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新日記
2020年11月
1日 [「TORQUE G04」交換]
四隅についたバンパーのゴムがはがれ始めた。
Webで検索すると同様の現象が複数確認。
ショップで無償交換してもらえた。
してもらえなかった。
対策品がもらえた。
対策品かどうかはわからないと言われた。
等々、情報は錯綜しているが、同じ現象が発生した人は少なからずいるようだ。
ということで、現在利用中の京セラ「TORQUE G04」の不具合疑いを確認しにauショップへ行ったのは昨日のことであった。
結論。
一瞬で無償交換。
本日、無事、住処に乗換端末到着。
一日で物が届く物流網、すげぇな・・・
開封すると、新品、かな?
実は前の機種は、ダンパーとは別に液晶にドット欠けなのか、黒い点があったのだが、それも解消。
これは良かった点だ。
保護ヒルムがあらかじめ貼ってあるのだが、液晶範囲外(まで一枚ガラスなのである)には貼られていないので、微妙に指が引っかかるな。
しばらく使ってみて、鬱陶しければ剥がそう。
そして、予想通り、アップデート地獄が始まる。
アップデートだけではない。
データ移行やら初期セットアップやら、とにかく時間がかかる。
細かいところの合わせこみを考えると、数日かかることだろう。
気長に行くぞ。
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3日 [ナショジオ弐連発]
エドワード・ブルック=ヒッチング「世界をまどわせた地図 伝説と誤解が生んだ冒険の物語」(日経ナショナルジオグラフィック社/実録)、ステファン・ウェイア「失敗だらけの人類史」(日経ナショナルジオグラフィック社/実録)購入。
ステファン・ウェイア「失敗だらけの人類史」。
斜めにパラパラと目を通した程度だが、ん~、これはそれほど丁寧には読まないかなぁ。
冒頭が“アダムとイブ、禁断の木の実を口にする”から「え?史実?」だし、2000年問題も、大騒ぎしたけど何もなかったじゃんみたいなとこになっていたり(著者の知らないところであった努力は無視か)と、なにかこう、納得が行かない所がチラホラ。
知っている事例でこれってことは、知らない事例も同じなんだろうなぁと思うと、冷める。
「世界をまどわせた地図」はこれから読む。
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8日 [スマホ故障対応・完]
一通り大丈夫そうなので、修理交換した京セラ「TORQUE G04」の旧機を送り返す。
各種設定。
中身のデータ。
アプリ。
おサイフケータイ機能。
・・・この一週間で、駄目な部分もあったがつぶしたので、まぁ、大丈夫だろう。
送り返す封筒に、取り外せる電池は送り返す必要はない、と書かれていたので、電池パックはもらっておく。
本体がないと充電できないから、正直、それほど使うとも思えんのだがな。
それにしても、四隅のはがれかかったラバーが指先にひっかかる感じが無くなり、微妙に指先が寂しく感じるのは、面白いな。
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15日 [渡哲也追悼上映会]
昭和文化アーカイブス主催の渡哲也追悼上映会に参加。
澤井信一郎「時雨の記」&大河原孝夫「誘拐」の上映と、木村大作キャメラ・監督のトークショー。
澤井信一郎「時雨の記」は、私は嫌いな映画。
家庭不和を抱える男が、自分の家庭の問題にけりをつけることもできずに未亡人に手を出す物語にしか見えないのでな。
そういう作品は好きではない。
大河原孝夫「誘拐」は、好きだし面白い映画なのだが、構成的には難あり。
映像的に面白いのが前半に集中してしまい、後半は会話劇になってしまう。
このあたり、前半の身代金受け渡しとは別に、映像的なピークを後半にもう一つ用意できると違ったんだろうなぁ。
このあたりの構成は、(誘拐ものだと)黒澤明「天国と地獄」が上手かった。
それにしても、「時雨の記」は国立映画アーカイブのロゴが上映前に映し出されたので、国立映画アーカイブのヒルムなのだろう。
問題は「誘拐」だ。
どちらも35mm上映ということで楽しみにしていたのだが、「誘拐」はプリントの状態がかなり悪い。
カットによっては「え?」と思うくらい画がボケているし、かなりの量の傷がある状態。
なんじゃこりゃ。
前に座っていた人は「いかにもヒルムでいいね」みたいな話をしているのが耳に入ってきたが、いやこれは駄目だろう。
なんだかなぁ。
上映終了後に、木村大作キャメラマンのトークショー。
本日のイベントの、まさに主目的。
いかにも「木村大作」という撮っ散らかりっぷりと、密度の濃い話(他でも話している内容も少なからずあったが)を存分に楽しむ。
とても書けない内容も多く(取材が入っていたが、「あんまり書かないでね」と当人がくぎを刺す程)、実に面白い。
なるほどねー。
木村「監督」の次作を、楽しみに待ちつつ、撤収っ!!!
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23日 [「グレイハウンド」配信にて鑑賞]
アーロン・シュナイダー「グレイハウンド」Apple TV+の配信にて鑑賞。
セシル・スコット・フォレスター「駆逐艦キーリング」の映像化。
コロナ騒動で劇場公開が流れ、配信に。
iPad2020を購入したら、Apple TV+の一年間無料加入権が付いてきたので、ようやく見られた。
第二次世界大戦。米国輸送船団の護衛についた駆逐艦の物語。
実際の艦艇を使わずにCGで再現。
欠点として、やはりCGでは荒天下で進む船の波が、どこか嘘っぽく感じる部分がある。
物理的に正しく、こちらの目が慣れていない可能性もあるんだけどね。
とはいえ、低温・荒天下での戦闘が、ずっと低温・荒天下の映像で行われる。
荒ぶる波、凍り付く機器、これらは、実際にやるのは難しいだろう。
さらに、潜水艦との砲撃戦をこの規模で描いた作品は、ちょっと記憶にない。他の艦艇が射線に入ったり、高速ですれ違う表現も、実際の船での再現は難しい部分。
一長一短だねぇ。
少なくとも、無理やり現代護衛艦を使って撮影した某邦画よりよほど良い。(予算規模がまるで違うが)
戦闘描写の力の入り具合に比べて人間描写が薄い、他の戦闘間の存在感が薄い等の欠点もあるので、原作を知る人だと“何”を映像化するのかを期待するかによって、だいぶん評価が変わりそう。
知らない人には、これはこれで楽しめるのではなかろうか。
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25日 [「誰かが行かねば、道はできない」読始]
積んであった木村大作・金沢誠「誰かが行かねば、道はできない─木村大作と映画の映像─」(キネマ旬報社/インタビュー)読始。
木村大作が、「劔岳 点の記」に至るまでの映画人生を語るインタビュー本。
他のインタビューで語れらている内容も少なくないので、驚くほどの目新しさは無いかなぁ・・・などと思いながら読み進めて行くと、衝撃的な一文が。
1975年1-2月に陸自の雪中行軍のドキュメンタリを「八甲田山」のカメラテストとして撮っているだと!?
これ、どっかで見られるのか?少なくともBDの特典には入っていない。
ただ、木村大作さんは参加していないとあるので注意事項だなぁ。伝聞ってことだもんなぁ・・・
さして難しい文章ではないので、さくさく進むな。
それほど時間をかけずに読み終わる、かな?
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29日 [「トルーマン・カポーティ」劇場にて鑑賞]
午後はSUPERGT 2020シリーズ最終戦があるから、午前中のうちに壱本、行っときましょ。
ということで、映画館へ。
今月、初映画。
唯一の映画になりそうですな。
イーブス・バーノー「トルーマン・カポーティ 真実のテープ」☆☆☆。
関係者証言や残された映像、音声から小説家トルーマン・カポーティを浮き彫りに出すノンフィクション映画。
全体的に、作りが平坦。
冷静で淡々と進むと言えば聞こえは良いが、盛り上がりに欠ける印象でもある。
未完の絶筆「叶えられた祈り」も、“完成していない”“完成しているはず”という相反する証言を並べているが、それ以上ではない。
つまらなくはないんだけど、満足感も薄い映画であった。
それにしても、ベネット・ミラー「カポーティ」でトルーマン・カポーティを演じたフィリップ・シーモア・ホフマンの凄まじさが分かるな。
話し方もしぐさも、そっくりだ。。。
時間的には余裕があるが、本日は壱本で撤収っ!!
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30日 [今年は映画館に行けていないが・・・]
黒沢清「CURE」4Kデジタル修復版BD購入。
DVDは持っていたが、それ以来だね。
“よくわからないが怖い”黒沢清ホラーの傑作。
もちろんこの映画も「何が起きているのか分からないが(それ故に)怖い」ホラー映画。
今年の年末年始は、ひきこもり週間になりそうだ。
存分に恐怖を楽しもう。
なお、明日にはテリー・ギリアム「ドン・キホーテ」、ウィリアム・ワイラー「ローマの休日」リマスタ版のBDも購入予定。
年末年始も、映画三昧っ!!!
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