺っているが、実はまだ伺っていないことがまだまだあると──。

【出演】
垣見恒男

【聞き手】
松浦晋也
浅利義遠

開催日 : 2008年06月07日
開場 : 18:00
開始 : 19:00
料金 : 予約・当日券ともに¥1,500 (飲食代別)
5/4(日)16:30〜電話予約受付開始!
(Asagaya/Loft A予約電話番号 03-5929-3445)



 
 4日 [「NEXT -ネクスト-」劇場にて鑑賞]

 和泉聖治「相棒-劇場版- 絶体絶命!42.195km 東京ビッグシティマラソン」を見るつもりで出撃するも、劇場は大混雑。
 目当ての席は、妥協範囲も全て埋まっている有様。

 「どこの劇場も満員」だったが、我が地元は空いていた摩砂雪「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序」とは異なる様相を呈しているようだ。
 空いている映画に方針転換しよう。

 リー・タマホリ「NEXT -ネクスト-」☆

 “2分先の未来が読める”能力を持つ男が、核テロを止めようと努力する話。
 テロリストの描写が中途半端な上、その行動も矛盾している (あれじゃ自滅する) とう巨大な欠点はさておき、致命打になっているのは、“2分先の未来が読める”能力が、実際には“いくらでも先が見える能力”と化してしまっていることだろう。
 おかげで緊迫感も何もあったもんじゃない。

 釈然としないが、時間切れ。
 撤収。



 
 5日 [「相棒」「少林少女」「大いなる陰謀」劇場にて鑑賞]

 全制限解除。
 全力戦闘開始。

 待たせたなっ!!

 和泉聖治「相棒-劇場版- 絶体絶命!42.195km 東京ビッグシティマラソン」☆☆

 最後に明らかにされる犯人の動機からすると、序盤の犯行が矛盾するし、なんでチェスに拘るのかもよく分からない。
 ミステリーでもサスペンスでもない、アクション映画だと思えば、この脚本も許せる。
 のかなぁ。


 本広克行「少林少女」☆

 富野由悠季最強伝説。

 いや、本当に。
 それにしても、今年は本当に大漁だ。
 うれしくもなんともないがなっ!!


 ロバート・レッドフォード「大いなる陰謀」☆☆☆

 ロバート・レッドフォードによる説教映画。
 実際には中立的ではないのに、「さぁ考えなさい」と中立的に見えるような最後を用意するのが、本当にいやらしい。

 出来はともかく、と、ここに書かねばならんのが残念きわまる。
 が、本数は見たので裏付けの無い満足感はある。
 撤収。



 
 6日 [Miraikan へ]

 「すさまじく混んでいるので、早めに来るように」というメールが届く。
 ならば仕方ない。
 映画を見てから、と思っていたが、断念。直接、お台場の「Miraikan」へ

 本日の目当ては、「『長沼毅トーク・ライブ――脱・「知的」生命探査のススメ!』第2回「人工生命――新しい生命を作る挑戦」池上高志 (複雑系・システム論/東京大学大学院准教授) X長沼毅」。

 会場に入ると、ビデオ / 写真撮影と録音禁止を言い渡される。
 記録制限かぁっ!!

 という事で、今回は講演内容を録画できず。
 一部で有名な、我が“グリーンノート”が記録の全てとなった。

 人工生命を通して語られる、“生命”の話。
 内容について書いて行くと、とても一回や二回で収まる量ではないので割愛するが、特に面白かったのは進化についての考え方だ。

 自然淘汰の結果最良なものが生き残ってゆく、と考えると、今の生物はありえない、という。
 人間の持っているいくつかの酵素に限ってみても、最良の性能を持った酵素ではなく、より劣った酵素を持っていたりするらしい。
 他にも、最良解ではない選択をした生物が進化を続け、最良解を選んだ生物が滅んでいたりするらしい。

 このあたり、ドーキンスのいう利己的遺伝子論を念頭にすると、より面白い。
 「自らのコピーを残しやすい遺伝子ほど後世に残る」と考えると、たとえば人間の生殖活動は無駄が多い。
 「自らのコピーを残しやすい進化」をすると、細胞分裂による増殖が最良解だと考えることも十分に可能だからだ。

 なぜそういう進化をしなかったのか?

 なるほど、いろいろと妄想できそうな内容だ。
 学者は、妄想ではなく、理論を組み立てるのだろうが。

 もうひとつ、これは質問時間に出た内容だが、地球の初期条件を同じにすれば、同じように生命が進化するか?という問題に対し、「回りも全て完全に同じようにすれば、おそらくなる」という返答が出た。
 これはちょっと驚いたのだが、「原子、電子のレベルで宇宙の初期から完全に同じものを作れれば、きっと同じ時間をかけて、同じ結果を得ることが出来る」ということらしい。
 量子論的理由により、完全に今の状態を把握することが出来ないから、理論的にはともかく現実には無理という結論だったが、なるほど、と思わされるものであった。

 いやぁ、今日の講演は内容がやや難しかったが(このあたり、私が生物化学に対してまったく無知だという事情もあるだろうが)、面白かった。

 なお、第三回は今月18日の予定。
 次は、そんなに難しい内容ではないはず。



 
 7日 [「ストレンヂア -無皇刃譚-」DVD 鑑賞]

 GW も終わり、今日より日常に復帰。
 「遊ぶ金欲しさにやった。なんでもよかった」
 などという、状況によっては物騒な台詞を口にしつつ仕事を片付ける。

 定時に上がり、さすがに映画館でもないか、ということで速やかに帰宅。
 映画館ではないが、映画を見る時間はあるな。

 ということで、おもむろに、なぜか時間の有り余っていた GW 中に見なかった安藤真裕「ストレンヂア -無皇刃譚-」の DVD 鑑賞


 映画館で見たときほど、謎の櫓が気にならなかったな。


 劇場で見たときは、あれだけ際だってファンタジー色が強いデザインのように感じたのだが。
 それにしても、実写でまともなチャンバラ映画がなくなってしまった昨今 (東映京都撮影所に閑古鳥が鳴いているというのも、悲しい話だ)、アニメでこれだけのチャンバラが見られるとは思わなかった。

 時代考証なんぞクソくらえっ!!
 時代劇だというのが分かるだけの記号があればそれで良いんだっ!!(このあたり、時代劇以外でも適応可)
 大迫力だろう!?

 いやはや、面白かった。
 特典ディスクは、さて、いつ見ようか。



 
 8日 [「震度4。本震、来ますっ!」とはならなかったんですなぁ]

 5月8日午前。
 私が就寝した直後、北関東平野を大きな揺れが襲った。

 短い地鳴りの直後、初期微動が。
 そして本震。


 とっさに脳裏を樋口真嗣「日本沈没」のワンシーンがよぎる。

 「本震、来ますっ!!」

 なのは、映画ファンの悲しき性だろう。
 だが、そんな事を考えていられたのも、本震二発目が来るまでだった。(当初は1回の地震だったのかと思っていたが、気象庁によると5分間隔で発生した2回の地震だったらしい)

 一回目の揺れで、すでに足場が壊れていたのだろう。
 二回目の揺れで頭上および本棚の本が大崩壊


 頭を襲う本の山。
 頭上に本を山と積んじゃいけない、などと思えるのは今だから。
 そのときは、まずなによりも「痛いっ!!」。

 揺れが収まったとき、すでに私の寝床は本で埋まっていた。
 ・・・頭どころか体も本に埋まっていますな。

 床は、もちろん本 (と、DVD) で埋め尽くされている。
 が、まぁこれはいつもの事のような気もする。

 だが、なんだ。
 これを全部整理しないといけないんだよな・・・
 とりあえず寝床は確保した。
 が、何日かかるんだ、この整理に・・・



 
 9日 [「ダブルブリッド」完結]

 中村恵里加「ダブルブリッドX」(電撃文庫/小説)、秋山瑞人 + 古橋秀之「龍盤七朝 DRAGONBUSTER01」(電撃文庫/小説)購入

 中村恵里加「ダブルブリッドX」は、そのまま読了。

 なんというか、無理矢理畳んでいるような気がする。
 ここにきて突然、死期を悟る能力云々と言われてもねぇ。
 もっと速くに出しておかないと、最後の“選択”の苦味が薄れると思う。

 決してつまらなくは無かったが、「おぉぉぉぉぉぉ!!」という初期の面白さも無かったと思う。

 それにしても、有川浩もだが、女性作者の描く女性キャラ (この作品では安藤希) というのは、精神面で異常に強いな。
 これが電撃文庫の特徴なのか、女性作者の特徴なのか・・・

 さぁて、次は久しぶりに秋山瑞人だ。



 
10日 [「隠し砦の三悪人 THE LAST PRINCESS」劇場にて鑑賞]

 午前中にはずせない用事が入ってしまったので、JAMSTEC 一般見学参加を断念。
 仕方ないか。
 用事を済ませると、時間的に都合が良い映画は夕方まで無いことが判明。
 昼食を食べながら、DVD 鑑賞。

 久しぶりに、ジェームズ・キャメロン「トゥルー・ライズ」dts Edition DVD を見る
 アラブのテロリストが米国内で核テロしかけようとし、一発は爆発してしまう、などという内容を、しかもコメディでやってしまうなど、今では制作不能の内容であるといえよう。
 そんな部分を抜きにしても、いぃなぁ、馬鹿映画っ!!
 途中で帰宅した両親も、笑いながら楽しんだ模様。

 気持ちよく DVD 鑑賞を完了。
 一息入れてから映画館へ。

 樋口真嗣「隠し砦の三悪人 THE LAST PRINCESS」☆

 スクリーンに向けて平身低頭。
 ごめん、本当に許して。

 少なくともこのデキでは、何年もたってからアニメでギャグにされる事は無いと思う。
 ボーちゃんが絶妙のタイミングで放つ「ウラギリゴメン!」は最高だったなぁ・・・

 東宝のお姫様が二人出ている。
 黒瀬真奈美は、その扱いからして可哀相では!?
 こんな扱いでは、早晩忘れ去られてしまうぞ!?(ただでさえ忘れられかけているのに)
 地雷女優と化している長澤まさみ。彼女は、東宝肝いり作品に出ていてこの有様では、かなり可哀相だとは思う。が、少なくとも記憶には残っているぞ!?

 内容とはあまり関係ない上、実に散漫な文章だ。
 まぁ良い。その程度だったということだ。

 2時間の映画を見たとは思えぬ疲れようだ。
 疲れきったので、撤収っ!



 
11日 [「太陽研究最前線」面白いが難しい]

 本日も、お台場は Miraikan へ。
 展示の前で研究者に会おう!「太陽研究最前線 〜観測衛星「ひので」が捉えた太陽の活動〜」を聞きに行く
 Miraikan のトークイベントは、基本的に入場料のみ (時々、特別展の入場料金も必要) なので年間パスを持っているとたいへんありがたい。

 開場で、突如参上した FENNEK に驚かされつつ、国立天文台研究員によるトークイベント突入。

 太陽の表面6000度に対し、それよりも上の層であるにもかかわらず、100万度にも達するコロナ。
 なぜコロナはそんな高温になっているのか?
 その研究の現状について。

 いかんせん解明されていない謎についてとうこともあり、かなり難易度の高い内容。
 面白事は面白いのだが、内容をどの程度理解できているかはかなり心もとない。
 プラズマの電磁揺動や、コロナ加熱問題の仮説として出ていたアルベン波の検出など、もはや私の理解の範疇を超えている内容だ。
 幸い、何も言われなかったので録音はした。
 さらに、紙資料と DVD (一般に配るのは初の、難しめの内容だとか) をもらっているので、今一度聞きなおすとしよう。

 終了後、ぶら下がりでいくつか質問。
 コロナの下の層も、その下の層よりも温度が高いのはなぜか?というのが一点。
 これも原因不明の現象らしいが、コロナの謎が解ければ、たぶん解ける問題だと思われているのだそうな。
 もう一点は、先日 NASA が発表した太陽の側まで行って観測する衛星の計画について。
 国立天文台の研究者としてはどう思うか?という、ちょっと意地の悪い質問。
 それだけの高難易度の計画に莫大な資金を投入し、それに見合っただけの成果を出せるのか疑問を持っているとのこと。
 日本としては、そんな探査機を作るよりも、「ひので」で分かったことを基にして、次の衛星 (次期太陽観測衛星検討グループで出ている、SOLAR-C だと思われる) をやりたいとの事。

 なるほどなるほど。
 いろいろと勉強になる。

 映画館に行くだけの時間的余裕は無い。
 速やかに撤収。



 
12日 [[勝手に宣伝計画] ちびっ子ヤング大会 (S-61Aさよならイベント)]

 砕氷艦 (南極観測船)「しらせ」搭載のヘリコプター、「S-61A」のさよならイベント。
 部屋に飾っている二枚の写真のうち、一枚が砕氷艦「しらせ」(もう一枚は、特急「白鳥」) という私である。
 当然、行くのであるっ!!


ちびっ子ヤング大会 (S-61Aさよならイベント)

日 / 2008年 5月25日
時間 / 09:00 - 16:00
料金 / 無料
開場 / 海上自衛隊 館山航空基地
公式案内 : 海上自衛隊第21航空郡


 Web でイベントの内容を確認すると分かるが、中学生・高校生は事前公募で、成人は当日の抽選で、S-61A に乗れる「かも」しれない。

 なお、同日は「たてやま海まちフェスタ2008」なるイベントも行われている模様。



 
13日 [「龍盤七朝 DRAGONBUSTER 01」読了]

 秋山瑞人 + 古橋秀之「龍盤七朝 DRAGONBUSTER 01」(電撃文庫/小説)読了

 中華風の架空国家「卯」の都市を舞台に、過去に、他では見たことの無い無敵の剣技を使う女にであったことのある男と、彼の元に居る18番目の皇女、彼女が館を抜け出したときに知り合った、無敵の剣技を受け継いだ男の物語。

 金庸・・・・というか、武侠小説の影響を強く感じる作品だ。
 その意味では、古橋秀之の陰がチラホラと見えるが、過去完了系を駆使して独特のリズムを生み出す、秋山瑞人の十八番は堪能できる。

 本作は、「龍盤七朝」シリーズ第一作「DRAGONBUSTER」1巻で、次の2巻で完結“予定”とのこと。
 おそらく、後半は、真剣勝負が続く、それこそ「餓狼伝」のごとき展開になるのではないかと思われるので、今から楽しみだ。
 これまでの秋山瑞人作品の流れからすると、真剣勝負は血と肉が激突する、生々しい展開になるだろうからな。

 その次は、古橋秀之の「龍盤七朝」が読めるのか?
 ところで二人とも、止まっているシーリーズはどうなっているのだ!?
 「ミナミノミナミノ」や「E.G コンバットは!?「ブラックロッド」や「タツモリは!?



 
14日 [虫歯治療録 第伍弾]

 虫歯治療録第伍段
 第四段が飛んでいるのは、他のネタとかぶったからだ。
 そして第伍段は、かなり痛い。読む人は御覚悟を。


 本日は治療の最終局面。
 四本発見された虫歯の、最後の一本。

 上顎右の親不知。

 それをぶち抜く。


 受付と同時に、化膿止めと痛み止めの錠剤を渡される。
 飲んでから数分後、診療室に通され、消毒の後、麻酔をかけられる。
 口の、その一部分から感覚が欠落して行く。
 接触していた舌の一部も、感覚がなくなってゆく。
 舌って、重たいんだなぁ・・・
 などと思っていると、いざ抜歯。

 麻酔が効いていることを確認された後、“釘抜きの親戚”とでも表現したくなる器具を口に突っ込まれる。
 第壱回の抜歯と違い、ガッチリ生えている (第壱回で抜いた上顎左の親不知は、虫歯が進行して、歯医者に行った時点でグラついていた) のだろう。頭蓋を押される強い力と、歯がミシミシと音を立てて揺らいで行く音が恐ろしい。
 痛くはないが、不気味だ。
 弐回ほど強く押されたあと、器具交換。


 「口を大きく開けて下さい」


 という先生の声の後、口に突っ込まれる器具は、釘抜きからペンチの親戚に交換。
 親不知という位置の関係化、口を開いただけではがっちりつかめなかったようで、唇を無理矢理横にずらすように器具を突っ込まれる。
 歯は痛くないが、引っ張られる唇はちょっと痛い。


 「では抜きますね」


 という一言の後、力が掛かるのが分かる。
 ミシミシという嫌な音と共に、一気に抜かれる。

 無理矢理入れられていた器具を抜き出すと、その先端に歯が一本。

 抜いた後の、消毒、洗浄を実施した後、抜いた歯の説明を受ける。
 虫歯はこれで、ここに歯石が溜まっていて・・・・
 説明を聞きながら、第一回で親不知を抜いた後、知人に、抜いた親不知を貰ってアクセサリーにする人がいる、しておまいさんの親不知はアクセサリーになっておらんのか?と聞かれた事を思い出すも、アクセサリーをつける趣味は無いし、もらっても仕方なかろうという事で思い出すにとどまる。

 抜歯後の注意事項を聞き、本日の治療は完了。
 明日、抜歯後の経過確認のため再度来院の予定。
 それで虫歯治療録も終了、かな?



 
15日 [虫歯治療録 第六弾]

 昨日に続く第六弾
 二日続けて定時帰りできる状況ではないので、本日は昼休みに歯医者へ。
 昨日抜いた歯。その経過確認だけなので直ぐに終わるといわれていたからできる芸当である。

 昼食を取って歯磨きして直ぐに歯医者へ。

 「どこか痛みますか?」と聞かれたので、抜いた後が、若干痛いというも、診療の結果はまったく問題ないとの事。

 抜いた後しばらくは痛むとのこと。
 おそらく今日中に収まるとは思うけど、もしかすると明日まで後を引くかも。

 と言われる。
 いわれれば納得するしかあるまい。

 「もし痛みが続くようであれば、また来てください」

 その一言で、今回の虫歯治療は全て完了とあいなった。

 治療弐本。
 抜歯弐本。

 今回の成果である。



 
16日 [「月の科学」読了]

 青木満「月の科学」(ベレ出版/自然科学)読了

 「かぐや」に始まった第三次月探査ラッシュ関連本。
 これまでの月探査計画と、それによって分かったこと、そこで生まれた謎、それらの謎の、どれに、どう「かぐや」が挑むのか?他の国、米国 , 印度 , 中国 , 欧州の探査計画の中身は?
 まだ「かぐや」の理学的成果が表に出ていない事もあって、あくまでも、その背景についてまとめた本となっている。
 とは言え、現状をまとめた本としては非常に分かりやすい仕上がりになっていると思う。

 筑波宇宙センター一般公開で聞いたところによると、「かぐや」は連日、数ギガの圧縮されたデータが落とせており、日本の月研究者を総動員しても、なお人手が足りない状況だそうだ。

 これから、いろいろな事が分かるに違いない。

 出来ることなら、二年後くらいに、そうした、「かぐや」で分かったこと、分からなかったこと、新たに分かった「分からないこと」をまとめた続編が欲しいものだ。
 そうすれば、きっと「SELENE2」計画への一般理解の手助けになるに違いないのだから。



 
17日 [「チャーリー・ウィルソンズ・ウォー」劇場にて鑑賞]

 昼過ぎから映画館へ。

 劇場に入ってしばらくすると、夫婦なのか恋人同士なのか分からんが、すごい組み合わせの男女が入ってきた。
 女性のほうは、おそらく身長150cm くらい。
 男性のほうは、おそらく身長170cm 後半くらいじゃなかろうか。
 特筆すべきは身長差ではない。
 男性のほうは、どう見ても重量140kg はありそうな“巨漢”。
 対する女性は、体重は分からんが、細身で小柄。
 ん〜、強烈な組み合わせだ。

 マイク・ニコルズ「チャーリー・ウィルソンズ・ウォー」☆☆☆

 冷戦末期の米国が、何をしていたのかが分かる映画。
 ただ、実話をベースにした話で、戦争シーンをコミカルに撮るのは人としてどうかと思うぞ。

 そこを差っぴけば、最後に、主人公が致命的なミスを犯した (正確には、彼のミスとは言い切れないのだが) ために、10年後 911 という悲劇が起きる事が暗示されていたりする苦さがあったりとかなり楽しめる。
 あ、当時の中東情勢が頭に入っていないと理解がかなり難しいかも。

 本日は一本のみで撤収。



 
19日 [Miraikan へ。その後「フィクサー」を劇場にて鑑賞]

 今日も今日とてお台場の「Miraikan」へ
 本日はエイリアン展関連企画の第三段。
 企画展「エイリアン展」関連イベント『長沼毅トーク・ライブ――脱・「知的」生命探査のススメ!』第3回「伝統――人工と自然の古くて新しい関係」千宗屋(武者小路千家若宗匠) x 長沼毅

 茶道というものについての知識は、ほとんど無いのだが、なるほど、FCS (First Contact Simulation : 宇宙人との初遭遇シミュレーション) だと思えばいろいろと創造の羽を広げることが出来る。

 茶道の作法はすべて理由があるものであって、単なる形式ではないという。
 しかし、茶室でのもてなしは、作法に基づいているという。しかも作法に基づくもてなしであり、対話なのだという。
 その作法を知らない人間からすると、茶道は謎に満ち満ちたものにすぎない。

 茶道の知識を持たない多くの人が、茶道の作法による対話が不可能であるように、きっと、地球人とエイリアンの対話もとんでもなく困難なものになるのだろう。
 他にも色々と勘上げうrことはあったのだが、いまだに整理しきれていない。
 前二回、そしておそらくは次回最終回とも異なるアプローチで、実に面白い内容であった。

 シリーズ最終回となる第四回は、31日に行われる。
 企画展「エイリアン展」関連イベント 『長沼毅トーク・ライブ――脱・「知的」生命探査のススメ!』第4回「遺伝子――生命であり物体である細胞」福岡伸一(分子生物学/青山学院大学教授) x 長沼毅。

 なんでも大人気なんだとか。
 まだ Web 申込は受け付けているようなので、興味がある人は当日ぶっつけではなく、予約してからのほうが良いかもしれぬ。

 終了後、油断していて地元で終わってしまった映画を見るべく映画館へ向かう。
 久しぶりに日比谷みゆき座だ。

 トニー・ギルロイ「フィクサー」☆☆☆

 フィクサーの具体的な仕事内容が見えないのが最大の欠点だと思う。
 先のない汚れ仕事だということは散々語られるが、それがいったいどんなことなのか分からない。
 なので、「先の暗い状況」の主人公への感情移入が難しくなっている。

 立場はまったく異なるが、実は同じ穴のムジナだった三人が、まったく別の結末を迎える最後はすごいと思うけどね。

 次の映画はないし、明日は仕事だし。
 撤収。



 
19日 [携帯電話紛失]

 携帯電話を紛失したことに気がついたのは、実は昨日の映画館でのこと。
 上映開始前に「電源切らねば」と思いバックの中に手を突っ込んだが、無い。
 冷静に考え、Miraikan には違いなかろうと予想。
 Willcom の PHS、SHARP「Adavanced W-ZERO3」を電話機に格上げして使うことにする。

 とは言え、受信には使えない。
 なぜならば、Willcom の番号は誰にも教えていないからだ。

 ・・・ま、私の携帯電話に連絡が入ることはまずないので問題なかろう。

 本日出社後、Miraikan に電話を入れ、無事に回収されている事を確認。
 忘れ物担当 (兼任の事務方だろうが) の方が、初歩的なミスを連発したおかげでたいへん面白い電話の受け答えとなった。

 代表者番号にかけ、忘れ物担当に転送された所から、すでに笑える状況は始まった。


Miraikan「この電話に転送されてくるはずです」
(いや、もう転送されているが)
Miraikan「携帯電話って、どれ?」
(おぉ、あったか我が携帯電話)
Miraikan「あれ、遅いですね」
(遅いって、もう転送されているよ?)

私「(聞こえないかなぁ)もう繋がってますよ〜」
Miraikan「あぁ、申し訳ございません」

 という会話に始まり、携帯電話の忘れた場所 (ほぼ正確に把握していた) と、Miraikan 側が発見した場所が見事合致。
 携帯電話の色、型番も合致し、おそらく私のだろうという確認が取れた。
 そして受け渡しについての確認のため、いったん電話が保留された。


 だがしかしっ!!
 担当のおねいさん保留ボタンを押し忘れっ!!


 ベテランだろうか?別の人から、紛失物の本人確認項目の支持を受けているのが全部聞こえてしまう。
 いや、別段特殊な事をいっているわけではないし、部外秘の内容でもないが、これから私が言うべきこと、言われることが全部わかってしまう。

 電話口で「おまたせしました」
 と言われた、続けようとした瞬間、返す。
 「あ、全部聞こえましたんで、本人氏名と連絡先から行きますね」

 電話口のおねいさん、思わず噴き出す。


 作戦成功


 呼吸タイミング狙って言ったからね〜。
 悪趣味でゴメンナサイね〜。

 なにはともあれ、朝と昼にタイマーが鳴り響く迷惑な我が携帯電話 (昼はバイブになっているが) は、おそらく Miraikan にある。

 水曜日に半休をねじ込んだので、そこで回収してくるとしよう。



 
20日 [[勝手に宣伝計画] 砕氷艦「しらせ」一般公開]

 この夏に引退が決定している砕氷艦「しらせ」の一般公開が横須賀で行われる。
 時期的に考えても、“生きている”状態での公開は、もう指で数えられるほどの回数しかなかろう。
 小学生の頃に乗ったことがあるが、それ以降は乗ったことがない艦だ。
 ここ数年は、晴海埠頭で毎年見ているが(今年も見た)、あくまでも見ているだけ。
 いろいろと、感慨深いなぁ・・・

砕氷艦「しらせ」一般公開

日 / 2008年 5月31日(土) - 6月 1日(日)
時間 / 09:00-17:00 (両日とも)
料金 / 無料
会場 / 海上自衛隊横須賀地方総監部
公式案内 : 海上自衛隊横須賀地方隊 Web ページ



 
21日 [携帯電話回収作戦]

 職場は火を吹いているが携帯電話は回収せねばならない
 日曜日に人と待ち合わせをせねばならないので、それまでには確実に回収。
 土曜日は出勤の可能性が、否定しきれない程度の確率で残っている。

 平日を狙うしかなかろう。

 午前半休を取得し、お台場は「Miraikan」へ。
 昨日、午前中に行ってしまう、というのも考えなくはなかったのだが、Miraikan は火曜日が休みなので遂行不能であった。

 本日は、新木場からりんかい線を使って、東京テレポート駅へ。
 そこから Miraikan まで歩く。

 昨日も今日も、よく歩く事になるなぁ。
 ま、今日の方が遙かに距離が短いんだけどね。埋め立て地なのでほぼ平面だし。


 あらかじめ話を通してあったこともあって、すぐに出してもらえる。
 手続きを終え、無事に携帯電話を回収。


 At last, my arm is complete again!


 などという物騒な台詞を脳裏に浮かべつつ、そのまま撤収。
 本当は、Miraikan のプラネタリウムを見てから会社に行こうかと思ったのだが、修学旅行なのだろうか?学生であふれかえっていたのでやめておく。

 半休という事は、フレックスなので、早く付けば、その分だけ残業代に化ける。
 とっとと出社するとしよう。

 ふたたび、歩いて東京テレポート駅へ向い、りんかい線を経由して会社へ向かう。
 あぁ、電車が空いていて良いなぁ・・・



 
22日 [「サンデーGX」購入]

 ちょいと遅れたが、月刊「サンデーGX」(小学館/漫画)購入

 広江礼威「BLACK LAGOON」
 ・・・ぬわはぁっ!!とんでもない展開にっ!!
 米軍特殊部隊はガルシアを救出し、エダは鉄火場の周りを不気味に動く。
 そして、不気味な沈黙を経て、ホテル・モスクワが鉄火場に殴りこみ。
 バラライカが迷彩着ているぅぅぅぅ!!!

 やまむらはじめ「神様ドォルズ」
 これまで、直接的には語られていなかった皆殺し事件の全容が明らかになり、過去編も完了。
 面白いんだけど、これはどこに行こうとしている話なのかが一切見えない。
 ・・・なのに面白いってのがすごいな。

 島本和彦「新・吼えろペン」
 今回の一連の話では脇に追いやられていた炎が、ついに真ん中に殴り込み。
 だがしかし、ますます完結しそうな雰囲気に思えるのは私だけだろうか。
 ん〜、終わってしまうのは悲しいなぁ。

 いや、終わってしまうと決まったわけではないのだが。



 
23日 [ディスク破壊]

 いろいろあって、買わざるをえなくなる。
 ということで、Microsoft「Office 2007 Personal」Install

 いろいろとばかばかしい理由で、Microsoft「Office 2000」からのアップグレード。

 いえない。
 マスターディスクをぶっ壊したなんて。
 裏から見ると、印刷面の一部がかけていて、見事にディスクの一部が読み取れないなんて・・・・

 なにはともあれ、先週購入しておいたものを入れる。


 ・・・なんじゃこりゃぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!


 いや、いろいろな処で話が出ていたので知ってはいた。
 聞いてはいた。
 だがしかし、インターフェースが激変していてなにがなにやらさっぱり分からん。

 またか。
 また会話し難いソフトが目前に現れたかっ!!!



 
24日 [「ランボー 最後の戦場」劇場にて鑑賞]

 出社の恐怖から解放されたので、もちろん映画館へ。

 シルヴェスター・スタローン「ランボー 最後の戦場」☆☆☆

 ビルマを舞台にした云々、などというが、実際にはアクション・エンターテイメントだ。
 敵は「敵」という記号以上の存在ではないその潔さが、単純極まるアクション映画としての上質を保証してくれている。
 もっとも、単純アクションにしてはあまりにも描写が生々しいが。
 狙撃銃で頭をぶち抜かれて頭が消え失せたり、重機銃の斉射で人体各部が消え失せたり等々な。

 明日は早起きせねばならない。
 となると、ここは体力温存が正しいだろう。
 撤収。



 
25日 [「S-61A」引退]

 砕氷艦「しらせ」の艦載ヘリ、シコルスキー・エアクラフト「S-61A」(三菱重工業のライセンス生産品) の引退式とちびっ子ヤング大会に参加すべく、海上自衛隊館山航空基地へ

 昨晩、大雨と強風が予想されるも、「最後のチャンスだから」と作戦起動。
 予想通り、ときおり、予想以上の風が吹き荒れ、強烈な雨が間欠的に降る悪天候となる。
 大丈夫かね。
 基地につくと、
 滑走路ウォーク (「G-MEN '75」の撮影が行われた滑走路である) と館山湾クルーズが中止だという放送。
 これは、「S-61A」の展示飛行や体験搭乗飛行も中止か!?と同行者と話をしながら、引退式へ。

S-61A 引退式

 4番ハンガーで行われた、「S-61A」引退記念式の写真。
 実際には、この後の体験飛行、そして明日の時間調整飛行を最後に2機が引退。
 最後の1機は、夏に「しらせ」と共に引退だとの事。

 式典の途、驚くべきことに、「S-61A」の展示飛行と体験搭乗飛行は行うとの事。

 驚きつつも、同行の2名と共に、3人全員でペアチケット獲得の抽選に挑む。
 雨天と強風、そして基地の立地条件という三重苦のためか見学者は非常に少ない。
 これは当選確率も高そうだっ!!

 とひそかに思っていると、前の二人があっけなく玉砕。
 「当たれ〜っ!!当たれ〜っ!!当たれ〜っ!!」と心でくじ箱に言い聞かせてから、くじを引く。

 見事当てるっ!!!

 残る一人も、キャンセル待ちであっけなく乗れる事となり、三人とも搭乗に成功した。
 強行作戦、万歳っ!!!

S-61A

 地上展示機が、所属機の、UH-60J , SH-60J , SH-60K のみとやや寂しい状況ではあったし、特に午前中は悪天候に泣かされたが、体験搭乗といい、見学者がやたらと少ない状況といい、満足度は非常に高いイベントであった。

 なお、来週は「S-61A」搭載の、砕氷艦「しらせ」一般公開参加のために、横須賀に行く予定。
 こっちは、都内からも比較的気軽に行ける (主に時間的に) ので、今日のように「人がいない」という状況にはならないだろう。
 だが、それでも、私は行く。



 
26日 [挑戦者、大台予告]

 我が Web ページ「欲望だけが人類を変える」の総挑戦者数が99,937人を突破した
 残り63人で、100,000人である。

 現在の平均を考えると、28日か29日。
 記念すべき100,000人目の挑戦者は、果たして誰なのか!?

 10,000人目の挑戦者となった方は、ぜひ掲示板にカキコを願いたいっ!!
 掲示板でなくとも、メールでも可っ!!

 なお、挑戦者100,000人突破記念オフ会を7月に行う予定。
 理由をつけて騒ぎたいだけなのはただの事実だ。
 参加希望者や、この日なら参加可っ!!
 という人も、掲示板やメールでご連絡願うっ!!



 
27日 [Miraikan 友の会]

 残り40人。
 突破は29日だな。

 会社より帰宅すると、Miraikan より封書が届いていた。
 開けてみると、先日更新した「Miraikan 友の会」の年間パスが入っていた

 この一年間、けっこうな数の講演を聴きにいっているが、正直、はずれもあったが当たりも多かった。
 当たりどころか、場外ホームラン級の面白さのものもあった。


 ならば次の一年も、きっと面白いものもあるに違いない。
 また一年間、Miraikan の講演に通えるぜ。


 現在の「エイリアン展 ―― モシモシ、応答ネガイマス。」の後は、「世界最大の翼竜展 〜恐竜時代の空の支配者〜」か。
 これはこれで、また面白い講演がありそうだ。

 ・・・特別展よりも講演のほうが重要になっている!?



 
28日 [TV ドラマを鑑賞せよっ!]

 残り7人。
 もしかすると、朝までに突破するかな?

 TV ドラマとドキュメンタリ番組が、PC の HDD を圧迫している。
 先日終了した wowow の「パンドラ」と、放送が続く「囚われつかじ〜13人の容疑者〜」。そして現在 NHK で放送中の「篤姫」。
 CS の再放送番組では、「大都会 PART2」と「西部警察」、「西部警察 PART2」が、HDD 容量のほとんどだ。
 ・・・ドキュメンタリは、けっこうこまめにみているのであまりたまっていないな。

 なにはともあれ、通勤中に見てしまうべく片っぱしから MPEG4 へ再圧縮しApple Computer「iPod」へ入れてしまう
 本日は、行きかえりと昼休みを使って、「西部警察」第91話と92話、そして「パンドラ」の7話を途中まで見る。
 このペースなら、来週中にはほとんど片づけられる・・・かな?
 ま、途中で読書が入り込んだりして、予想通りには行かんのだろうが。



 
29日 [累積挑戦数壱拾万人突破]

壱拾万人突破

 なお、突破は 5月29日 08:00 頃だと思われるが、誰が踏んだのかは分からない。
 掲示板にも、今のところメールにも、その申告はない・・・

 開設から9年。
 長かった・・・ような気もするが、実際にはけっこう短かったというのが正直なところだ。

 密度の濃い日々は、早く過ぎ去るというからな。
 趣味に生き、これからも趣味に生きて行く予定の私としては、その時間の短さも、また良いことなのかも知れぬ。

 と、いうことで。
 これからも、ひたすら暴走し続ける我が人生の醜態をさらして行く予定なので、皆々様も、その馬鹿っぷりに挑戦し続けていただきたい。

 なお、7月に10万人突破記念オフ会を予定中。
 来月半ばくらいに、具体的に動き始められる、かな!?



 
30日 [[勝手に宣伝計画] JAXAシンポジウム2008]

 予定を変更して、勝手に宣伝計画を発動する。
 昨年の「宇宙食」、一昨年の「かぐや」と参加している JAXAシンポジウム。
 今年は、「きぼう」、「かぐや」、「GOSAT」の話なのだそうだ。

 ・・・去年も一昨年も、NASDA 系の話ばかり (「かぐや」も、元々は NASDA の計画である) なのはどういうことだろう?
 JAXA の話なんじゃないのか!?何をやっているんだかさっぱりわからない NAL はともかく、ISAS の話はどうなっとるんじゃ!?

 おちつこう。

JAXAシンポジウム2008「空へ挑み、宇宙を拓く」
平成20年7月10日(木)
18:30 - 20:30 (開場17:30)
料金 / 入場無料 (要、事前申し込み)
会場 / 有楽町朝日ホール (有楽町マリオン11階)
公式案内 : JAXA Web

 平日だ。
 仕事がどうなっているか分からんが、登録はしてしまう。
 さて、行けるのか・・・



 
31日 [お台場と恒例企画と]

 本日は、毎度おなじみ、お台場は「Miraikan」へ。
 企画展「エイリアン展 ―― モシモシ、応答ネガイマス。」関連イベントシリーズ最終回、「『長沼毅トーク・ライブ――脱・「知的」生命探査のススメ!』第4回「遺伝子――生命であり物体である細胞」福岡伸一(分子生物学/青山学院大学教授) x 長沼毅」。

 これまでで、もっとも難しかったと思う。
 理学的思考は難しいというのもあるが (私は工学系だからな)、生物学や遺伝子工学等のナマモノの知識が、私から欠けているためだろう。

 無秩序の中から生まれた生物は、全体から見れば多様化しているのでエントロピーは増大しているが、単体で見ると、生物は秩序立っているのでエントロピーは低下している。
 さらに、たとえば人類は社会を作り、ルールを組み立てる。
 これは、世界的にみると複雑系の中にさらに別種のシステムが入り込むのだから、マクロ的にはエントロピーは増大しているが、無秩序の中から秩序が生まれているというミクロ的な視点ではエントロピーは低下している。

 宇宙最強の法則、熱力学の第二法則 (エントロピー増大の原理。秩序系は無秩序系に向かう) に逆らい、ミクロ的視点においてエントロピーを低下させるものが生物である。

 という内容。
 他にも、生物の動的並行 (細胞の中身はどんどん変わるが、全体としては人間は特定の人間であり続ける、といった事象を指す) の話など、たいへんおもしろいが、私がどの程度理解できたかはかなり疑問の残る内容であった。

 終了後映画館に行く予定であったが、諸般の事情により撤収。

 んでもって来月期待する映画だっ!!

 ジャウマ・バラゲロ「REC/レック」
 最初、劇場で予告編を見た時は「今更ブレアウィッチかよ!」と思ったが、監督がジャウマ・バラゲロと聞いてそんなに単純な仕上がりではなかろうと判断。
 スペインの TV 番組撮影スタッフが救急隊の取材中に直面する異常事態を、完全にカメラからの視点のみで構築した作品のようだ。
 さぁ、楽しませてくれよっ!!

 スティーヴン・スピルバーグ「インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国」
 これはもはや説明の必要はなかろう。
 「最後の聖戦」も劇場で観た (さすがに「失われた聖櫃」と「魔球の伝説」は劇場で観てはいない) 私だ、当然行くのであるっ!!

 ソロ・アビタル「1000の言葉よりも −報道写真家ジブ・コーレン」
 報道写真家、ジブ・コーレンを追ったドキュメンタリ映画。
 戦場写真家というのは、どうして危険を承知で最前線に向かうのか。
 これはけっこう、生命として根源的な疑問だと思う。それに、なにか一つの思考を示せているかが映画の評価の分かれ道・・・かな?

 カーステン・シェリダン「奇跡のシンフォニー」
 音楽的才能を持った孤児の少年が、音楽を通して両親との絆を取り戻すヒューマンファンタジー映画。らしい。
 監督は、「イン・アメリカ」の脚本家ということだが、さて、監督としての腕はどうかな?

 ポール・ハギス「告発のとき」
 イラク帰還兵を通して、米国の闇を追う、実話ベースの話らしい。最近米国映画は中東について反省し続けているようだ。
 ベトナム戦争から湾岸戦争までの間、ベトナム戦争を反省し続けたのと似ている構図ですな。

 ジェイソン・ライトマン「JUNO/ジュノ」
 なんぞやたらと評価が良いようだ。16歳で妊娠してしまった少女の、人間的成長を描いたヒューマンコメディ。らしい。
 正直なところ、あまり興味を引く内容ではないのだが、話題の映画はとりあえずチェックしておくのが私なので、チェック。

 チャウ・シンチー「ミラクル7号」
 謎の生物を通して語られる親子の物語らしいが、個人的には、チャウ・シンチーのナンセンスギャグがそこにどう入り込んでいるかが気になる所だ。

 三谷幸喜「ザ・マジックアワー」
 マジックタイム、ゴールデンアワー等と呼ばれる独特の時間帯を指す言葉を冠した三谷幸喜の最新作。
 オールアドリブの映画で殺し屋を演じることになった男は知らなかった。それが映画ではなく、本当の事であることを・・・というコメディらしい。
 三谷幸喜の映画はそれなりに面白いのだが、毎回「あと一歩」及ばないように思う。さて、今回はどうだ!?

 三池崇史「神様のパズル」
 三池崇史のやとわれ映画・・・だろうなぁ、これは。
 天才少女と、落ちこぼれ物理学生が挑む「宇宙創造」の物語。小松左京賞を受賞した機本伸司の原作は、枕もとに積まれたままだ・・・

 長崎俊一「西の魔女が死んだ」
 イギリス人のおばあちゃん (シャーリー・マクレーン!!) と、孫の交流を描いたヒューマンファンタジー映画、らしい。
 原作未読。
 ポスターの絵柄の美しさに惹かれた。
 とはいえ、これまでの経験上、絵が綺麗なポスターは、往々にして本編ではさして絵はきれいではなく、映画の出来もいまいちなことが多いような気がする。
 気がするだけで統計はとっていないが。

 実際には、トム・ケイリン「美しすぎる母」や、アンドレ・マイヤー「コミュニストはSEXがお上手?」等もあり、見落としも含めると、毎度のことながら膨大な本数になると思われる。
 夏映画戦線前。GW 映画戦線後ということで、本数が少ないかと思いきや、なにげに多いな。
 忙しそうなので、見に行くことができるのが何本になるか分かったものではないが、まぁ、時間がある限り劇場に行くとしよう。

 梅雨に向けて、夏に向けて、燃え上がれ映画魂っ!!!



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